都

都（みやこ、と）

• 都（みやこ）
  • 「宮処（みやどころ、みやこ）」から転じた言語で、天皇の宮殿（皇居）が所在するところを指す言葉である。藤原京（奈良県橿原市）、難波京（大阪府大阪市）、平城京（奈良県奈良市）、長岡京（京都府向日市・長岡京市）、平安京（京都府京都市）、東京など。
  • 上記を拡大的に解釈し、現在では政治や行政の中枢機関が置かれた都市に使用されることもある。統治システムの階層ごとにその中枢が設置される都市があるため、国家レベルの中枢都市は「首都」と言い、広域自治体（米国では州、日本では都道府県）レベルの中枢都市は俗に「州都」、「道都」、「県都」などと言う。→都道府県庁所在地
  • 何かを特徴とする土地。都会。「花の都・パリ」、「水の都・大阪」、「杜の都・仙台」というように用いられる。→都市を形容する俗称

• 都（と）
  • 行政区画 。
  • 日本の行政区画で都道府県の一種。東京都。
  • 首都が単独で第一級行政区画になっている国で、英語表記がMetropolisなどその首都の地方行政庁が州、県、市、郡相当ではない場合に訳語として充てたもの
    • タイの首都で県および市ではない首都単独の行政区画。バンコク都
    • ラオスの首都ヴィエンチャンを含む特別行政区画。ヴィエンチャン都
    • フィリピンのマニラ市を含む首都圏、かつての行政区画でもあるメトロ・マニラ(マニラ都）。マニラ首都圏
    • 大ロンドン（都、The Metropolis)の行政区画。グレーターロンドン
• その他接尾辞として、特定の都市の特徴を形容するのに用いられる。

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