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{{Otheruses|芸術|貝殻の構造|貝殻#彫刻}}
 
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{{複数の問題|出典の明記=2012年1月|独自研究=2010年8月|観点=2009年2月}}
 
[[File:Antinous Mandragone profil.jpg|thumb|right|200px|石の彫刻<span style="font-size:90%;">([[アンティノオス]]の横顔/[[ルーブル美術館]]所蔵)</span>]]
 
'''彫刻'''(ちょうこく)とは、[[木]]、[[石]]、[[土]]、[[金属]]などを彫り刻んで、[[物]]の[[像]]を[[立体]]的に表すこと。または、それらの表面に[[書画]]や[[イラストレーション|図版]]などを掘り込むこと。あるいは[[美術]]的な[[鑑賞]]を目的として、様々な[[素材]]を用いて立体的に[[制作]]された[[芸術]][[作品]]のこと。また、その[[表現]]領域を指す。以下では[[西洋]]美術の[[概念]]における、芸術作品としての彫刻(スカルプチャー、[[英語]]:sculpture)について述べる。
 
  
硬い素材を彫り刻む技法も彫刻(カーヴィング、[[:en:carving|carving]])と呼び、それに対して、[[可塑性]]素材を盛りつけて形を作る技法を[[彫塑]]([[モデリング]]、[[:en:modeling|modeling]])という。彫塑で作られた作品を特に[[塑像]]と呼び分けることもある。
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'''彫刻'''(ちょうこく)
  
使われる素材は、[[石]]、[[木]]、[[土]]、[[フェルト]]、[[石膏]]、[[紙]]、[[繊維]]、[[金属]](鉄、銅など)、[[樹脂]]、[[ガラス]]、[[蝋]]など、多種にわたり、また、複数の素材を組み合わせる作品も多い。
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木,石,金属,粘土,象牙,ろう,石膏,現代ではアルミニウム,プラスチック,ガラスなどを材料として図像を三次元的に表現する美術。石や木のように素材を彫り込んで形象を作る場合と粘土や石膏のように次第に肉づけして作る場合とがあり,狭義には前者を彫刻,後者を彫塑と呼ぶ。彫刻はその表現形式により,丸彫と浮彫に分けられる。丸彫では単一像と群像,あるいは人物の姿態から立像,坐像,半跏像,横臥像,また全身像,半身像,胸像,頭像などに分けられる。浮彫では彫り込みの厚さの程度によって高 (厚) 肉彫と低 (薄) 肉彫,半肉彫があり,特殊なものとしてエジプトにみられる陰刻がある。建築彫刻ではしばしばこの浮彫が用いられている。表現される主題は古来より,神,人間,動物がおもであるが,現在では非形象,幾何学的,抽象的なものも多い。彫刻では素材のもつ質感が主要な意味をもつため近代以後はあまり着色されていないが,ギリシアの大理石彫刻や中世の木彫は彩色されていた。
 
 
彫刻の対象(モチーフ)は元来、人間や身近な動物など[[具体物]]であった(具象彫刻)が、20世紀になると、心象を表したもの(抽象彫刻)も多く制作されるようになった。
 
 
 
現在では、表現が多様化し、従来の彫刻の[[概念]]では収まらないケースもあり、それらを「立体」、「立体アート」と呼ぶこともあるほか、表現が設置空間全体へ拡散したものは、特に「空間表現」や「[[インスタレーション]]」と呼び分けられる。
 
 
 
==参考文献==
 
{{参照方法|date=2016年1月|section=1}}
 
*世界美術大事典(小学館、1989年):特に第3巻「彫刻」の部分
 
*日本美術史事典(平凡社、1987年):特に「石仏」「彫金」「木彫」の各項目
 
**(注)この文献に「彫刻」の項目は存在しない。
 
*日本近現代美術史事典(東京書籍、2007年)特に用語編および第6章・第7章
 
*カラー版20世紀の美術(美術出版社、2000年)
 
 
 
== 関連項目 ==
 
{{Commonscat|Sculptures}}
 
{{Commonscat|Sculptures in Japan|日本の彫刻}}
 
* [[彫刻家]]
 
* [[インスタレーション]]
 
* [[ミクストメディア]]
 
* [[モビール]]
 
* [[油彩]]
 
* [[水彩]]
 
* {{ill2|彫刻された宝石|en|Engraved gem}}
 
 
 
{{美術}}
 
{{西洋の芸術運動}}
 
 
 
{{Tech-stub}}
 
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[[Category:美術の技法]]
 
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2018/10/19/ (金) 00:00時点における最新版

彫刻(ちょうこく)

木,石,金属,粘土,象牙,ろう,石膏,現代ではアルミニウム,プラスチック,ガラスなどを材料として図像を三次元的に表現する美術。石や木のように素材を彫り込んで形象を作る場合と粘土や石膏のように次第に肉づけして作る場合とがあり,狭義には前者を彫刻,後者を彫塑と呼ぶ。彫刻はその表現形式により,丸彫と浮彫に分けられる。丸彫では単一像と群像,あるいは人物の姿態から立像,坐像,半跏像,横臥像,また全身像,半身像,胸像,頭像などに分けられる。浮彫では彫り込みの厚さの程度によって高 (厚) 肉彫と低 (薄) 肉彫,半肉彫があり,特殊なものとしてエジプトにみられる陰刻がある。建築彫刻ではしばしばこの浮彫が用いられている。表現される主題は古来より,神,人間,動物がおもであるが,現在では非形象,幾何学的,抽象的なものも多い。彫刻では素材のもつ質感が主要な意味をもつため近代以後はあまり着色されていないが,ギリシアの大理石彫刻や中世の木彫は彩色されていた。



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