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'''暴力団'''(ぼうりょくだん)
  
'''暴力団'''(ぼうりょくだん)は、「[[暴力]]あるいは暴力的脅迫によって自己の私的な目的を達しようとする[[反社会的勢力|反社会的集団]]」<ref>『[http://kotobank.jp/word/%E6%9A%B4%E5%8A%9B%E5%9B%A3 暴力団 とは]』 [[百科事典マイペディア]] - [[コトバンク]]</ref>。[[日本]]を活動の中心地とし、その構成員は主に「組員、構成員、暴力団員」などと称され、映画などの娯楽作品の影響などで日本国外においても「YAKUZA」([[ヤクザ]])として知られている。[[政治団体]](いわゆる[[右翼団体]]・[[街宣右翼]])や合法的な企業(いわゆる[[企業舎弟]])などを傘下に組織することもある。
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不法,不当な[[暴力]]を使用して社会に寄生する反社会的集団。欧米にみられるいわゆるギャング,日本でみられる博徒,的屋,愚連隊などいわゆるやくざ集団。暴力団は古くから存在するが,安定した社会の解体,すなわち社会の高度化,複雑化,多岐化などの現象がこの急激な発生の条件をつくる。第2次世界大戦後,治安の不備とともに諸都市に急激に増加したのは,これらの要因による。その機能をみれば,犯罪と密接に連結している。また政治や経済における支配層によって利用される例も多い。
 
 
[[ファイル:Azumagumi20050917 0629.jpg|thumb|right|alt=大阪の暴力団「東組」の組事務所|組事務所の例([[大阪府|大阪]]・[[東組]])]]
 
「暴力団」は[[暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律]](暴力団対策法)により法的な定義を与えられている<ref name="mizoguchi_2011_p13">『[[暴力団 (書籍)|暴力団]]』 : “ヤクザと暴力団員” {{small|(p.13)}} [[溝口敦]] 2011年 [[新潮新書]] ISBN 978-4-10-610434-3</ref>。すなわち、「その団体の構成員(その団体の構成団体の構成員を含む)が集団的に又は常習的に暴力的不法行為等を行うことを助長するおそれがある団体」<ref name="mizoguchi_2011_p14">『[[暴力団 (書籍)|暴力団]]』 : “ヤクザと暴力団員” {{small|(p.14)}} [[溝口敦]] 2011年 [[新潮新書]] ISBN 978-4-10-610434-3</ref>。通常は「ヤクザ」と同義である<ref name="mizoguchi_2011_p13"/>。が、テレビや新聞などのメディアでも「ヤクザ」という語の使用は避けられ、もっぱら「暴力団」の語が用いられている<ref name="mizoguchi_2011_p14"/>。一方で、暴力団員は自らのことを任侠道に邁進する者として、「極道」「任侠の徒」といった美称を好んで使う。
 
 
 
暴力団対策法の定める要件を根拠に指定を受けた組織を「'''[[#指定暴力団|指定暴力団]]'''」という<ref>『[[暴力団 (書籍)|暴力団]]』 : “ヤクザと暴力団員” {{small|(p.15)}} [[溝口敦]] 2011年 [[新潮新書]] ISBN 978-4-10-610434-3</ref>。なお、[[山口組|六代目山口組]]、[[住吉会]]、[[神戸山口組]]および[[稲川会]]の4団体で全暴力団の構成員・準構成員などの人数の70%強を占めており、[[警察庁]]は左記4団体を主要暴力団と見なしている<ref name="npa2015">{{PDFlink|[https://www.npa.go.jp/sosikihanzai/bouryokudan/boutai18/h27_jousei.pdf 平成27年の暴力団情勢]}} [[警察庁]][[組織犯罪対策部]] [[2016年]][[2月25日]]、2016年4月3日閲覧</ref>。
 
 
 
暴力団の構成員、資金や便宜を供与するなどで暴力団に自発的に協力する者、および、暴力団や暴力団構成員を利用するなどして交わりを持つ者などを「'''[[#暴力団関係者|暴力団関係者]]'''」という<ref>『[http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/252394/m0u/ ぼうりょくだんかんけいしゃ【暴力団関係者】の意味]』 [[デジタル大辞泉]] - [[goo辞書]]</ref>。近年では、「'''準暴力団'''」という規定も新たに設けられた<ref name="sankei130307"/>。
 
 
 
== 呼称 ==
 
「暴力団」との呼称は[[警察]]が[[命名]]し[[マスメディア|マスコミ]]が広めたものであるが<ref>[[氏家幹人]]『サムライとヤクザ:「男」の来た道』 筑摩書房 <ちくま新書> 2007年 ISBN 9784480063816 pp.228-230.</ref>、平成4年3月1日施行の[[暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律]](暴対法)第2条第1項第2号では暴力団を、「その団体の構成員(その団体の構成団体の構成員を含む)が集団的に又は常習的に暴力的不法行為等を行うことを助長するおそれがある団体」と定義している。[[税制]]などの暴対法以外の法律では[[任意団体]]として扱われる。暴力団自身は自らの組織を「任侠団体」と呼称している。
 
 
 
創設者の[[姓名]]、発祥地や拠点とする地名、「任」「侠」等のスローガンとなる漢字を用いた文字などに「[[組]]」、「[[会]]」、「[[一家]]」、「[[連合]]」、「[[連合]]会」などを添えた団体名を名乗る場合が多い。他に暴力団ではなく一般企業であることを強調したい場合に「[[興業]]」、「[[総業]]」、「[[企画]]」、「[[商事]]」が用いられる(もちろんこれらの屋号を使う社が全てそうだというわけではなく、暴力団組織が一般企業を装って活動するための、言わば「隠れ蓑」)。
 
 
 
[[江戸時代]]からほとんどの団体は「一家」を冠し、傘下に「組」を冠する団体を置いていた。また、明治から昭和にかけて複数の一家が集まった「会」、「連合」などが現れた。平成の現在も「会」の傘下に「一家」を置き、さらにその傘下に「組」や「興業」を置く団体が多いが最大勢力の[[山口組]]に関しては他の暴力団に比べ新興組織であるため例外と言える。社会に対しては企業や右翼団体、また近年では[[特定非営利活動法人|NPO法人]]を装うこともある。
 
 
 
「[[シノギ]](凌ぎ)」と呼ばれる資金獲得行為には、いわゆる「[[みかじめ料]]」(縄張り内で一般人が商業を営む際の挨拶代や権利代。[[用心棒]]料)徴収などの[[恐喝]]行為(および、意に沿わない者や建造物等に対する放火や銃撃)、[[売春]]の斡旋、[[覚醒剤]]や[[麻薬]]などの薬物取引、[[窃盗]]、[[賭博]](20世紀前半までは[[丁半]]、以降は闇[[カジノ]])開帳、[[誘拐]]による[[身代金]]、[[闇金融]]、[[総会屋]]などの非合法な経済活動、何らかの理由で公に出来ない交渉事の請け負いや介入を行うことが多い。また、[[日本刀]]や[[銃器]]などを用いた団体間の[[抗争]]を行うことがあり、それによる[[殺人事件]]も発生している。[[刺青]]、[[指詰め]]、盃事(さかずきごと)などの文化を持つ。構成員は社会的には「暴力団員」と呼ばれるが、その他にも「[[ヤクザ]]」(転じて「ヤーさん」、「ヤっちゃん」等)、「[[極道]]」、「[[悪党]]」、「[[任侠]]」、「[[渡世人]](とせいにん)」、「[[稼業人]](かぎょうにん)」、「[[筋者]]」等、年少者の場合は「[[不良行為少年|不良]]」、下級構成員の場合は「[[チンピラ]]」、「三下」等と呼ばれる。
 
 
 
「ヤクザ」の語源は多説あるが、主に唱えられるのは以下のとおり。
 
*カルタ賭博の[[おいちょかぶ|追丁株]]で一番悪い目である「八」「九」「三」の数(いわゆる[[ブタ]])から由来するという説
 
*[[喧嘩]]などの仲裁を行った「役座」という社会的地位に由来するという説
 
また数字の「893」は「ヤクザ」の直接的表現を避ける場合に使われる。
 
 
 
「[[極道]]」は自らを美称する呼び名で、語源説は以下の2つ。
 
*「男の道を極めし者」から
 
*「極道楽」の略で「道楽を極める遊び人」の意
 
また定説ではないが、元警察官の[[北芝健]]は「獄道」が語源という説を提唱している。
 
 
 
独自の倫理観として「任侠道」(的屋においては神農道)が存在し、活動に置いての大義名分に使用される。
 
 
 
== 歴史と区分 ==
 
元々「暴力団」という名称は、警察が名付けた名称であるが、[[第二次世界大戦]]後、[[マスメディア]]を通す形で一般でもその名称で認知されるようになった<ref>[http://www.web-sanin.co.jp/gov/boutsui/mini01.htm 暴力団ミニ講座>1) 暴力団]松江地区建設業暴力追放対策協議会公式サイト</ref>。
 
 
 
[[江戸時代]]の[[町火消]]から始まったという説があり、[[祭|祭礼]]の周辺で商業活動を営む者を「[[的屋]]」(てきや)または「[[香具師]]」(やし)と呼び、[[丁半]]などの[[賭博|博打]]を生業とする者を「[[博徒]]」(ばくと)と呼んだ。江戸時代においては、これらの者達は一般社会の外の[[賤民]]([[アウトロー]]と同義)的身分とされていた。
 
 
 
[[明治|明治時代]]に入ってからは、新たに肉体労働組合も加わることになり、急速な発展と同時に膨大な労働力が必要となったことで、炭鉱や水運、港湾、大規模工事現場には、農村や漁村から屈強な男性達が集まってきた。これらの男性達の中から、力量ある男性が兄貴分として中心になり、「組」を作っていった。労働者同士による諍いも多く発生したが、警察の手が足りない状況であったため、いわゆる[[自警団]]的な役割を持った暴力団組織も結成されるようになっていった。
 
 
 
[[太平洋戦争]]終結直後は、日本が連合国に敗北し国土も焦土と化したことで物資が不足し[[闇市]]が栄えていくことになり、特に露店を本職としているテキ屋系団体が勢力を増していった。また、敗戦による社会の荒廃により戦後の日本の治安は極めて悪かった。その中で、新たに戦後の混乱の中で形成された「[[愚連隊]]」(ぐれんたい)などの不良集団から暴力団が誕生することもあった。
 
 
 
その後、日本の急速な経済復興に伴い[[沖仲仕]]、[[芸能]]興行など合法的な経済活動にのみ従事する「[[企業舎弟]](フロント企業)」も生まれた。現代の一般社会からは、的屋も博徒も同じ「暴力団」と見なされている。現代の暴力団は的屋の系譜を継ぐ団体(的屋系暴力団)、博徒の系譜を継ぐ団体(博徒系暴力団)の両方が存在するが、明確な区別は建前上でしかなく、様々な非合法活動を行っている。この当時の日本の暴力団は、戦後での大きな「貸し」から、公然と活動していることが多く、警察との裏取引(いわゆる「お付き合い」)を行ったり、メディアに露出する傾向もあった。
 
 
 
[[1992年]]に[[暴力団対策法]]が施行され、暴力団は公然的活動がしづらくなり、堂々と組の看板を出して事務所を開くことが難しくなった。日常生活においても、暴力団関係者であるだけで金融機関から融資を受けることもできなくなり、2013年に発覚した[[みずほ銀行暴力団融資事件]]では、自動車を購入した暴力団員へのローンにかかわった[[みずほ銀行]]の会長や頭取らが退任した<ref>[http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE99R06B20131028 塚本みずほ銀会長辞任、佐藤頭取は報酬半年返上] ロイター 2013年10月28日</ref>。
 
 
 
== 組織 ==
 
日本のヤクザは通常、親分(組長)に対して弟分と子分が絶対的に服従する[[家父長制]]を模した序列的・擬制的血縁関係を構築することを特徴とし、この関係によって暴力団の強固な結合を確実なものにする。一般に、代表者である組長(会長、総長、総裁などとも)と構成員である組員(組織名が、会、一家であっても組員と呼ばれる)とは、盃事と呼ばれる儀式を経ることによって強い絆で結ばれる。組員は、組長から見て弟分([[舎弟]])と[[子供|子分]](若中、若衆など)の2つに大別される。組員がさらに自らを組長とする団体を組織した場合、この団体は2次団体と呼ばれる(この場合、最初の組長と組員のみの組織を1次団体と呼ぶ)。2次団体の組員もまた、自らを組長とする3次団体を組織する。
 
 
 
これを繰り返すことによって暴力団は[[ピラミッド]]型の[[ヒエラルキー|階層構造]]を形成する。例えば[[山口組]]は、5次団体までの存在が確認されている。各階層の団体において、当該組長と盃を交わした組員を特に直参と言う。直参より下の下部団体組員について、暴力団側は「上部団体とは関係のない者」と主張しているが、外部社会からは「上部団体の統制下にあり、上部団体組長の指揮監督下にある者」と見られており、損害賠償請求訴訟でも上部団体組長の[[使用者責任]]を認める[[判決]]が出されてきた。
 
 
 
暴力団組織においては子分相互の間においても厳重な上下関係があり、「分違い(ぶちがい)」といって暴力団社会における一種の人物的な重みの違い、すなわち「貫目(かんめ)」の違いによって上下的な関係がきまり、兄弟盃(的屋系暴力団では義兄弟盃)と言われる盃事によって擬制の兄弟分となる。
 
 
 
組長が引退したり[[死亡]]した場合には、組員の中から新たな組長が決められる。個々の組織の状況にもよるが、[[長男]]に当たる第一の子分([[若頭]]、若中頭、若者頭、理事長など)が選ばれる場合が多い。新たな組長が就任すると、他の組員との間で盃直しと呼ばれる儀式が行われ、新たな序列に基づく擬制的血縁関係が再構築される。先代組長が跡目を指名しなかった場合には、組員同士の話し合いや入れ札([[投票]])で決められる。跡目選定を巡る内部対立から組織分裂に到った例としては、山口組からの[[一和会]]の分裂が挙げられる。ただ、近年は警察の監視が厳しく、武力による跡目争いを行うと警察が介入し、組織解体につながるため、{{要出典範囲|date=2014年9月|武力抗争は減っている。}}
 
 
 
暴力団は[[ヤクザ]]者の[[ギルド]]、または相互扶助団体のようなものであり、組に入りたての時期に組長の家などに住み込んで雑務を行う<ref name="yakuzanoseikatsu">週刊FLASH 2015年9月29日・10月6日号</ref>「部屋住み」の時に組長や兄貴分から貰える小遣いを除けば企業のような組織のように組員に対しての給与のようなものは存在せず、各組員は自分で自身の生活資金を含めた金を稼がなければならない。
 
 
 
組員となるのは個人によって事情は違うが、組員である親しい人間からの紹介・勧誘であることが多い。年齢の近い組員と遊んでいるうちに組事務所に出入りするようになって勧誘される、[[少年院]]・[[刑務所]]で親しくなった者(すでに組員である場合や、将来組員になる者)からの勧誘、[[暴走族]]等の先輩・後輩関係のように上下関係があり暴力団と親和性の高い集団に所属していた場合の、後に組員となった先輩からの勧誘等がある。
 
 
 
組織は組員から「子が親を養う」([[親孝行|孝養]])の建前のもと「組織によって庇護すること(トラブル時の対処、人員の融通等)への見返り」、「代紋の使用を認める(資金活動の際に組織の名前を使用する等)ことの対価」として一定額の会費を集め運営経費に充てる。組員の上納金に関しては2015年の山口組分裂騒動が起こった時点では、直参組長たちに月100万円以上もの上納金が課せられていることが話題となり、同時期の文献には幹部で月40万~50万円、二次団体の若頭クラスで月25万円、平組員だと1万円弱を組に収めるとある<ref name="yakuzanoseikatsu"/>。また、義理掛けなどの慶弔費([[香典]]には税金がかからないので課税対策になり、高額の香典のやり取りがなされる)も これとは別に徴収する。また各組織ごとに[[企業舎弟]]や顧問先などをもち、そこで得られた利益は上納金として上部組織に納められるようになっている。近年では高額な会報や上部組織の関連企業が扱う各種備品の購入を強要されることもあり、度重なる上納金の強要が組織内の対立と分裂の要因ともなっている。
 
 
 
大組織の親分になると自らの手で違法な金儲けをする必要はなく、上納金を組織の運営費や活動資金に充てるほか、豪邸を構え、[[愛人]]を囲い、高級外車を乗り回すなど、豪奢な生活を送る資金として使用しているのが実態であり、[[麻薬]]や[[覚醒剤]]の密売、[[恐喝]]、[[犯罪|ゆすり]]、[[犯罪|たかり]]、[[振り込め詐欺]]、[[ノミ屋|ノミ行為]]、[[強盗]]、[[置き引き]]、[[密輸]]、[[殺人]]、[[盗賊|追剥]]、[[万引き]]、[[窃盗]]、[[誘拐]]、[[闇金融]]、[[管理売春]]、[[美人局]]などの犯罪行為は任侠道をわきまえない不心得者の下部団体の組員などが個人的に行っているという建前をとっている。逆に組員だからといって犯罪行為をしなければいけないということでは無く、一般企業に組員であることを隠して就職し、給料を上納金に当てている者も見られる。
 
 
 
なお、[[警察庁]]は暴力団の収益源のうち、特に[[覚せい剤取締法]]違反、恐喝、賭博及びノミ行為等の4種類の犯罪によるものを「暴力団の伝統的資金獲得活動」と整理している<ref>[https://www.npa.go.jp/hakusyo/h19/honbun/pdf/19p00200.pdf 平成19年警察白書 暴力団の資金獲得活動の変遷] 警察庁ホームページ 2018年1月28日閲覧</ref>。
 
 
 
組織犯罪そのものは淵源的には悪政を敷き苛斂誅求を求める為政者からの自警や相互扶助的な目的で結成された場合が多く<ref>Salvatore Lupo 2009 History of the mafia
 
Columbia University Pressc{{要ページ番号|date=2013年5月}}</ref>、このように弱きを助け強きをくじき仁義を重んずる「任侠道」を標榜する暴力団もあるが、その任侠がお題目に過ぎない組もあり、前者の場合は組織内は相互扶助的な色彩が強いが、後者の暴力団社会は[[弱肉強食]]である。
 
 
 
組織内での制裁は[[指詰め]]から[[除籍]]、[[破門]]、[[絶縁 (人間関係)|絶縁]]、[[所払い]]に至るまで多岐に渡る。2015年の時点の暴力団員の証言によると、金のない組員が指を詰めるといい、そのまま縫合してもらえるので病院の屋上で行うことがあるという。指はホルマリン漬けにしてガラスビンに保管しておくというが、カタギに見えないと仕事がしにくいため基本的にはやることが少なく、暴力団員にとっては指詰めはされた側が必ず許さなければならないほど重い行為だ、とも証言している<ref name="yakuzanoseikatsu"/>。
 
 
 
現行法では暴力団や組員に対しては住居の自由などの基本的人権の侵害すら懸念されるほどの規制が行われているが、[[イタリア]]の[[マフィア対策統合法]]のような暴力団の存在自体の非合法化はなされていない。
 
 
 
暴力団の不法行為に対し「[[暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律]]」(平成3年法律第77号、暴対法)が[[1992年]]3月に施行された。その後、暴力団や関連団体に携わる者のうち、構成員については右肩下がりで減少していたものの、逆に準構成員の数が増えて補完する形となり、1991年から2004年までは9万から8万人の横ばいで推移していた。しかし、2004年以降はともに数を減らしており、2010年からは毎年5,000人程度のペースで減少している<ref name="npa2015"/>。このように暴力団の活動に打撃を与え、目に見える範囲では効果を上げている一方、資金活動が行えなくなった暴力団の犯罪の地下組織化も懸念されている。組員が暴力団を辞めても暴対法の規制が数年間続き、その間は元組員は就業できないという状態となるケースも多く、辞めたくても辞めることができない組員も存在する。辞める意向を示す組員に対し支援する動きや支援制度を設けようとする動きも見られるが、一般人には困窮する元組員に対し「[[自業自得]]」とみる向きも多い上、支援制度が暴力団に利用される恐れも多く進展していない。
 
 
 
=== 暴力団関係者 ===
 
暴力団のメンバーを指す語として、「暴力団員」「構成員」、ならびに「組員」などがあり、いずれも同じ意味である<ref name="mizoguchi_2011_p14"/>。これらを含む「暴力団関係者」の他の例として、組に所属してはいないが組との関係を有し、組員と似たようなこと、あるいは組の[[スポンサー]]のようなことを行う者「準構成員」が挙げられる<ref>『[[暴力団 (書籍)|暴力団]]』 : “「暴力団関係者」って誰?” {{small|(p.35)}} [[溝口敦]] 2011年 [[新潮新書]] ISBN 978-4-10-610434-3</ref>。[[警察庁]]の定義によれば、準構成員とはすなわち、「構成員ではないが、暴力団と関係を持ちながら、その組織の威力を背景として暴力的不法行為等を行う者、または暴力団に資金や武器を供給するなどして、その組織の維持、運営に協力し、もしくは関与する者」となる<ref>『[[暴力団 (書籍)|暴力団]]』 : “「暴力団関係者」って誰?” {{small|(p.34)}} [[溝口敦]] 2011年 [[新潮新書]] ISBN 978-4-10-610434-3</ref>。ほか、準構成員よりさらに暴力団と距離を置く「暴力団関係者」を指す「共生者」という警察用語などがある<ref>『[[暴力団 (書籍)|暴力団]]』 : “共生者と企業舎弟” {{small|(p.36)}} [[溝口敦]] 2011年 [[新潮新書]] ISBN 978-4-10-610434-3</ref>。
 
 
 
===暴力団関係者であることのデメリット===
 
2000年代に都道府県や市町村で[[暴力団排除条例]]が施行されると、条例の目的に沿って各種事業者は、契約を結ぶ相手方との間で[[暴力団#暴力団関係者|暴力団関係者]]か否かについて口頭または書面で確認しなければならなくなった<ref>{{Cite web |date= 2016-07-04|url= http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kurashi/anzen/tsuiho/haijo_seitei/haijo_q_a.html|title= 東京都暴力団排除条例 Q&A|publisher= 警視庁ホームページ|accessdate=2018-03-17}}</ref>。確認の際に暴力団関係者であること名乗ると[[普通取引約款|約款]]を根拠に契約(利用)拒否されるか脅迫罪で逮捕される可能性が、また暴力団関係者でないと偽ると契約が解除されたり[[詐欺罪]]で逮捕されることとなる。このため暴力団排除条例が設立されて以降、暴力団関係者は公的サービス([[公営住宅]]への入居、[[生活保護]]の受給等)が受けられなくなったほか、[[銀行口座]]の開設、[[不動産]]の購入・賃貸契約<ref>{{Cite web |date= 2016-04-27|url= http://www.sankei.com/west/news/160427/wst1604270077-n1.html|title= 暴力団隠し不動産の仲介契約、山口組の直系組長逮捕|publisher= 産経WEST・産経新聞|accessdate=2018-03-17}}</ref>、[[自動車]]購入の契約<ref>{{Cite web |date=2015-06-05 |url= http://www.sankei.com/west/news/150605/wst1506050025-n1.html|title=組員の身分を隠し高級外車を購入 弘道会会長専用車に 山口組系組長ら3人を詐欺容疑で逮捕 |publisher= 産経WEST・産経新聞|accessdate=2018-03-17}}</ref>、ホテルへの宿泊<ref>{{Cite web |date= 2017-10-30|url= http://www.sankei.com/west/news/171030/wst1710300077-n1.html|title= 組員の身分隠しホテル宿泊、詐欺容疑で任侠系組員逮捕|publisher= 産経WEST・産経新聞|accessdate=2018-03-18}}</ref>、[[携帯電話]]の購入、[[ゴルフ場]]でのプレー等ができなくなるなど日常生活に大きな制限が掛けられることとなった。
 
 
 
=== 暴力団と差別問題 ===
 
{{seealso|街宣右翼#暴力団とのつながり}}
 
[[アメリカ合衆国]]の[[マフィア]]にイタリア系や中国系の[[マイノリティ]]が多いのと同様に、{{要出典範囲|date=2013年4月|日本における暴力団の巨大化も、特定の社会集団に対する[[差別]]が原因の一つだという説がある}}。この説はメディアにおいては[[タブー]]なため報道されることはないが、幾つかの書籍などにこれに関する情報が記載されている。
 
* デビッド・カプラン([[:en:David_Kaplan_(author)]])とアレック・デュブロ([[:en:Alec Dubro]])の共著になる『ヤクザニッポン的犯罪地下国と右翼』([[第三書館]]。原書名は『Yakuza:The Explosive Account of Japan's Criminal Underworld』)には、「日本の最大広域暴力団・山口組の構成員2万5千人のうち約70[[パーセント|%]]の者が部落出身者であり、約10%の者が韓国人等の外国人」という記述がある。ただし、原書のみ。邦訳版では削除。[[加藤久雄]]が、自身の論文の中でこのデータを引用した。
 
* [[宮崎学]]と[[大谷昭宏]]共著の『グリコ・森永事件 最重要参考人M』では「関西に暴力団が10人おったらそのうち9人はマイノリティ」と記されている{{要ページ番号|date=2013年6月}}。
 
* 元[[公安調査官]]・[[菅沼光弘]]は、2006年10月19日に行われた東京・外国特派員協会における講演で、山口組のナンバー2である[[高山清司]]から聞いた話として、暴力団の出自の内訳は部落([[同和]])60%、[[在日韓国・朝鮮人]]30%、一般の日本人など10%であるという見解を示した。なお、菅沼の現職時代の担当は共産圏分析。また[[公安調査庁]]は暴力団自体が担当外。
 
* 山口組顧問弁護士を務めた[[山之内幸夫]]は『[[文藝春秋]]』昭和59年11月号に寄せた「山口組顧問弁護士の手記」において「ヤクザには在日朝鮮人や[[同和地区]]出身者が多いのも事実である」「(2017年現在は約34万人)約65万人といわれる在日朝鮮人のうち約50%が兵庫・大阪・京都に集中していることと山口組の発展は決して無関係ではなく、山口組は[[部落差別]]や在日朝鮮人差別の問題をなしにしては語れない」と述べた。
 
* 被差別部落の詩人[[植松安太郎]]は「ご承知のとおり[[山口組]]のなかの70%は部落民だといわれているけれど、関東だって切った張ったのやくざの手下や用心棒のなかには部落民がいっぱいいるわけですよ」と語っている<ref>植松安太郎『人間解放をめざして』p.166(創樹社、1977年)</ref>。
 
* [[猪野健治]]は、『やくざと日本人』の中で、[[昭和]]中期の[[関西]]や[[北部九州]]の[[部落]]の悲惨な現状を取り上げ、日本社会に「やくざとなるか土方になるか」しか、選択肢の無い若者が多く存在する事がやくざの温床であるという見解を示した。また自身の取材から得た印象として、もとより体系的な統計があるわけではないが、と断りながらも、現在の暴力団員の半数は部落も在日朝鮮人も出自に持たない「市民社会からのドロップアウト組」だろうと推測している{{要ページ番号|date=2013年6月}}。
 
* 2016年の政府統計によると、その年に刑務所に入った受刑者のうち暴力団加入者の国籍別比率は、日本国籍1370人で約98.8%、韓国・朝鮮籍11人で約0.7%となっている<ref>[http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?lid=000001187345 新受刑者中暴力団加入者の国籍]/2017年9月6日閲覧</ref>。
 
 
 
=== 暴力団の下部組織 ===
 
暴力団の活動は主として非合法であり、それら不法行為が暴力団の管理者(組長など)によって主導された場合その不法行為とは別に[[暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律|暴対法]]によって処罰される。これを避けるために無関係を装った団体を設立し、それを用いて不法行為に及ぶ。また、資金調達(シノギ)のために商売を行う会社([[企業舎弟|フロント企業]])を設立することも多い。
 
 
 
暴力団同士でも上下関係があり、子飼いの暴力団を下部組織と呼べる場合もある。
 
 
 
== 暴力団の取り扱い ==
 
{{節スタブ}}
 
警察は「過去とは違い、昨今の暴力団は悪らつな犯罪を組織的に敢行している犯罪組織そのもの」ととらえ、壊滅を目標に掲げている<ref name="hakusyo01">[http://www.npa.go.jp/hakusyo/h01/h010100.html 平成元年 警察白書 第1章 暴力団対策の現状と課題]</ref>。
 
 
 
また、「仁侠の徒として賛美する者は論外」<ref name="hakusyo01"/>として、暴力団を取り上げた娯楽作品制作に度々横槍を入れている。
 
代表的な例は、1973年に公開された映画『[[山口組三代目 (映画)|山口組三代目]]』である。この時は、製作後に[[家宅捜索]]に踏み切り、プロデューサーを22件もの容疑で逮捕するなどの行動に出た。
 
{{main|山口組三代目 (映画)}}
 
近年では、2009年に福岡県警察名で「暴力団関係書類、雑誌販売についての協力依頼(要請)」という文書が県内のコンビニエンスストアに送付された。
 
これについて、日本雑誌協会や出版社が懸念を示したほか、[[宮崎学]]は「表現の自由を規制するおそれがあり、また『要請』となっていても作り手を萎縮させ、自主規制を強めることになりかねない」として損害賠償請求を起こしたが、敗訴している<ref>[https://www.chikumashobo.co.jp/blog/pr_chikuma/entry/483/ 「暴力団排除」と言論規制/宮崎 学]</ref>。
 
 
 
[[ビートたけし|北野武]]は自らの作品に暴力団が登場する事について、「暴力団を賛美した表現をしたことはなく、拳銃を使った人間は幸せになれないようなシナリオにしている」と述べている<ref>『週刊文春』2011年9月29日号「ビートたけし「暴力団との交際」すべて語った」</ref>。
 
 
 
== 指定暴力団 ==
 
{{law|section=1}}
 
{{座標一覧}}
 
[[都道府県]][[公安委員会]]は、[[暴力団対策法]]第3条に定める要件全3号(「組織の威力を使って資金を獲得している」「一定の構成員に特有の前科がある」「階層的に組織を構成している」)の全てに該当する暴力団を、当該団体関係者からの聴聞を経た上で「その暴力団員が集団的に又は常習的に暴力的不法行為等を行うことを助長するおそれが大きい」と指定でき、対象団体は「'''指定暴力団'''」となる。
 
 
 
指定暴力団の構成員は、他の暴力団よりも強い規制を受けることになる。暴対法第9条では、指定暴力団員が、指定暴力団の威力を示して行う27の「暴力的要求行為」を、規制する事ができる。また指定暴力団員以外の者が、指定暴力団の威力を示して行う同27の行為についても「準暴力的要求行為」として規制することができる。しかし、同じ行為を、非指定暴力団の構成員が、非指定暴力団の威力を示して行う場合については、暴対法の規制の対象とはされていない。<ref>{{cite news |url=http://www.botsui-hyogo.or.jp/taisakuho/taisakuho.html|title=暴力団追放神戸県民センター}}</ref><ref>{{cite news |url=http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG14H8G_U5A011C1CR8000/ |date=2015-11-7 |title=山口組分裂、新組織の指定急ぐ方針 国家公安委員長 |publisher=[[日本経済新聞]] |accessdate=2015-2-10 }}</ref>
 
 
 
2018年4月25日時点で以下の24団体が指定されている<ref name="npa2015"/><ref>[https://www.npa.go.jp/sosikihanzai/kikakubunseki/sotaikikaku01/h28.sotaijyousei.pdf 平成28年における 組織犯罪の情勢]</ref>。都道府県別に見ると全国最多は[[福岡県]]で、[[工藤會]]、[[道仁会]]、[[太州会]]、[[福博会]]、[[浪川会]]の5団体である<ref>{{cite news |url=http://www.nishinippon.co.jp/wordbox/word/5882 |date=2009-6-7 |title=福岡県内の暴力団 |publisher=[[西日本新聞]] |archivedate=2015年2月10日 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20150210030254/http://www.nishinippon.co.jp/wordbox/word/5882 |deadlinkdate=2017年10月 }}</ref><ref name=":0">[http://www.npa.go.jp/hakusyo/h29/pdf/pdf/08_dai4syo.pdf 組織犯罪対策]</ref><ref name=":0" />。
 
{{-}}
 
{|class="wikitable sortable" style="text-align: left; background-color: #ffffff;"
 
!class="unsortable"|代紋
 
!団体名
 
!本拠所在地
 
!代表者名
 
!構成員<br /><small>(人)
 
!指定年月日
 
|-
 
|[[ファイル:Yamabishi.svg|40px]]
 
|[[山口組|六代目山口組]]
 
|[[兵庫県]][[神戸市]][[灘区]][[篠原本町]]4-3-1({{ウィキ座標|34|43|12|N|135|13|34.9|E|type:landmark_region:JP|地図|name=山口組}})
 
|組長・篠田健市([[司忍]])<br /><span style="font-size:smaller;"></span>
 
| style="text-align:right" |約5,200
 
|1992年6月23日<ref name="21nen">{{cite web|url=http://www.npa.go.jp/sosikihanzai/bouryokudan/boutai/h21_bouryokudan.pdf#page=31|title=平成21年の暴力団情勢|publisher=警察庁組織犯罪対策部|accessdate=2016-04-17}}</ref>
 
|-
 
|[[ファイル:稲川会代紋.png|40px]]
 
|[[稲川会]]
 
|[[東京都]][[港区 (東京都)|港区]][[六本木]]7-8-4({{ウィキ座標|35|39|54.4|N|139|43|46.7|E|type:landmark_region:JP|地図|name=稲川会}})
 
|会長・[[辛炳圭]](清田次郎)<br /><span style="font-size:smaller;"></span>
 
| style="text-align:right" |約2,500
 
|1992年6月23日<ref name="21nen"/>
 
|-
 
|[[ファイル:住吉会.png|40px]]
 
|[[住吉会]]
 
|東京都[[港区 (東京都)|港区]][[赤坂 (東京都港区)|赤坂]]6-4-21({{ウィキ座標|35|40|14.6|N|139|44|5.5|E|type:landmark_region:JP|地図|name=住吉会}})
 
|総裁・西口茂男
 
| style="text-align:right" |約3,100
 
|1992年6月23日<ref name="21nen"/>
 
|-
 
|[[ファイル:Kudo-kai.png|40px]]
 
|五代目[[工藤會]]
 
|[[福岡県]][[北九州市]][[小倉北区]]神岳1-1-12({{ウィキ座標|33|52|21.8|N|130|53|25.1|E|type:landmark_region:JP|地図|name=工藤會}})
 
|総裁・野村悟
 
| style="text-align:right" |約420
 
|1992年6月26日<ref name="21nen"/>
 
|-
 
|[[ファイル:Kyokuryu-kai.png|40px]]
 
|[[旭琉會]]
 
|[[沖縄県]][[沖縄市]]上地2-14-17
 
|会長・富永清
 
| style="text-align:right" |約360
 
|1992年6月26日<ref name="21nen"/>
 
|-
 
|[[ファイル:Aizukotetsu-kai.png|20px|center]]
 
|六代目[[会津小鉄会]]
 
|[[京都府]][[京都市]][[下京区]]東高瀬川筋<br />上ノ口上る岩滝町176-1({{ウィキ座標|34|59|35.1|N|135|45|56.8|E|type:landmark_region:JP|地図|name=会津小鉄会}})
 
|会長・馬場美次
 
| style="text-align:right" |約110
 
|1992年7月27日<ref name="21nen"/>
 
|-
 
|[[ファイル:共政会.png|40px]]
 
|五代目[[共政会]]
 
|[[広島県]][[広島市]][[南区 (広島市)|南区]]南大河町18-10({{ウィキ座標|34|22|15.2|N|132|29|5.1|E|type:landmark_region:JP|地図|name=共政会}})
 
|会長・守屋輯
 
| style="text-align:right" |約180
 
|1992年7月27日<ref name="21nen"/>
 
|-
 
|[[ファイル:合田一家.png|40px]]
 
|七代目[[合田一家]]
 
|[[山口県]][[下関市]][[竹崎町]]3-13-6({{ウィキ座標|33|57|6.6|N|130|55|16.5|E|type:landmark_region:JP|地図|name=合田一家}})
 
|総長・金教煥(末広誠)<br /><span style="font-size:smaller;"></span>
 
| style="text-align:right" |約90
 
|1992年7月27日<ref name="21nen"/>
 
|-
 
|[[File:小桜一家代紋.png|40px]]
 
|四代目[[小桜一家]]
 
|[[鹿児島県]][[鹿児島市]][[甲突町]]9-1({{ウィキ座標|31|34|53|N|130|33|27.9|E|type:landmark_region:JP|地図|name=小桜一家}})
 
|総長・平岡喜榮
 
| style="text-align:right" |約70
 
|1992年7月27日<ref name="21nen"/>
 
|-
 
|[[ファイル:Asano-gumi.png|40px]]
 
|四代目[[浅野組]]
 
|[[岡山県]][[笠岡市]]笠岡615-11({{ウィキ座標|34|30|2|N|133|30|33.6|E|type:landmark_region:JP|地図|name=浅野組}})
 
|組長・中岡豊
 
| style="text-align:right" |約90
 
|1992年12月14日<ref name="21nen"/>
 
|-
 
|[[ファイル:道仁会.png|40px]]
 
|[[道仁会]]
 
|福岡県[[久留米市]]京町247-6({{ウィキ座標|33|19|8.5|N|130|29|55.8|E|type:landmark_region:JP|地図|name=道仁会}})
 
|会長・小林哲治
 
| style="text-align:right" |約540
 
|1992年12月14日<ref name="21nen"/>
 
|-
 
|[[ファイル:Shinwa-kai.png|40px]]
 
|二代目[[親和会 (高松)|親和会]]
 
|[[香川県]][[高松市]]塩上町2-14-4({{ウィキ座標|34|20|15.2|N|134|3|21.8|E|type:landmark_region:JP|地図|name=親和会}})
 
|会長・吉良博文
 
| style="text-align:right" |約40
 
|1992年12月16日<ref name="21nen"/>
 
|-
 
|[[ファイル:双愛会.png|40px]]
 
|[[双愛会]]
 
|[[千葉県]][[市原市]]潤井戸1343-8({{ウィキ座標|35|31|19.1|N|140|10|2.7|E|type:landmark_region:JP|地図|name=双愛会}})
 
|会長・塩島正則
 
| style="text-align:right" |約140
 
|1992年12月24日<ref name="21nen"/>
 
|-
 
|[[ファイル:Kyodo-kai.png|40px]]
 
|三代目[[侠道会|俠道会]]<br /><span style="font-size:smaller;">(三代目侠道会)</span>
 
|広島県[[尾道市]]山波町3025-1({{ウィキ座標|34|25|33.2|N|133|13|45.1|E|type:landmark_region:JP|地図|name=俠道会}})
 
|会長・渡邊望(池澤望)<br /><span style="font-size:smaller;"></span>
 
| style="text-align:right" |約100
 
|1993年3月4日<ref name="21nen"/>
 
|-
 
|[[ファイル:太州会.png|40px]]
 
|[[太州会]]
 
|福岡県[[田川市]]大字弓削田1314-1({{ウィキ座標|33|38|0.5|N|130|47|3.4|E|type:landmark_region:JP|地図|name=太州会}})
 
|会長・日高博
 
| style="text-align:right" |約130
 
|1993年3月4日<ref name="21nen"/>
 
|-
 
|[[ファイル:酒梅組.png|40px]]
 
|九代目[[酒梅組]]
 
|[[大阪府]][[大阪市]][[西成区]]太子1-3-17({{ウィキ座標|34|38|54.6|N|135|30|13.3|E|type:landmark_region:JP|地図|name=酒梅組}})
 
|組長・吉村三男<br /><span style="font-size:smaller;"></span>
 
| style="text-align:right" |約30
 
|1993年5月26日<ref name="21nen"/>
 
|-
 
|[[ファイル:極東会.png|40px]]
 
|[[極東会]]
 
|東京都[[豊島区]][[西池袋]]1-29-5({{ウィキ座標|35|43|55.8|N|139|42|40|E|type:landmark_region:JP|地図|name=極東会}})
 
|会長・曺圭化([[松山眞一]])<br /><span style="font-size:smaller;"></span>
 
| style="text-align:right" |約590
 
|1993年7月21日<ref name="21nen"/>
 
|-
 
|[[ファイル:東組.png|40px]]
 
|二代目[[東組]]
 
|大阪府[[大阪市]][[西成区]]山王1-11-8({{ウィキ座標|34|38|49.4|N|135|30|23|E|type:landmark_region:JP|地図|name=東組}})
 
|組長・滝本博司
 
| style="text-align:right" |約140
 
|1993年8月4日<ref name="21nen"/>
 
|-
 
|[[ファイル:松葉会.png|40px]]
 
|[[松葉会]]
 
|東京都[[台東区]][[西浅草]]2-9-8({{ウィキ座標|35|42|46.1|N|139|47|24.8|E|type:landmark_region:JP|地図|name=松葉会}})
 
|会長・荻野義朗
 
| style="text-align:right" |約650
 
|1994年2月10日<ref name="21nen"/>
 
|-
 
|[[ファイル:福博会.png|40px]]
 
|三代目[[福博会]]
 
|福岡県[[福岡市]][[博多区]]千代5-18-15({{ウィキ座標|33|36|31|N|130|24|42.6|E|type:landmark_region:JP|地図|name=福博会}})
 
|会長・金寅純(長岡寅夫)<br /><span style="font-size:smaller;"></span>
 
| style="text-align:right" |約150
 
|2000年2月10日<ref name="21nen"/>
 
|-
 
|
 
|[[浪川会]]
 
|福岡県[[大牟田市]]上官町2-4-2({{ウィキ座標|33|1|30.6|N|130|27|6.3|E|type:landmark_region:JP|地図|name=九州誠道会}})
 
|会長・朴政浩(浪川政浩)<br /><span style="font-size:smaller;"></span>
 
| style="text-align:right" |約240
 
|2008年2月28日<ref name="21nen"/>
 
|-
 
|[[ファイル:Yamabishi.svg|40px]]
 
|[[神戸山口組]]
 
|兵庫県[[淡路市]]志筑88-1
 
|組長・井上邦雄<br /><span style="font-size:smaller;"></span>
 
| style="text-align:right" |約2,600
 
|2016年4月15日<ref>{{cite web|url=http://www.asahi.com/articles/ASJ4F3QQKJ4FPIHB00F.html|title=神戸山口組の指定暴力団への指定、15日に官報公示|publisher=朝日新聞|accessdate=2016-04-14}}</ref><ref>[[官報]]本紙 (p.8)2016年4月15日、2016年4月16日閲覧</ref>
 
|-
 
|[[ファイル:Yamabishi.svg|40px]]
 
|[[任侠山口組]]
 
|兵庫県[[尼崎市]]戸ノ内町3-32-6
 
|代表・金禎紀(織田絆誠)<br /><span style="font-size:smaller;"></span>
 
| style="text-align:right" |約460
 
|2018年3月22日<ref>[[官報]]本紙 (p.9)2018年3月22日、2018年3月22日閲覧</ref>
 
|-
 
|
 
|[[関東関根組]]
 
|茨城県[[土浦市]]桜町4-10-13
 
|組長・大塚逸男(大塚成晃)<br /><span style="font-size:smaller;"></span>
 
| style="text-align:right" |約160
 
|2018年4月25日<ref>[[官報]]本紙 (p.6)2018年4月25日、2018年4月28日閲覧</ref>
 
|-
 
|}
 
*初回指定年月日>五十音順。組名・構成員数・代表者名は任侠山口組と関東関根組を除き[https://www.npa.go.jp/sosikihanzai/kikakubunseki/sotaikikaku02/h29kami.sotaijyousei.pdf 『平成29年上半期における暴力団情勢』]22頁(警察庁)による。代表者名の()内は通称。
 
 
 
=== 指定が取り消されたか失効した団体 ===
 
* 石川一家(佐賀県) - 1993年2月18日指定、五代目[[山口組]]傘下[[宅見組]]加入により1995年10月16日取り消し<ref name="21nen"/>
 
* 二代目[[大日本平和会]](兵庫県) - 1994年4月7日指定、再度の指定が行われず1997年4月6日失効<ref name="21nen"/>
 
* 三代目[[山野会]](熊本県) - 1998年12月21日指定、壊滅により2001年11月8日取り消し<ref name="21nen"/>
 
* 極東桜井總家連合会(静岡県) - 1993年7月8日指定、消滅により2005年5月31日取り消し<ref name="21nen"/>
 
* [[國粹会]](東京都) - 1994年5月13日指定、六代目[[山口組]]加入により2005年10月31日取り消し<ref name="21nen"/>
 
* [[中野会]](大阪府) - 1999年7月1日指定、解散により2005年12月22日取り消し<ref name="21nen"/>
 
* 四代目[[旭琉会]](沖縄県)- 1992年6月26日指定<ref name="21nen"/>、[[沖縄旭琉会]]が吸収合併した上で旭琉會に名称変更したことに伴い2012年3月29日取り消し
 
 
 
=== 特定指定暴力団 ===
 
2012年、指定暴力団の中でも「特に凶悪と見なされる組織」として、「銃撃や火炎瓶を投げ込むなどの危険行為を繰り返す恐れのある組織」を「'''特定危険指定暴力団'''」、「抗争で住民の生命や身体に危険が及ぶ恐れがある組織」を「'''特定抗争指定暴力団'''」に指定できる暴対法改正案が7月に成立し、10月より施行された<ref>[http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2112925.article.html 新たな指定、「特定暴力団2件」を発表 改正暴対法] 佐賀新聞2012年1月6日</ref>。とりわけ危険度の高い九州地方の暴力団の封じ込めを狙いに定めた「改正暴対法」で<ref>『[http://www.47news.jp/CN/201210/CN2012102901001901.html 改正暴対法、30日に施行 不当要求、直ちに逮捕]』 2012年10月30日 [[47NEWS]]</ref>、2012年[[12月27日]]には、いずれも福岡県を本拠とする3団体、[[工藤會]]が特定危険指定暴力団に、[[道仁会]]と[[九州誠道会]](現・浪川睦会)が特定抗争指定暴力団に指定された<ref>{{cite news | url=http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20121227-OYS1T00935.htm | title=工藤会・道仁会・誠道会特定指定、さっそく封じ込め | work=[[YOMIURI ONLINE]] | date=2012-12-27 | agency=[[読売新聞社]] | accessdate=2012-12-27 | archivedate=2012年12月30日 | archiveurl=https://web.archive.org/web/20121230202917/http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20121227-OYS1T00935.htm | deadlinkdate=2017年10月 }}</ref>。なお、道仁会と浪川睦会に対する特定抗争指定暴力団の指定は[[2014年]][[6月27日]]に解除された<ref>
 
[http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/news/20140627-OYS1T50000.html 特定抗争指定解除、道仁会と浪川睦会] 読売オンライン 2014年6月27日付</ref>。2016年4月現在、[[六代目山口組]]と[[神戸山口組]]について特定抗争指定暴力団への指定が検討されている<ref>{{cite web|url=http://www.kyt-tv.com/nnn/news88915254.html|title=神戸山口組…15日に「指定暴力団」へ(兵庫県)|publisher=鹿児島読売テレビ|accessdate=2016-04-14}}</ref>。
 
 
 
== 主な非指定団体 ==
 
 
 
{|class="sortable wikitable" style="text-align: left; background-color: #ffffff;"
 
!団体名!!本拠所在地!!代表者名
 
|-
 
|[[源清田交友会]]<ref name="jituji20102">実話時報 2010年2月号</ref>
 
|<span style="display:none">いはらき</span>茨城県
 
|会長・[[田名辺城男]]
 
|-
 
|九州三代目[[村上組]]
 
|<span style="display:none">おおいた</span>大分県
 
|組長・[[松岡一|松岡 一]]
 
|-
 
|二代目[[竹中組]]<ref name="jituji20092">実話時報 2009年2月号</ref>
 
|<span style="display:none">おかやま</span>岡山県岡山市中区
 
|組長代行・[[竹中正|竹中 正]]
 
|-
 
|[[飴德連合会]](飴徳連合会)
 
|<span style="display:none">かなかわ</span>神奈川県横浜市
 
|会長・[[永持英哉]]
 
|-
 
|[[横浜金子会]]
 
|<span style="display:none">かなかわ</span>神奈川県横浜市
 
|会長・[[寺田隆|寺田 隆]](本名: 金子 隆)
 
|-
 
|[[丸富連合会]]
 
|<span style="display:none">きようと</span>京都府京都市
 
|会長・[[北橋斉]]
 
|-
 
|二代目[[熊本會]]<ref name="jituwa20108">実話時代 2010年8月号</ref><ref name="jituwaBULL 20092">実話時代BULL 2009年2月号</ref><ref name="jituwa20107">実話時代 2010年7月号</ref>
 
|<span style="display:none">くまもと</span>熊本県熊本市
 
|会長・[[戸崎豊|戸崎 豊]]
 
|-
 
|[[山心会]]<ref name="jituwa20108"/>
 
|<span style="display:none">くまもと</span>熊本県
 
|会長・[[井上厚|井上 厚]]
 
|-
 
|寄居分家五代目<ref name="jituji20071">実話時報 2007年1月号</ref><ref name="jituji20088">実話時報 2008年8月号</ref><ref name="document20103">月刊実話ドキュメント 2010年3月号</ref>
 
|<span style="display:none">くんま</span>群馬県前橋市
 
|総長・[[五代博|五代 博]]
 
|-
 
|五代目[[亀屋一家]]<ref name="jituji200812">実話時報 2008年12月号</ref><ref name="jituji200910">実話時報 2009年10月号</ref>
 
|<span style="display:none">さいたま</span>埼玉県越谷市
 
|総長・[[白畑晟|白畑 晟]]
 
|-
 
|七代目[[吉羽会]]<ref name="jituji200812">実話時報 2008年12月号</ref><ref name="jituji20093">実話時報 2009年3月号</ref><ref name="jituji20096">実話時報 2009年6月号</ref><ref name="jituji20099">実話時報 2009年9月号</ref><ref name="jituji20102">実話時報 2010年2月号</ref><ref name="jituji20103">実話時報 2010年3月号</ref>
 
|<span style="display:none">さいたま</span>埼玉県久喜市
 
|総長・[[中村清正]]
 
|-
 
|[[櫻井總家]]<ref name="jituji20082">実話時報 2008年2月号</ref><ref>[https://web.archive.org/web/20070206080252/http://www3.tokai.or.jp/shizu-boutui/top3.htm 暴力団の現状] 静岡県暴力追放運動推進センター</ref><ref name="新制稲川会総覧">新制稲川会総覧</ref>
 
|<span style="display:none">しすおか</span>静岡県沼津市
 
|総長・[[佐野広好]]
 
|-
 
|[[竹澤会]]<ref name="jituji200812">実話時報 2008年12月号</ref>
 
|<span style="display:none">ちは</span>千葉県木更津市
 
|会長・[[太田和春雄]]
 
|-
 
|[[姉ヶ崎会]]<ref name="jituji20082"/>
 
|<span style="display:none">とうきよう</span>東京都台東区
 
|会長・[[中野目重民]]
 
|-
 
|八代目[[飯島会]]
 
|<span style="display:none">とうきよう</span>東京都台東区
 
|会長・[[西川冠士]](飯島宗家八代目)
 
|-
 
|[[岡庭会]]
 
|<span style="display:none">とうきよう</span>東京都世田谷区
 
|会長・[[岡庭清一郎]]
 
|-
 
|[[神田高木]]七代目<ref name="新制稲川会総覧">新制稲川会総覧</ref><ref name="jituwa201010">実話時代 2010年10月号</ref>
 
|<span style="display:none">とうきよう</span>東京都
 
|総長・[[長村 昭]]
 
|-
 
|[[下谷花島会]]七代目<ref name="jituwa20108"/><ref name="jituwa201010"/>
 
|<span style="display:none">とうきよう</span>東京都板橋区
 
|総長・[[大坂勇|大坂 勇]]
 
|-
 
|[[上州家会]]<ref name="jituji201010">実話時報2010年10月号</ref>
 
|<span style="display:none">とうきよう</span>東京都足立区
 
|会長・[[伊藤勝彦 (ヤクザ)|伊藤勝彦]](上州家十一代目)
 
|-
 
|[[新門連合会]]
 
|<span style="display:none">とうきよう</span>東京都台東区
 
|会長・[[笠間直明]](新門本家十代目)
 
|-
 
|[[杉東会]]<ref name="jituji20082">実話時報 2008年2月号</ref><ref name="jituwa20108"/><ref name="document20109">月刊実話ドキュメント 2010年9月号</ref><ref name="jituwa201010">実話時代 2010年10月号</ref>
 
|<span style="display:none">とうきよう</span>東京都新宿区
 
|会長・[[野原朝明]](総家野原五代目)
 
|-
 
|[[醍醐会]]
 
|<span style="display:none">とうきよう</span>東京都大田区
 
|会長・[[青山秀夫 (ヤクザ)|青山秀夫]]
 
|-
 
|[[丁字家会]]<ref name="jituji20077">実話時報 2007年7月号</ref><ref name="jituji20082">実話時報 2008年2月号</ref>
 
|<span style="display:none">とうきよう</span>東京都台東区
 
|会長・[[吉田五郎 (ヤクザ)|吉田五郎]]
 
|-
 
|[[東亜会]]<ref name="jituji20082">実話時報 2008年2月号</ref><ref name="jituji20098">実話時報 2009年8月号</ref><ref name="jituji20099">実話時報 2009年9月号</ref><ref name="jituji200911">実話時報 2009年11月号</ref><ref name="jituji20101">実話時報 2010年1月号</ref><ref name="jituwa201010">実話時代 2010年10月号</ref>
 
|<span style="display:none">とうきよう</span>東京都港区六本木
 
|会長・[[金海芳雄]]
 
|-
 
|[[箸家会]]
 
|<span style="display:none">とうきよう</span>東京都文京区
 
|会長・[[嶺村宏|嶺村 宏]]
 
|-
 
|[[花又会]]
 
|<span style="display:none">とうきよう</span>東京都江戸川区
 
|代表・[[清野昭|清野 昭]]
 
|-
 
|[[桝屋会]]<ref name="jituji20082">実話時報 2008年2月号</ref>
 
|<span style="display:none">とうきよう</span>東京都台東区
 
|会長・[[東浦外次郎]]
 
|-
 
|五代目[[松坂屋一家]]<ref name="見世物4号">見世物4号</ref>
 
|<span style="display:none">とうきよう</span>東京都
 
|総長・[[西村太吉]]
 
|-
 
|[[倖想會]]
 
|<span style="display:none">なら</span>奈良県葛城市
 
|会長・[[大和孝介]]
 
|-
 
|[[忠成会]]<ref name="jituwa20108"/><ref name="jituwa201010"/><ref>[https://web.archive.org/web/20101023083346/http://www.geocities.jp/bqwxr271/meibo/bakutomeibohyogo4.htm 博徒名簿 - 兵庫県4] 『任侠の史跡』 {{信頼性要検証|date=2015-08}}</ref>
 
|<span style="display:none">ひようこ</span>兵庫県神戸市兵庫区
 
|会長・[[大森匡晃]](本名: 大森忠昭)
 
|-
 
|二代目[[松浦組]]<ref>[https://web.archive.org/web/20101023080601/http://www.geocities.jp/bqwxr271/meibo/bakutomeibohyogo3.htm 博徒名簿 - 兵庫県3] 『任侠の史跡』 {{信頼性要検証|date=2015-08}}</ref>
 
|<span style="display:none">ひようこ</span>兵庫県神戸市中央区
 
|組長・[[笠岡一雄]]
 
|-
 
|二代目[[中国高木会]]
 
|<span style="display:none">ひろしま</span>広島県広島市安佐南区
 
|会長・[[北山昭男]]
 
|-
 
|}
 
:※都道府県>五十音順
 
 
 
== 準暴力団 ==
 
[[警察庁]]は、「[[半グレ]]」と呼ばれる元[[暴走族]]グループ等に関し、これらを想定した「準暴力団」という規定を新たに設けたうえで、2013年より実態解明の取り組みを始動させている<ref name="sankei130307">『[https://web.archive.org/web/20130315001144/http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130307/crm13030712150005-n1.htm 半グレを「準暴力団」と規定 警察庁 東京、大阪で暗躍か]』 2013年3月7日 [[MSN産経ニュース]]</ref>。
 
 
 
「既存の暴力団のように組長をトップとする上下関係がはっきりしてはいないが、所属メンバーやOBが繁華街などで、集団で常習的に暴力的不法行為を行う、暴力団に準じる集団」がその定義で、先立つ2012年に東京で発生した「[[六本木クラブ襲撃事件]]」を機としての新設であった<ref>『[http://astand.asahi.com/magazine/wrnational/2013040900006.html 「準暴力団」とは何だ]』 2013年4月9日 緒方健二 [[WEBRONZA]]</ref>。警察庁によれば、この準暴力団で規定されるグループの一部は暴力団とも密接な関係を有するという<ref>『[http://www.47news.jp/CN/201303/CN2013030701000954.html 元暴走族集団の摘発強化へ 「準暴力団」と規定]』 2013年3月7日 [[47NEWS]]</ref>。2014年末現在、公表されている「[[関東連合]]OB」「[[怒羅権|チャイニーズドラゴン]]」「打越スペクターOB」「大田連合OB」を含め、8団体が準暴力団と見なされている<ref name="npa2015"/>。
 
 
 
== 脚注 ==
 
{{脚注ヘルプ}}
 
=== 注釈 ===
 
{{Reflist|group=注}}
 
=== 出典 ===
 
{{reflist|30em}}
 
 
 
== 関連項目 ==
 
{{Commonscat|Yakuza}}
 
* [[総会屋]]
 
* [[反社会的勢力]]
 
* [[暴力団一覧]]
 
* [[マフィア]]
 
 
 
===暴力団にまつわる社会問題===
 
* [[民事介入暴力]]
 
* [[企業対象暴力]]
 
* [[行政対象暴力]]
 
* [[抗争事件]] - [[殺し屋]]
 
* [[地下経済]]
 
** [[ダフ屋]]
 
** [[八百長]] - [[大相撲野球賭博問題]] - [[大相撲八百長問題]]
 
** [[総会屋]]
 
** [[地上げ屋]] - [[追い出し屋]]
 
** [[人身売買]] - [[売春]]
 
**[[闇金融]]
 
**[[手配師]]
 
===暴力団に関連する日本の法律・条例===
 
* [[暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律]](暴力団対策法)
 
* [[組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律]](組織犯罪処罰法)
 
* [[暴力団排除条例]](暴排条例)
 
 
 
== 外部リンク ==
 
*警察庁
 
** [https://web.archive.org/web/20121606084300/http://www.npa.go.jp/sosikihanzai/index.htm 組織犯罪対策]
 
* [http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H03/H03HO077.html 暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律]([[暴力団対策法]]) - 総務省 法令データ提供システム
 
* [http://www.web-sanin.co.jp/gov/boutsui/index.htm 松江地区建設業暴力追放対策協議会]
 
** [http://www.web-sanin.co.jp/gov/boutsui/boutsui4.htm 指定暴力団]
 
** [http://www.web-sanin.co.jp/gov/boutsui/mini00.htm 暴力団ミニ講座]
 
* [http://www1a.biglobe.ne.jp/boutsui/ 全国暴力追放運動推進センター]
 
 
 
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[[Category:暴力団|*]]
 
[[Category:暴力団|*]]

2019/6/16/ (日) 11:55時点における最新版

暴力団(ぼうりょくだん)

不法,不当な暴力を使用して社会に寄生する反社会的集団。欧米にみられるいわゆるギャング,日本でみられる博徒,的屋,愚連隊などいわゆるやくざ集団。暴力団は古くから存在するが,安定した社会の解体,すなわち社会の高度化,複雑化,多岐化などの現象がこの急激な発生の条件をつくる。第2次世界大戦後,治安の不備とともに諸都市に急激に増加したのは,これらの要因による。その機能をみれば,犯罪と密接に連結している。また政治や経済における支配層によって利用される例も多い。



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