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[[画像:Esplanada_dos_Ministérios,_Brasília_DF_04_2006_(modificada).jpg|thumb|260px|ブラジルの首都、ブラジリア]]
 
[[画像:Sucre_capital_de_Bolivia.jpg|thumb|260px|ボリビアの憲法上の首都、スクレ]]
 
[[画像:Canberra_parliamentary_axis.JPG|thumb|260px|オーストラリアの首都、キャンベラ]]
 
[[画像:Pretoria,_Church_Square_.-_le_Palais_de_justice_seigneuriale.jpg|thumb|260px|南アフリカ共和国の首都の一つ、プレトリア]]
 
[[画像:Roxas_Boulevard.jpg|thumb|260px|フィリピンの首都圏、マニラ首都圏]]
 
[[画像:Panorama_of_Hanoi.jpg|thumb|260px|ベトナムの首都、ハノイ]]
 
<!--{{独自研究}}--><!--鎌倉荒らしが終息しているようなので、テンプレートをコメントアウト07/12/12-->
 
'''首都'''(しゅと、{{lang-en-short|Capital city}})とは、一国の中心となる[[都市]]のことを指す。ほとんどの場合にはその国の[[中央政府]]が所在し、[[国家元首]]等の国の最高指導者が拠点とする都市のことである。ただ、場合によっては、中央政府の所在とは別に、その国のシンボル的存在として認められている都市が首都とされることもある。'''首府'''・'''国都'''・'''都'''などとも呼ばれ、また、[[帝国|帝制国家]]や[[王国|王制国家]]の場合は[[帝都]]・[[王都]]等の称がある。
 
  
== 字義 ==
+
'''首都'''(しゅと、{{lang-en-short|Capital city}})
「首」はかしら(頭)くび、こうべ、かみ(上位:首座)、かなめ(要)、かしら(魁帥)、おさ(長)などの意。「都」はみやこ、[[天子]]の宮城のある首府をあらわす。[[周]]代の行政上の区画では君主の[[宗廟]]のある場所を都(ト・ツ)といい、無い場所を[[邑]](イウ)と呼んだ。「都」は寄せ合わせ残らず集める意。[[曹丕]]文「頃撰二遺文、一都爲二一集」。「京」はみやこ(帝都)切り立った高い場所、丘、高い、多い、くじら(鯨=京)などの意。「[[京師]]」は天子の居ますみやこ、京は大、師は衆、大衆のおる所の意、春秋成十三「公如京師」。「京都」は[[晋 (王朝)|晋]]の時代、[[司馬師|景王]]の諱を避けて京師を京都としたことによる、魏志文帝紀「任城王薨於京都」<ref>KO字源 [http://wagang.econ.hc.keio.ac.jp/zigen/]「首」「都」「渾」「京」の項目による。</ref>。みやこを首にたとえる成語には「首善之區」があり、[[漢書]]・儒林傳序に「故教化之行也,建首善自京師始」とある。英語Capitalの語源はラテン語kaputであり印欧語の「頭」あるいは「ウシの頭」をあらわす。Capitalは「[[資本主義|資本]]」とも翻訳される。メトロポリスは[[ギリシャ語]]で「母都市」の意(mḗtēr「母」+pólis「都市」)<ref>[http://www.excite.co.jp/dictionary/english_japanese/?search=metro&match=beginswith&dictionary=NEW_EJJE&block=40078&offset=492&title=metropolis 研究社「新英和中辞典 第6版」]</ref>。
 
  
日本では京、洛などと表記され、[[幕末]]から戦前にかけては「帝都」、戦後は「首都」と呼称することが多い。「帝都」の字句は幕末期の文書:[[船中八策]]に登場している。
+
首府ともいう。一国の中央政府のある都市。その国の立法,行政,司法,経済,文化などの中心をなす場合が多い。
  
== 類義語 ==
+
一般に1国1首都であるが,一時期のリビアのようにバンガージとトリポリを首都とし,時期によって中央政府を移動させた国もある。
=== 主都 ===
 
漢字検定テキストなどによっては、「主都」は「首都」の誤字・誤用とされている<ref>「必携漢字検定ハンドブック10級~2級」松村武久 三修社 P.176、「知らなかったではすまされない日本語の常識・非常識」学際国語研究グループ編P.72など</ref>。ただし、「主」はきみ(君主)国家の元首やあるじ、ぬし(家長)、つかさどり(宰)まもり(守)すべる(領)ひと、神や神霊のやどるところ、神などをあらわす意であり、帝都を主都と表記しても字義的には誤りではないと解することもできる。
 
  
また、国の首都とは別に、その地域のおもだった都市([[プライメイトシティ]])を指して「主都」と記述することがある(例:[[ドイツ]]の[[バイエルン州|バイエルン]]の主都である[[ミュンヘン]])。「都」ではなくその地域でのおもだったムラ(邑)という意味で「主邑」(しゅゆう)との表現がある。
+
日本でも古代には畿内を中心としてしばしば首都が移動した。近代の大規模な首都の造営と移動の例としては,ブラジルの首都ブラジリアがある。なお日本の首都は東京であるが,これは慶応4 (1868) 年7月 17日「……自今,江戸ヲ称シテ東京トセン……」とする詔書による (その際,従来の「京」の廃都に言及されたことはなく,以後もこの点は事実にゆだねられている) 。  
 
 
日本のキリスト教では「主都」を冠する会派がある。
 
 
 
=== 首都圏 ===
 
{{Main|首都圏}}
 
「首都」の他に「首都圏」という用語もある。「首都」はひとつの'''都市'''であるのに対して、「首都圏」は首都とその周辺に広がる都市の群、即ち'''圏域([[都市圏]])'''を指す。いわば、「首都」は'''点'''であるのに対して「首都圏」は'''面'''であることになる。首都圏を1個の[[行政区分|地方行政区分]]とする例([[フィリピン]]の[[マニラ首都圏]]、[[インド]]の[[デリー首都圏]])もあれば、日本のように一部の[[法律]]に定義される程度の事例まで存在する。また、中国の[[北京市]]など、首都の地方行政区分の区域を広げる例もある。
 
 
 
== 日本の首都 ==
 
{{Main|日本の首都}}
 
日本の首都について直接定める法令はないが、日本の現状や様々な理由から[[東京]]あるいは[[東京都]]とされる。[[東京都]]からは衆議院国会等の移転に関する特別委員会に対して、日本の首都の定義に関する質問を何度か行っている<ref>{{Cite web|url=http://www.seisakukikaku.metro.tokyo.jp/chosa/syuto/3_katudou/4_teigi/index.htm|title=東京都知事本局地方分権推進部国政広域連携・首都調査担当 首都の定義に関する文書質問の実施|accessdate=2016-11-28}}</ref>。
 
 
 
== 世界の首都 ==
 
{{See|首都の一覧}}
 
首都の位置を憲法や法令で明示的に記述している国も存在する。たとえば[[ドイツ|ドイツ連邦共和国]]は憲法や法律により首都を具体的に指定しており、[[ドイツ連邦共和国基本法]]第22条(1)「ドイツ連邦共和国の首都は[[ベルリン]]」({{lang|de|Art 22 (1) Die Hauptstadt der Bundesrepublik Deutschland ist Berlin.}} [http://www.gesetze-im-internet.de/gg/art_22.html ドイツ連邦法務省のサイトより]) と明記する。
 
また、逆に法定の首都を持たない国も存在する。たとえば[[イギリス]]や[[日本]]は首都の地位を明示する法が存在しない。
 
しかし、[[アメリカ合衆国]]の様に首都の具体的な地域は指定しないが[[1790年]]の合衆国首都設置法は首都の位置を[[ワシントンD.C.]]と明示していたり、[[オランダ]]や[[ボリビア]]、[[タンザニア]]などのように、法的に定められている首都と実際に[[首都機能]]が置かれている都市が違う場合もある。
 
 
 
== 複都制 ==
 
首都と呼べる都市を複数持つ国もある。現在日本でも首都が地震や災害などで機能しなくなる事を防ぐ為、首都機能をバックアップする為に近畿圏に副首都を設置・整備する[[副首都構想]]がある。
 
 
 
=== 日本・中国・朝鮮における歴史的な[[複都制]] ===
 
{{main2|歴史的な複都制については[[複都制]]を}}
 
 
 
古代の東アジアでは、中国の[[唐]]が[[長安]]と[[洛陽市|洛陽]]と[[太原市|太原]]の三都制(後には[[鳳翔県|鳳翔]]と[[成都市|成都]]を加えた五都制となる)を採用しており、さらに日本(天武朝など)や[[渤海 (国)|渤海]]などの諸国がそれを模倣したように、複都制が広く行われた。この類型の中には、首都が移動するという場合もある。複都制を採っていた[[唐]]も、実質的には[[長安]]が第一首都(正都)であってその他の都は名目上(副都)にとどまっていたが、時には皇帝は[[長安]]を離れて[[洛陽]]に移動し、後者が正都としての機能を果たすこともあった。
 
 
 
[[鎌倉時代]]後期・[[江戸時代]]の日本でも[[首都機能]]が分散されており<ref>[[江戸]]、[[京都]]、そして経済商業の中心であった[[大坂]]の三都市は当時の日本を代表する大都市であり、[[三都]]と通称されていた。</ref>、名目上の首都(天皇のいる[[京都|京]])と、行政機関所在地(幕府のある[[江戸]])とが別々に置かれていた<ref>考え方によっては、幕府の外交機関所在地(貿易港・[[出島]]のある[[長崎市|長崎]])も、首都機能のある部分を分担していたと見ることもできる。ただし、外交の決定は江戸で行われ、また、長崎は対ヨーロッパ・中国のみで、幕府以外が管轄する異域との外交機関も他に存在した。[[蝦夷地]]・[[和人地]]では[[松前藩]]が[[アイヌ人]]との、[[薩摩藩]]の[[鹿児島市|鹿児島]]では[[仮屋]](在番親方)にて[[琉球王国]]との外交があった([[国際法]]上の国に当たらないとして外交と見ないこともある)。なお、[[在外公館]]にあたるものに、[[李氏朝鮮]]にあった[[対馬藩]]の[[倭館]]、琉球王国にあった薩摩藩の仮屋(在番奉行)、[[清国]][[福建省|福建]]にあった琉球王国の[[柔遠駅]]がある。</ref>。
 
 
 
=== 近代・現代における複都制 ===
 
==== 複数の首都がある事例 ====
 
[[三権分立]]の観点から、国家の中枢機能を複数の都市に分割している国がある。
 
* [[南アフリカ共和国]]では、国会は[[ケープタウン都市圏|ケープタウン]]([[ケープタウン|ケープタウン都市圏]])、行政府は[[プレトリア]]([[ツワネ|ツワネ都市圏]])、最高裁判所は[[ブルームフォンテーン]]([[マンガウング|マンガウング地方自治体]])に所在する。同国の首都は行政機関が置かれている[[プレトリア]]であるとするのが通例であるが、厳密にいうと南アフリカ共和国には首都が三つあるということになる。
 
* [[チリ]]では、行政府と最高裁判所は[[サンティアゴ・デ・チレ]]にあり、同市がチリの首都とみなされている。ただし、国会は[[バルパライソ]]に所在しており(1990年移転)、同市はチリの立法首都だということになる。
 
* [[ドイツ|ドイツ連邦共和国]]では、[[国家元首]]である[[連邦大統領 (ドイツ)|連邦大統領]]の官邸や[[連邦首相府 (ドイツ)|連邦首相府]]などの行政府と立法府は[[ベルリン]]にあり、[[憲法]]にあたる[[ドイツ連邦共和国基本法]]の第22条(1)では「ドイツ連邦共和国の首都は[[ベルリン]]である」と規定されている。ただし、最高裁判所にあたる[[連邦憲法裁判所]](Bundesverfassungsgericht) や[[連邦裁判所 (ドイツ)|連邦裁判所]](Bundesgerichtshof)は[[バーデン=ヴュルテンベルク州]]の[[カールスルーエ]]にある。また、[[中央銀行]]である[[ドイツ連邦銀行]]は[[ヘッセン州]]の[[フランクフルト・アム・マイン]]に置かれている。
 
** 東西統一以前のドイツ連邦共和国(西ドイツ)は、[[ボン]]を暫定首都としていた。東西統一後の首都をボンのままとするかそれともベルリンにするかは大きな議論となったが、結局は伝統的な首都であるベルリンを再度統一ドイツの首都とすることで落ち着いた。しかし、もとの暫定首都であったボンに対する配慮から、1994年に「ベルリン・ボン法(「ドイツ統一のための1991年6月20日の連邦議会の決議」実施に関する法律) 」が定められ、ボンは連邦首都 (Bundeshauptstadt)であるベルリンと並んで国家の中枢機能を保持する「連邦市 (Bundesstadt)」であると規定された。それにより、ボンには教育学術省、郵政省、環境省、食糧農林省、経済協力省、[[ドイツ連邦国防省|国防省]]、研究技術省、保健省、カルテル庁、保険庁、金融機関庁、保険制度監督庁、食糧森林庁、農業市場制度庁、会計検査院、中央鉄道庁などの省庁が置かれることになった。事実上、ボンはドイツの副都(第2首都)だということになる。
 
* [[スイス|スイス連邦]]では、行政府と国会は[[ベルン]]にあり、同市がスイスの首都とみなされている。ただし、最高裁判所にあたる[[連邦裁判所 (スイス)|連邦最高裁判所]]は[[ローザンヌ]]にある。
 
 
 
稀な例であるが、時期によって首都を移動させる国もある。
 
* 王制時代の[[リビア]](1951〜1963年はリビア連合王国、1963〜1969年は[[リビア王国]])では、[[トリポリ]]と[[ベンガジ]]の2つの首都を置いており、国王と政府機関は季節によって両首都を使い分けていた。
 
 
 
[[王国]]では、[[王宮]]所在地と首都が一致しないことがある。
 
* かつての[[ラオス王国]](1945-1975)では、首都は[[ヴィエンチャン]]であったが、国王は[[ルアンパバーン]](ルアンプラバン)に居住しており、後者はラオスの「王都」と呼ばれていた。これも、「複都制」の類型のひとつとみなすことができよう<ref>[[タイ王国]]の現在の首都は[[バンコク]]であるが、現国王の[[ラーマ9世]]の主要な居住地は、[[プラチュワップキーリーカン県]]のリゾート地[[チャアム=フワヒン|ホアヒン]]にある[[クライカンウォン宮殿]]である。ただし、クライカンウォン宮殿はあくまで離宮であり、一般に国王自身の療養のための一時的な滞在と説明されている。また、タイの場合、宮殿、離宮あるいはその他の王室の住居がタイ国内各地に存在する。国王の形式上の住居はバンコクにある[[王宮 (バンコク)|王宮]]であり、国王やその家族が実質的に住居し公務が行われる場所は同じくバンコクの[[チットラダー宮殿]]である。そのため、クライカンウォン宮殿への国王の一時滞在という事例は、首都と王宮所在地が必ずしも一致しない例とはなり得ない。</ref>。
 
* [[スワジランド|スワジランド王国]]では、首都である[[ムババーネ]]には政府と最高裁判所が存在し、国王の居住する王宮と議会(リバンドラ)は[[ロバンバ]]にある。なお、スワジランドの国王は単なる儀礼的地位ではなく、政治の実権を握っている。
 
 
 
稀な事例ではあるが、首都と、実権を握る国家元首の常住地が異なっている場合もある。
 
* かつての[[アフガニスタン・イスラム首長国]]([[ターリバーン]]政権の[[アフガニスタン]])では、首都はこれまで通り[[カーブル]]であったが、[[国家元首]]([[アミール|首長]]/[[アミール|アミール・アル=ムウミニーン]])である[[ムハンマド・オマル]]はターリバーンの発祥地である[[カンダハール]]を離れることはなく、さらに国家の最高指導機関である最高評議会もカンダハールにおかれており、カーブルの政府機関はカンダハールのオマルの承認なしにはいかなる政策も実行することはできない状態に置かれた。この時期のアフガニスタンでは事実上、カーブルとカンダハールの二つの首都が存在し、しかも前者は後者に従属していたということができる。
 
 
 
==== 名目上の首都と事実上の首都の分離 ====
 
[[憲法]]や[[法律]]で首都を規定している国家では、憲法や法律で規定された名目上の首都と、国家機関が集中する事実上の首都が異なる例が存在する。
 
* [[オランダ]]:憲法上の首都である[[アムステルダム]]<ref>オランダ憲法第32条「君主大権を引き受けるに当たって、国王は、首都アムステルダムでの両院の公開かつ合同の会議において、すみやかに宣誓を行い、就任する(以下略)。」衆議院憲法調査会資料。直接の引用元はPDF [http://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/refer/200304_627/062703.pdf] P.2</ref> と、国家機関所在地であり国家元首である国王(現在は[[ウィレム=アレクサンダー (オランダ王)|ウィレム=アレクサンダー 国王]])の常住地(事実上の首都)である[[デン・ハーグ|ハーグ]]<ref>かつては、オランダの国王の王宮は[[ユトレヒト]]郊外、ハーグ、アムステルダムに設置されており、通常の住居としてはユトレヒト郊外の王宮、公的行事にはハーグの王宮、国家の重大行事にはアムステルダムの王宮が使用されていた。その意味では、ユトレヒトもオランダの首都のひとつと考えることができていた。ただし、現在ベアトリクス女王はハーグの[[ハウステンボス宮殿]]を常住の宮殿としている。</ref>
 
* [[ボリビア]]:憲法上の首都であり最高裁判所所在地である[[スクレ (ボリビア)|スクレ]]と、行政府と国会の所在地である[[ラパス]]。1826年の建国から1890年まではスクレが名実ともにボリビアの首都であったが、1899年にラパスを拠点とした勢力が革命によって政権を掌握し、翌年に議会と政府をスクレからラパスに遷した。
 
* [[モンテネグロ]]:憲法上の首都である[[ツェティニェ]]と、国家機関所在地(事実上の首都)である[[ポドゴリツァ]]。
 
* [[ベナン]]:憲法上の首都である[[ポルトノボ]]と、国家機関所在地(事実上の首都)である[[コトヌー]]。
 
* [[スルプスカ共和国|スルプスカ共和国(セルビア人共和国)]](連邦国家[[ボスニア・ヘルツェゴビナ]]のふたつの構成体国家のうちのひとつ):憲法上の首都である[[イストチノ・サラエヴォ|イストチノ・サラエヴォ(東サラエヴォ)]]と、国家機関所在地(事実上の首都)である[[バニャ・ルカ]]。
 
 
 
[[遷都]]を宣言したにもかかわらず、新首都に国家機関の移転が進まず、実際の首都機能の大半が未だ旧首都にとどまっている事例もある。
 
* [[スリランカ]]:1985年に[[コロンボ]]から[[スリジャヤワルダナプラコッテ]]に遷都したが、現在も国会議事堂、森林局などが新首都に移転しただけで、大統領府をはじめ行政機関の大半はコロンボにとどまっている。
 
* [[インド]]:従来は[[デリー]]([[デリー首都圏|インド首都圏]])の[[デリー#オールドデリー|オールドデリー地区]]が首都であったが、新首都として建設された[[ニューデリー|ニューデリー地区]]に移転。但しニューデリーはオールドデリーと同じく、未だにデリー(正式にはデリー首都圏)の一角をなす行政区分となっているため、法定上の首都はデリーとしている。なお、日本ではニューデリー(地区)とデリー市本体を一括にせず、個別の自治体扱いとして区分されている場合が多い。
 
* [[タンザニア]]:法律上の首都である[[ドドマ]]と、旧首都で今でも国家機関の多くが置かれている[[ダルエスサラーム]]。
 
* [[コートジボワール]]:1983年に[[アビジャン]] から[[ヤムスクロ]]に遷都されたが、行政官庁などの移転は進まず(在コートジボワール日本大使館も[[アビジャン]]にある [http://www.mofa.go.jp/mofaj/link/zaigai/country/cote_d.html])、実質上の首都機能は現在も同国最大都市であるアビジャンが果たしている。
 
 
 
それとは逆に、新たな都市を建設して首都機能の主要部分を移転するという事例もある。この場合、[[遷都]]は宣言されない。また、法的な首都の方にも首都機能の一部は残ることになる。
 
* [[マレーシア]]:首都は[[クアラルンプール]]であるが、連邦政府および連邦裁判所はクアラルンプールの南郊約25kmの場所に建設された新行政首都[[プトラジャヤ]]へ移転した。ただし、連邦議会議事堂は移転せずにクアラルンプールにとどまっており、法律上の首都はクアラルンプールのままである。事実上、マレーシアはクアラルンプールとプトラジャヤの複都制を採っていることになる。
 
 
 
政治的な事情により、事実上の首都と形式上の首都が異なる国もある。極端な場合、実際には統治していない場所を政治的理由から首都と主張することもある。事実上の首都は「[[臨時首都]]」などの名称で呼ばれることもある。
 
* [[中華民国]]([[台湾]])は、実質上の首都は[[台北市|台北]]であるが、台北は「臨時首都」に過ぎず、あくまで首都は[[南京市|南京]]であるとする公文書が存在する。もちろん現在の南京は[[中華人民共和国]]の支配下にあるが、[[中華民国]]は大陸を支配していた時代には南京に首都を置いていたことに由来する。
 
* [[朝鮮民主主義人民共和国]]の首都は[[平壌]]であるが、[[1972年]]までは憲法上の首都はソウルであり、平壌は統一までの臨時首都とされていた。
 
 
 
これも政治的な事情により、事実上の首都が国際的には認知されていないという場合もある。
 
* [[イスラエル]]は、国会の決議により[[エルサレム]]を首都に選定し、国家機関の多くもエルサレムに置かれている。しかし、[[国際連合]]や諸外国の多くはこれを認めず、[[テルアビブ]]を首都と見なし、在外公館([[大使館]]など)を同市に置いている([[エルサレム#首都問題]]を参照)。
 
*日本:[[明治天皇]]が二度目の[[東京行幸]]で[[東京城]]に住みついて以来、「天皇の存する所=首都」という意味でも日本の首都は事実上[[京都]]から[[東京]]に[[遷都]]したが、「[[行幸]]」は「(天皇の)'''外出'''」と言う意味であり、出発時に京都民に「留守を頼む」と言ったという真偽不明な話もあって、名目上の日本の首都はいまだに京都にあるという考え方をする者もある([[東京奠都]]参照)。
 
 
 
== 都市国家 ==
 
[[都市国家]]については、1つの[[都市]]が[[主権]]を持ち国家となっているため、国家と都市と首都が同義である。[[シンガポール]]、[[モナコ]]がその事例であり、前者は首都シンガポール市がそのままシンガポールという国家、モナコは首都モナコ市がそのままモナコ公国という国家になっている。こうした国家では、[[地方自治体]]が存在しない。
 
 
 
== 首都が存在しない国 ==
 
面積の小さな[[ミニ国家]]では、首都が存在しない場合もある。
 
* [[ナウル|ナウル共和国]]の首都は通例、政府機関が位置する[[ヤレン]]であるとされているが、同国には「都市」と呼べるものが存在せず、さらにヤレンもナウルの「地区」にしかすぎず、その上にナウル政府も自国の「首都」の存在を公認していないため、ナウルには首都は存在しないとする方が正確である。
 
* [[バチカン市国]]は通例は都市国家であるとみなされているが、実際にはバチカンは[[ローマ]]の北西部に位置する丘の上の城壁に囲まれた約0.44&nbsp;km²の範囲を指しており、「バチカン市」というような単独の都市を構成しているわけではない。この場合も、バチカン市国には首都は存在しないとする方が正確である。
 
 
 
== 首都と主要都市 ==
 
首都は、国政の中心として交通の便が良い場所が選定されることが多い。したがって、首都と[[国家]]内最大都市は、必ずしも一致しない。
 
 
 
首都が最大都市かつ経済の中心地である国(例:[[日本]]、[[大韓民国|韓国]]、[[朝鮮民主主義人民共和国|北朝鮮]]、[[フランス]]、[[ロシア|ロシア連邦]]、[[イギリス]]など)もあれば、首都と最大都市(もしくは経済・行政中心地、憲法上の首都)が異なる国もある。
 
 
 
外国[[大使館]]は基本的に首都に置かれるが、[[イスラエル]]のように、承認に係る事情から外の都市に置かれる例もある。
 
 
 
また、[[政治]]の中心地と[[経済]]の中心地(その国の最大都市であることが多い)を分離する場合もある。パキスタン最大の都市[[カラチ]](旧首都)は人口1200万人を超える(非公式推計では2000万人に達するともいわれる)が、首都[[イスラマバード]]は人口80万人程度であるという極端な例もある。これらの中には、それまで政治中枢と経済中枢を兼ねていた首都が過密になり過ぎ、また一極集中の弊害も無視できなくなったために、別の場所に新都市を建設して遷都したという例もある。
 
 
 
=== 首都と主要都市とが異なる例 ===
 
{{節スタブ}}
 
一時期のみ異なっていた例も含めている。以下、「首都」とある都市はすべてその国の政治中枢である。
 
* [[中華人民共和国]]:首都[[北京市|北京]]と、経済中枢都市である[[上海市|上海]]
 
* [[フィリピン]]:首都[[マニラ]]と、最大都市[[ケソン]]
 
* [[ベトナム]]:首都[[ハノイ]]と、最大都市[[ホーチミン市]](旧称:サイゴン。旧[[南ベトナム|ベトナム共和国]]と旧[[南ベトナム|南ベトナム共和国]]の首都)
 
* [[ミャンマー]]:首都[[ネピドー]]と、最大都市[[ヤンゴン]](旧称:ラングーン。旧首都)
 
* [[インド]]:首都[[デリー]]と、最大都市[[ムンバイ]]
 
* [[スリランカ]]:首都[[スリジャヤワルダナプラコッテ]]と、最大都市[[コロンボ]](旧首都)
 
* [[パキスタン]]:首都[[イスラマバード]]と、最大都市[[カラチ]](旧首都)
 
* [[カザフスタン]]:首都[[アスタナ]]と、最大都市[[アルマトイ]](旧首都)
 
* [[アラブ首長国連邦]]:首都[[アブダビ]]と、経済・観光の中心都市[[ドバイ]]
 
* [[リヒテンシュタイン]]:首都[[ファドゥーツ]]と、最大都市[[シャーン]](旧首都)
 
* [[イタリア]]:首都[[ローマ]]と、経済の中心都市[[ミラノ]]
 
* [[サンマリノ]]:首都[[サンマリノ]]と、最大都市[[セラヴァッレ]]
 
* [[ドイツ]]:首都[[ベルリン]]と、経済の中心都市[[フランクフルト]]
 
* [[スイス]]:首都[[ベルン]]と、経済の中心都市[[チューリッヒ]]
 
* [[マルタ]]:首都[[バレッタ]]と、最大都市[[ビルキルカラ]](旧首都)
 
* [[モンテネグロ]]:憲法上の首都[[ツェティニエ]]と、事実上の首都かつ最大都市[[ポドゴリツァ]](旧首都)
 
* [[トルコ]]:首都[[アンカラ]]と、最大都市[[イスタンブール]](かつての東ローマ帝国・オスマン帝国の首都)
 
* [[イスラエル]]:首都[[エルサレム]]([[国際連合|国連]]および多くの外国は認めていない)と、経済中枢都市であり同国最大の都市圏の中心都市である[[テルアビブ]]([[国際連合|国連]]などが同国の首都とみなしている都市)
 
* [[スーダン]]:首都[[ハルツーム]]と、最大都市[[オムドゥルマン]]
 
* [[モロッコ]]:首都[[ラバト]]と、最大都市[[カサブランカ]]
 
* [[ベナン]]:憲法上の首都[[ポルトノボ]]と、事実上の首都[[コトヌー]]
 
* [[カメルーン]]:首都[[ヤウンデ]]と、最大都市[[ドゥアラ]]
 
* [[赤道ギニア]]:首都[[マラボ]]と、最大都市[[バタ]]
 
* [[ガンビア]]:首都[[バンジュール]]と、最大都市[[セレクンダ]]
 
* [[コートジボワール]]:首都[[ヤムスクロ]]と、最大都市[[アビジャン]](旧首都)
 
* [[ナイジェリア|ナイジェリア連邦共和国]]:首都[[アブジャ]]と、最大都市[[ラゴス]](旧首都)
 
* [[タンザニア]]:首都[[ドドマ]]と、最大都市[[ダルエスサラーム]](旧首都)
 
* [[マラウイ]]:首都[[リロングウェ]]と、最大都市[[ブランタイヤ]]
 
* [[南アフリカ共和国]]:行政府所在地として首都のひとつである[[プレトリア]]と、最大都市[[ヨハネスブルグ]]
 
* [[アメリカ合衆国]]:首都[[ワシントンD.C.]]と、最大都市[[ニューヨーク]](旧首都)
 
* [[カナダ]]:首都[[オタワ]]と、最大都市[[トロント]](旧首都)
 
* [[トリニダード・トバゴ]]:首都[[ポートオブスペイン]]と、最大都市[[サンフェルナンド (トリニダード・トバゴ)|サンフェルナンド]]
 
* [[ベリーズ]]:首都[[ベルモパン]]と、最大都市[[ベリーズシティ]](旧首都)
 
* [[ブラジル]]:首都[[ブラジリア]]と、最大都市[[サンパウロ]]
 
* [[エクアドル]]:首都[[キト]]と、最大都市[[グアヤキル]]
 
* [[ボリビア]]:憲法上の首都[[スクレ (ボリビア)|スクレ]]、事実上の首都[[ラパス]]と、経済の中心都市[[サンタクルス]]
 
* [[オーストラリア]]:首都[[キャンベラ]]と、最大都市[[シドニー]]
 
* [[ニュージーランド]]:首都[[ウェリントン]]と、最大都市[[オークランド (ニュージーランド)|オークランド]](旧首都)
 
* [[パラオ]]: 首都[[マルキョク]](人口約400人)と、最大都市[[コロール (都市)|コロール]](旧首都)
 
* [[リビア]]: 首都[[トリポリ]]([[トリポリタニア]])と、東部の行政中心地[[ベンガジ]]([[キレナイカ]])、かつての王室[[アルバイダ]](キレナイカ)。
 
 
 
== 傾向 ==
 
一般に、首都は[[過密]]地になりやすい。これは、国家機関(日本でいうところの[[国会議事堂]]、[[日本の行政機関|中央省庁]]、[[最高裁判所]])が置かれているために、国家機関の周りに企業が密集するためである。このように、本来、首都は[[政治]]と[[行政]]の中心地であるが、[[経済]]の中心地になることも珍しくない(例:[[特別区|東京特別区]]、[[パリ]]、[[バンコク]]、[[ソウル特別市|ソウル]])。こういう経過に至った国家では、首都を移転すること([[遷都]])によって、経済の中心地ではない都市を新しく首都に選定することもある。
 
 
 
ただし、[[ブラジリア]]([[ブラジル]])や[[キャンベラ]]([[オーストラリア]])のように、何もない原野などに国家機関だけを建設した場合は、この限りではない。[[ベリーズ]]の首都である[[ベルモパン]]に至っては、人口が1万人程度である。
 
 
 
== 首都名の持つ意味 ==
 
政治の中心地であるので、政界などではしばしばその国の中央政府を指すのに首都名を使う。例えば「ワシントン」はアメリカ政府を指し、「北京」は中国政府を指す。<!--
 
 
 
また国際的に、首都名は高いブランド力を持っており、首都名を冠した企業や団体などは一流のものであると解されることが多い。こうした例として、[[シドニーオリンピック]]の際、[[東京スポーツ]]の記者が現地関係者に「日本の一流スポーツ新聞」と勘違いされ、他紙の記者より好待遇を受けたことなどが挙げられる。-->
 
 
 
== 特別市 ==
 
1[[市]]単独で広域自治体([[県]]や[[州]])を構成する市は、'''[[特別市]]'''と称される。特に首都は過密化しやすい点から、特別市となっている所が多い。また、首都以外でも、首都に伍する過密都市(大抵は1つ)は、特別市とされる所もある。
 
 
 
* 1市単独で「県」を構成する首都
 
** [[パリ|パリ市]]([[フランス]])<ref>[[フランスの県|県]]の上位行政区画である[[フランスの地域圏|地域圏]](この場合は[[イル=ド=フランス地域圏|イル・ド・フランス地域圏]])の区域には含まれる。なお、フランスの地域圏はほかの国における州相当の地方行政区画であり、フランスの地理・歴史・文化・観光に関する日本語の文献では「州」ないしは「地方」と訳される場合が多い。</ref>
 
** [[ブカレスト]]([[ルーマニア]])
 
** [[バンコク]]([[タイ王国|タイ]])<ref>行政区分上は首都府であり都と訳され県ではないが、事実上県として扱われることが多い。</ref>
 
* 1市単独で「州」またはそれと同等の「行政単位」を構成する首都
 
** [[ジャカルタ|ジャカルタ特別市]]([[インドネシア]])
 
** [[ソウル特別市]]([[大韓民国]])
 
** [[北京市]]([[中華人民共和国]])
 
** [[台北市]]([[中華民国]]([[台湾]]))
 
** [[平壌|平壌直轄市]]([[朝鮮民主主義人民共和国]])
 
** [[モスクワ|モスクワ市]]([[ロシア連邦]])
 
** [[ウィーン|ウィーン市]]([[オーストリア]])
 
** [[ベルリン|ベルリン市]]([[ドイツ]])
 
** [[ソフィア (ブルガリア)|ソフィア市]]([[ブルガリア]])
 
** [[ブエノスアイレス]]([[アルゼンチン]])
 
** [[ワシントンD.C.]]([[アメリカ合衆国]])
 
** [[ハバナ|ハバナ市]]([[キューバ]])
 
** [[ボゴタ]]([[コロンビア]])
 
** [[サンティアゴ・デ・チレ]]([[チリ]])
 
** [[ブラジリア|ブラジリア市]]([[ブラジル]])
 
** [[メキシコシティ]]([[メキシコ]])
 
* 1市単独で「郡」を構成する首都
 
** [[ザグレブ]]([[クロアチア]])
 
** [[ベオグラード]]([[セルビア]])
 
* 首都以外で、1市単独で「州」を構成する市
 
** [[釜山広域市]]、[[大邱広域市]]、[[仁川広域市]]、[[光州広域市]]、[[大田広域市]]、[[蔚山広域市]]、[[世宗特別自治市]](大韓民国)
 
** [[羅先特別市]]、[[南浦特別市]](朝鮮民主主義人民共和国)
 
** [[新北市]]、[[桃園市]]、[[高雄市]]、[[台中市]]、[[台南市]](中華民国(台湾))
 
** [[上海市]]、[[天津市]]、[[重慶市]](中華人民共和国)
 
** [[サンクトペテルブルク|サンクトペテルブルク市]](ロシア連邦)
 
** [[ハンブルク|自由ハンザ都市ハンブルク]](ドイツ)
 
 
 
一方で、首都であっても国内のほかの主要都市同様、上位の広域自治体の管轄区域内に含まれるケースも少なからず見られる。たとえば、カナダの場合は連邦政府の直轄行政地区が存在せず、同国の首都オタワは行政上[[オンタリオ州]]内の一都市としての位置づけである。また、イタリアの首都ローマは[[ローマ県]]、およびその上位地方行政区画である[[ラツィオ州]]の区域にそれぞれ属し、同時にその県都ならびに州都でもある。
 
  
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*[[都制]]
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== 脚注 ==
 
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<references />
 
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== 文献情報 ==
 
*「首都の特質と首都機能再配置の諸形態」山口広文 国会図書館レファレンス2003.4 [http://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/refer/200304_627/062703.pdf]
 
  
 
== 関連項目 ==
 
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2018/9/26/ (水) 23:09時点における版

首都(しゅと、: Capital city

首府ともいう。一国の中央政府のある都市。その国の立法,行政,司法,経済,文化などの中心をなす場合が多い。

一般に1国1首都であるが,一時期のリビアのようにバンガージとトリポリを首都とし,時期によって中央政府を移動させた国もある。

日本でも古代には畿内を中心としてしばしば首都が移動した。近代の大規模な首都の造営と移動の例としては,ブラジルの首都ブラジリアがある。なお日本の首都は東京であるが,これは慶応4 (1868) 年7月 17日「……自今,江戸ヲ称シテ東京トセン……」とする詔書による (その際,従来の「京」の廃都に言及されたことはなく,以後もこの点は事実にゆだねられている) 。

脚注


関連項目



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