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[[画像:World map worlds first second third.gif|thumb|300px|[[冷戦]]時における「世界」の分類。青が第一世界、赤が第二世界、緑が第三世界]]
 
'''第一世界'''(だいいちせかい)とは、[[民主主義|民主]]的であり、高い[[テクノロジー|技術]]水準を持ち、そして[[市民]]の[[生活水準]]が高い国々のことを指す語である。
 
  
第一世界、[[第二世界]]、そして[[第三世界]]という語は、[[国家]]をおおまかに3種類に分けるために使われていた。この3つの語は、同時に登場したわけではない。[[第二次世界大戦]]後、[[北大西洋条約機構]](NATO)加盟国と[[ワルシャワ条約機構]]加盟国は、それぞれ[[西側諸国]]、[[東側諸国]]と呼ばれるようになった。この2つの「世界」には[[序数詞|序数]]はなかった。そして、どちら側にも分類できない多数の国々の存在が指摘されるようになった。[[1952年]]、[[フランス]]の[[人口統計学|人口統計学者]][[アルフレッド・ソービー]]([[:en:Alfred Sauvy]])はその国々を「第三世界」と命名した。それにより、元々の2つのグループはそれぞれ「第一世界」「第二世界」とされた([[ハンナ・アーレント]]曰く、「第三世界は[[リアリティ]]ではなく[[イデオロギー]]である」)。
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'''第一世界'''(だいいちせかい)
  
この分類の定義にうまく当てはまらない多くの国々が存在する。[[スイス]]や[[スウェーデン]]、[[アイルランド]]といった[[中立国]]である。[[フィンランド]]は[[ソビエト連邦|ソ連]]の影響下にあったが、[[社会主義国]]ではないし、ましてやワルシャワ条約機構加盟国でもない。[[オーストリア]]は[[アメリカ合衆国]]の影響下にあったが、[[1955年]]、[[共和国]]として完全に独立し、中立の状態を保ち続けていた。[[トルコ]]と[[ギリシャ]]は共に[[1952年]]、NATOに加盟したが、[[西ヨーロッパ|西欧]]での影響力は小さく、[[工業化]]も遅れた。[[スペイン]]は独裁者[[フランシスコ・フランコ]]が死去し、冷戦末期の[[1982年]]までNATOに加盟しなかった。
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冷戦期に西側の国々を指した語。西欧諸国・米国・日本など。第二世界 第三世界
 
 
近年では、多くの[[開発途上国]]が工業化を進めている中で、「[[第四世界]]」という語が、工業[[インフラ]]が不足し、発展が遅れている国々([[後発開発途上国]])を指す語となっている。語の定義によれば、かつて開発途上国と考えられてきており、経済的にさらに成長しているが、まだ十分に成長していない国々を[[新興工業経済地域|新興工業国]](NIC)としている。
 
 
 
[[毛沢東]]は「[[3つの世界論]]」の中で、第一世界を米ソ[[超大国]]、第二世界をその[[冷戦#東西陣営の主な国|同盟国]]、第三世界を[[非同盟運動|非同盟]]諸国とする独自の分類を打ち出している。
 
 
 
== 外部リンク ==
 
* [http://www.panda-mag.net/keyword/ma/3sekairon.htm 三つの世界論]
 
  
 
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第一世界(だいいちせかい)

冷戦期に西側の国々を指した語。西欧諸国・米国・日本など。第二世界 第三世界