平和交通 (千葉県)

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平和交通株式会社(へいわこうつう)は、千葉県千葉市に本社を置くビィー・トランセホールディングス傘下のバス会社である。神奈川県でタクシー事業を営む平和交通とは関係がない。

概説

千葉市・西小中台団地住民の要望により乗合タクシーの運行を行うため、1975年に設立された。その後、バス事業を開始し、既存事業者の路線が及ばない地区を中心に積極的な路線展開を行っている。特定の買い物需要に対応したお買い物バスやの運行も行っている。

本社は千葉市稲毛区宮野木町にあり、営業所を併設している。営業所はこのほか、若葉区若松町に若松営業所がある。また、幕張ベイタウン近くにベイタウン出張所を置く。

乗合バスの営業エリアは、稲毛駅新検見川駅の中間に位置する西小中台・にれの木台地区、千葉市若葉区と四街道市にまたがる若松台・めいわ地区、および幕張ベイタウン地区の3つに大別でき、運行は前出の2営業所・1出張所によって分担されている。

高速バスを含め、PASMOなどの交通系ICカードが使用できる。PASMO対応路線は、当初ベイタウン線のみだったが、2007年10月8日から本社系統の路線でも使用可能となった。

全国でも珍しく、身体・知的障害に加え精神障害者保健福祉手帳割引を、高速バス路線を含む全路線で行っている。特に「THE アクセス成田」は精神障害者保健福祉手帳割引を一切行わないJRバス関東が後発の参入[1]だったため、唯一の例外適用をさせたことが特筆される。

女性運転手が多く所属している。

グループ会社としてあすか交通(旧:団地交通)・西岬観光(千葉市緑区、タクシー・バス会社)があり、平和交通を含む3社の統括・持株会社であるビィー・トランセホールディングス株式会社と合わせて2009年12月1日より「BE-TRANSSE GROUP」(ビィー・トランセ グループ)を結成した。

沿革

乗合タクシーからバス事業へ

1960年代から70年代にかけて、千葉市では住宅団地の造成が急速に進み、既存バス事業者は団地が出来るたびにデベロッパーや住民からの要請を受け、路線を新設する必要に迫られていた。しかし、団地輸送路線は、ラッシュ時に多数の利用者がある反面、入居の進み方によって需要が左右されることや、朝夕と昼間の利用者数の差が極端で運用効率が悪いなどの問題点もあり、事業者にとっては手放しで歓迎できるものではなかった。

こうした中、団地によっては入居者数や周辺道路の状況の悪さを理由に、事業者がバス路線の開設を拒否するケースが生じてきた。平和交通は、このような団地で乗合タクシーの運行を始め、現在のバス事業につながる土台を築いた。

最初に乗合タクシーを運行したのは、稲毛と検見川の中間付近(現・花見川区)にある西小中台団地である。ここでは、自治会の要望により1975年に最寄りの新検見川駅との間を結ぶ運行を開始した。続いて、1979年に市東部(現・若葉区)の若松台団地 - 都賀駅間で運行を開始、さらに1982年に稲毛駅から西小中台を経由して隣接するにれの木台団地までの路線を開通した。いずれも当初は10人乗りの日産キャラバンE20型で運行したが、その後一般貸切バスの事業免許を取得し、このもとで限定的な乗合路線の運行許可を得ることにより、車両の大型化が図られた。

バス路線網の拡充

1986年には、関東地方の非電鉄系列の会社では戦後初めてとなる一般乗合バスの免許を取得し、以後徐々に営業規模を拡大していく。1990年には、東京からにれの木台、西小中台を経由して若松台団地に至る深夜急行バスを開業し、1990年代に本社を西小中台団地から現在地に移転した。

1994年には、若松台に隣接する四街道市めいわ地区と四街道駅の間を結ぶ路線を千葉内陸バスとの共同運行により開設し、翌1995年に深夜急行バスを四街道駅まで延長するとともに、造成されたばかりの新しい住宅地である幕張ベイタウン経由に変更した。1997年には、ベイタウンと海浜幕張駅を結ぶ路線を京成バスと共同で開設し、千葉市の臨海部に営業圏を拡大した。

1990年代末からは、日中の買い物需要に対応した運行の拡充が進められた。1999年には稲毛線の日中の便を稲毛サティ(現・イオン)まで延長、ショッピングセンターに直結する停留所を設置した。2000年には、西小中台・にれの木台と稲毛海岸駅を結ぶ運行を開始、同駅前の商業施設・マリンピアとの連携が図られた。2006年には海浜幕張駅と幕張本郷駅の間をイトーヨーカドー経由で結ぶ路線も新設されている。

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大宮町バスターミナル

このほか、2005年以降は、深夜急行バスを外房線内房線沿線にも拡大、千葉市コミュニティバスの運行にかかわる提案入札にも参加し、おまごバス、いずみバスの2路線において受託運行を行うなどしている。

日中高速バス・空港連絡バスへの参入

2009年には、初の日中高速バス[2]路線であるちはら線・大網線を「マイタウンライナー」として開設した。同時に、グループ共通となる新デザインの高速バス車両を導入したほか、千葉東金道路大宮インターに隣接する大宮町バスターミナルにパーク・アンド・バスライド施設を整備した。続いて、2010年に深夜急行成田線、2011年に深夜急行千葉ニュータウン線、2012年に日中高速バスの幕張ベイエリア線を新設し、高速バス路線の拡充を進めた。

2012年8月には、初の空港連絡バスである「THE アクセス成田」を開業し、成田空港への乗り入れを開始した。

THE アクセス成田は、片道1000円という低価格戦略と、チケット不要のシンプルな乗車システムが功を奏し、ジェイアールバス関東、あすか交通、西岬観光との共同運行を経て、1日142便運行する路線に成長している。

現行一般路線

本社営業所管轄路線

検見川線

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検見川線用車(日野・ポンチョ)
  • 検見川14:新検見川駅 - 朝日ヶ丘 - 西小中台団地
  • 検見川14:新検見川駅 - 朝日ヶ丘 - 西小中台団地 - 検見川町 - 新検見川駅(循環)
  • 検見川15:新検見川駅 - 検見川町 - 西小中台団地
  • 検見川16:新検見川駅 - 検見川町 - 西小中台団地 - にれの木台中央

検見川線は、新検見川駅と西小中台団地を連絡する目的で設置された路線であり、平和交通がバス事業を始めるきっかけとなった最初の路線である。運行を開始したのは1975年で、当初は10人乗りのワゴン型車両で西小中台団地と新検見川駅北口を結んだ。その後、利用者の増加に伴い全長7mクラスのマイクロバスに切り替え、1979年に起点が新検見川駅南口ロータリーに移ったのち、ルートや停留所の新設を経て今に至る。

基本となるのは、新検見川駅 - 朝日ヶ丘 - 西小中台団地の便であり、日中はこれのみが運行され、ラッシュ時には一部の便が循環や検見川町経由となる。

稲毛線

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稲毛駅東口にて
  • 稲毛06:イオン稲毛店 - 稲毛駅 - 創価学会千葉文化会館前 - 西小中台団地 - にれの木台中央
  • 稲毛16:イオン稲毛店 - 稲毛駅 - 創価学会千葉文化会館前 - スカイタウン - あさま台入口 - 平和交通本社

稲毛線は、稲毛から小仲台地区を総武線に沿って北上し、にれの木台とあさま台入口の2方面に至る路線である。検見川線とは対照的に道路状況がよく、大型車によって運行されている。沿線には中高層マンションを中心とする住宅地が広がっており、稲毛駅が快速停車駅であることや駅周辺に商業施設が充実していることから終日利用者は多く、平和交通の主力路線となっている。

この線は1982年の開通で、ごく当初は検見川線同様10人乗り車両によって稲毛駅 - にれの木台間を運行していたが、まもなく車両の大型化が図られた。その後、スカイタウンに至る支線を開通、さらに道路整備の進捗に伴いこれはあさま台入口まで延長された。1999年からは、買い物需要に対応すべく、日中の便がイオン稲毛店まで延長運行されている。

以前は、スカイタウン停留所近くに中規模の操車所が設けられていた。このため、この操車所を経由して稲毛 - スカイタウン - にれの木台のように運行する便が存在したほか、あさま台入口への延長後もラッシュ時を中心にスカイタウンで折り返す便が相当数残されていた。しかし、2004年3月に同操車所およびこれらの便は廃止され、スカイタウン方面に向かう便のすべてがあさま台入口に至るようになった。

あさま台入口には折り返し所がないため、同停留所発着便は宮野木の本社まで回送し折り返しを行っていたが、2005年12月1日に稲毛サティ - あさま台入口 - 平和交通本社 - にれの木台中央と運行する便がごく少数設定されたのち、2006年2月1日よりあさま台入口発着の全便が平和交通本社まで営業運行するようになった。これらの改正により、京成バス宮野木線のルート上や京成団地線のすぐそばを通過するようになる。京成バスは同日に運賃を値下げした。当初は、重複する停留所こそなかったものの、同年6月より京成バスが「園生町交差点」、「熊野神社」の2停留所を設置し、京成団地線と宮野木小学校線の一部、稲毛海岸線の全便が停車するようになった。

なお、平日朝にはにれの木台の上り線に限り急行便が設定されていたが、2011年7月11日のダイヤ改正で廃止された。

稲毛海岸線

  • 稲毛海岸10:稲毛海岸駅 - スカイマンション前 - 平和交通本社前 - にれの木台循環

稲毛海岸線は、にれの木台周辺と京葉線・稲毛海岸駅を結ぶ路線であり、主に同駅を発着する羽田空港行リムジンバスとの連絡手段や、大型ショッピングセンター・マリンピアへの買い物客の足として利用されている。運行は日中の時間帯に限られ、当初は土曜日にあさま台経由、日祝日に西小中台経由でそれぞれにれの木台周辺を循環する運行がされていた。その後、木曜日とマリンピア内のジャスコでセールが行われる火曜日の運行が日祝日と同じルートが追加された。

2006年4月1日からは、あさま台経由で毎日運行されるようになった。一方、西小中台経由の循環は廃止され、代わりに西小中台方面への一般路線との乗り継ぎ扱いと土休日における稲毛海岸駅~西小中台間の運行が開始されたが、2012年6月18日より西小中台方面の運行を休止した(最終運行17日)。

ベイタウン線

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ベイタウンバス塗装車
  • マリンルート01:海浜幕張駅 → 海浜幕張駅南口 → パティオス2番街 → ミラリオ → パルプラザ → 海浜幕張駅(平日朝夕の一部はハイテク通り回り)
  • マリンルート02:海浜幕張駅 → イオン幕張店 → パティオス2番街 → ミラリオ → パルプラザ → イオン幕張店 → 海浜幕張駅(平日日中のみ運行)
  • タウンルート01:海浜幕張駅 → イオン幕張店 → ベイタウンコア → パルプラザ → 海浜幕張駅(平日朝夕の一部はハイテク通り回り)
  • タウンルート02:海浜幕張駅 → イオン幕張店 → ベイタウンコア → パルプラザ → イオン幕張店 → 海浜幕張駅(平日日中のみ運行)

ベイタウン線は、海浜幕張駅と幕張ベイタウンを結ぶ循環路線である。1997年に京成との共同運行によって開業し、幾度かの経路変更を経て2004年4月24日に現行の2ルート体制となった。この路線への平和交通の参入は、付近に営業基盤を持たない事業者の新規参入として注目を集めた。

現路線は、陸側の打瀬1・2丁目を走るタウンルートと、海側の打瀬2・3丁目を走るマリンルートの2ルートからなる。いずれも京成バスと交互に運行しているが、タウンルートは運行方向が固定されているのに対し、マリンルートはベイタウン内で平和交通は時計回り・京成バスはその逆回りで運行する。また、いずれのルートとも日中はイオン幕張店経由となるほか、朝夕の一部便は海浜幕張駅をはさんでオフィス街のハイテク通りを循環する。

この路線は当初より黄色1色の独自デザインの車両が使用されているが、車両のサイズは利用者の増加により大型化が進んでいる。

幕張本郷線

  • 海浜幕張01:海浜幕張駅 - イトーヨーカドー - 幕張町1丁目 - 幕張本郷駅

幕張本郷線は、2006年5月8日に運行を開始した路線であり、イトーヨーカドー、旧・千葉街道を経由して海浜幕張駅と幕張本郷駅を結ぶ。平和交通としては初めての幕張本郷駅乗り入れである。平日日中のみ運行され、それ以外の時間帯は平日朝に千葉シーサイドバスが同じルートを1本運行している。

稲毛・海浜幕張線

  • 稲毛20:稲毛駅 - 創価学会千葉文化会館前 - スカイマンション前(稲毛駅行のみ) - 稲毛5丁目第二陸橋 - 幕張駅入口 - イトーヨーカドー - 海浜幕張駅

稲毛・海浜幕張線は、2012年7月23日に運行を開始した路線であり、幕張本郷線と同様にイトーヨーカドー、旧・千葉街道を経由して稲毛駅と海浜幕張駅を結ぶ。平日日中のみ運行される。

津田沼・ららぽーとTOKYO-BAY線

津田沼・ららぽーとTOKYO-BAY線は、2013年11月18日に運行を開始した路線であり、津田沼駅からまろにえ通り、千葉街道を経由し、船橋競馬場駅付近から、ららぽーとTOKYO-BAY無料送迎バスのルートを通って、ららぽーとと海老川大橋下を結ぶ。途中の停留所はなく直行バスに等しい。なお渋滞時は湾岸道路(国道357号)経由の迂回ルートで運行することがある。津田沼駅南口停留所の場所は津田沼公園横だが乗降位置は異なっており、乗車場所は京成バス谷津線が通るルート、降車場所はモリシア前で同じ場所に京成バス屋敷線のモリシア津田沼停留所がある。

基本的に毎日運行だが、休館日の場合は運休となる。この路線はららぽーとTOKYO-BAY発着だが、始発と終発だけ海老川大橋下まで運行される。

若松営業所管轄路線

若松線

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若松台営業所 若松線・めいわ線を担当する
  • 都賀10:都賀駅 - 大聖寺裏 - 若松小学校 - 中央公園 - 若松営業所
  • 都賀10:都賀駅 - 若松高校 - 中央公園 - 若松営業所

若松線は、都賀駅と若葉区北部の若松台団地を結び、検見川線についで古い路線である。若松台営業所が担当し、道路が狭いため車両は中型車が使用される。本数の大半は、開通当初から運行されている大聖寺裏を経由する便であり、後発の若松高校経由便は通学時間帯に1本あるのみである。

若松台側の終点は当初中央公園(行先案内は「若松台団地」)であったが、1990年代末ころに営業所内まで営業運行するようになった。ただし、現在も中央公園止まりの便が一定数残されている。また、かつては都賀駅を出るとしばらくの間、京成電鉄が重複して路線を有していたため、競合を避けるため大聖寺裏まで停留所を設置していなかった。この間のみのり幼稚園、スポーツセンター、桜木町坂上の3停留所は、1997年に京成が路線を廃止した際に継承したものである。

若松・四街道線

  • 若松営業所 - めいわ一丁目 - 四街道駅 - 四街道市役所 - イトーヨーカドー

若松営業所 - イトーヨーカドー線は2011年5月に開設された路線で、四街道市街への買い物利用、公共施設へのアクセスを目的としている。小型車両が使用されており、平日日中のみの運行である。

めいわ線

千葉内陸バスと共同運行》
  • 四街道42:四街道駅南口 - めいわ入口 - めいわ車庫
《千葉内陸バスと共同運行》

めいわ線は、若松台団地に隣接するのめいわ・美しが丘の2つの住宅地と四街道駅を結ぶ路線である。いずれも1980年代以降に造成された新しい住宅地であり、めいわ地区は「日本一のガス灯の街」として四街道市の名所ともなっている。千葉内陸バスと共同で運行しており、使われる車両は両社とも中型車である。循環便は美しが丘側の輸送に重点が置かれており、午前はめいわ入口先回り、午後は美しが丘先回りで運行する。

高速バス

マイタウンライナー(深夜急行路線)

平和交通では、東京の品川駅や数寄屋橋を起点に、東京八重洲、兜町を経由して千葉方面に向かう深夜急行バスを6路線運行している。運行開始当初は平和交通が運行する若松台小学校までの1路線のみであったが、幾度かの改正経て、現在の路線網となった。降車場所を確認して、降車停留所が近くになると乗客に声を掛ける添乗員が同乗していることが特徴である。

外房大網線は、2005年7月に千葉市緑区・大網白里町(現、大網白里市)の住宅地を結んで走る路線として開通した。一般路線は千葉中央バス小湊鉄道が運行している地域である。開通にあわせて、大宮インター近くに迎えの自家用車が待機できるスペースを備えた大宮町バスターミナルが新設された。

その後、2006年12月に京成千原線沿線と蘇我、市原市北部を結んで走る内房五井線が開通し、3路線体制となった。これに伴い大網線の「ちはら台駅」周辺停留所が当系統に移り、大網線は大きな迂回が無くなり時間短縮が図られ、ちはら台駅利用者は実質値下げとなった。

2009年9月1日より、五井線と大網線の始発停留所が品川駅となった。従来停車していた数寄屋橋、八重洲、兜町も引き続き経由する。

2010年1月18日深夜より、4路線目となる成田線が運行を開始した。四街道駅や千代田団地方面には四街道線も乗り入れるが、四街道地区までの所要時間は圧倒的に成田線の方が短く、また運賃も900円から1,000円ほど安く設定されており、四街道地区の利用者にも配慮した路線となっていた。

なお近隣で深夜急行バスを運行する京成グループは、ちばグリーンバスが運行する船橋駅発の便を同月26日より京成佐倉駅からJR成田駅まで延伸し、更に8月2日より新橋駅始発に変更したほか、2011年5月9日深夜の千葉ニュータウン線開業後、成田空港交通が2011年7月25日より新橋駅・有楽町駅・東京駅と京成成田駅を、2013年4月16日からはこれまで深夜急行バス未参入であった船橋新京成バス鎌ヶ谷営業所が船橋駅北習志野駅八千代緑が丘駅経由で鎌ヶ谷大仏駅を結ぶ深夜急行バスの運行を開始するなど対抗している。

2017年6月5日深夜より、7路線目となる津田沼・千葉・蘇我線が運行を開始し、既存の6路線も経由地の見直しによるバス停の新設・廃止、停車バス停の他ルートへの振り替えと内房五井線の西岬観光への運行移管が行われた。

マイタウンライナー(日中高速路線)

2005年以降平和交通では上述の深夜急行バスを千葉市南部・市原市北部でも運行してきたが、地元から日中運行の高速バスを運行してほしいとの要望があり、2009年12月1日より「マイタウンライナー」としてちはら線・大網線を同時開業した。上り線のうち、ちはら・おゆみ線の平日早朝は数寄屋橋→八重洲口の順に、それ以外は八重洲口→数寄屋橋→東雲イオン前の順に停車する。下りは全便東雲イオン前もしくは数寄屋橋始発となるが、深夜急行バスが停車する兜町には停車しない。

運賃は区間によって異なるが、東京までちはら台駅から1,300円、大網駅から1,500円、大宮町バスターミナルからは1,200円となり、ICカード利用で10%引きとなる。

大網線は、大宮町ターミナルでの乗り継ぎ扱いとなったのち、2015年11月20日に廃止された。

幕張ベイエリア線は、2012年6月4日の開通で、起終点が異なるがあすか交通と共同運行している。マイタウンライナーの愛称は、もともとあすか交通の深夜急行路線で使用されていたものだが、この路線の開業と同時に両社共通の愛称となり、上述の深夜急行路線・早朝通勤路線もマイタウンライナーとして紹介されている。

廃止路線
  • 早朝通勤路線:平和交通本社→スカイタウン→西小中台団地→にれの木台東→朝日ヶ丘中央→新検見川(ターミナル前)→真砂中央公園→ベイタウン→東京駅八重洲口(早朝、東京行片道1本のみ)

早朝通勤路線は、平和交通本社から同社のメインエリアである稲毛北部・検見川地域とベイタウンを経由し、東京駅八重洲口まで運行される路線である。この路線は「早朝特急便」と銘打ち、早朝に東京方面へ向かう通勤客を主なターゲットとして2001年9月に運行を開始したもので、平和交通本社を5:30に出発し東京駅八重洲口に6:30に到着する。しかし、マイタウンライナー(幕張ベイエリア - 東京・銀座線)開業に伴い2012年6月1日をもって廃止。 なおこの路線に使用された車両は、折り返し、城西国際大学への輸送に使用されていた。すなわち、回送運用の有効活用といえる側面を持ち合わせていた。

  • マイタウンライナー : 大網・土気 - 東京・銀座線

2015年11月20日廃止。同時に平日朝入庫するために運行されていた幕張ベイエリア - 東京・銀座線が減便。日野リエッセの高速仕様で運行されていた。

THE アクセス成田

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THE アクセス成田
  • 東雲イオン前 - 銀座駅(数寄屋橋) - 東京駅八重洲口 - 成田空港
  • 銀座駅(数寄屋橋) → 東京駅八重洲口 → 成田空港近隣ホテル(成田エクセルホテル東急、ヒルトン成田、ANAクラウンプラザホテル成田、成田東武ホテルエアポート、東横INN成田空港、ホテル日航成田、マロウドインターナショナルホテル成田、成田ビューホテル、成田ゲートウェイホテル、インターナショナルガーデンホテル成田)

格安航空会社 (LCC) による国内線就航に伴う成田空港への安価な交通手段の需要増、かつ早朝・深夜便へのアクセス確保として、東雲イオン前・数寄屋橋・東京駅 - 成田空港間に上下138便(空港行63便・空港発75便)、数寄屋橋・東京駅→成田空港近隣ホテルに下りのみ4便運行(夕方以降の下り便は全て成田空港近隣ホテル行)。2013年4月26日よりあすか交通、2014年12月16日よりJRバス関東、2017年5月1日より西岬観光との共同運行。

東京駅 - 成田空港間の競合路線として、同年7月より運行を開始した京成バスグループによる「東京シャトル」があるが、「東京シャトル」の運賃が予約の有無などで900円(事前予約時)〜2,000円(未予約で深夜・早朝便を利用する場合)と幅があるのに対し、「THE アクセス成田」は1,000円にほぼ一本化されていること(深夜便に限り2,000円)、またトイレ付きの車両で運行している点に相違がある(一部、トイレなし車両で運行する場合あり)。回数券も発売されている。2014年9月16日より、交通系ICカードに対応している[3]。予約の有無で運賃に差を付ける等、事前予約を基本とする「東京シャトル」に対し、「THE アクセス成田」は事前のチケット購入不要で、当日直接バス停から乗車、車内で支払できる手軽さをアピールしている。(ただし、一部座席は事前予約も可能)

なお大網・鎌取 - 成田空港間にも運行されていたが、2013年4月25日をもって廃止された。

沿革
  • 2012年8月10日 - 平和交通により運行開始(空港行9便・空港発12便)。
  • 2012年10月10日 - ダイヤ改正(空港行13便・空港発16便)。
  • 2013年1月 - 数寄屋橋→成田地区ホテル便の運行開始(3便)。
  • 2013年4月26日 - あすか交通が参入、ダイヤ改正(空港行18便・空港発20便、成田地区ホテル行4便)。
  • 2013年7月19日 - ダイヤ改正(空港行22便・空港発27便、成田地区ホテル行4便)。
  • 2014年1月27日 - 停留所に東雲イオン前を追加、ダイヤ改正(空港行22便・空港発38便、成田地区ホテル行4便)。
  • 2014年12月16日
    • ダイヤ改正を行い、同時にJRバス関東が参入[4](空港行36便・空港発47便、成田地区ホテル行4便)。
    • 東京駅の乗り場を東京駅JR高速バスターミナルに変更。
    • 成田空港行の女性専用深夜便の運行を開始。
  • 2015年4月8日
    • ダイヤ改正。同日開業した成田空港第3ターミナルに乗り入れ開始。また、同ターミナルにおいて便指定乗車券の発売開始[5]
    • 成田空港行の深夜便を1便増便。既存の女性専用深夜便と合わせて深夜便は2便となる。
  • 2015年12月19日 - ダイヤ改正。利用の多い時間帯に増便[6]。計129便での運行となる。
  • 2017年5月1日 - ダイヤ改正。利用の多い時間帯に増便[7]。計142便での運行となる。平和交通が運行する一部の便を西岬観光に変更。

車両

平和交通では、日野自動車が主力で三菱ふそう日産ディーゼルがあり、小型車から大型車までさまざまな車種を揃え、路線状況に合わせて使い分けている。視野の広い半固定式窓や乗降のしやすい広幅4枚扉をいち早く採用するなど、周辺事業者に比べ車両面でのサービス向上への取り組みが際立っている。2000年より、低床車両を順次導入している。また、2006年には千葉県内で初となるハイブリッドノンステップバス(日野・ブルーリボンシティハイブリッド)を導入、現在4台が在籍している。

乗合バスのカラーリングは、かつて大型車が富士重工ボディー、中型車が日野レインボー二つ目ライトの頃はアイボリーと青のツートンであったが、本社の移転した1990年代前半より、純正車体にクリーム色にカラフルな模様を施したデザインに変更された。このデザインの車両は、「Smiling Shuttle(スマイリングシャトル)」の愛称で呼ばれ、現在に至るまで導入が続いている。

また、1997年に幕張ベイタウンでの運行を開始した際には、レモンイエロー1色の車体に「BAYTOWN BUS」のロゴを入れた専用車両が導入された。この車両は、ベイタウンの街並みに調和し、なおかつ時代を超えて通用するベーシックなデザインをコンセプトに、デザイナーの佐藤卓によってデザインされたものである。その後、ベイタウン以外の路線にも兼用できるよう、ロゴから「BAY」の文字をはずし「TOWN BUS[8]とした同様の車両も登場した。この「TOWN BUS」の名称は、のちに深夜急行バスのICカードや、グループ会社であるあすか交通の乗合バスにも採用され、今では両社バスの共通ブランドとして使われるようになっている。

一部を除く高速バス車両には「日本一"あいさつ"を大切にするバスとタクシーのグループ会社」というBE-TRANSSE GROUPのブランディングスローガンを大きく表記した塗装が施されている。

脚注

関連項目

外部リンク