常陸国風土記

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常陸国風土記』(ひたちのくにふどき)

常陸国 (茨城県) に関する古代の地誌。1巻。和銅6 (713) 年の官命によってつくられた「古風土記」の一つ。現在省略本しか伝わらない。養老2 (718) 年以前の筆録をもとに,同7年頃までに完成したと推定されている。最終的編纂,筆録者として当時常陸国司であった藤原宇合 (うまかい) ,宇合の下僚であったらしい万葉歌人高橋虫麻呂の名があげられている。ほぼ純粋な漢文体を基調とし,四六駢儷 (べんれい) 体で文章を飾ろうとする意識が濃厚。伝説,説話を多量に含み,現存古風土記中最も文学性が高い。内容的には日本武尊関係の伝承の多いことが注目される。



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