深海掘削計画

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深海掘削計画(しんかいくっさくけいかく、DSDP: Deep Sea Drilling Project)

深海底でボーリングを行い、海洋底の進化を調査・研究する国際的な共同研究事業。初めアメリカが、1968年以来深海掘削計画Deep Sea Drilling Program(略称DSDP)を単独で行っていたが、75年以降国際協力事業に拡充され、83年までに624地点で、延べ32万5548メートルの海底ボーリングを行い、海洋底拡大説を立証する輝かしい成果をあげた(掘削船は、1968年から83年までグロマー・チャレンジャー号が従事)。85年からは、国際深海掘削計画Ocean Drilling Program(略称ODP)と改称、掘削船もジョイデス・レゾリューション号(排水量1万8600トン)に大型化した。日本、アメリカをはじめ、カナダ、イギリス、フランス、ドイツなど22か国が参加。アメリカ東岸から300キロメートルの大西洋ブレーク海嶺にて白亜紀/第三紀境界層を掘り当てるなど、多分野で優れた成果をあげた。この計画は、2003年10月に統合国際深海掘削計画Integrated Ocean Drilling Program(略称IODP)として引き継がれ、採取されたコア(岩芯(がんしん))の解析や掘削孔を利用した計測を通じて、地球規模の環境変動、地震発生のメカニズムなどの解明が進められることになった。



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