終着駅

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終着駅(しゅうちゃくえき)は終わりの終点)のことであるが、その意味は「終わり」をどのように捉えるかによって少し変化する(詳細は後述)。

列車の終点

ある鉄道路線の中間に位置する駅でも、列車の(行先)設定上、その駅止まりの列車からいえば「終着駅」と呼ぶことができる。例えば東海道本線東京発小田原行き普通列車の終着駅は小田原駅である。

線区の終点

線路名称で、ある路線の終点となっている駅を終着駅という。たとえば東京駅から神戸駅に至る東海道本線の終着駅は神戸駅である。なお、線路名称上始点でも終点から見れば終着駅になりうる。つまり、東海道本線の終着駅は東京駅でもよい。

行き止まり形線区の終点

これは上の「線区の終点」の中でも、行き止まりとなっている線区の末端で、物理的に線路が他のいずれの路線にも接続していない駅をさす。列車はこの駅に到着後、反対方向へ発車する。当然、そこから先は常時出発停止となる為、出発信号機は存在せず、プラットホーム手前の場内信号機は注意(Y)か警戒(YY)・停止(R)の2灯表示しかないところが多い。ただし、その先に機回し線や引き上げ線がある駅はその方向に入換信号機がある。

東日本旅客鉄道(JR東日本)では、青森駅から三厩駅まで「終着駅号」が運行されている。

以下に挙げる駅はJR旅客会社における行き止まり形線区の終点である(2017年8月4日現在)。なお伊東駅和倉温泉駅鹿島サッカースタジアム駅等のように、私鉄など他の鉄道事業者の線路がつながっている終着駅、鳥羽駅銚子駅のように、構内で他の鉄道路線(路面電車地下鉄を除く)に直接乗り換えが可能(乗換駅)であり、そこから他の鉄道路線で先に行ける終着駅、ならびに東日本大震災等の災害により一時的に終着駅となっている駅は除いてある。また、新幹線に限った場合は新函館北斗駅新潟駅金沢駅等も該当するが、いずれも在来線などへは乗り換え可能となっている。

北海道旅客鉄道(JR北海道)

  • 留萌駅(留萌-増毛間の廃止により2016年12月5日より終着駅になった)
  • 函館駅(ただし、かつて運行されていた北斗星はまなすのようにスイッチバックで方向を変えて先へ行く場合があり、列車によっては終点でないこともある。また、駅前での函館市電との乗り換えは可能)

東日本旅客鉄道(JR東日本)

東海旅客鉄道(JR東海)

西日本旅客鉄道(JR西日本)

四国旅客鉄道(JR四国)

九州旅客鉄道(JR九州)

なお、JR旅客会社では両端が終着駅という線区は宇美駅と西戸崎駅の香椎線のみである。

関連項目