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[[ファイル:アルザス地域バラン県にあるマジノ線の入口.フランス.jpg|サムネイル]]
[[画像:Fortbourtange.jpg|thumb|right|300px|[[星形要塞|稜堡式城郭]]の例。[[オランダ]]のブールタング]]
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'''要塞'''(ようさい)
[[File:Sindhudurg_fort.JPG|thumb|right|300px|沿岸要塞の例。[[インド]]のシンドゥドゥルグ要塞]]
 
'''要塞'''(ようさい)とは、外敵等から[[戦略]]上重要な地点を守る為に築かれた構築物。'''とりで(砦、堡、塞)'''、'''城砦'''(じょうさい)、'''城堡'''(じょうほ)ともいう。
 
  
== 概要 ==
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敵の攻撃に対抗できるように,軍事技術や建築工学を応用して造られる堅固な構築物のこと。古代から戦争の変化に応じて,さまざまの形式のものが現れた。構築の強度や使用目的などから,一般に永久要塞と野戦要塞に分類される。国境や海岸,重要都市などに築かれる永久要塞は,敵の攻撃にできるだけ長くもちこたえられるように,また味方の部隊の安全な避難場となりうるように,煉瓦,コンクリート,石などで入念に築かれる。野戦要塞は,敵と接触したり,または危険が差迫っている際に臨時的に築かれるもので,永久要塞より強度や規模は劣る。前者としては旅順要塞や第2次世界大戦の[[マジノ線]]が,後者としては第1次世界大戦に塹壕を連ねたヒンデンブルク線が有名。最近の戦争では機動力が増大したため,軍事的価値は低下した。
軍事的な攻撃に対処するためには[[防御]]が必要である。したがって[[戦略]]的な緊要地形を保守するための防御の準備として、恒久的な[[築城]]が平時から行われることがある。このような築城によって建設された軍事的な施設はその構造、軍事的機能、耐久性などによって、通常の[[陣地]]と区別して要塞と呼ばれる。
 
  
要塞の形態は時代と共に変化してきたが、基本的な機能として、周辺住民を保護するための避難所、ある程度の戦術的な攻撃を排除する砦、そして複数の砦が機能的に体系化された戦略的防衛線がある。避難所は古代から中世までのいくつかの都市にも見られる機能であるが、要塞の原初的な形態でもある。砦はさらに施設の軍事化を進めたものであり、防御戦闘に必要な防壁や[[兵器]]を備え付け、[[指揮 (軍事)|指揮]]や[[兵站]]に要する施設が準備されている。戦略的防衛線とは砦を敵対勢力に対して横方向に連続して配置したものであり、[[中国]]の[[万里の長城]]、[[ローマ]]の防衛要塞線が例として挙げられる。
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{{テンプレート:20180815sk}}  
 
 
古代では都市の防備として城郭や砦の類が建築された(→[[城]])。近代以降では火砲が整備されてからの[[築城]]を指す。{{要検証範囲|近世以前においては|date=2015年10月}}城壁で市街が囲まれ、[[城塞]]を持つ[[城壁都市]]が大陸で多く見られた。日本ではむしろ、市街を囲い込まない要塞的な城が基本となっており、市街を取り込む[[総構え]]をもつ城は多くない。
 
 
 
[[ルネサンス]]期を迎えて[[ヨーロッパ]]では大々的に[[大砲]]が[[攻城兵器]]として使用されるようになり、城壁での防衛は次第に困難になっていった。[[イタリア戦争]]でこの大砲に対抗するための要塞建築法が一応の完成をみた。半月堡や稜堡を持つ'''[[星形要塞|星型要塞]]'''(初期の稜堡式要塞)である。これは攻撃正面を幅広くとり、また側面をできるだけ小さくすることで死角のない濃密な火網を形成できた。
 
 
 
== 永久築城 ==
 
永久築城は文字通り、軍事・交通・産業の要衝及びその周辺に恒久的に構築される。
 
 
 
=== 用途と分類 ===
 
永久築城の施設は時代・用途・地域によって様々だが、基本的には砲台、[[堡塁]]、[[トーチカ]](特火点とも言う)、[[高射砲]]陣地、指揮所、観測所、弾薬庫、油脂庫、貯水・給水施設、通信施設、待機所、交通施設(地下[[トロッコ]]など)、医療施設等である。これらが全て構築されるとは限らず、任務と地域環境に拠る所が大きい。
 
 
 
近代以前の築城と近代の永久築城が異なる点は、それぞれの砲台・観測所・貯蔵庫等が比較的広範な地域に分散し、かつ有機的につながっている事である。故にこれらの分散した設備が陥落もしくは包囲され孤立すればその力を失う事になる。有事においては要塞には多数の兵員が存在する事になるが、平時は観測所などを除いて警備要員が詰めているのみという場合がほとんどだった。
 
 
 
==== 陸上要塞 ====
 
内陸部における要衝や[[国境]]線地帯に築かれる永久築城。堡塁・トーチカといった接近戦用の施設に重きを置き、これらは[[塹壕]]、[[地雷原]]、[[迫撃砲]]陣地といった[[野戦築城]]で補強される事が多い。一般的な永久築城はこの陸戦要塞を主に指す。
 
 
 
平野や丘陵地帯では[[戦車]]等による機甲戦に対する堡塁や地雷原、戦車進行妨害物の設置を行ったり、山岳地帯においては比較的軽装備の山岳部隊に対する登頂の阻止を狙ったトーチカや堡塁を構築したりと様々なバリエーションがある。
 
 
 
==== 沿岸要塞 ====
 
[[File:Sadamisaki-houdai-04.jpg|thumb|芸予要塞の佐田岬砲台]]
 
[[File:Sadamisaki-houdai-03.jpg|thumb|穹窖砲台内部]]
 
領海内に侵入した敵の艦艇に対して砲撃・雷撃を加える沿岸地域や港湾、島嶼に構築される要塞。人工島を構築して砲台とするものは[[海堡]]と呼ばれた。長距離砲を備えた砲台が主体となり、旧[[戦艦]]・[[巡洋艦]]の大口径砲が使用される砲塔砲台もあった。また、沿岸要塞の大きな特徴としては、[[ソナー]]や対艦[[レーダー]]を備えており、[[機雷]]敷設設備や[[魚雷]]発射施設も構築される場合が多い。[[戦前]]の日本本土に構築された全ての要塞はこうした沿岸要塞であった。
 
 
 
[[対艦ミサイル]]が無い時代に敵艦隊の攻撃から重要都市や湾口を防衛したり海峡を封鎖するには大口径砲を備えた沿岸要塞が必要だった。
 
 
 
==== 防空要塞(都市要塞) ====
 
一般的に航空機の発達は前出の陸戦・沿岸両要塞においても高射砲陣地の構築をもたらしたが、防空要塞は防空任務を純粋に要塞化したものであった。
 
 
 
高射砲陣地、対空レーダー・聴音施設、指揮所、弾薬庫、[[防空壕|シェルター]]などを一体化させたもので、[[第二次世界大戦]]中の[[ドイツ]]([[ベルリン]]、[[ウィーン]])にその為の「[[高射砲塔]]」が出現した。堅牢な[[コンクリート]]によって構築された一種のビルディングで、施設のほぼ全てが地上にあるのが大きな特徴である。
 
 
 
敵地上軍にたいする抵抗拠点としても使用された。
 
 
 
=== 建材・カムフラージュ ===
 
[[第一次世界大戦]]以前の多くの永久築城は[[石]]・[[煉瓦]]が用いられており、近代以前の築城同様に多くの施設が地上もしくは半地下式であった。しかし、第一次世界大戦以降、[[航空機]]や長距離・大口径砲の発達は要塞を次第に地下化させ、第二次世界大戦当時の要塞の多くは地下式でコンクリートと鉄骨鉄筋を用いた砲爆撃に耐えられるものとまであった。
 
 
 
地下化は爆弾・[[ミサイル]]の発達によって加速化され、山岳地帯の岩盤をくり貫いたトンネル内に施設を構築するケースも現れてきた。
 
 
 
永久築城は襲来してきた敵に対して防衛戦を展開するため、敵側に正確な存在を確認される事は致命的である。このため、平時においては設備の隠蔽が必要であった(ドイツの[[ジークフリート線]]・大西洋要塞線の様に政治的なデモンストレーションとして存在を誇示する場合もあった)。永久築城は要衝の周辺に築かれる事が多いため、永久築城の[[カモフラージュ|カムフラージュ]]は厳重を極めた。砲台・観測所等は植物(ギンネムなど)・網・擬装民家などで隠蔽する事が多い。
 
 
 
また、一般に日本を含め各国は[[法律]]で永久築城周辺を一般人・外国人の立ち入り禁止地帯とし、写真撮影やスケッチ等も不可能とした。こうした禁止に対する違反者は厳重に処罰するケースが多い。また、[[地図]]では要塞地帯は空白になっていたり、擬装された地形が描かれている場合もあった。
 
 
 
=== 永久築城の欠点 ===
 
永久築城の欠点は整備や補修に多額の費用がかかる事と動けないことである。例えば、日本の沿岸要塞は幾度となく廃止・新設が行われたがこれらは根本的な改築を要した。
 
 
 
また、第二次世界大戦中においては、航空機や[[戦車]]を中心とする機甲戦が広まるとこれらに対して永久築城は防戦一方の姿勢を取らざるをえなかった。それどころか迂回されて戦局に寄与できないという最悪の事態が発生するようになる(例:[[マジノ線]])。このため、第二次世界大戦後においては多額の費用を投じて永久築城が構築されることは殆どなくなった。
 
 
 
現代の軍において築城は野戦築城をさす場合がほとんどである。
 
 
 
=== 海岸要塞 ===
 
一方で海岸に築かれた要塞については、[[水上艦艇]]に対する有効な防御施設として機能した。[[ガリポリの戦い]]において、陸上砲台は艦砲に比べて圧倒的に有利である事が証明されたからである。
 
 
 
例えば[[第二次世界大戦]]において、[[アメリカ海軍]]は[[戦艦]]による[[艦砲射撃]]で日本の海岸都市を攻撃したが、全て太平洋側の都市であり、日本海側の都市には艦砲による攻撃は不可能であった。これは[[日本軍]]は[[対馬]]に要塞を建造しており、[[対馬海峡]]を通過して水上艦艇を[[日本海]]に突入させる事が作戦上の得失を考えると著しく困難だったからである。
 
 
 
ただし航空機と[[潜水艦]]の発達が、水上艦艇の価値を相対的に低下させてしまったため、第二次世界大戦以降は海岸要塞の利用価値も無くなった。
 
 
 
=== 第二次世界大戦後の永久築城 ===
 
第二次世界大戦後も[[第一次インドシナ戦争]]([[ディエンビエンフーの戦い]])、[[ベトナム戦争]]、[[中東戦争]]([[第四次中東戦争]]における[[バーレブ・ライン]])、[[湾岸戦争]]において要塞といえるものが双方で築かれるが、これらは永久築城というよりは野戦築城の延長線上にあるもので、[[ベトナム戦争]]を除き、砂漠地帯の機甲・機動戦においては大きな価値を見出す事ができなかった。とくにディエンビエンフーの戦いやバーレブ・ラインは、現代の戦争において要塞が非力である事を証明する戦いとなった。
 
 
 
また、[[ユーゴスラビア社会主義連邦共和国|ユーゴスラビア]]、[[アルバニア]]、[[朝鮮民主主義人民共和国|北朝鮮]]などは第二次世界大戦後、全国土の要塞化を目指し、トーチカや軍事用途に転換可能な公共施設を建築したりしたが、これらはユーゴスラビアを除き実戦経験は無いと見られる。これら以外では[[スイス]]が国境線となる山岳地帯に第二次世界大戦以前から要塞線を築き、[[スウェーデン]]などの北欧諸国では同地域の沿岸の特性を利用した沿岸要塞が各々構築されている。
 
 
 
また、現代においては航空機技術・ミサイル技術など兵器の進歩が著しく要塞に対する遠隔地からの直接攻撃が可能なこと、また要塞により敵軍の攻撃を防ぐことが事実上不可能となったことから、戦略上の必要性は薄れている。
 
 
 
しかし、完全に喪失された訳ではなく、[[レバノン侵攻 (2006年)]]においては、イスラエルと対峙する[[民兵]]組織[[ヒズボラ]]が南[[レバノン]]の国境地帯に[[シェルター]]を兼ねた地下陣地を多数構築していた(戦後、この地下陣地の一部がヒズボラによって博物館となっている)。これは司令部・通信施設・兵舎・倉庫を兼ねたものであった。これらが民兵の出撃や補給の拠点となり、ゲリラ戦を展開する際に大きな足がかりになった。このように、直接戦闘に巻き込まれる可能性は低いものの、支援や防護という面においては必ずしも存在価値が無くなったとは言い難い。
 
 
 
== 主な要塞 ==
 
{{main|Category:各国の要塞}}
 
戦時において、焦点となった要塞を 戦争名:要塞名または戦闘名(要塞保有国名) で紹介する。
 
 
 
;20世紀以前
 
*[[八十年戦争]]:[[ブレダ (オランダ)|ブレダ]]、[[洪水線]]([[ネーデルラント連邦共和国|オランダ]])
 
*[[第二次ウィーン包囲]]:[[ウィーン]]([[ハプスブルク君主国|オーストリア]])
 
*[[大北方戦争]]:[[ナルヴァの戦い]]([[スウェーデン]])
 
*[[スペイン継承戦争]]:[[リール (フランス)|リール]]([[フランス]])
 
*[[アメリカ独立戦争]]:[[タイコンデロガの戦い]]([[アメリカ合衆国]])
 
*アメリカ独立戦争:[[ヨークタウンの戦い]]([[イギリス]])
 
*[[南北戦争における戦い一覧|南北戦争]]:[[サムター要塞]]([[アメリカ合衆国]])
 
*[[ナポレオン戦争]]:[[マントヴァ]](オーストリア)
 
*[[クリミア戦争]]:[[セヴァストポリ]]([[ロシア帝国|ロシア]])
 
*[[戊辰戦争]]:[[五稜郭]](旧幕府軍、[[函館]])
 
;20世紀以降
 
*[[日露戦争]]:[[旅順要塞]]<!---ポート・アーサーか?--->(ロシア)
 
*[[第一次世界大戦]]:[[リエージュの戦い]]([[ベルギー]])
 
*第一次世界大戦:[[ベルダンの戦い]](フランス)
 
*[[第二次世界大戦]]:[[マジノ線]](フランス:仏独国境)
 
*[[第二次世界大戦]]:[[ジークフリート線]](ドイツ:仏独国境)
 
*第二次世界大戦:[[エバン・エマール要塞]]([[ベルギー]])
 
*第二次世界大戦:[[ブレスト (ベラルーシ)|ブレストリトフスク]]([[ソビエト連邦]])
 
*第二次世界大戦:[[コレヒドール島]](アメリカ合衆国:[[フィリピン]][[レイテ島]][[マニラ湾]]付近)
 
*第二次世界大戦:[[セヴァストポリの戦い (第二次世界大戦)|セヴァストポリの戦い]](ソビエト連邦)
 
*第二次世界大戦:[[虎頭要塞]]([[日本]]:[[満州]])
 
*第二次世界大戦:[[大西洋の壁]]([[ナチス・ドイツ]]:[[イギリス海峡]]仏側)
 
*[[第一次インドシナ戦争]]:[[ディエンビエンフーの戦い]](フランス)
 
 
 
== 戦前、戦中の日本の要塞 ==
 
* [[北千島臨時要塞]]
 
* [[宗谷臨時要塞]]
 
* [[津軽要塞]] - [[1927年]](昭和2年)4月1日まで函館要塞と称していた。[[2001年]](平成13年)に函館側施設跡が[[北海道遺産]]に選定される。
 
* [[東京湾要塞]]
 
* [[父島要塞]]
 
* [[舞鶴要塞]]
 
* [[由良要塞]]
 
* [[鳴門要塞]] - [[1903年]](明治36年)5月、由良要塞に合併。
 
* 呉要塞 - [[1903年]](明治36年)5月、[[広島湾要塞]]に名称変更。[[1926年]](大正15年)8月廃止。
 
* [[芸予要塞]] - [[1924年]](大正13年)12月廃止
 
* [[豊予要塞]]
 
* [[下関要塞]]
 
* [[壱岐要塞]]
 
* [[対馬要塞]]
 
* [[長崎要塞]]
 
* [[佐世保要塞]] - [[1936年]](昭和11年)8月、長崎要塞に合併。
 
* [[内之浦臨時要塞]]
 
* [[奄美大島要塞]]
 
; 沖縄
 
* [[中城湾臨時要塞]]
 
* [[狩俣臨時要塞]]
 
* [[船浮臨時要塞]]
 
; 台湾
 
* [[澎湖島要塞]]
 
* [[基隆要塞]]
 
* [[高雄要塞]]
 
; 朝鮮
 
* 鎮海湾要塞(南部) - [[1942年]](昭和17年)6月、[[釜山要塞]]に名称変更。
 
* [[永興湾要塞]](北部)
 
* [[羅津要塞]](北部)
 
* [[麗水臨時要塞]](南部)
 
; 関東州
 
* [[旅順要塞]]
 
; 満州
 
* [[東寧要塞]] - 第1国境守備隊
 
* [[綏芬河要塞]] - 第2国境守備隊
 
* [[半截河要塞]] - 第3国境守備隊
 
* [[虎頭要塞]] - 第4国境守備隊 → 第15国境守備隊
 
* [[霍爾莫津要塞]] - 第5国境守備隊
 
* [[璦琿要塞]] - 第6国境守備隊
 
* [[黒河要塞]] - 第7国境守備隊
 
* [[海拉爾要塞]] - 第8国境守備隊
 
* 五家子要塞(琿春) - 第9国境守備隊
 
* 鹿鳴台要塞 - 第10国境守備隊
 
* 観月台要塞 - 第11国境守備隊
 
* 廟嶺要塞  -第12国境守備隊
 
* 法別拉要塞 - 第13国境守備隊
 
* 鳳翔要塞 - 第14国境守備隊
 
; 演習用
 
* [[永久堡塁 (習志野)]]
 
 
 
==要塞関連の法律==
 
*[[要塞近傍ニ於ケル水陸測量等ノ取締ニ関スル件]](明治31年勅令第176号)
 
*[[要塞司令部条例]]
 
*[[要塞地帯法]]
 
 
 
==著名な設計者==
 
{{main|en:Category:Military engineers by nationality}}
 
*[[セバスティアン・ル・プレストル・ド・ヴォーバン]](略:ヴォーバン) - フランスの要塞建築家。世界遺産[[ヴォーバンの防衛施設群]]が有名
 
*[[メンノ・フォン・クーホルン]] - オランダの要塞建築家。[[ホラント]]のヴォーバンと呼ばれる。
 
 
 
==関連項目==
 
{{Commonscat|Fortification}}
 
*[[防御]]、[[陣地]]、[[陣地防御]]、[[攻城戦]]
 
*[[城]]、[[日本の城]]、[[カストラ]]
 
*[[砲台]]、[[要塞砲]]、[[高射砲塔|フラックタワー]]
 
*[[宇宙要塞]]、[[:en:Snow fort|Snow fort]](雪の要塞)、[[:en:Blanket fort|Blanket fort]](おふとんの要塞)
 
 
 
{{gunji-stub}}
 
{{日本の城 関連用語}}
 
 
{{DEFAULTSORT:ようさい}}
 
{{DEFAULTSORT:ようさい}}
 
[[Category:要塞| ]]<!--例外-->
 
[[Category:要塞| ]]<!--例外-->
 
[[Category:戦術]]
 
[[Category:戦術]]
 
[[Category:大日本帝国陸軍]]
 
[[Category:大日本帝国陸軍]]

2019/7/3/ (水) 09:22時点における最新版

アルザス地域バラン県にあるマジノ線の入口.フランス.jpg

要塞(ようさい)

敵の攻撃に対抗できるように,軍事技術や建築工学を応用して造られる堅固な構築物のこと。古代から戦争の変化に応じて,さまざまの形式のものが現れた。構築の強度や使用目的などから,一般に永久要塞と野戦要塞に分類される。国境や海岸,重要都市などに築かれる永久要塞は,敵の攻撃にできるだけ長くもちこたえられるように,また味方の部隊の安全な避難場となりうるように,煉瓦,コンクリート,石などで入念に築かれる。野戦要塞は,敵と接触したり,または危険が差迫っている際に臨時的に築かれるもので,永久要塞より強度や規模は劣る。前者としては旅順要塞や第2次世界大戦のマジノ線が,後者としては第1次世界大戦に塹壕を連ねたヒンデンブルク線が有名。最近の戦争では機動力が増大したため,軍事的価値は低下した。



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