本門佛立宗

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本門佛立宗(ほんもんぶつりゅうしゅう)

法華(ほっけ)系の新宗教。1857年(安政4)長松日扇(ながまつにっせん)が京都で開いた本門仏立講に始まる。仏立とは仏の立てた教えを意味する。日扇は本門法華宗の僧であったが、宗門を批判して在家(ざいけ)主義の信仰運動をおこして還俗(げんぞく)し、近畿の商工民を講に組織した。教義は『法華経(ほけきょう)』本門八品(はっぽん)を依経(えきょう)とする八品派の系統で、本迹勝劣義(ほんじゃくしょうれつぎ)にたち、唱題(しょうだい)による『法華経』の現証利益(げんしょうりやく)を強調する。日扇は教えを平易な和歌で示し、1878年(明治11)『妙講一座』を定めて教義を確立。信者は少人数のグループをつくって信仰生活を営んだ。明治初期に弾圧されたが、明治中期以後全国的に発展し、法華系新宗教の源流となった。1946年(昭和21)本門法華宗から独立。日蓮(にちれん)を高祖(こうそ)、日隆(にちりゅう)を門祖(もんそ)、日扇を開導(かいどう)とよび、宗内の最高位を講有(こうゆう)と称する。大本山は京都市上京(かみぎょう)区の宥清(ゆうせい)寺。





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