熊本銀行

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株式会社熊本銀行(くまもとぎんこう、The Kumamoto Bank, Ltd.)は、熊本県熊本市に本店を置く第二地方銀行。 通称は熊銀(くまぎん)。

概要

1992年(平成4年) に、いずれも相互銀行から普通銀行に転換した旧熊本銀行と旧肥後ファミリー銀行が対等合併し、旧熊本銀行を存続会社として熊本ファミリー銀行が誕生。

2007年(平成19年)4月2日、福岡県に本拠をおく有力地銀福岡銀行と経営統合し、ふくおかフィナンシャルグループを設立、同グループの傘下に入った[1]。それに先立ち、2006年(平成18年)6月12日より、同行のATMでは福岡銀行のキャッシュカードは自行扱いとなった(ただしコンビニATMは除く)。

2013年(平成25年)4月1日、熊本を代表する銀行のひとつであることをシンプルに表現するために、旧肥後ファミリー銀行と対等合併する以前の称号であった「熊本銀行」に再改称した[2][注 1]

店舗

熊本県内のほか、福岡県福岡市久留米市大牟田市)や鹿児島県鹿児島市出水市薩摩川内市)に店舗を構える。九州以外の地域には支店はない。

沿革

  • 1929年(昭和4年)
    • 1月 - 熊本無尽を設立。
    • 4月 - 熊本無尽、「山鹿興業無尽商会」の営業の全部を譲り受ける。
  • 1933年(昭和8年)3月 - 肥後無尽を設立。
  • 1942年(昭和17年)8月 - 熊本無尽、「福栄無尽」を合併。
  • 1943年(昭和18年)
    • 2月 - 肥後無尽、「阿蘇無尽」の営業を譲り受ける。
    • 3月 - 肥後無尽、「城南無尽」を合併。
  • 1951年(昭和26年)10月 - 相互銀行に転換、商号を熊本無尽は「熊本相互銀行」へ、肥後無尽は「肥後相互銀行」へそれぞれ改称。
  • 1972年(昭和47年)12月 - 肥後相互銀行、新本店ビルを完成(現:熊本銀行中央支店)。
  • 1977年(昭和52年)9月 - 熊本相互銀行、事務センター新築・事務部移転。
  • 1984年(昭和59年)7月 - 熊本相互銀行、本店を市南部の水前寺六丁目へ移転(現:熊本銀行本店)。従来の本店窓口は、花畑営業部に改称。
  • 1987年(昭和62年)10月 - 両行、福岡証券取引所へ上場。
  • 1989年(平成元年)2月 - 普通銀行に転換、商号を熊本相互銀行は「(旧)熊本銀行」へ、肥後相互銀行は「肥後ファミリー銀行」へそれぞれ改称。
  • 1990年(平成2年)6月 - 肥後ファミリー銀行とディーシーカードによる共同でファミリーカードを設立。
  • 1992年(平成4年)4月 - 熊本銀行、肥後ファミリー銀行と合併して「熊本ファミリー銀行」へ改称。旧肥後ファミリー銀行本店は、中央営業部となった。
  • 2001年(平成13年)4月 - 中央営業部(旧・肥後ファミリー銀行本店)と花畑営業部(1984年以前の旧熊本相互銀行本店営業部窓口)を支店に降格させ、分散していた本部機能の一部を本店ビルに集約。
  • 2004年(平成16年)7月 - 金融庁から業務改善命令が発動される[3][4]
  • 2005年(平成17年)
  • 2006年(平成18年)
  • 2007年(平成19年)
  • 2008年(平成20年)3月21日 - 同行長崎・島原・大分の3支店を廃止し、長崎・大分の各県から撤退。
  • 2009年(平成21年)1月4日 - 同行のオンラインシステムを、九州地方の第二地銀7行が共同で運用している「システムバンキング九州共同センター(SBK)」から離脱し、福岡銀行・広島銀行との共同利用型基幹システムへ移行。
  • 2010年(平成22年)9月21日 - FFG3行(熊本ファミリー・福岡・親和)間による、ATM相互カード入金サービスを開始[5]
  • 2013年(平成25年)4月1日 - (新)株式会社熊本銀行に商号変更。熊本ファミリー銀行への改称から21年ぶりに旧名称に戻った。
  • 2014年(平成26年)
    • 4月1日 - 竹下英専務執行役員が頭取に昇格[6]
    • 4月7日 - FFG3行(福岡・熊本・親和)間による、通帳相互利用サービスを開始。熊本銀行通帳を福岡・親和銀行ATMでの使用開始[7]
    • 4月14日 - 熊本県熊本市中央区新屋敷の新屋敷支店を中央区大江3丁目に2014年6月開店の「ゆめタウン大江」敷地内に移転し、大江白川支店を開設。

ATM提携

情報処理システム

2009年(平成21年)1月4日に、福岡銀行・広島銀行との共同利用型基幹システムへの移行が行われた[8][9]

脚注

  1. シンボルマークは「K」をモチーフとし、シンボルカラーは「火の国くまもと」を連想させるあたたかみのあるオレンジに、ロゴフォントは福岡銀行・親和銀行と共通のデザインとなった。

出典

  1. 「株式会社ふくおかフィナンシャルグループ」の設立ならびに平成20年3月期の通期業績予想について (PDF)  株式会社ふくおかフィナンシャルグループ 平成19年4月2日
  2. “熊本銀、行名変更で式典 ロゴ入り看板除幕”. 日本経済新聞. (2013年4月2日). http://www.nikkei.com/article/DGXNZO53478880R00C13A4LX0000/ . 2014-4-14閲覧. 
  3. “株式会社熊本ファミリー銀行に対する行政処分について”. 金融庁. (2004年7月16日). http://www.fsa.go.jp/news/newsj/16/ginkou/f-20040716-2.html . 2014-4-14閲覧. 
  4. “九州の2銀行に改善命令 金融庁、収益が目標下回り”. 共同通信. (2004年7月16日). http://www.47news.jp/CN/200407/CN2004071601003686.html . 2014-4-14閲覧. 
  5. 「FFGグループ3行間のATM相互入金」の開始について (PDF, ふくおかフィナンシャルグループ:2010年9月15日付けニュースリリースより)
  6. “熊本銀行頭取に竹下氏”. 日本経済新聞. (2014年2月25日). http://www.nikkei.com/article/DGXNASDF2500E_V20C14A2EE8000/ . 2014-4-14閲覧. 
  7. FFG3行ATMにおける「通帳相互利用サービス」の開始について (PDF, ふくおかフィナンシャルグループ:2014年2月25日付けニュースリリースより) (日本語)
  8. “ふくおかフィナンシャルグループおよび広島銀行との戦略的アウトソーシング契約を更改”. 日本IBM株式会社. (2011年1月13日). http://www-06.ibm.com/jp/press/2011/01/1301.html . 2014-4-14閲覧. 
  9. “日本IBM、ふくおかFG、広島銀行とのITアウトソーシング契約を5年3カ月延長”. 日経コンピュータ. (2011年1月13日). http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20110113/356054/ . 2014-4-14閲覧. 

外部リンク