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{{Redirect|スカ線|かつて存在した日本貨物鉄道(JR貨物)の路線、須賀線|北王子線}}
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{{Otheruses|JR東日本の鉄道路線|宮城県にあるミヤコーバスがかつて運行していたバス路線|ミヤコーバス築館営業所#過去の路線}}
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{{Infobox 鉄道路線
 
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|画像説明=横須賀線 [[JR東日本E217系電車|E217系電車]](東逗子 - 逗子間)
 
 
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|使用車両=[[#使用車両|使用車両]]を参照
 
 
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|電化方式=[[直流電化|直流]]1,500 [[ボルト (単位)|V]]<br />[[架空電車線方式]]
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}}
'''横須賀線'''(よこすかせん)は、[[神奈川県]][[鎌倉市]]の[[大船駅]]から神奈川県[[横須賀市]]の[[久里浜駅]]を結ぶ[[東日本旅客鉄道]](JR東日本)の[[鉄道路線]]([[幹線]])である。[[駅ナンバリング]]で使われる路線記号は'''JO'''<ref group="注">y'''O'''kosuka</ref>。一般的には[[東京都]][[千代田区]]の[[東京駅]]から[[品川駅]]、[[東海道本線]]の貨物支線である[[品鶴線]]、横浜駅、大船駅と経由し久里浜駅を結ぶ[[鉄道路線の名称#路線の系統名称・愛称|運転系統の呼称]]として使われている。
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'''横須賀線'''(よこすかせん)
 
 
本稿では、正式路線である大船駅 - 久里浜駅間を中心に記述するが、運転系統である東京駅 - 大船駅間及び重複する区間については、「[[横須賀・総武快速線]]」の記事を参照のこと。
 
  
== 概要 ==
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大船から鎌倉を経て三浦半島を縦断し久里浜へいたる鉄道。
横須賀線は、大船駅から久里浜駅間23.9kmの路線であるが、運行形態としては、[[東京]]都心と[[鎌倉市]]や[[逗子市]]・[[横須賀市]]などの[[三浦半島]]内の各都市とを結び、東京地区の[[電車特定区間]]([[E電]])の路線・運転系統の一つとなっている。
 
  
軍港のある横須賀へのアクセス路線として[[1889年]](明治22年)6月16日に大船駅 - [[横須賀駅]]間が開業し、残る横須賀駅 - 久里浜駅間は[[1944年]](昭和19年)に開業している。戦前は軍事上の重要路線とされたほか、[[相模湾]]沿岸の[[海水浴場]]へのアクセス路線としての機能も担った。戦後は著しく増加する利用客数に対応するために、線路を共用していた[[東海道線 (JR東日本)|東海道線]]との運転線路の分離が[[1980年]](昭和55年)10月1日に行われて横須賀線は貨物線であった[[品鶴線]]経由となり、東京駅からは[[千葉県]]方面への総武快速線と直通するようになった<ref name="rj198403">{{Cite_journal|和書|date=1984-03|title=横須賀線電車運転のあゆみと現状|journal=鉄道ジャーナル|issue=205|pages=15-17|publisher=[[鉄道ジャーナル社]]}}</ref>。 さらに[[2001年]](平成13年)には[[湘南新宿ライン]]が乗り入れを開始し、横須賀線沿線と[[新宿]]などの東京[[副都心]]とが直結した。なお、開業当初は国(戦後は[[日本国有鉄道]])による運営であったが、[[1987年]](昭和62年)4月1日の[[国鉄分割民営化]]によりJR東日本に継承されている。
+
1889年軍港のあった横須賀と東海道本線を結ぶ鉄道として開業。 1844年横須賀-久里浜間に延長。
  
全区間が電車特定区間に指定されているが、使用される車両は、一部に[[鉄道車両の座席|クロスシート]]や[[列車便所|トイレ]]を備えた[[近郊形車両|近郊タイプ]]の電車が用いられている。沿線には[[軍都]]横須賀や、多くの[[別荘]]地を擁していたため、早くから[[二等車]](後の[[一等車]]、[[グリーン車]])が連結されており、現在まで受け継がれている。車体の色は青とクリーム色の通称「横須賀色」([[#車両の色|後述]])と呼ばれるカラーリングが伝統的に使用され、旅客案内でのラインカラーはこの車体色の一部に近い色である'''青'''({{Color|#007ac0|■}})が使用されている。
+
現在は総武本線,東海道本線と直通して千葉,東京から運転される列車も多い
  
== 歴史 ==
 
{{Main2|SM分離後の横須賀線の詳細な歴史については、「[[横須賀・総武快速線#歴史]]」を}}
 
 
1889年(明治22年)に大船駅 - 横須賀駅間が開業した。もともと横須賀線は[[大日本帝国海軍|日本海軍]]の[[軍港]]都市として知られる[[横須賀市|横須賀]]への輸送を目的として建設された路線であり、現在の[[北鎌倉駅]]付近では[[円覚寺]]境内を横切り、また[[鎌倉駅]]付近では[[鶴岡八幡宮]]の[[段葛]]を寸断して線路が敷設されるなど、用地買収も比較的強引に行われた。
 
 
また、[[1925年]](大正14年)に全線が[[鉄道の電化|電化]]され、[[1930年]]には東京駅 - 横須賀駅間62.4km で[[電車]]運転を開始した。[[国鉄32系電車|32系電車]]はまだ設計中で間に合わず、[[中央線快速|中央線]]や[[京浜東北線|京浜線]]から予備車をやり繰りして捻出した、[[国鉄30系電車|モハ30形]]、[[国鉄31系電車|モハ31形]]、[[国鉄クハ15形電車|クハ15形]]、[[国鉄デハ43200系電車|サロ18形]]などを使用して開業することになった<ref>沢柳2002, p.58。</ref>。
 
 
当時、[[私鉄]]では[[東武鉄道]]や[[大阪電気軌道|大阪電気軌道・参宮急行電鉄]](現在の[[近畿日本鉄道]])で電車によって100km以上の長距離運転が始められ、[[優等列車|速達列車]]を運行する例も見られたが、国鉄(当時の運営組織は[[鉄道省]])では[[国電|省電・便電(びんでん)・ゲタ電]]などとあだ名され、近距離路線のみ電車化されていた。かつて京浜線(現在の[[京浜東北線]])電車を運行開始した際、準備が不十分であったため運転中に立ち往生するトラブルを多発させたので、電化そのものについて懐疑的になったためではないかといわれている。しかし、横須賀線では投入した32系電車に[[鉄道車両の座席#クロスシート|固定クロスシート]]を採用するなど画期的な施策をとり、優等旅客向けの[[二等車]](現在のグリーン車)も当初より連結された。この電車運転が、後の[[湘南電車]]こと国鉄[[国鉄80系電車|80系]]電車の開発に影響を与えたとも言われている。[[戦前]]の二等車には、海軍高官のほか、逗子、鎌倉などの比較的裕福な家庭の子女が東京の学校に通うために[[女中]]などの付添い人とともに乗車する姿が多くみられた。しかも着席位置はそれぞれ決まっており、乗降口からの位置関係による序列も存在したという。
 
 
[[第二次世界大戦]]中には、日本の多くの鉄道路線が[[不要不急線|不要不急路線]]として休止・廃止となり、後に金属供出にも応ずる一方、横須賀線は[[1944年]](昭和19年)に横須賀から久里浜までを延伸、この際、物資不足の中[[軌条|レール]]を調達するために、すでに[[東海道本線]]の本線ルートから外れていた[[御殿場線]]を単線化し、その分のレールを転用したとされる。このように戦前・戦中の横須賀線は軍事上の重要路線として、比較的短距離の[[盲腸線]]にもかかわらず、格別の扱いを受けてきた。
 
 
[[戦後]]、三浦半島の生活路線として再スタートを切った横須賀線は、かつてのような軍事路線としての需要はなくなったが、車両の世代交代により、[[1968年]](昭和43年)に[[新性能電車|新性能]]化を果たし、その後も運転の高頻度化や[[編成 (鉄道)|編成]]の15両化などで、[[高度経済成長期]]を経て増加する[[通勤]]需要に対応する。
 
 
沿線の[[ベッドタウン]]化につれ、[[ラッシュ時]]の混雑は激化の一途をたどる。東海道線と線路を共用する大船以北では輸送力が限界に達し、[[1980年]](昭和55年)には東海道貨物線を利用して旅客線を[[複々線]]化、両線の列車が分離された([[横須賀・総武快速線#SM分離|SM分離]])。品川以北では[[総武快速線#通勤五方面作戦|東京トンネル]]を掘削し、品川駅 - 鶴見駅間は[[品鶴線]]を走行、鶴見駅 - 戸塚駅間では貨物線を郊外に新設して旧線を流用し、横須賀線は[[総武本線]]の[[快速列車|快速電車]](総武快速線)と[[直通運転]]を行うようになった。さらに後には、大船駅までへの「[[成田エクスプレス]]」の乗り入れも行われることとなった。また[[21世紀]]に入ってからは[[湘南新宿ライン]]として、[[山手線]][[渋谷駅]]・[[新宿駅]]・[[池袋駅]]を経由して[[東北本線]]([[宇都宮線]])と直通運転を行う列車が設定された。
 
 
[[2009年]](平成21年)[[6月16日]]には開通120周年を迎えた。これに先立ち、5日より鎌倉市のカトレヤギャラリーで写真展が、6月13日より「YYスカ線フェスタ」が開催され、横須賀駅で同年秋より「成田エクスプレス」に使用される新型車両[[JR東日本E259系電車|E259系]]電車の展示などが行われた。このほかにも沿線では多彩なイベントが行われ、2010年までE217系電車には記念の[[ヘッドマーク]]が掲げられた。
 
 
=== 年表 ===
 
* [[1889年]]([[明治]]22年)6月16日:大船駅 - 横須賀駅間(10[[マイル|M]]3[[チェーン (単位)|C]]≒16.15km)開業。鎌倉駅・逗子駅・横須賀駅開業。
 
* [[1895年]](明治29年)4月1日:線路名称制定により、'''東海道線'''の一部となる。
 
* [[1902年]](明治35年)11月21日:MC表示からマイル表示に簡略化(10M3C→10.0M)。
 
* [[1904年]](明治37年)5月1日:田浦駅開業。
 
* [[1909年]](明治42年)10月12日:[[国鉄・JR線路名称一覧|国有鉄道線路名称]]設定により、'''横須賀線'''となる。
 
* [[1914年]]([[大正]]3年)8月12日:逗子駅 - 沼間信号所間複線化。逗子 - 田浦間に沼間信号所を開設。
 
* [[1916年]](大正5年)9月13日:大船駅 - 鎌倉駅間複線化。
 
* [[1917年]](大正6年)3月:鎌倉駅 - 逗子駅間複線化。
 
* [[1920年]](大正9年)10月19日:沼間信号所 - 田浦駅間複線化。
 
* [[1922年]](大正11年)4月1日:沼間信号所を沼間信号場に変更。
 
* [[1923年]](大正12年)
 
** [[1月31日]]:大船駅 - 鎌倉駅間に扇ヶ谷仮信号場を開設(廃止日不詳)。
 
** [[5月9日]] : 田浦駅 - 横須賀駅間に吉倉仮信号場を開設(廃止日不詳)。
 
** [[7月19日]]:鎌倉駅 - 逗子駅間に名越仮信号場を開設(廃止日不詳)
 
* [[1924年]](大正13年)12月25日:田浦駅 - 横須賀駅間複線化。
 
* [[1925年]](大正14年)12月13日:大船駅 - 横須賀駅間電化。東京駅 - 横須賀駅間で電気機関車運転開始。
 
* [[1926年]](大正15年)3月31日:沼間信号場廃止。
 
* [[1927年]]([[昭和]]2年)5月20日:北鎌倉[[臨時駅|仮停車場]]開業。
 
* [[1930年]](昭和5年)
 
** [[3月15日]]:電車運転開始<ref>沢柳2002, p.58。</ref>。
 
** 4月1日:マイル表示からメートル表示に変更(10.0M→15.9km)。
 
** [[10月1日]]:北鎌倉仮停車場を駅に格上げ。
 
* [[1931年]](昭和6年)4月1日:32系電車を投入、以後約1年で従来の電車を置換え<ref>沢柳2002, p.58-59。RP289, p.12。</ref>。
 
* [[1944年]](昭和19年)4月1日:横須賀駅 - 久里浜駅間 (8.0km) 延伸開業。衣笠駅・久里浜駅開業。
 
* [[1945年]](昭和20年)
 
** 4月:横須賀駅 - 衣笠駅間に軍事停車場の[[相模金谷仮乗降場]]を開設。
 
** 8月:終戦に伴い相模金谷仮乗降場廃止。
 
* [[1952年]](昭和27年)4月1日:東逗子駅開業。
 
* [[1963年]](昭和38年)11月9日:横浜市鶴見区にて横須賀線上下線電車と貨物列車の多重衝突事故([[鶴見事故]])が発生。乗客ら161名死亡、負傷者120名を出す惨事となった。
 
* [[1968年]](昭和43年)6月16日:大船駅付近で[[横須賀線電車爆破事件|電車爆破事件]]が発生。乗客1人死亡、14人が重軽傷名を出す惨事になった。
 
* [[1974年]](昭和49年)10月1日:横須賀駅 - 久里浜駅間の貨物営業廃止。
 
* [[1980年]](昭和55年)
 
** 7月1日:大船駅 - 久里浜駅間で[[列車集中制御装置]] (CTC) が使用開始(制御所は逗子に設置)。
 
* [[1984年]](昭和59年)2月1日:逗子駅 - 横須賀駅間貨物営業廃止。
 
* [[1987年]](昭和62年)4月1日:[[国鉄分割民営化]]により東日本旅客鉄道が継承。日本貨物鉄道が大船駅 - 田浦駅間の第二種鉄道事業者となる(逗子駅 - 田浦駅間の貨物営業再開)。
 
* [[1998年]](平成10年)5月2日:土曜・休日に横浜線・根岸線から逗子駅まで直通列車運行開始。
 
* [[2000年]](平成12年)9月30日:東京駅 - 大船駅間で[[東京圏輸送管理システム]] (ATOS) 使用開始<ref>{{Cite news |title=横須賀・総武快速線 ATOS使用開始 |newspaper=[[交通新聞]] |publisher=交通新聞社 |date=2000-10-03 |page=1 }}</ref>。
 
* [[2001年]](平成13年)
 
** [[3月28日]]:天皇夫妻および[[ノルウェー国王]]夫妻の神奈川訪問に伴い、[[皇室用客車|1号御料車]]編成による[[お召し列車]]が東海道本線経由で東京駅→北鎌倉駅間で運転(片道のみ)。[[国鉄EF58形電気機関車|EF58]] 61牽引<ref group="注">[[2007年]](平成19年)7月に1号御料車編成に代わる皇室用車両を含めた[[JR東日本E655系電車|E655系]]電車が導入され、[[2008年]](平成20年)[[11月12日]]にE655系電車による初めてのお召し列車が常磐線内で運転されたことから、EF58 61が牽引する1号御料車編成のお召し列車は事実上これが最後となった。</ref>。
 
** [[12月1日]]:湘南新宿ライン運行開始。
 
* [[2004年]](平成16年)10月16日:湘南新宿ライン大幅に増発。新宿駅折り返し列車廃止。
 
* [[2006年]](平成18年)5月1日:逗子駅 - 田浦駅間のJR貨物の第二種鉄道事業廃止。
 
* [[2008年]](平成20年)3月15日:湘南新宿ラインの増発で、横浜線・根岸線からの直通運転を廃止。
 
* [[2009年]](平成21年)
 
** 6月16日:開通120周年を迎える。[[File:横須賀線120周年記念ヘッドマーク.jpg|120px|thumb|120周年記念ヘッドマーク]]
 
** 11月1日:大船駅 - 久里浜駅間でATOS使用開始。運行管理を東京支社東京総合指令室に移管。逗子駅信号所を新設。
 
** 11月15日:ATOS導入に伴い、逗子CTCセンターでの業務を終了。
 
* [[2014年]](平成26年)3月15日:横浜駅・大船駅発着の「成田エクスプレス」の一部列車を横須賀駅まで臨時列車として繁盛期の土曜・休日にのみ延長運転を開始。途中停車駅は北鎌倉駅・鎌倉駅・逗子駅。
 
 
== 運行形態 ==
 
横須賀線の正式区間である大船駅 - 久里浜駅間の線路で運行される列車について、運転系統別に区分して記述する。
 
 
=== 定期運行列車 ===
 
(小節を含む本節の出典:<ref name="My Line総横">[[#My Line|{{Cite book |和書 |title=マイライン 東京時刻表 |volume=各年各月号 |publisher=交通新聞社 |pages=JR臨時列車のご案内、総武線(快速)・横須賀線・湘南新宿ラインの時刻頁}}]]</ref><ref name="JTB総横">[[#JTB時刻表|{{Cite book|和書 |title=JTB時刻表 |volume=各年各月号 |publisher=JTBパブリッシング |pages=付録頁、湘南新宿ライン、総武線快速・横須賀線の時刻頁}}]]</ref>)
 
{{Main|横須賀・総武快速線#運行形態}}
 
 
==== 横須賀線のみ ====
 
横須賀線のみの運行は、逗子駅 - 久里浜駅間の付属編成による区間運転列車や鎌倉車両センターの出区を兼ねた大船発逗子・横須賀・久里浜行き(合計6本。休日は、大船発逗子・久里浜行きのみ合計3本)や、深夜の上りに久里浜・逗子発大船行き(平日の逗子発大船行きは湘南新宿ラインの列車を使用)が運行される以外は、初電に品川発久里浜行き、終電に久里浜発品川行きがあり、その他下り東京発大船・久里浜行き、上り久里浜・逗子発東京行きがある。
 
 
==== 横須賀・総武快速線直通列車 ====
 
列車は横須賀・総武快速線として相互直通運転をしており、千葉駅 - 東京駅 - 久里浜駅までの運転を基本にしている。発着駅は総武快速線からは千葉駅・津田沼駅、横須賀線からは大船駅・逗子駅・横須賀駅・久里浜駅であり、さらに千葉駅から総武本線成東駅・成田線成田空港駅・鹿島線鹿島神宮駅・内房線君津駅・外房線上総一ノ宮駅まで直通する列車も設定されている。
 
 
==== 湘南新宿ライン ====
 
{{Main|湘南新宿ライン#運行形態}}
 
[[新宿駅]]経由で、横須賀線逗子駅 - [[宇都宮線]][[宇都宮駅]]間、[[東海道線 (JR東日本)|東海道線]][[小田原駅]] - [[高崎線]][[高崎駅]] - [[上越線]][[新前橋駅]] - [[両毛線]][[前橋駅]]間で運行される列車。ここでは、逗子駅・大船駅 - 小金井駅・宇都宮駅間で運行される列車が当線に乗入れ、案内は湘南新宿ラインである。また、湘南新宿ラインとしては案内されないが、大船駅 - 逗子駅間のみを運行する列車も設定されている。2004年10月改正までは新宿駅発着の横須賀駅・久里浜駅発着の列車もあった。[[JR東日本E231系電車#近郊タイプ|E231系]]電車または[[JR東日本E233系電車#3000番台|E233系]]電車で運行される。新宿方が10両の基本編成(1 - 10号車)、逗子方が5両の付属編成(11 - 15号車)からなる15両編成で、グリーン車が基本編成の4・5号車に連結されている。[[列車番号]]末尾はY(大船駅 - 逗子駅間の列車はM)となる。
 
 
=== 臨時列車・団体列車 ===
 
(本節の出典:<ref name="RF684">{{Cite journal|和書|author=久保聡 |date=2018-4 |title=プレイパック・展望館 郊外電車誕生 横須賀線-3|journal=鉄道ファン |volume=58|issue=4号(通巻684号) |pages=116 - 121|publisher=交友社}}</ref><ref name="鉄ピク長谷川698">[[#鉄ピク長谷川 698|{{Cite journal|和書 |author=長谷川明 |date=2001-3 |title=横須賀・総武快速線列車運転の興味 |journal=鉄道ピクトリアル 【特集】 横須賀・総武快速線 |volume=2001年3月号 |pages=67 - 70 |publisher=電気車研究会}}]]</ref>)
 
 
おおむね通年の土休日を中心に「[[ホリデー快速鎌倉]]」と快速「[[ぶらり横浜・鎌倉号]]」が運行される<ref name="press0119">{{Cite press release |title=春の増発列車のお知らせ|url=http://rd.tetsudo.com/Site/p/332599/*http://www.jreast.co.jp/press/2017/20180111.pdf|publisher=JR東日本|format=PDF|date=2018-01-19 |accessdate=2018-05-18}}</ref>。また、鎌倉の観光シーズン向けの「鎌倉あじさい号」(6月のあじさいが見ごろの季節に運行)<ref name="press0119" />、「鎌倉紅葉号」(11月の紅葉が見ごろの季節に運行)<ref name="press20170824">{{Cite press release |title=秋の増発列車のお知らせ|url=https://www.jreast.co.jp/hachioji/info/20170824/20170824_info.pdf|publisher=JR東日本 八王子支社|format=PDF|date=2017-08-24 |accessdate=2018-05-18}}</ref>がいずれも[[青梅駅]] - 鎌倉駅発着で運行される。
 
なお、「ぶらり横浜・鎌倉号」は2018年4月より、急行列車から快速列車となり<ref name="press0119" />、その前身列車は2015年3月まで運行していた急行「ぶらり鎌倉号」または「ぶらりお座敷鎌倉号」であった。その他の臨時列車としては、「[[成田エクスプレス]]」が2014年3月から、季節によって土曜・休日のみ横須賀駅まで延長運転することがある。過去には、海水浴臨として鎌倉駅・逗子駅向けに常磐線松戸発「しらほ」、京浜東北線大宮発「かっぱ」、中央本線八王子発「かもめ」などが運行されたこともあった。さらに、1985年から1988年にかけて春・秋臨として、逗子駅から軽井沢行きの「サロンエクスプレスそよかぜ号」が、1986年末から1987年始にかけて、全車グリーン車の急行「お座敷白馬号」、「サロンエクスプレス白馬号」が隔日に交互運行され、1990年春臨では急行「レインボー軽井沢号」が逗子駅 - 軽井沢駅間で運行された。
 
 
団体列車としては、EF65PF形牽引のお座敷列車や12系客車、ジョイフルトレイン([[スーパーエクスプレスレインボー]]など)が運行される姿がよく見られ、2001年3月28日には、天皇夫妻および[[ノルウェー国王]]夫妻の神奈川訪問に伴い、EF58 61牽引による1号御料車編成によるお召し列車が東海道本線経由で東京駅→北鎌倉駅間で運転されたこともある。
 
 
=== 貨物列車 ===
 
(本節の出典:<ref name="RF685">{{Cite journal|和書|author=久保聡 |date=2018-5 |title=プレイパック・展望館 郊外電車誕生 横須賀線-4|journal=鉄道ファン |volume=58|issue=5号(通巻685号) |pages=114 - 119|publisher=交友社}}</ref>)
 
 
横須賀線内を発着する貨物列車は、大船駅から根岸線および[[高島線]]を通って鶴見駅から[[東海道貨物線]]に入る。
 
 
逗子駅から[[総合車両製作所]]横浜製作所への[[専用鉄道]](一部[[京急逗子線]]と線路を共用)があり、同社で製造された車両の搬出と、同社以外で製造された[[京浜急行電鉄]]、[[京成電鉄]]、[[北総鉄道]]の車両の搬入が行われる。田浦駅付近にある[[在日米軍]]施設から[[厚木海軍飛行場|厚木基地]]への燃料輸送は2006年に廃止された。
 
 
=== 過去の運行列車 ===
 
1998年5月2日から土曜・休日に横浜線・根岸線から逗子駅まで直通列車が2往復運行開始されたが、2008年3月15日のダイヤ改正で湘南新宿ラインの増発に伴い廃止となった。また、臨時列車として過去に特急「[[かいじ (列車)|はまかいじ]]」が逗子駅まで乗り入れていた<ref name="RF683 117">{{Cite journal|和書|author=久保聡 |date=2018-3 |title=プレイパック・展望館 郊外電車誕生 横須賀線-2|journal=鉄道ファン |volume=58|issue=3号(通巻683号) |page=117|publisher=交友社}}</ref>。
 
{{Main|根岸線#運行形態}}
 
 
== 使用車両 ==
 
[[ファイル:JR East series E217 Yokosuka line color.jpg|thumb|200px|現在の主力車E217系電車(戸塚駅 - 東戸塚駅)]]
 
=== 現在の使用車両 ===
 
すべて[[電車]]で運転されている。
 
* 横須賀線電車(久里浜駅 - 東京駅 - [[総武快速線]]直通)
 
** [[JR東日本E217系電車|E217系]]:[[鎌倉車両センター]]所属。[[2001年]]から[[2004年]]までは湘南新宿ラインの[[新宿駅]]折り返し系統にも投入された。それ以外の期間は、通常E217系は[[大崎駅]]方面に乗り入れないが、2013年11月の品川駅線路切換工事で<!--大晦日・元日に行われる[[終夜運転]]では、大崎-->新宿駅まで乗り入れた<ref name="response20130918">[http://response.jp/article/2013/09/18/206570.html JR東日本、品川駅の線路切替工事で東海道線など運休] - レスポンス、2013年9月18日</ref><ref>[http://railf.jp/news/2013/11/25/084500.html 品川駅線路切替工事にともない運転変更] - 鉄道ファン・railf.jp 鉄道ニュース、2013年11月25日掲載</ref>。
 
** [[JR東日本E231系電車|E231系]]・[[JR東日本E233系電車|E233系]]:[[小山車両センター]]・[[国府津車両センター]]所属。湘南新宿ラインの間合い運用で大船駅 - 逗子駅間の一部列車に使用され、この場合は列車番号の末尾がSではなくMとなる。
 
* 湘南新宿ライン(逗子駅 - 新宿駅 - [[宇都宮駅]]、[[宇都宮線]]〈[[東北本線]]〉直通)
 
** E231系・E233系:小山車両センター・国府津車両センター所属。
 
* 成田エクスプレス
 
** [[JR東日本E259系電車|E259系]]:鎌倉車両センター所属。成田空港駅 - 横浜駅・大船駅間で運行。ほかにも成田空港駅 - 池袋駅間などで運行されるものもある。
 
* ライナー
 
** [[JR東日本215系電車|215系]]:平日朝、東京駅総武地下ホーム着の[[湘南ライナー]]として使用。国府津車両センター所属。
 
 
=== 過去の使用車両 ===
 
[[ファイル:JRE-EC113-1000Yokosuka.jpg|thumb|200px|かつての横須賀線の主力車両[[国鉄113系電車|113系]]1000番台。「スカ色」([[北鎌倉駅]]にて)]]
 
以下はすべて電車 <!-- 未記載だが戦前に客車あり -->
 
* 木造車:クハ15形・サロ18形・サハ25形・サハ26形
 
* [[国鉄30系電車|30系]]:モハ30形・モハユニ30形・サハ36形のみ。
 
* [[国鉄31系電車|31系]]:モハ31形・サロ15形・サハ39形のみ。
 
* [[国鉄32系電車|32系]]
 
* [[国鉄40系電車|40系]]:モハ60形・クハ55形・サハ57形のみ。
 
* [[国鉄42系電車|42系]]
 
* [[国鉄50系電車|50系]]:戦後混乱期のみ。
 
* [[国鉄51系電車|51系]]:モハユニ61形のみ。
 
* [[国鉄63系電車|63系]]:戦後混乱期のみ。
 
* [[国鉄70系電車|70系]]
 
* [[国鉄72系電車|72系]]:モハ72形のみ。[[鶴見事故]]に起因する車両不足で一時的に配属。
 
* [[国鉄80系電車|80系]]:サロ85形のみ。
 
* [[国鉄113系電車|111系・113系]]:大船電車区・幕張電車区(現在の[[幕張車両センター]])所属。
 
* [[国鉄115系電車|115系]]:湘南新宿ラインで運用。小山電車区(現在の[[小山車両センター]])所属。
 
* [[国鉄211系電車|211系]]:湘南新宿ラインで運用。新前橋電車区(現在の[[高崎車両センター]])所属。
 
* [[国鉄215系電車|215系]]:湘南新宿ラインで運用。当時田町電車区(現在の[[田町車両センター|東京総合車両センター田町センター]])所属(現在は国府津車両センターへ転属)。
 
* [[国鉄205系電車|205系]]:土休日の根岸線・[[横浜線]]直通列車で運用。鎌倉車両センター所属。
 
* [[国鉄183系電車|183系]]:ホームライナー逗子・おはようライナー逗子で運用。幕張車両センター所属。
 
* [[JR東日本E257系電車|E257系500番台]]:ホームライナー逗子・おはようライナー逗子で使用。[[幕張車両センター]]所属。
 
* [[JR東日本253系電車|253系]]:成田エクスプレスで運用。鎌倉車両センター所属。
 
{{-}}
 
 
=== 車両の色 ===
 
{{色|節}}
 
E217系電車が登場するまで、この区間を走る旅客車両の塗装は「'''横須賀色'''('''スカ色''')」と呼ばれるクリーム色{{Color|#D6BC96|■}}([[クリーム1号]])と青色{{Color|#234059|■}}([[青15号]])のツートンカラーであった。
 
 
スカ色の始まりは、かつてこの区間を走っていた[[日本国有鉄道|国鉄]][[国鉄32系電車|32系]]電車にまでさかのぼる。従来茶色であったものが、1949年12月のモハ32028の塗装試験(いわゆる「お化け塗装<ref group="注">前面と側面をそれぞれ1面ずつ使用し、2色の比較試験を1両の電車で行ったもの。</ref>」)を経て塗り分けとなったのは1950年1月頃の更新修繕車が始まりであり{{Refnest|堀江光雄「旧形国電時代の横須賀線」『鉄道ピクトリアル』698号、60頁<ref group="注">なおこの記事の「お化け塗装」の記述は通説と異なって正面がクリーム色とチョコレート色となっている。</ref>。}}、当初[[クリーム2号]]{{Color|#E0C37B|■}}と[[青2号]]{{Color|#324C51|■}}の2色塗りであったが、[[1962年]]の外部塗色の一部統合標準化に伴い、クリーム1号と青15号の組み合わせに変更された。由来は「[[1940年]]に開催される予定であったものの戦争により中止された[[東京オリンピック (1940年)|東京五輪]]のイメージカラーを転用した」との説が有力で、「海に近い地域を走るので砂浜のクリーム色と海の青」という解説をしたという当時の国鉄副技師長のコメントが残されている<ref>『[[鉄道ジャーナル]]』通巻217号 p.30</ref>。
 
 
新性能化が始まった1962年10月の111系投入当初は(その後の113系も)湘南色で運用されたが、1965年4月からはスカ色の113系が投入された。その当初は塗り分けが湘南色と同一位置で現在より窓まわりのクリーム色が広かったが、同年秋口からそれを狭め、後まで使われる塗り分けとなった{{Refnest|「河昭一郎「"スカ形"電車の全盛期 3」『鉄道ピクトリアル』911号、126-131頁、主に129頁の年表参照<ref group="注">130頁には1965年9月4日撮影の(サロを除き)新しい塗り分けの113系の写真がある。</ref>}}{{Refnest|group="注"|塗り分け位置は当初は軌条面上、1750mmと3165mm、これが軌条面上1900mmと3045mmに変更された<ref>『鉄道ピクトリアル』803号、36頁</ref>。}}。
 
 
かつてスカ色は、湘南色とともに[[近郊形車両|近郊形電車]]使用線区で多く見られた標準的なカラーリングで、湘南色と違って嫌味のない色あいから戦前型との相性も良かったため一部の旧形電車にも採用された。しかし車両置き換えやJR各社・各線独自塗装の採用などにより、かなり数を減らしており、[[2011年]]に房総各線からスカ色の113系電車が撤退した後は[[中央本線|中央東線]]の115系で見られるのみと<!--、立川駅 - 小淵沢駅間で使用される[[豊田車両センター]]の115系電車で見られるのみとなり、2015年時点では[[長野総合車両センター]]所属の115系6両編成C1編成のみがこの塗装と-->なっていた。ただし、115系のスカ色は湘南色同様、横須賀線で使用されていた113系とは前面の塗り別けが異なっている。
 
 
なお、E217系電車の帯色もクリーム・青の2色だが、同車の更新時に帯色が変更され、往年のスカ色に比べ明るい色調である[[青20号]]となった。
 
 
<gallery>
 
ファイル:Color-Pattern-Suka-1.gif|初期のスカ色
 
ファイル:Color-Pattern-Suka-2.gif|1962年以降のスカ色
 
ファイル:JRE E217new old.JPG|左側が帯色変更車
 
</gallery>
 
 
=== 普通列車の編成 ===
 
{|style="margin:1em 0em 2em 1em; border:solid 1px #999; text-align:center; float:right;"
 
|-
 
|style="background-color:#eee; border-top:solid 4px #f68b1e; border-bottom:solid 4px #008000;"|湘南新宿ラインの編成
 
|-
 
|style="font-size:80%;"|{{TrainDirection|小田原・逗子|高崎・宇都宮}}
 
|-
 
|
 
{| class="wikitable" style="font-size:80%; margin:auto;"
 
!colspan="10"|基本編成
 
!colspan="5"|付属編成
 
|-
 
|1||2||3
 
|style="background-color:#cf9;"|4
 
|style="background-color:#cf9;"|5
 
|6
 
|7
 
|style="background-color:#dff;"|8
 
|9
 
|10
 
|11
 
|12
 
|13
 
|14
 
|15
 
|}
 
|-
 
|style="text-align:left; font-size:80%;"|
 
* 数字は号車番号を表す。
 
* 4・5号車はグリーン車
 
* 8号車は弱冷房車
 
|-
 
|style="background-color:#eee; border-top:solid 4px #e0c37b; border-bottom:solid 4px #06b;"|横須賀線・総武快速線の編成
 
|-
 
|style="font-size:80%;"|{{TrainDirection|久里浜|千葉|(東京駅基準)}}
 
|-
 
|
 
{|class="wikitable" style="font-size:80%; margin:auto;"
 
!colspan="4"|付属編成
 
!colspan="11"|基本編成
 
|-
 
|増1||増2||増3||増4||1||2||3
 
|style="background-color:#cf9;"|4
 
|style="background-color:#cf9;"|5
 
|6
 
|7
 
|8
 
|9
 
|10
 
|11
 
|}
 
|-
 
|colspan="3" style="text-align:left; font-size:80%;"|
 
* 数字は号車番号を表す。
 
* 4・5号車はグリーン車
 
|}
 
 
国鉄時代に投入された[[東海道線 (JR東日本)|東海道線]]の113系や[[国鉄211系電車|211系]]電車では、[[鉄道車両#編成|基本編成]]10両(1 - 10号車)+ [[鉄道車両#編成|付属編成]]5両(11 - 15号車)という構成になり、付属編成が基本編成の東京方に連結されるという形態になっている。この形態はJR発足後に製造された[[JR東日本E231系電車|E231系]]電車にも踏襲され、また[[湘南新宿ライン]]・[[宇都宮線]]・[[高崎線]]・[[常磐線]]でもグリーン車の導入以降、東海道線と同様の車両構成となった。ところが横須賀線・総武快速線では、JR化後に製造された[[JR東日本E217系電車|E217系]]電車でも、113系電車と同様に付属編成4両(増1 - 増4号車)+ 基本編成11両(1 - 11号車)の構成となり、付属編成は基本編成の久里浜方に連結される。このため横須賀線の線路上を走る湘南新宿ラインの列車と横須賀線電車とではグリーン車の位置が異なるという現象が起きている。これは以下の理由によるものである。
 
 
横須賀線内の[[プラットホーム|ホーム]]の長さは、20m級の車両にして[[逗子駅]]以北は15両分なのに対し、以南では11両分(田浦駅除く)となっている。このことにより逗子以南では15両編成での運用ができず、逗子駅での増解結作業が必須になっている。113系投入開始時点では、7両の基本編成の東京寄方に5両の付属編成を連結して最大12両編成で運行していたが、1965年12月1日から暫定による15両運転実施の際、基本編成は3両増結して10両編成として、付属の5両編成と併結する形となった<ref name="鉄ピク698 猪口">[[#鉄ピク猪口 698|{{Cite journal|和書 |author=猪口信 |date=2001-3 |title=私の横須賀線電車 東京地下駅の新設、総武快速線の輸送とともに |journal=鉄道ピクトリアル 【特集】 横須賀・総武快速線 |volume=2001年3月号 |pages=20 - 21 |publisher=電気車研究会}}]]</ref>。逗子駅で上り電車に付属編成を増結する際、付属編成用の留置線が駅の久里浜寄りにあるため、先行列車が発車した後に、留置線から付属編成を東京寄り引上線まで回送する作業が必須であり、それも後続列車の到着までに完了させる必要があった。また当時、東海道本線電車が所属していた大船電車区から国府津電車区(現・[[国府津車両センター]])へ移管、横須賀線電車を大船電車区で担当するという事情があり、この時期には横須賀線電車の夜間留置は横須賀線内ですることになった。よって、基本編成を久里浜駅、付属編成を逗子駅に収容することになり、逗子駅の留置線施設の最大収容編成数の算出が行われた<ref name="鉄ピク698 猪口" />。その結果、付属編成を5両とすれば13編成、4両とすれば16編成の収容が可能となるため、付属編成は4両となった<ref group="注">隣の鎌倉駅の収容等を考えると、最大20編成までの収容が可能となる。</ref>。その後、今後の横須賀線の増発分の余力の検討を行い、付属編成を東京方に連結した場合、先発列車から後続列車の到着までに6分、その間増結編成を引上線まで回送、増結に3分を加えると9分間間隔が必要になる。これでは、1時間6本までしか運行できず、結果として増発余力のないダイヤとなり、さらに、この作業はラッシュ時の増発に際しては同作業が輸送上のネックとなる。しかし、これを久里浜方へ連結すれば約5分ヘッドの1時間約12本の運行が見込める<ref name="鉄ピク698 猪口" />。また、地上設備の改良で対応する案も検討されたが、久里浜寄り(南方)増結案との比較で多額の費用と相当の期間を要するとされ採用されなかった。そのため、増結位置を久里浜方への増結に改められた。なお、1968年12月1日に逗子駅の改良工事は完成している<ref name="RF537">{{Cite journal|和書|author=祖田圭介 |date=2006-1 |title=特集:短絡線ミステリー8 首都圏関西圏JR通勤電車の車両基地 ●東海道・横須賀線 (5)逗子電留線|journal=鉄道ファン |volume=46|issue=1号(通巻537号) |page=20|publisher=交友社}}</ref><ref name="RP943 29">[[#鉄ピク祖田 943|{{Cite journal|和書 |author=祖田圭介 |date=2018-3 |title=線路配線の記録からみた横須賀・総武快速線 |journal=鉄道ピクトリアル 【特集】 横須賀・総武快速線 |volume=2018年3月号 |page=29 |publisher=電気車研究会}}]]</ref>。この結果を受けてE217系を導入する時、東海道本線と同じように付属編成を東京方へ連結すると、前述の通りのように上り電車の付属編成増結が困難になり、しかも留置線1線あたりの容量が最大12両分(7本中2本が4両×3本収容できる)であるため、付属編成を5両とすると収容できる本数が減少してしまい、さらに、すぐ先に[[京急逗子線]]の線路があり延長もできない。このような理由で、やむなく以前使われていた113系電車と同じ、4両+11両の編成となったという経緯がある。なお、前後をトンネルに挟まれた[[田浦駅]]では10両分に満たないホーム長しか確保できないため、11両編成の場合は[[ドアカット]]で対処している。
 
{{-}}
 
 
== 沿線概況 ==
 
大船駅 - 久里浜駅間の線路および沿線の概況について以下に記す<ref>線形、平行・交差する鉄道・道路、周辺の建造物についての出典:[http://maps.google.co.jp/ Google マップ] 地図および航空写真 (2011年)</ref>。なお、東京駅 - 大船駅間については、「[[横須賀・総武快速線#横須賀線区間|横須賀・総武快速線#路線概況と沿革]]」を参照。
 
 
大船駅からは正式の横須賀線区間となり、[[三浦半島]]をおおむね南東方向へ進む。大船駅を出ると根岸線からの連絡線が合流し、[[鎌倉車両センター]]への引込線が分かれる。湘南モノレールをくぐると、かつて[[2006年]](平成18年)に廃止されたJR東日本の[[車両工場]]である鎌倉総合車両センター([[東日本旅客鉄道大船工場|大船工場]])への引込線が分かれていた。[[円覚寺]]付近にある[[北鎌倉駅]]を過ぎると、沿線には鎌倉の寺院が点在する。次は[[鶴岡八幡宮]]最寄り駅の[[鎌倉駅]]で、[[江ノ島電鉄線]]も接続している。同駅付近は[[盆地]]となっており、前後をトンネルで抜ける。左へカーブして東へ進路を変えると[[逗子駅]]。同駅は横須賀線の運行拠点のひとつとなっているほか、[[京急逗子線]]の[[新逗子駅]]が近接しており、同線沿線にある[[総合車両製作所]](旧[[東急車輛製造]])からの車両輸送用の[[専用鉄道|専用線]]が横須賀線から分岐している。また駅から1kmほど南西に[[逗子海岸]]がある。
 
 
逗子駅からは谷間を東へ進み、三浦半島を[[相模湾]]側から[[東京湾]]側へと横断。その途中にある[[東逗子駅]]を過ぎ、[[横浜横須賀道路]]・京急本線・[[国道16号]]の順に交差すると東京湾側へ移る。ここからは海岸近くまで山が迫る地形のためトンネルが連続する。そのトンネルの合間にある[[田浦駅]]を過ぎ、海上自衛隊基地沿いを通って[[横須賀駅]]へ。ここから終点の久里浜駅までは[[単線]]区間である。南方向へ進路を変え、横須賀線最長2,089mの横須賀トンネルによって[[衣笠駅]]へ抜け、[[平作川]]沿いに平地を進み終点の[[久里浜駅]]へと至る。同駅は[[京急久里浜線]]の[[京急久里浜駅]]が至近にあり、[[横須賀港|久里浜港]]にも近い。
 
 
== データ ==
 
本節では、正式線路名称としての横須賀線の路線データを記述する。なお、運転系統としての横須賀線の路線データは「[[横須賀・総武快速線#データ]]」の節を参照。
 
=== 路線データ ===
 
* 管轄・路線距離([[営業キロ]]):
 
** 東日本旅客鉄道([[鉄道事業者#第一種鉄道事業|第一種鉄道事業者]]):大船駅 - 久里浜駅 23.9km
 
*** 全線[[東日本旅客鉄道横浜支社|横浜支社]]の管轄。
 
** [[日本貨物鉄道]]([[鉄道事業者#第二種鉄道事業者|第二種鉄道事業者]]):大船駅 - 逗子駅 (8.4km)
 
* [[軌間]]:1067mm
 
* 駅数:9(起点を含む)
 
** 横須賀線所属駅に限定した場合、東海道本線所属の大船駅<ref>『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』[[ジェイティービー|JTB]] 1998年 ISBN 978-4533029806</ref>が除外され、8駅となる。
 
* 複線区間:大船駅 - 横須賀駅 15.9km
 
* 単線区間:横須賀駅 - 久里浜駅 8.0km
 
* [[鉄道の電化|電化]]方式:[[直流電化]] (1500V) - 全線
 
* [[閉塞 (鉄道)|閉塞方式]]:(複線および単線)自動閉塞式
 
* 保安装置:[[自動列車停止装置#ATS-P形(デジタル伝送パターン形)|ATS-P]]
 
* 最高速度:
 
** 大船駅 - 横須賀駅間 95km/h
 
** 横須賀駅 - 久里浜駅間 65km/h
 
* [[運転指令所]]:東京支社東京総合指令室
 
* [[列車運行管理システム]]:[[東京圏輸送管理システム]] (ATOS)
 
* [[電車特定区間]]:全線
 
* [[大都市近郊区間 (JR)|大都市近郊区間]]:全線(東京近郊区間)
 
* [[ICカード|IC]][[乗車カード]]対応区間:全線([[Suica]]首都圏エリア)
 
 
=== 駅一覧 ===
 
{{Main2|東京駅 - 大船駅間の停車駅・接続路線など及び当該区間の接続路線|横須賀・総武快速線#データ}}
 
* ◇:貨物取扱駅(定期貨物列車の発着なし)
 
* 横須賀駅 - 久里浜駅間は単線区間。横須賀駅では久里浜発着列車同士の[[列車交換]]不可、衣笠駅・久里浜駅では列車交換可能
 
{| class="wikitable" rules="all"
 
|-
 
!style="border-bottom:solid 3px #0067c0; width:4em;"|駅番号
 
!style="border-bottom:solid 3px #0067c0; width:5em;"|駅名
 
!style="border-bottom:solid 3px #0067c0; width:2.5em;"|駅間<br>営業<br>キロ
 
!style="border-bottom:solid 3px #0067c0; width:2.5em;"|累計<br>営業<br>キロ
 
!style="border-bottom:solid 3px #0067c0;"|所在地
 
|-
 
!JO 09
 
|[[大船駅]]
 
|style="text-align:right;"|0.0
 
|style="text-align:right;"|0.0
 
|rowspan="3"|[[鎌倉市]]
 
|-
 
!JO 08
 
|[[北鎌倉駅]]
 
|style="text-align:right;"|2.3
 
|style="text-align:right;"|2.3
 
|-
 
!JO 07
 
|[[鎌倉駅]]
 
|style="text-align:right;"|2.2
 
|style="text-align:right;"|4.5
 
|-
 
!JO 06
 
|[[逗子駅]]◇
 
|style="text-align:right;"|3.9
 
|style="text-align:right;"|8.4
 
|rowspan="2"|[[逗子市]]
 
|-
 
!JO 05
 
|[[東逗子駅]]
 
|style="text-align:right;"|2.0
 
|style="text-align:right;"|10.4
 
|-
 
!JO 04
 
|[[田浦駅]]
 
|style="text-align:right;"|3.4
 
|style="text-align:right;"|13.8
 
|rowspan="4"|[[横須賀市]]
 
|-
 
!JO 03
 
|[[横須賀駅]]
 
|style="text-align:right;"|2.1
 
|style="text-align:right;"|15.9
 
|-
 
!JO 02
 
|[[衣笠駅]]
 
|style="text-align:right;"|3.4
 
|style="text-align:right;"|19.3
 
|-
 
!JO 01
 
|[[久里浜駅]]
 
|style="text-align:right;"|4.6
 
|style="text-align:right;"|23.9
 
|-
 
|}
 
 
=== 廃駅・廃止信号場 ===
 
東京駅 - 大船駅間については「[[東海道本線#廃駅|東海道本線]]」を参照。
 
 
* 扇ヶ谷仮信号場:廃止日不詳、北鎌倉駅 - 鎌倉駅間、大船駅から約3.2km
 
* 名越仮信号場:廃止日不詳、鎌倉駅 - 逗子駅間、鎌倉駅から約1.4km
 
* 沼間信号場:1926年3月31日廃止、東逗子駅 - 田浦駅間、逗子駅から約3.5km
 
* 吉倉仮信号場:廃止日不詳、田浦駅 - 横須賀駅間、田浦駅から約1.1km
 
* [[相模金谷仮乗降場]]:1945年8月廃止、横須賀駅 - 衣笠駅間
 
 
=== 過去の接続路線 ===
 
* 大船駅:[[ドリーム開発ドリームランド線]] - 1967年9月27日休止、2003年9月18日廃止
 
 
== 脚注 ==
 
=== 注釈 ===
 
{{Reflist|group="注"}}
 
=== 出典 ===
 
{{Reflist}}
 
{{脚注ヘルプ}}
 
 
== 参考文献 ==
 
;電気車研究会(鉄道図書刊行会)
 
* 電気車研究会『[[鉄道ピクトリアル]]』1974年2月号 No.289 17m国電特集
 
* {{Cite journal|和書 |author=猪口信 |date=2001-3 |title=私の横須賀線電車 東京地下駅の新設、総武快速線の輸送とともに |journal=鉄道ピクトリアル 【特集】 横須賀・総武快速線 |volume=51 |issue=3号(通巻第698号) |pages=10 - 24 |publisher=電気車研究会 |ref=鉄ピク猪口 698}}
 
* {{Cite journal|和書 |author=中村剛 |date=2001-3 |title=E217系電車の現況-車両概要、形態変化、運用など主力車両の横顔- |journal=鉄道ピクトリアル 【特集】 横須賀・総武快速線 |volume=51 |issue=3号(通巻第698号) |pages=41 - 47 |publisher=電気車研究会 |ref=鉄ピク中村 698}}
 
* {{Cite journal|和書 |author=堀江光雄 |date=2001-3 |title=旧型国電時代の横須賀線 |journal=鉄道ピクトリアル 【特集】 横須賀・総武快速線 |volume=51 |issue=3号(通巻第698号) |pages=58 - 65 |publisher=電気車研究会 |ref=鉄ピク堀江 698}}
 
* {{Cite journal|和書 |author=長谷川明 |date=2001-3 |title=横須賀・総武快速線列車運転の興味 |journal=鉄道ピクトリアル 【特集】 横須賀・総武快速線 |volume=51 |issue=3号(通巻第698号) |pages=66 - 71 |publisher=電気車研究会 |ref=鉄ピク長谷川 698}}
 
* {{Cite journal|和書 |author=今田保 |date=2013-2 |title=東海道本線 歴史の趣味 東京-名古屋間 |journal= 鉄道ピクトリアル 【特集】 東海道本線(Ⅰ) |volume=63 |issue=2号(通巻第872号) |pages=18 - 19 |publisher=電気車研究会 |ref= 鉄ピク今田 872}}
 
* {{Cite journal|和書 |author=祖田圭介 |date=2013-2 |title=東海道沿線の駅構内の今昔 |journal=鉄道ピクトリアル 【特集】 東海道本線(Ⅰ) |volume=63 |issue=2号(通巻第872号) |pages=42 - 44 |publisher=電気車研究会 |ref= 鉄ピク祖田 872}}
 
* {{Cite journal|和書 |author=山田亮 |date=2018-3 |title=横須賀線と総武快速線-通勤5方面作戦がもたらした異なる沿線文化同士の直通運転- |journal=鉄道ピクトリアル 【特集】 横須賀・総武快速線 |volume=68 |issue=3号(通巻第943号) |pages=10 - 24 |publisher=電気車研究会 |ref=鉄ピク山田 943}}
 
* {{Cite journal|和書 |author=祖田圭介 |date=2018-3 |title=線路配線の記録からみた横須賀・総武快速線 |journal=鉄道ピクトリアル 【特集】 横須賀・総武快速線 |volume=68 |issue=3号(通巻第943号) |pages=25 - 30 |publisher=電気車研究会 |ref=鉄ピク祖田 943}}
 
* {{Cite journal|和書 |author=太田正行、白土貞夫、関根敏男、長谷川優一、長谷川明、堀江光雄、三ツ谷政久ほか |date=2018-3 |title=横須賀・総武快速線 113系からE217系への半世紀 |journal=鉄道ピクトリアル 【特集】 横須賀・総武快速線 |volume=68 |issue=3号(通巻第943号) |pages=34 - 45 |publisher=電気車研究会 |ref=鉄ピク 943}}
 
* {{Cite journal|和書 |author=佐藤信之 |date=2018-3 |title=国鉄時代の総武快速線と113系電車-総武快速線の開業から横須賀線との直通運転まで- |journal=鉄道ピクトリアル 【特集】 横須賀・総武快速線 |volume=68 |issue=3号(通巻第943号) |pages=50 - 61 |publisher=電気車研究会 |ref=鉄ピク佐藤 943}}
 
* {{Cite journal|和書 |author=日向旭 |date=2018-3 |title=JR東日本E217系 近年の変遷と現状 |journal=鉄道ピクトリアル 【特集】 横須賀・総武快速線 |volume=68 |issue=3号(通巻第943号) |pages=62 - 80 |publisher=電気車研究会 |ref=鉄ピク日向 943}}
 
 
;鉄道ジャーナル社
 
* {{Cite journal|和書 |author=草町義和、(編集者)宮原正和 |date=2015-1 |title= 朝ラッシュの「エアボート成田」でたどる 横須賀線-総武線 |journal=鉄道ジャーナル 特集● 関東・関西 快速電車 実力をチェック |volume=49 |issue=1号(通巻第579号) |pages=44 - 53 |publisher=鉄道ジャーナル社 |ref=鉄ジャー草町 579}}
 
* {{Cite journal|和書 |author=(編集者)宮原正和 |date=2015-1 |title=E217系電車のプロフィール |journal=鉄道ジャーナル 特集● 関東・関西 快速電車 実力をチェック |volume=49 |issue=1号(通巻第579号) |pages=54 - 59 |publisher=鉄道ジャーナル社 |ref=鉄ジャー 579}}
 
 
;その他(交通新聞社、JTBなど)
 
* {{Cite book|和書 |author= |title=マイライン 東京時刻表 |volume=各年各月号 |date= |publisher=交通新聞社 |pages=総武線(快速)・横須賀線・湘南新宿ラインの時刻頁 |ref=My Line}}
 
* {{Cite book|和書 |author= |title=JTB時刻表 |volume=各年各月号 |date=  |publisher=JTBパブリッシング |pages=総武線快速・横須賀線の時刻頁 |ref=JTB時刻表}}
 
* {{Cite book |和書 |author=|title=首都圏鉄道完全ガイド 主要JR路線編 |series=双葉社スーパームック |date=2013-12-06 |publisher=双葉社 |page=横須賀線・湘南新宿ライン |pages=121 - 131 |ref=Super Mook横須賀}}
 
* {{Cite book |和書 |author=(監修)今尾恵介 |title=日本鉄道旅行地図帳 全線・全駅・全廃線 |editor=日本鉄道旅行地図帳編集部(編集) |series=新潮「旅」ムック |publisher=新潮社 |volume=4号関東2 |date=2008-08-19 |pages=27,29頁 |isbn=978-4-10-790022-7 |ref=Rail Atlas of Japan 4}}
 
* {{Cite book |和書 |author=(監修)今尾恵介 |title=日本鉄道旅行地図帳 全線・全駅・全廃線 |editor=日本鉄道旅行地図帳編集部(編集) |series=新潮「旅」ムック |publisher=新潮社 |volume=5号東京 |date=2008-09-18 |page=31 |isbn=978-4-10-790023-4 |ref=Rail Atlas of Japan 5}}
 
*沢柳健一『旧型国電50年 I・II』 JTB ISBN 4-533-04376-3(2002年) / ISBN 4-533-04717-3(2003年)
 
 
== 関連項目 ==
 
{{Commonscat|Yokosuka Line}}
 
* [[日本の鉄道路線一覧]]
 
* [[通勤五方面作戦]]
 
 
{{東日本旅客鉄道の鉄道路線}}
 
 
{{東京近郊区間}}
 
{{東京近郊区間}}
{{東海道本線関連路線}}
 
{{東日本旅客鉄道東京支社}}
 
{{東日本旅客鉄道横浜支社}}
 
  
 
== 外部リンク ==
 
== 外部リンク ==
* [http://www.jreast.co.jp/estation/result.aspx?mode=2&rosen=67=1=%89%a1%90%7b%89%ea%90%fc 検索結果(横須賀線の駅):JR東日本]
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YokosukaLineStations.png


横須賀線(よこすかせん)

大船から鎌倉を経て三浦半島を縦断し久里浜へいたる鉄道。

1889年軍港のあった横須賀と東海道本線を結ぶ鉄道として開業。 1844年横須賀-久里浜間に延長。

現在は総武本線,東海道本線と直通して千葉,東京から運転される列車も多い


外部リンク



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