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| − | {{出典の明記|date=2016年7月}}
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| − | {{脚注の不足|date=2017年4月}}
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| − | '''河野氏'''（こうのし／かわのし）は、[[日本]]の[[氏族]]。
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| − | # [[三好義長]]を遠祖とする[[芥川長明]]の子[[河野季範|芥川季範]]が河野氏を称する。
| + | '''河野氏'''（こうのし／かわのし） |
| − | # [[平氏#桓武平氏|桓武平氏]][[平良文|良文流]]（[[秩父平氏]]）[[河越氏]]の流れを汲む[[河越重家]]の子孫が河野氏を称する。
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| − | # [[伊予国]]の河野氏 … 下記の本項で述べる。
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| − | {{日本の氏族
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| − | |家名 = 河野氏
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| − | |家紋 = Kounoke_kamon.png
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| − | |家紋名称 = <span style="font-size:70%">おしきにゆれみもじ・おしきにゆれさんもじ</span><br />折敷に揺れ三文字
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| − | |本姓 = [[越智氏|越智]][[宿禰]]（[[物部氏|物部姓]]?）?{{Sfn|太田|1934|p=1389}}<br/>伊予凡直?{{Sfn|太田|1934|p=1389}}<br/>
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| − | |家祖 = [[河野玉澄|越智玉澄]]<br/>河野親経{{Sfn|太田|1934|p=1389}}
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| − | |種別 = [[高家]]<br/>[[武家]]
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| − | |出身地 = [[伊予国]][[風早郡]]河野郷{{Sfn|太田|1934|p=1389}}
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| − | |根拠地 = 伊予国
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| − | |人物 = [[河野通清]]<br>[[河野通信]]<br>[[河野通有]]<br>[[河野通直 (弾正少弼)|河野通直]]（弾正少弼）<br>[[河野通宣 (左京大夫)]]<br>[[河野通直|河野通直（伊予守）]]<br/>[[河野政通]]?
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| − | |支流 = [[伊予北条氏]]（[[武家]]）<br/>[[得能氏]]（武家）<br/>[[黒川氏]]（武家）<br/>[[土居氏]]（武家）<br/>[[河野氏 (陸奥国)|陸奥河野氏]]（武家）?
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| − | }}
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| − | '''河野氏'''（こうのし／かわのし）は、[[伊予国]]（愛媛県）の有力[[豪族]]で、[[越智氏]]の流れを汲むとされる。第22代当主[[河野通清]]以降は「'''通'''」を[[通字]]とする。 | |
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| − | [[室町時代]]以降は代々[[湯築城]]を居城としてきた。一族の来歴を記した文書『[[予章記]]』と『[[予陽河野家譜]]』などではその虚実入り交じった不思議な内容（鉄人伝説など）で有名である。
| + | 伊予国温泉郡河野に居住した越智氏の一族。源平合戦に源氏に属して通信が功をあげ，のち鎌倉幕府の御家人となる。承久の乱には通信，通久父子が両方に分れて戦い，弘安の役には通有が武名をあげた。南北朝時代，伊予国守護となったが，大内，細川，大友，長宗我部氏などに圧迫されてふるわず，豊臣秀吉の四国征伐で所領を没収され，滅亡した。 |
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| − | == 概要 ==
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| − | 河野氏は[[風早郡|河野郷]]（旧・[[北条市]]河野地区付近）を出自とする{{Sfn|太田|1934|p=1389}}。当初は[[国衙]]の役人として活動していたと考えられているが、[[治承・寿永の乱]]（源平合戦）で源氏に味方したことで[[鎌倉幕府]]の[[御家人]]となり[[西国]]の[[武将]]でありながら大きな力をつけた。その後、[[室町時代|室町期]]に道後に湯築城を築き本拠を移した。根拠地の伊予が地政学的にも周辺諸国からの介入を受けやすい位置にあったこともあり内乱を繰り返すこととなった。その結果勢力を削ぐこととなり、[[戦国大名]]として変移できなかった典型的地方[[豪族]]といえる{{要出典|date=2010年8月}}。
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| − | 河野[[宗家]]は、代々[[湯築城]]を拠点としていたが、[[河野水軍]]の本拠地は松山市[[三津浜 (松山市)|三津]]、[[港山城|港山]]の一帯であった。この地理的な距離が[[宗家]]と分家（水軍衆）との亀裂を生んでいたとも思われる。なお河野氏の[[菩提寺]]は旧・北条市の[[善応寺]]である。湯築城へ移転するまでは、善応寺の双子山城{{要出典|date=2009年5月}}を本丸として支城に恵良山城、鹿島城、大山寺城、高縄山城などを有していた。
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| − | 一時的に河野家の兵力は、瀬戸内最大規模の[[水軍]]となり、[[河野水軍]]とも呼ばれた。これは、[[道後平野]]での稲作による豊富な食料確保が可能であったからであり{{要出典|date=2009年5月}}、[[島嶼]]部に拠点を置いた他の水軍との大きな相違点でもある。有名な[[村上水軍]]は、形式的には河野氏の配下であるが、独自での活動も活発であり必ずしも従属関係にあったわけではない{{要出典|date=2010年8月}}。伊予の水軍は大三島の[[大山祇神社]]を崇拝し、祀りを執り行うことが習いであった。
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| − | == 歴史 ==
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| − | === 平安・鎌倉時代 ===
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| − | [[平安時代]]の末期は、[[平清盛]]率いる[[平氏|伊勢平氏]]の傘下にあったが、その後、源平合戦においては[[河野通信]]が[[河内源氏]]の流れを汲む[[源頼朝]]に協力して西国の伊勢平氏勢力と戦った。[[鎌倉時代]]になり[[承久の乱]]のとき、反幕府側の[[後鳥羽天皇|後鳥羽上皇]]に味方したために一時的に衰退したが、[[元寇]]のときに勇将・[[河野通有]]が活躍してその武名を馳せ（河野の後築地・"うしろついじ"として有名である）、河野氏の最盛期を築き上げた。ところが、通有の没後に家督を巡る内紛が発生した上、[[元弘の変]]では一族のほとんどが鎌倉幕府討幕に立ち上がる中で、惣領である[[河野通盛]]（通有の子）だけが最後まで幕府に従ったために[[建武政権]]成立後に逼塞を余儀なくされて、再び衰退した。
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| − | === 南北朝・室町時代 ===
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| − | [[南北朝時代 (日本)|南北朝時代]]には、四国へ進出し伊予へ侵攻した[[細川氏]]と争う。[[河野通盛]]は[[足利尊氏]]に従い伊予守護職を手にしたが、[[河野通朝]]は[[細川頼之]]の侵攻を受け[[世田山城]]で討ち死にした。子の[[河野通堯|通堯]]は[[九州]]に逃れ、[[南朝 (日本)|南朝]]勢力であった[[懐良親王]]に従い伊予奪還を伺う。幕府管領となった[[細川頼之]]が[[1379年]]の[[康暦の政変]]で失脚すると、通堯は[[南朝 (日本)|南朝]]から幕府に帰服し、[[斯波義将]]から伊予守護職に任じられ頼之追討令を受けて細川方と戦うが、頼之の奇襲に遭い戦死した。その後頼之が幕府に赦免されると、[[1386年]]には3代将軍[[足利義満]]の仲介で河野氏は細川氏と和睦する。
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| − | | |
| − | [[室町時代]]には度重なる[[細川氏]]の侵攻や[[予州家]]との内紛、有力[[国人]]の反乱に悩まされた。[[河野通久]]の時代に、[[河野通之]]の子[[河野通元|通元]]の予州家との間に[[家督]]相続争いが起こった。この争いはその後も続き、[[管領]]職が代わる事に[[室町幕府|幕府]]の対応が変わるなど情勢が混迷を極めた。本家[[河野教通]]と予州家の[[河野通春]]の争いは[[瀬戸内]]を挟んだ[[細川氏]]、[[大内氏]]を巻き込んだものとなったが、[[応仁の乱]]のさなか、本家の教通が伊予守護職を確保し、通春没後に予州家は没落した。
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| − | === 戦国時代・安土桃山時代 ===
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| − | [[戦国時代 (日本)|戦国時代]]に入ると、予州家との抗争は終息したものの、有力国人の反乱や河野氏内部での家督争いが相次いで起こり、その国内支配を強固なものとすることはできなかった。[[16世紀]]前半の河野氏宗家の当主・[[河野通直 (弾正少弼)|河野通直]]（弾正少弼）のとき、家臣団や有力武将[[村上通康]]を巻き込む形で子の[[河野晴通]]・[[河野通宣 (左京大夫)|通宣]]兄弟と家督をめぐって争いが起こる。この争いは晴通の死と通直の失脚で収束したが、これにより河野氏はさらに衰退してゆくことになる。この隙を突いて、周防の[[大内氏]]の攻撃が激化、芸予諸島は概ね大内方の制圧するところとなる。結果的に、[[来島村上氏]]や[[平岡氏]]、[[能島村上氏]]といった新たに台頭した有力[[国人]]勢力に政権運営を強く依存する形となり、末期には軍事的にも[[毛利氏]]の支援に支えられるなど、強力な[[戦国大名]]への脱皮はかなわなかった。この頃の河野一族は、戦乱が絶えず、一族そろって無事に正月を迎えることが難しかったため、旧暦12月の、巳の日に先祖の墓前で一家よりそって餅を食す「みんま」という慣わしができた。これは、現在も[[愛媛県]][[中予地方]]を中心に各家々で受け継がれている。
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| − | 国内には[[喜多郡]]の[[宇都宮豊綱]]、[[大野直之]]、[[宇和郡]]の[[西園寺氏]]らの河野氏に属さない勢力が存在し、また、[[土佐国|土佐]]の[[土佐一条氏|一条氏]]、[[豊後国|豊後]]の[[大友氏]]、[[讃岐国|讃岐]]の[[三好氏]]との間に争いが続くが、同盟、縁戚関係を築いた[[安芸国|安芸]]の[[毛利氏]]の支援を強く受けることとなった。その後も、[[長宗我部氏]]の侵攻や天正9年（[[1581年]]）の[[来島通総]]の離反など苦難は続いた。天正13年（[[1585年]]）、[[豊臣秀吉]]の[[四国征伐]]において、[[河野通直 (伊予守)|通直]]（伊予守）も[[小早川隆景]]の説得を受けて降伏し、通直は[[大名]]としての道を絶たれ、新たな伊予の支配者となった[[小早川隆景]]の元に庇護された。そして天正15年（[[1587年]]）、通直が竹原で嗣子無くして没したため、大名としての河野氏は57代をもって滅亡した。
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| − | === 河野氏遺臣の再興のための戦い ===
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| − | [[慶長]]5年（[[1600年]]）には[[関ヶ原の戦い]]に呼応して、安芸の毛利、村上勢（[[村上元吉|村上掃部頭元吉]]（[[村上武吉]]の長子）軍団）と、四国に残留した平岡勢が協同して、慶長5年8月28日に[[加藤嘉明]]の居城[[松前城 (伊予国)|正木城]]に軍勢およそ2000余騎で攻め寄せるが、守将[[佃十成]]の計略にはまり、上陸地点である三津で散陣していたところに夜襲を受け、火を掛けられ混乱し激戦の末に少数の加藤勢に撃破された（[[三津浜夜襲]]）。翌日にも体制を立て直した残兵が[[伊予国]]内を荒らすが、久米付近で[[佃十成]]と遭遇し合戦の上撃退され退却を繰り返す。[[荏原城]]など各地で河野氏旧臣が呼応して蜂起し篭城するが、[[関ヶ原の戦い]]はすでに東軍勝利で終わったため、毛利勢は伊予国から退散。一揆勢も完全に鎮圧された。
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| − | == 河野氏遺臣による豊臣秀吉暗殺未遂事件 ==
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| − | ; 第1回
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| − | [[1586年]]（天正14年）12月、[[戸次川の戦い]]において豊臣勢は島津勢を相手に大敗を喫したため、翌年3月には秀吉自ら九州征伐に向けて出陣する。秀吉は九州に向かう途中竹原に上陸、雲龍閣に入った。あらかじめ情報を得ていた河野氏遺臣達は襲撃したが果たせず全員討ち死に、それを知って竹原湾上で待機していた仲間達も自決、又は四散した。
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| − | | |
| − | ; 第2回
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| − | 1592年（天正20年）3月6日、豊臣秀吉は朝鮮出兵の指揮をとるべく肥前名護屋に向かって出発した。4月8日には備後総鎮護御調八幡宮にて戦勝祈願をし、三原城に入る予定となっていた。これを好機とみた河野氏遺臣達は秀吉暗殺を計画。計画とは既定の場所に集結後八幡宮の裏山に潜伏し、一行が近づいたところで襲い掛かり秀吉を討つ。しかし計画は露見してしまい全員処刑となった。計画の首謀者についてははっきりしていないが、[[河野通軌]]という説と[[河野通昭]]という説がある。
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| − | -->
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| − | == 「河野」の由来 ==
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| − | [[矢野玉興|越智玉興]]（[[橘氏 (伊予国)|伊予橘氏]]の祖）と[[河野玉澄|越智玉澄]]の兄弟が[[699年]]（[[文武天皇|文武]]3年）に都落ちする際、[[瀬戸内海]]の[[備中国|備中]]沖で飲料水が無くなり、玉興が[[弓 (武器)|弓]]を海中に差し込み潮を掻き分けた所、[[真水]]が湧いてきて渇を癒す事ができた。これが[[水島地域|水島]]の地名の由来となり、この故事に鑑みこの水の源は[[越智氏]]の領地である[[伊予国]][[高縄山]]から流れてきたものであるとし、「この水の可なること、予が里よりす」と玉興が言った事から「水」「可」「予」「里」の4字を組み合わせて「河野」とし、居館の地域を「河野郷」と称し、[[養子]]となった玉澄が「'''河野'''」を[[苗字]]とした。
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| − | | |
| − | == 河野氏の家紋 ==
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| − | [[家紋]]は、伊予の[[古代]]以来の[[豪族]]である[[越智氏]]より続く「折敷揺れ三文字」を用い、第23代当主の河野通信より「折敷三文字」へ変更した。理由は[[鎌倉幕府]]の開府の時に鎌倉で行われた酒宴の席順が、源頼朝、[[北条時政]]に次いで河野通信が3番目で、「三」と書かれた紙が折敷に置いてあった。このことから、古来使用していた[[大山祇神社]]の社紋でもある「折敷揺れ三文字」を改め、席順の紙を上から見た「折敷三文字」の紋を頼朝から貰ったと伝えられる。
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| − | | |
| − | == 伊予国以外の河野氏 ==
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| − | [[宮崎県]]に河野（かわの）姓が多い。『[[都城市]]史』には[[南北朝時代 (日本)|南北朝時代]]に伊予より[[日向国|日向]]に上陸したとの記述がある。一説に依ると「かわの」は信濃源氏[[久留島氏|久留島一族]]によると考えられている。『[[小林市]]史』には[[河野通貫]]の代の[[貞治]]5年（[[1366年]]）6月[[宮崎郡]]下着、その後数代を経て[[河野正弘|河野伊予守正弘]]の代に[[日向国]][[三俣院]][[高城町 (宮崎県)|高城]]の有水村に居住して長峯門を領し、長峯土佐守と称した。更にその後数代経て[[長峯通貴|長峯玄蕃允通貴]]の代に真幸院三之山東方村赤木門を知行したので孫の通信の代に[[赤木氏]]を称するようになったとある。また『宮崎県史 史料編』では、[[室町時代]]の[[享禄]]4年[[真幸院]]の在地領主として[[河野通安|河野四郎通安]]の名前を見ることができる。いずれも通字として河野氏の通字「'''通'''」を継承しており、[[中世]]よりつながりがあると伝わる。
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| − | 『河野・川野一族』によれば、[[河野通信]]の子得能通俊の子孫が日向に移住、[[伊東氏]]に属した。[[児湯郡]]に河野姓が多いのは伊東氏に属し、土着したためとある。
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| − | [[戦国時代 (日本)|戦国時代]]に[[武田信玄]]によって[[武田水軍]]が編成された際に、河野氏の一部が[[武田氏]]の傘下に入り、[[水軍]]の技術を伝えている。その子孫は[[山梨県]]や[[静岡県]]に見られる{{要出典|date=2010年8月}}。
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| − | [[越前国]]の[[河野村 (福井県)|河野村]]は、[[南北朝時代 (日本)|南北朝時代]]に京に上った河野氏の一族が戦に破れ、流浪の末に築いた村といわれる。現在も河野家と同じ家紋を瓦に残している{{要出典|date=2010年8月}}。
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| − | == 河野氏歴代当主 ==
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| − | {{Col-begin}}
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| − | {{Col-4}}
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| − | * [[河野玉澄]]'''{{Sub|1}}'''
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| − | ** ([[越智守興]]落胤・[[越智玉興]]養子)
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| − | * [[河野益男]]'''{{Sub|2}}'''
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| − | * [[河野真勝]]'''{{Sub|3}}'''
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| − | * [[河野深躬]]'''{{Sub|4}}'''
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| − | * [[河野息村]]'''{{Sub|5}}'''
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| − | * [[河野息利]]'''{{Sub|6}}'''
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| − | * [[河野息方]]'''{{Sub|7}}'''
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| − | * [[河野好方]]'''{{Sub|8}}'''
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| − | * [[河野好峯]]'''{{Sub|9}}'''
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| − | * [[河野安国]]'''{{Sub|10}}'''
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| − | * [[河野安躬]]'''{{Sub|11}}'''
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| − | * [[河野元興]]'''{{Sub|12}}'''
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| − | * [[河野元家]]'''{{Sub|13}}'''
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| − | * [[河野家時]]'''{{Sub|14}}'''
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| − | * [[河野為世]]'''{{Sub|15}}'''
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| − | * [[河野為時]]'''{{Sub|16}}'''
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| − | * [[河野時孝]]'''{{Sub|17}}'''
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| − | * [[河野為綱]]'''{{Sub|18}}'''
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| − | * [[河野親孝]]'''{{Sub|19}}'''
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| − | * [[河野親経]]'''{{Sub|20}}'''
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| − | * [[河野親清]]'''{{Sub|21}}'''
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| − | * [[河野通清]]'''{{Sub|22}}'''
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| − | * [[河野通信]]'''{{Sub|23}}'''
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| − | * [[河野通久 (鎌倉時代)|河野通久]]'''{{Sub|24}}'''
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| − | * [[河野通継]]'''{{Sub|25}}'''
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| − | * [[河野通有]]'''{{Sub|26}}'''
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| − | * [[河野通盛]]'''{{Sub|27}}'''
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| − | * [[河野通朝]]'''{{Sub|28}}'''
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| − | * [[河野通堯]]'''{{Sub|29}}'''
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| − | * [[河野通義]]'''{{Sub|30}}'''
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| − | * [[河野通之]]'''{{Sub|31}}'''
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| − | * [[河野通久]]（持通）'''{{Sub|32}}'''
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| − | * [[河野教通]]（通直）'''{{Sub|33}}'''
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| − | * [[河野通春]]'''{{Sub|34}}'''
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| − | * [[河野通宣 (刑部大輔)|河野通宣]]（刑部大輔）'''{{Sub|35}}'''
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| − | * [[河野通直 (弾正少弼)|河野通直]]（弾正少弼）'''{{Sub|36}}'''
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| − | * [[河野通政|河野晴通]]（通政）'''{{Sub|37}}'''
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| − | * [[河野通宣 (左京大夫)|河野通宣]]（左京大夫）'''{{Sub|38}}'''
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| − | * [[河野通直]]（伊予守）'''{{Sub|39}}'''
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| − | * [[河野通軌]]'''{{Sub|40}}'''
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| − | {{Col-end}}
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| − | == 系譜 ==
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| − | '''凡例'''
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| − | ※ '''太字'''は当主、太線は実子、細線は養子。
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| − | <div style="font-size:70%">
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| − | {{familytree/start|style="font-size:100%"}}
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| − | {{familytree |border=0|01||||||||||| 01=<ruby>[[越智氏|越智]][[越智益躬|益躬]]<rt> おちのますみ</rt></ruby>}}
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| − | {{familytree |border=0|01||||||||||| 01=<ruby>[[越智武男|武男]]<rt>たけお</rt></ruby>}}
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| − | {{familytree |border=0|01||||||||||| 01=<ruby>[[越智浄江|浄江]]<rt>きよえ</rt></ruby>}}
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| − | {{familytree |border=0|01||||||||||| 01=(略)}}
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| − | {{familytree |border=0|01|02|05|05|05|05|05|05|05|05|05|03|04|||||||| 01='''[[河野通信|通信]]{{Sub|23}}'''|02=[[甲曽氏|甲曽]][[甲曽通経|通経]] |03=[[河野通助|通助]]|04=[[石井氏|石井]][[石井通員|通員]]|05=}}
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| − | {{familytree |border=0|01|07|07|02|03|07|07|07|04|05|06|08||||||| 01=[[得能氏|得能]][[得能通俊|通俊]]|02=[[河野通政 (鎌倉時代)|通政]]|03=[[河野通広|別府通広]]|04='''[[河野通久 (鎌倉時代)|通久]]{{Sub|24}}'''|05=[[中川氏|中川]][[中川通宗|通宗]]|06=[[黒川氏#伊予黒川氏|黒川]][[黒川信綱|信綱]]|07=|08=[[河野頼久|頼久]]}}
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| − | {{familytree |border=0|01|02|03|03|03|03|03|03|04|05|06| 01=[[河野通純|通純]]|02=通村|03=|04='''[[河野通有|通有]]{{Sub|26}}'''|05=[[河野通泰|通泰]]|06=[[河野通成|通成]]}}
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| − | {{familytree |border=0|01|02|03|03|04|05|06|07|08| 01=[[河野通村|通村]]|02=[[河野通景|通景]]|03=|04=[[河野通忠|通忠]]|05=[[河野通茂|通茂]]|06=[[河野通種|通種]]|07=[[河野通為|通為]]|08='''[[河野通盛|通盛]]{{Sub|27}}'''}}
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| − | {{familytree |border=0|01|02|03|03|06|03|07|04|05| 01=[[河野通綱|通綱]]|02=[[重見氏|重見]][[重見重宗|重宗]]|03=|04=[[河野通遠|通遠]]<br/><sup>壱岐守</sup>|05='''[[河野通朝|通朝]]{{Sub|28}}'''|06=[[河野通貞|通貞]]|07=[[河野通時|通時]]}}
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| − | {{familytree |border=0|03|02|03|03|03|03|05|03|04| 03=|02=[[重見通勝|通勝]]|04='''[[河野通堯|通直]]{{Sub|29}}'''<br/><sup>讃岐守</sup>|05=[[河野通遠|通遠]]}}
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| − | {{familytree |border=0|03|03|01|03|03|03|03|03|04| 03=|01=''惣領家''<br/>'''[[河野通義|通義]]{{Sub|30}}'''|04=''[[予州家]]''<br/>'''[[河野通之|通之]]{{Sub|31}}'''<br/><sup>対馬守</sup>}}
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| − | {{familytree |border=0|03|03|01|03|03|03|03|03|04| 03=|01='''[[河野通久|通久]]{{Sub|32}}'''|04=[[河野通元|通元]]}}
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| − | {{familytree |border=0|03|03|01|03|03|04|05|06|07| 03=|01='''[[河野教通|通直]]{{Sub|33}}'''<br/><sup>刑部大輔</sup>|04=[[河野通生|通生]]<br/><sup>兵部少弼</sup>|05=[[河野通秋|通秋]]|06=[[河野通之|通之]]<br/><sup>対馬守</sup>|07='''[[河野通春|通春]]{{Sub|34}}'''}}
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| − | {{familytree |border=0| ||||,|-|-|+|-|-|v|-|-|.|||)|-|-|v|-|-|.|||!}}
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| − | {{familytree |border=0|03|02|01|04|05|06|07|08|09| 03=|02=[[河野通生|通生]]|01='''[[河野通宣 (刑部大輔)|通宣]]{{Sub|35}}'''<br/><sup>刑部大輔</sup>|04=[[河野通氏|通氏]]|05=[[稲葉通貞]]|06=[[河野通高|通高]]|07=[[河野勝生|勝生]]|08=[[河野明生|明生]]|09=[[河野通篤|通篤]]}}
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| − | {{familytree |border=0| |||||||)|-|-|.||||||||||||!|||!}}
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| − | {{familytree |border=0|03|03|01|04|03|03|03|08|09| 03=|01='''[[河野通直 (弾正少弼)|通直]]{{Sub|36}}'''<br/><sup>弾正少弼</sup>|04=[[松末通氏]]|08=[[河野通吉|通吉]]|09=[[河野通存|通存]]}}
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| − | {{familytree |border=0| |||||||]|~|~|7||||||||||||!|||)|-|-|v|-|-|v|-|-|.}}
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| − | {{familytree |border=0|03|03|01|09|03|03|03|08|02|010|011|012| 03=|02=晴通|01=通宣<br/><sup>左京大夫</sup>|08=通直<br/><sup>兵部少弼</sup>|09='''[[河野晴通|晴通]]{{Sub|37}}'''|010=[[石川氏|石川]][[石川通昌|通昌]]|011=通宣<br/><sup>左京大夫</sup>|012=[[野島氏|野島]][[野島直信|直信]]}}
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| − | {{familytree |border=0| ||||||||||:|||||||||||}}
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| − | {{familytree |border=0|03|03|03|01| 01='''[[河野通宣 (左京大夫)|通宣]]{{Sub|38}}'''<br/><sup>伊予守・左京大夫</sup>|03=}}
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| − | {{familytree |border=0| ||||||||||:|||||||||||}}
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| − | {{familytree |border=0|03|03|03|01| 01='''[[河野通直 (伊予守)|通直]]{{Sub|39}}'''<br/><sup>伊予守・兵部少弼</sup>|03=}}
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| − | {{familytree |border=0| ||||||||||:|||||||||||}}
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| − | {{familytree |border=0|03|03|03|01| 01='''[[河野通軌|通軌]]{{Sub|(40)}}'''|03=}}
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| − | {{familytree/end}}
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| − | </div>
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| − | ※ [[河野晴通|晴通]]、[[河野通宣 (左京大夫)|通宣]]（左京大夫）兄弟については、実父を[[河野通直 (弾正少弼)|通直]]（弾正少弼）・[[河野通存|通存]]とする両説が有る。また、[[河野通直 (伊予守)|通直]]（兵部少弼）については、[[来島氏|来島村上氏]]からの養子（村上通康と宍戸隆家の娘の子で、通康の死後に隆家の娘が通直を連れて通宣と再婚した）とする説もある<ref>西尾和美「戦国末期における河野氏権力と来島通康」『戦国期の権力と婚姻』清文堂出版、2005年</ref>。
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| − | == 庶家 ==
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| − | <div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;">
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| − | * [[松末氏]]
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| − | * [[野島氏]]
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| − | * [[別府氏]]
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| − | * [[久保氏]]
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| − | * [[嬉野氏]]
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| − | * [[樫野氏]]
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| − | </div><div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;">
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| − | * [[土居氏]]
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| − | * [[下村氏(49代以降)]]
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| − | * [[今岡氏(49代以降)]]
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| − | * [[得能氏]]
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| − | * [[高井氏]]
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| − | * [[遠藤氏]]
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| − | * [[戒能氏]] - [[戒能通孝]]（法学者）{{要出典|date=2016年7月}}
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| − | * [[大喜多氏]]
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| − | </div><div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;">
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| − | * [[甲曾氏]]（[[中川氏]]）
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| − | * [[北条氏 (曖昧さ回避)|北条氏]]{{要出典|date=2010年8月}}
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| − | * [[林氏]] - [[伊藤博文]]が[[河野通有]]の末裔と自称{{要出典|date=2010年8月}}
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| − | * [[一柳氏]]
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| − | * [[橘氏 (伊予国)|伊予橘氏]]
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| − | * 越智氏
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| − | </div><div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;">
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| − | * [[宇津宮氏]]
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| − | * [[三島氏]]
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| − | * [[三嶋氏]]
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| − | * [[久枝氏]]
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| − | * [[黒川氏]]（[[黒河氏]]）
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| − | * [[正岡氏]]
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| − | </div>{{clear|left}}
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| − | == 河野氏主要家臣団（戦国期） ==
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| − | <div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;">
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| − | * [[村上通康]]
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| − | * [[来島通総]]
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| − | * [[村上武吉]]
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| − | * [[平岡房実]]
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| − | * [[平岡通資]]
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| − | </div><div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;">
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| − | * [[平岡直房]]
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| − | * [[平岡通倚]]
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| − | * [[忽那通著]]
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| − | * [[大野直昌]]
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| − | * [[別府通興]]
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| − | </div></div><div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;">
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| − | * [[土居通利]]
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| − | * [[正岡経政]]
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| − | * [[戒能通森]]
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| − | * [[大内信泰]]
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| − | * [[松末通為]]
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| − | </div>{{clear|left}}
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| − | == 河野氏出身の著名な人物 ==
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| − | * [[一遍|一遍智真]] - （河野通秀）
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| − | * [[伊藤博文]]
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| − | == 河野諸氏末裔 ==
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| − | * [[河野早紀]] - （NMB48）
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| − | * [[下見吉十郎]]
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| − | * [[秋山好古]]{{要出典|date=2010年8月}}
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| − | * [[秋山真之]]{{要出典|date=2010年8月}}
| |
| − | * [[正岡子規]]{{要出典|date=2008年6月}}
| |
| − | * [[馬越恭平]]{{要出典|date=2010年8月}}
| |
| − | * [[伊藤博文]]<ref>『[[愛媛新聞|海南新聞]]』[[1909年]]（[[明治]]42年）3月18日号</ref>
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| − | * [[河野敏鎌]]{{要出典|date=2010年8月}}
| |
| − | * [[戒能通孝]]{{要出典|date=2010年8月}}
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| − | * [[河野淳吾]] - （Jリーガー）
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| − | * [[河野直人]] - （Jリーガー）
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| − | * [[河野玄太]] - （[[ミュージシャン]]）
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| − | * [[大石尚子]] - （[[衆議院]]議員）
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| − | * [[谷本進]] - （舞台俳優）
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| − | * [[黒川通軌]] - （陸軍中将後東宮武官長・[[男爵]]・貴族院議員）
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| − | * [[河野徳良]] - ([[日本体育大学]]教員・野球日本代表チームチーフトレーナー）
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| − | * [[河野一郎]] - （建設大臣・農林大臣・国務大臣・[[行政管理庁]][[長官]]・[[経済企画庁]]長官・衆議院議員）
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| − | * [[河野謙三]] - （[[参議院]][[議長]]・参議院議員・衆議院議員）
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| − | * [[河野洋平]] - （副総理・内閣官房長官・外務大臣・[[科学技術庁]]長官・[[自由民主党 (日本)|自由民主党]][[総裁]]・衆議院議長・衆議院議員）
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| − | * [[河野太郎]] - （衆議院議員）
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| − | * [[越智通雄]] - （[[金融再生委員会]][[委員長]]・[[経済企画庁]]長官・衆議院議員）
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| − | * 初代[[三遊亭圓朝]]
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| − | * [[河野一英]] - （公認会計士）
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| − | == 脚注 ==
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| − | {{脚注ヘルプ}}
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| − | {{Reflist}}
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| − | == 参考文献 ==
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| − | * {{オープンアクセス}}{{Citation|和書|last=太田|first=亮|author-link=太田亮|others=[[上田萬年]]、[[三上参次]]監修|date=1934|title=姓氏家系大辞典|publisher=姓氏家系大辞典刊行会|id={{全国書誌番号|47004572}}|volume=第1|chapter=河野 カウノ カハノ|pages=1389-1399|url={{NDLDC|1130845/768}} 国立国会図書館デジタルコレクション|ncid=BN05000207|oclc=673726070|ref=harv}}
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| − | *『河野・川野一族』（日本家系協会出版部 編 、1977年）
| |
| − | * [[川岡勉]]・[[西尾和美]]『伊予河野氏と中世瀬戸内世界 <small>戦国時代の西国守護</small>』（[[愛媛新聞社]]、[[2004年]]） ISBN 4860870255
| |
| − | * 川岡勉『中世の地域権力と西国社会』（[[清文堂]]、[[2006年]]） ISBN 479240603X
| |
| − | * 川岡勉『河野氏の歴史と道後湯築城』（[[青葉図書]]、[[1992年]]）ISBN 4-900024-07-4
| |
| − | * [[石野弥栄]]『中世河野氏権力の形成と展開』（[[戎光祥出版]]、[[2015年]]）ISBN 978-4-86403-145-5
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| − | == 関連項目 ==
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| − | * [[湯築城]]
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| − | * [[予章記]]
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| − | * [[村上水軍]]
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| − | * [[越智氏]]
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| − | * [[伊予皇子]]
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| − | * [[伊予神社]]
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| − | * [[伊豫豆比古命神社]]
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| − | * [[大山祇神社]]
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| − | * [[三島神社]]
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| − | * [[大通智勝如来]]
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| − | * [[稲爪神社]]
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| − | * [[高岡神社 (四万十町)]]
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| − | * [[河野神社]]
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| − | * [[函館八幡宮]]
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| − | * [[元町公園]] - （箱館・函館の地名の由来となった[[道南十二館|宇須岸館]]跡地）
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