茨城急行自動車

提供: miniwiki
2018/5/28/ (月) 23:06時点におけるja>Ma000158による版
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先:案内検索


茨城急行自動車(いばらききゅうこうじどうしゃ、IBAKYU Motor Corp.)は、東武鉄道系列で朝日自動車グループのバス会社。社内・外共「茨急(いばきゅう)バス」の略称で呼ばれることが多い。

概要

埼玉県 千葉県 茨城県でバス事業を営む、東武鉄道系列・朝日自動車グループの会社である。

昭和25年内山運輸として創業。昭和38年東武グループ入りし、現在の社名に改称した。

当初の運行エリアは社名の通り茨城県が中心だったが、年々埼玉県.千葉県方面へシフトし現在では茨城県内の下妻市.筑西市からは撤退している。

路線バスのほか企業送迎・前橋競輪場送迎バスの特定輸送も行っている。

昭和末期の時点では、東武鉄道阪東自動車が折半という株主構成であった。かつて茨急で阪東からの譲渡車が多かった(そのほとんどは後述の「富士重車体の日野車」だった)のは、かかる資本関係も要因であった。しかし、平成に入り東武グループ全体の資本関係を見直すこととなり、幾多の整理過程を経て、現在では東武鉄道系列の朝日自動車グループとしてバス事業を展開している。

事業所

  • 岩井車庫
    • 茨城県坂東市鵠戸1233-5
      • かつては操車所として機能していたが、現在は折返場として使用されるのみである。
  • 北茂呂車庫
    • 茨城県結城市北南茂呂
      • かつての本社で車両配置もあったが、現在は折返場及び除籍車両の留置に使用されるのみとなった

一般路線

ファイル:IBA KYU 3055.JPG
吉川駅発着のバス
ファイル:Ibakyu-bus3024.jpg
東武動物公園駅発着のバス

松伏営業所

平成20年2月16日に、野田営業所と共にPASMOを導入。

現行路線

北越谷駅発着
  • 北越谷駅 - 東大沢橋 - 花田三丁目 - 赤岩入口 - ゆめみ野東 - エローラ
  • 北越谷駅 - 東大沢橋 - 花田一丁目 - 赤岩入口 - 松伏 - まつぶし緑の丘公園
  • 北越谷駅 - 東大沢橋 - 花田一丁目 - 赤岩入口 - 松伏 - 大正大学入口
  • 北越谷駅 - 東大沢橋 - 花田一丁目 - 赤岩入口 - 松伏 - 東埼玉テクノポリス南
    一部便は野田営業所が担当している。
  • 北越谷駅 - 東大沢橋 - 花田一丁目 - 赤岩入口 - 松伏 - 松伏給食センターほほえみ
  • 北越谷駅 - さぎたか第二公園 - 老人福祉センター(くすのき荘)
    開通当初は途中止まりのさぎたか第二公園便も存在し、東武バス越谷営業所と共同運行していた
吉川駅発着
  • 吉川駅北口 - 埼玉あすか松伏病院前 - ゆめみ野東 - エローラ
せんげん台駅発着
  • せんげん台駅 - 武里駅入口 - 平方郵便局 - 大泊入口 - 赤沼十字路 - まつぶし緑の丘公園
    平成19年4月1日に新設された
  • せんげん台駅 - ふれあい広場前 - 老人福祉センター(くすのき荘)
  • せんげん台駅 - 大泊・平方循環
  • せんげん台駅 - 桜井小学校まつぶし緑の丘公園 - 松伏町役場
    ※平成19年4月1日に大川戸折返場は廃止された
東武動物公園駅発着

廃止路線

  • 北越谷駅 - さぎたか第二公園(老人福祉センターくすのき荘行きの途中止まり便)
  • 北越谷駅 - 松伏溜入下 - せんげん台駅
    平成7年頃に廃止
    なお末期の本数は平日1往復のみであった。
  • せんげん台駅 - 南代 - 赤沼 - 大正大学西口

野田営業所

平成20年2月16日に松伏営業所と共にPASMOを導入。平成13年に、東武鉄道野田出張所を引き継いで発足した営業所である。したがって、管轄路線のほとんどが東武鉄道からの引継路線である。

現行路線

北越谷駅発着
  • 北越谷駅 - 東大沢橋 - 花田一丁目 - 赤岩入口 - 松伏 - 中野台 - 愛宕駅 - 野田市駅
  • 北越谷駅 - 大沢四丁目 - 花田一丁目 - 赤岩入口 - 松伏 - 中野台 - 愛宕駅 - 野田市駅
  • 北越谷駅 - 大沢四丁目 - 花田一丁目 - 赤岩入口 - 松伏 - 下町 - 愛宕駅 - 野田市駅 
    下町経由は1日1往復のみの運行である
    以上の3路線とも東武鉄道から引継路線である。
  • 北越谷駅 - 大沢四丁目 - 赤岩入口 - 吉川駅北口
    北越谷~吉川の直通便は当路線が唯一で、1日1往復のみの運行である。
梅郷駅発着
野田市駅・愛宕駅発着
  • 岩井車庫 - 辺田 - 自然博物館入口 - 芽吹橋 - 愛宕駅 - 下町 - 野田市駅
    平成3年に東武鉄道より移管された路線である。
    それ以前も茨城急行がほぼ同一区間に路線を持っており、その当時は岩井局前発着で運行していた。
    平成14年に北越谷駅~愛宕駅~岩井車庫の通し運行を廃止し、全ての便が野田市駅で分割された。
    現在昼間の一部便で小型車(日野・ポンチョ)での運行が行われる。
コミュニティバス

廃止路線

  • 北越谷駅 - 大沢四丁目 - 赤岩入口 - 弥生橋
  • 北越谷駅 - 大沢四丁目 - 松伏 - 中野台 - 愛宕駅 - 芽吹橋 - 自然科学館入口 - 辺田 - 岩井車庫
    埼玉・千葉・茨城の三県を通る路線であった。
    現在は全ての便が北越谷駅~野田市駅・野田市駅~岩井車庫で分割されている。
  • 北越谷駅 - 野田市駅 - 岩井局前 - 下妻駅 - 下館駅
    昭和54年に廃止。
    末期の本数は2往復であった。
    最盛期は下館駅まで運行されていた
  • 野田市駅 - 運河駅入口 - 流山駅
    東武鉄道からの引継路線である。
    平成13年に移管されてから間もなく廃止された。

古河営業所

ファイル:JR kogaSta.East.JPG
古河駅東口に停車している茨城急行自動車のバス(2007年5月)

古河営業所の路線のみPASMOが利用できない。 現存路線は東武鉄道境営業所、及び古河出張所からの引き継ぎ路線がほとんどで国道125号沿いの路線のみである。 ただし丘里工業団地を経由する便も存在する。

現行路線

  • 古河駅東口 - 牛ヶ谷 - 上大野 - 諸川 - 七五三場 - 北茂呂車庫
  • 古河駅東口 - 丘里工業団地 - 上大野 - 諸川 - 七五三場 - 北茂呂車庫
    諸川で左折し結城市に越境して、七五三場・南茂呂を経由し北茂呂車庫に向かう路線である。
    終着の北茂呂車庫はかつて茨城急行自動車の本社だったが、現在は折返しのための敷地と詰所があるのみである。
    丘里工業団地経由と東牛ヶ谷経由は半々の設定である。土休日は4往復のみの運転である。
  • 古河駅東口 - 牛ヶ谷 - 上大野 - 諸川 - 尾崎 - 菅谷 - 八千代町役場
  • 古河駅東口 - 丘里工業団地 - 上大野 - 諸川 - 尾崎 - 菅谷 - 八千代町役場
    国道125号を進んで菅谷交差点を右折した先にある八千代町役場までの運転である。
    以前は菅谷までの運行だった。
    古河営業所管轄路線では一番営業距離が長い。
    丘里工業団地経由便は朝夕のみの運行である。
  • 古河駅東口 - 丘里工業団地 - 上大野 - 諸川 - 古河市三和庁舎
  • 古河駅東口 - 牛ヶ谷 - 上大野 - 諸川 - 古河市三和庁舎
    諸川で右折し三和庁舎までの運転である。また東牛ヶ谷経由の本数は極めて少ない。
    三和庁舎バス停には乗務員休憩室と待合室、トイレが設備されている。
    平成17年頃までは諸川止まりだった。

廃止路線

  • 古河駅西口 - 古河支所入口 - 古河三高 - 中田 - 栗橋駅
  • 古河駅西口 - 二高前 - 西大堤 - 中田 - 栗橋駅
  • 古河車庫 - 古河駅西口 - 二高前 - 中田 - 栗橋駅
    栗橋駅から古河車庫へ向かう便は、埼玉・茨城・栃木の3県を通る路線だった。
    ぐるりん号」との統合で2012年3月に廃止された。
  • 古河駅東口 - 牛ヶ谷 - 上大野 - 諸川 - 七五三場 - 北茂呂車庫 - 大戦紡 - 作の谷 - 結城駅
    元々は東武鉄道.境営業所が運行していた結城駅~諸川~境車庫線だったが、撤退寸前に結城駅~諸川~古河駅に路線変更した。
    その後平成初頭に茨急に移管されたがわずか1年程度で廃止された
  • 古河駅東口 - 丘里工業団地 - 上大野 - 上片田 - 南茂呂 - 北茂呂車庫
    2008年頃まで運行されていた。上大野から南茂呂までは、内山街道を経由していた。
  • 古河駅東口 - 牛ヶ谷 - 上大野 - 諸川 - 尾崎 - 菅谷 - 貝谷 - 下妻駅
    元々は東武鉄道が運行していた路線だったが、平成15年に菅谷~下妻駅が廃止された。
  • 急行 古河駅東口 - 丘里工業団地 - 大和田南 - 古河市三和庁舎
  • 古河駅東口 - 丘里工業団地 - 道の駅まくらがの里こが - 大和田南 - 古河市三和庁舎
    十間通り経由で試験運行されていた系統。平成24年に廃止された。
  • 下館駅 - 雨引駅
    昭和55年頃に廃止されている。
コミュニティバス
  • 古河市「ぐるりん号
    専用の青色の日野・ポンチョ、緑色の日野・レインボーHRが使用される。代走で茨急の一般路線車が使用されることもある。
特定許可
  • 前橋競輪場・館林場外発売所送迎バス
    開催日に後述の専用車で運行される。
季節運行
  • 古河駅西口 - 街角美術館 - 歴史博物館 - 古河総合公園
    古河桃祭り開催中、茨急の一般運用車で運行される。途中の総合公園付近では狭隘路を走行する。
    運賃は前払いで古河駅・総合公園乗車では180円、途中乗車の場合は170円となる。

車両

一般路線車両の塗装は白地に屋根部分を緑色とし、「IBAKYU」のロゴと3本の線が入る(青緑から緑、黄色、赤へとグラデーション)。 いすゞ自動車製と日野自動車製の車両で占められており、所属車両は中型車がほとんどだが一部小型車も配置されている。

朝日自動車グループの流れでオートマチック車が大多数を占める。 松伏営業所には新車が多いが、野田営業所と古河営業所は松伏からの移籍車で占められている。 特に古河営業所は排出ガス規制区域外のため古参車が多い。

古河営業所

  • 5244.5246.5247(元朝日自動車・日野レインボー KC-RR1JJAA・ツーステップ前後扉車)
  • 3039(元野田営業所・日野レインボー KK-RJ1JJHK・ワンステップ前中扉車)
  • 3034.3035.3048(元松伏・野田営業所・いすゞエルガミオ KK-LR233J1・ワンステップ前中扉車)
  • 3050(生え抜き・・いすゞエルガミオ KK-LR233J1・ワンステップ前中扉車)
  • 3052(元松伏営業所・いすゞエルガミオ KK-LR233J1・ノンステップ前中扉車)
  • 3060~3062 (元松伏営業所・日野レインボーⅡ PDG-KR234J2・ノンステップ前中扉車)
    以上が一般路線車である。中型車・小型車は共通運用である。
  • 3037(元松伏営業所・いすゞエルガミオ KK-LR233J1・ワンステップ前中扉車)
    株式会社ラスコの送迎用特定車である。

関連項目

外部リンク

テンプレート:バス共通カード

  • テンプレート:東武グループ

テンプレート:朝日自動車グループ