警察官

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ドイツ、ハンブルクの警察官

警察官(けいさつかん)とは、警察に所属し、治安維持を主とした職務を遂行している人のことである。

概要

ほとんどの国において、警察官の業務範囲は非常に広い。勤務時間中に起きる様々な出来事に対処することが多くの国において期待されている。行政作用の一翼を担っており、に基づいた判断や行動が求められているためである。

西欧諸国の大半では、にもとづいた社会秩序を維持すること、あるいは社会的規範に適った平和な状態を維持することなどが、警察官の主たる役割である[1]

また、警察官は、災害の発生や人の行方不明といった何らかの緊急事態にも大量に動員されることがあり、消防士消防署)や救急医療の専門家などと連携した行動をとることもある。

ほとんどの国で交通の秩序を維持することにも携わっており、各国の交通に関する法律[2]に対する違反行為を取り締まっている。例えば、速度超過駐車違反飲酒運転無免許運転、免許証不携帯などの取り締まりである。

任務の遂行のために、銃器類、車両類(パトロールカーオートバイ[3]装甲車)、無線機などの様々な装備を保持または使用していることが多い。

国ごとに警察および警察官の法的な定義、組織構成、制服、等々は異なったものになっている。

関連書籍

  • 水野晴郎『世界のお巡りさん24時』読売新聞社、1988年、ISBN 4643881054
  • 今村哲也『ウィーン警察官教育の法と命令―法化社会オーストリアの執行組織』関東学院大学出版会、2005年、ISBN 4901734113
  • 橋爪幸男『フランスにおける警察官に関する諸規程―任用給与定年等』人事院給与局研究課、1970年、ASIN B000J9IG7G
  • 阿部一男『混沌の日々―嗚呼、樺太庁警察官練習所』北海道出版企画センター、1991年、ISBN 4832891022
  • 青木説三『遙かなるとき 台湾―先住民社会に生きたある日本人警察官の記録』関西図書出版、2002年、ISBN 4889780289

脚注

  1. 国ごとに警察官の役割に対する認識はそれなりに異なる。例えば、アメリカ合衆国ニューヨーク州警察では初代警察長が「警察官は医師牧師弁護士兵士を補完する職業応急処置を施し、人々に正しい事を教え、を維持し、必要なら(軍隊が来るまで)戦うこと」と訓示した。
  2. 日本では道路交通法がこれにあたる。
  3. 多くが白塗り、また警察のみに容認された色調のストライプなどが入った“白バイ”。

関連項目