恵山 (火山)

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恵山(えさん)

北海道南西部,亀田半島東端にある二重式火山(複式火山)。活火山で,常時観測火山。標高 618m。函館市の東端に位置する。那須火山帯に属し,外輪山は標高 350~400mで,直径 2kmの火口原をもつ。中央火口丘の恵山は火口原の東縁に位置し,安山岩質の溶岩円頂丘(鐘状火山)で頂上には直径 500mの楕円形の火口が見られる。その西側は破壊が進み,多数の硫気孔から硫黄を噴出。火口原は「御殿」と呼ばれ,面積 3万4000m2,標高 300~400m。弘化3(1846)年の噴火では火山泥流が発生し,多数の死者を出した。ツツジヒメシャクナゲガンコウラン,イワマツなど高山植物が群生。温泉も多く,山腹はスキー場として知られる。日浦海岸,恵山岬などの景勝地に近く,恵山道立自然公園の中心をなす。



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