硫酸

提供: miniwiki
2018/9/24/ (月) 23:15時点におけるAdmin (トーク | 投稿記録)による版 (内容を「{{Chembox | Name = 硫酸 | ImageFile1 = Sulfuric-acid-2D-dimensions.svg | ImageName1 = 硫酸の構造式 | ImageFile2 = Sulfuric-acid-3D-vdW.png | ImageName2 =…」で置換)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先:案内検索

硫酸(りゅうさん、: sulfuric acid

化学式 H2SO4 。工業上最も重要な酸の1つ。8世紀頃より知られているが,現在では硝酸式製造法 (鉛室法および塔式) および接触式製造法により大量に生産されている。常温では無色の液体で,濃度の高いものは油状を呈する。分子量 98.08,純粋な硫酸は比重 1.834 (18℃) ,融点 10.49℃。加熱により 290℃で分解しはじめ,約 317℃で沸騰する。水と混ぜると多量の熱を発生する。強い脱水作用があり,また加熱時は強い酸化作用を呈する。強い二塩基酸であるが,金属との反応は硫酸の濃度,温度,金属の種類などにより異なる。有機化合物とは付加,脱水,酸化,スルホン化などの諸反応を起す。化学工業の基礎原料であるばかりでなく,金属製錬,製鋼,紡織,製紙,食料品工業などきわめて広い範囲にわたって使用される。すなわち硫安 (硫酸アンモニウム ) など硫酸塩の製造のほか,硝酸,リン酸,塩酸などの製造に使われる。また触媒,脱水剤として,あるいは酸化助剤,還元助剤として広く使われ,鉄鋼,黄銅などの酸洗い,石油,油脂の精製,デンプンや木材の糖化,蓄電池,媒染剤などとして大量に使われる。





楽天市場検索: