「川崎重工業」の版間の差分

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'''川崎重工業株式会社'''(かわさきじゅうこうぎょう)は、[[オートバイ]]・[[航空機]]・[[鉄道車両]]・[[船舶]]などの[[輸送機器]]、その他機械装置を製造する[[日本]]の[[企業]]である。
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'''川崎重工業株式会社'''(かわさきじゅうこうぎょう)
  
== 概要 ==
+
船舶,車両,航空機などの総合機械メーカー。 1878年川崎築地造船所として発足。 96年株式会社に改組して川崎造船所設立。 1919年川崎汽船を設立,28年車両部門を分離して川崎車両,37年航空機部門を分離して川崎航空機工業を設立,39年現社名に変更。 50年製鉄部門を第二会社として分離し川崎製鉄,59年電機部門を分離して川崎電機製造を設立。 66年横山工業,69年川崎航空機工業,川崎車両,72年汽車製造を合併。防衛,鉄道車両,二輪車に加え,新分野として工業用ロボット「川崎ユニメート」を開発製造するほか,環境プラントも急成長している。売上構成比は,船舶 12%,車両6%,航空宇宙 23%,機械・環境・EP15%,産機・鉄構 16%,汎用機 29%。
会社の歴史は19世紀の[[明治時代]]より始まっており、東京築地の川崎築地造船所に端を発している。[[大正時代]]の[[第一次世界大戦]]による造船活況、そして[[世界大恐慌]]、[[昭和時代]]の[[第二次世界大戦]]、戦後の[[高度成長期]]と日本の近代史・産業史とともに存続してきた日本を代表する総合重機械産業である。[[三菱重工業]]・[[IHI]]とともに三大重工業の一角を担う名門企業でもある。
 
 
 
[[自衛隊]]の[[潜水艦]]や[[航空機]]、[[ミサイル]]の製造もおこなう国内有数の[[防衛産業]]でもあり、防衛装備受注金額では2015年度の防衛中央調達額で[[三菱重工業]]を抜いて日本第1位、世界第28位に位置した。神戸を拠点とする有数の関西系企業でもある。かつては[[神戸川崎財閥|川崎財閥(松方コンツェルン)]]の主要企業であった経緯から、[[JFEスチール|川崎製鉄(現JFEスチール)]]・[[川崎汽船]]とも関係がある。本社は[[神戸市]][[中央区 (神戸市)|中央区]]の[[神戸クリスタルタワー]]であり、[[東京都]][[港区 (東京都)|港区]]海岸に東京本社も設置している。
 
 
 
[[社是]]に相当するミッションステートメントには「[[テクノロジー]]の頂点へ」と記されており、高度な技術力の錬磨を推奨する社風を展開する。過去に日本で初めて[[蒸気機関車]]や[[高速鉄道]]の製造を行うとともに、[[ライト兄弟]]の初飛行からわずか15年で航空機工場を設立、戦後は[[オートバイ]]などに代表されるコンシューマープロダクツへの進出を成功させている。近年では、航空機の機体・エンジンの両方と、宇宙機器の開発・製造を担う航空宇宙産業としてその名を轟かせている。[[武器輸出三原則]]に代わり閣議決定された[[防衛装備移転三原則]]に従い、潜水艦や航空機の売り込みを図るなど防衛装備品の海外輸出検討も積極的に行っている。
 
 
 
一方で、重工業では珍しく、日本国内で[[ファナック]]に次ぐ第2位、世界では第4位の[[ロボット]]産業としての存在感を確立している。この成長著しいロボット産業分野で、日本のロボット生産金額は2018年度に1兆円を超えようとしているが、それら日本のロボットメーカーで構成する[[日本ロボット工業会]]会長職を2018年5月に[[ファナック]]から引き継いでいる。また、[[モノのインターネット|IoT]]や[[人工知能|AI]]に至る[[第四次産業革命]]の一端を担う業容の重点化を行っており自社の製造業としての高度知識集約産業化を進めている。さらには[[水素]][[社会]]の確立を見越した[[水素]]チェーンの[[インフラ]]技術確立にいち早く取り組んでおり特筆に値する。これらの歴史は従来製品の延長だけで満足せず、新たなる分野での「[[テクノロジー]]の頂点」を目指す社風の成果とされる。
 
 
 
[[日立製作所]]内で設立されている[[日立]]返仁会([[日立]][[博士]]会)や[[日立]][[技術士]]会と同じく、企業内において理工系国家最高資格の[[技術士]]、国家最高称号・学位である[[博士号]]取得を積極的に推進し、[[技術士]]資格取得者から構成する川重技術士会(約140名)や[[博士号]]取得者で構成される川重博士会(約120名)を設立している。さらには自社内の社報で[[技術士]]・[[博士号]]取得者を定期的に公開しており「テクノロジーの頂点へ」という気風を強力に後押ししている。
 
 
 
なお、同社の会長・社長経験者は、神戸[[商工会議所]]の会頭職と同時に、[[日本商工会議所]]の副会頭職を務める場合がほとんどである。さらに、その社業が陸海空のインフラ全般に及び社会経済の発展に貢献していることから、[[日本航空宇宙工業会]]や[[日本造船工業会]]、鉄道システム輸出組合などの会長・理事長を務める場合が多い。また、経営指標において特筆すべき成果が認められる場合に[[関西経済連合会]]の副会長職を務めている。
 
 
 
「川崎」は創業者の[[川崎正蔵]]の姓が由来であり、[[神奈川県]][[川崎市]]とは無関係で工場の立地もない。
 
 
 
== 名称・ロゴマーク ==
 
現在はKawasakiを図案化した'''「フライングKカワサキ」'''を川重グループで使用している。
 
 
 
かつて、川崎の川を図案化した'''「リバーマーク」'''を制定し、[[川崎造船所]]時代から長年、社章・社旗・オートバイを除く製品等で用いていた([[川崎製鉄]]も独自マーク制定迄はリバーマークを使用していた)。オートバイ部門は1960年代からフライングKカワサキを使用していた(それ以前はリバーマーク。一部車種は[[目黒製作所|メグロ]]を使用)。
 
 
 
川重製オートバイの海外認知度向上により、日本国内でもフライングKカワサキが鉄道車両等オートバイ以外の製品・サービスにもよく使われるようになり、2007年にフライングKカワサキを川重グループの新たなコーポレートマークに制定した。ただし、リバーマークが全く使われなくなったわけではなく、2015年発売のNinja H2Rなど一部の製品では、エンブレムとしてリバーマークが使われている<ref>[http://carcast.jp/13303 【日本のバイクメーカー】カワサキのエンブレムの歴史を見てみよう!] - carcast・2016年3月18日</ref>。
 
 
 
2016年1月7日、創立120周年を記念しリバーマークを基にした「120周年ロゴマーク」を発表<ref>[https://www.khi.co.jp/news/detail/20160107_1.html 創立120周年ロゴマークの作成について]]</ref>。1年間限定であるがリバーマークが復活した。広報活動等で使用される。
 
 
 
== 主要事業・製品 ==
 
製造する商品は多岐にわたる。同社は製造製品の分野ごとの[[社内カンパニー|カンパニー制度]]をとっており、[[2011年]](平成23年)現在では以下のカンパニーで構成されていた。グループ連結での売上構成は、[[船舶]]海洋事業9.6%、[[車両]]製造事業10.9%、航空宇宙事業16.0%、[[川崎重工業ガスタービン・機械カンパニー|ガスタービン・機械事業]]16.5%、[[プラント]]・[[環境]]事業7.2%、モーターサイクル&エンジン事業19.1%、[[精密機械]]事業11.4%、その他事業9.2%となっていた(2011年3月期)。
 
 
 
2018年4月1日、社内カンパニーを7から6に改編した<ref>[https://www.khi.co.jp/news/C3180131-4.pdf 役員体制の変更、カンパニーの改編、組織改正 役員の異動、業務執行体制の改正および人事異動について]2018年1月31日、川崎重工業、2018年5月25日閲覧</ref>。
 
* [[川崎重工業航空宇宙カンパニー|航空宇宙カンパニー]]と[[川崎重工業ガスタービン・機械カンパニー|ガスタービン・機械カンパニー]]の航空エンジン事業を統合し、[[川崎重工業航空宇宙カンパニー|航空宇宙システムカンパニー]]となった。
 
* [[川崎重工業ガスタービン・機械カンパニー|ガスタービン・機械カンパニー]]のエネルギー関連事業とプラント・環境カンパニーを統合し、 エネルギー・環境プラントカンパニーとなった。
 
* 精密機械カンパニーの 名称を精密機械・ロボットカンパニーに変更した。
 
 
 
=== 船舶・海洋 ===
 
{{main|川崎重工業船舶海洋カンパニー}}
 
 
 
=== 鉄道車輌 ===
 
{{main|川崎重工業車両カンパニー}}
 
 
 
=== 航空・宇宙システム部門 、川崎航空機時代の製品===
 
{{main|川崎重工業航空宇宙システムカンパニー}}
 
 
 
=== エネルギー・環境プラント設備部門 ===
 
{{main|[https://www.khi.co.jp/kplant/index.html 川崎重工業エネルギー・環境プラントカンパニー]}}
 
 
 
=== 二輪車・汎用エンジン・水上オートバイ ===
 
{{main|川崎重工業モーターサイクル&エンジンカンパニー}}
 
 
 
=== 精密機械・ロボットカンパニー ===
 
精密機械ビジネスセンターとロボットビジネスセンターからなる。
 
{{main|[https://www.khi.co.jp/kpm/index.html 精密機械ビジネスセンター]}}
 
{{main|[https://www.khi.co.jp/robot/index.html ロボットビジネスセンター]}}
 
 
 
 
 
=== 建設機械 ===
 
2009年分社化により、[https://kcm.hitachi-kenki.co.jp/ KCM]になった。川崎重工業の子会社であったが、2015年に株式譲渡により[[日立建機]]の子会社となった<ref>[https://kcm.hitachi-kenki.co.jp/about/company-history/ KCM 企業情報 沿革]</ref>。
 
 
 
;現在扱っている製品。
 
* [[ホイールローダー]]
 
* [[ロードローラー]]
 
* [[ロードホールダンプ]]
 
* 除雪機械
 
* トーイング[[トラクタ]]
 
* [[トンネル]]用[[ダンプトラック]]          
 
;かつて扱っていた製品
 
* [[油圧ショベル]] - [[コベルコ建機]]より[[OEM]]を受ける。
 
* [[オフロードダンプトラック]] - 一時期、TEREX社のモデルを販売していた。
 
* [[モーターグレーダー]] - 米国HUBER社と技術提携して製造、販売していた。
 
* [[アスファルトフィニッシャー]] - 一時期販売していた。
 
 
 
== 沿革 ==
 
* [[1878年]]([[明治]]11年) - [[川崎正蔵]]により「川崎築地造船所」として設立。
 
* [[1886年]](明治19年) - [[神戸]]の官営[[川崎造船所|兵庫造船所]]の払い下げを受ける。
 
* [[1896年]](明治29年)[[10月9日]] - '''株式会社[[川崎造船所]]'''を設立(資本金200万円)。[[松方幸次郎]]が初代社長に就任。
 
* [[1906年]](明治39年)5月 - 運河分工場(後の兵庫工場)を開設。[[製鉄]]事業に進出し、[[機関車]]、[[貨客車]]、[[橋桁]]の製作を開始。
 
* [[1908年]](明治41年)6月27日 - 清国大連に支店を設置。
 
* [[1911年]](明治44年) - 国産化第1号[[蒸気機関車]]完成 (1B1形タンク[[機関車]]=[[鉄道院]]180形)。
 
* [[1918年]]([[大正]]7年) - 兵庫工場に[[飛行機]]科を設置。
 
* [[1919年]](大正8年) - [[船舶]]部を分離し、[[川崎汽船]]株式会社を設立。
 
* [[1928年]]([[昭和]]3年) - [[鉄道車両]]部門を分離し、[[川崎重工業車両カンパニー|川崎車輛]]株式会社を設立。
 
* [[1937年]](昭和12年) - [[飛行機]]部門を分離し、[[川崎重工業航空宇宙カンパニー|川崎航空機工業]]株式会社を設立。
 
* [[1939年]](昭和14年)[[12月1日]] - '''川崎重工業株式会社'''に商号変更。
 
* [[1949年]](昭和24年)5月 - [[東京証券取引所]]・[[大阪証券取引所]]・[[名古屋証券取引所]]に[[上場]]。
 
* [[1950年]](昭和25年)8月 - [[製鉄]]部門を分離して、[[川崎製鉄]]株式会社(現・[[JFEスチール]]株式会社)を設立。
 
* [[1966年]](昭和41年) - [[ボイラ]]、[[破砕機]]、運搬機械などのメーカーであった横山工業株式会社を合併。
 
* [[1969年]](昭和44年) - 川崎車輛・川崎航空機工業を[[合併]]。
 
* [[1972年]](昭和47年) - [[汽車製造]]株式会社を合併。
 
* [[1974年]](昭和49年) - [[バス (交通機関)|バス]]車体製造部門(各務ヶ原工場)を分離し、[[いすゞ自動車]]の[[コーチビルダー|バス車体製造会社]]として川重車体工業(現:[[いすゞバス製造]]→[[ジェイ・バス]])を設立。
 
* [[1975年]](昭和50年) - 米国で[[オートバイ]]の生産を開始。
 
* [[1986年]](昭和61年)3月31日 - 宇都宮工場([[栃木県]][[河内郡]][[河内町 (栃木県)|河内町]]、現:[[宇都宮市]])を閉鎖、翌4月1日にアイ・ケイ・コーチ(旧:川重車体工業、現:ジェイ・バス)に生産拠点として譲渡。
 
* [[1988年]](昭和63年) - 米国で[[建設機械]]の生産を開始。翌年、[[伊藤忠]]をともない[[:en:AK Steel Holding|Armco]] と共同事業。
 
* [[1991年]]([[平成]]3年) - [[ドーバー海峡]]を挟む[[英仏海峡トンネル]]の掘削に成功。
 
* [[2001年]]([[平成]]13年) - [[社内カンパニー制]]に移行。米国に[[鉄道車両]]専用工場を完成。
 
* [[2002年]](平成14年) - 造船部門を、[[川崎造船]]株式会社へ分社。油圧部門を、[[カワサキプレシジョンマシナリ]]として分社、独立。
 
* [[2003年]](平成15年)4月 - [[神戸製鋼所|神戸製鋼]]との[[破砕機]]部門統合会社[[アーステクニカ]]を設立。
 
* [[2005年]](平成17年) - [[プラント]]建設部門を分離し、[[カワサキプラントシステムズ]]株式会社を設立。[[オートポリス]]を買収。
 
* [[2006年]](平成18年)
 
** [[阪急電鉄]]から[[アルナ輸送機用品]](旧:[[アルナ車両|アルナ工機]])の全株式を取得。
 
** 関連会社の川重防災工業(現:エア・ウォーター防災)の株式を[[エア・ウォーター]]が取得し同社の[[筆頭株主]]となる(翌年春、同社はエア・ウォーターの完全子会社となる)。
 
* [[2007年]](平成19年)
 
** [[国土交通省]]と旧[[日本道路公団]]の[[橋梁談合事件]]をうけ、国土交通省より[[建設業法]]に基づき45日間の業務停止命令を受ける。
 
** カワサキヘリコプタシステム(現:[[セントラルヘリコプターサービス]])の株式を[[トヨタ自動車]]系の同業大手・[[朝日航洋]]へ売却。
 
* [[2008年]](平成20年)4月 - 神戸製鋼との破砕機部門統合会社[[アーステクニカ]]の全株式を取得。
 
* [[2009年]](平成21年) - [[建設機械]]部門を[[KCM]]として分社独立。
 
* [[2010年]](平成22年)10月 - [[川崎造船]]、[[カワサキプラントシステムズ]]、[[カワサキプレシジョンマシナリ]]の3社と合併・再統合。
 
* [[2018年]](平成30年)4月 - 、航空関連分野、エネルギー関連分野について、事業分野に沿って3カンパニーを2カンパニーに改編。社内カンパニーは7から6となった。
 
 
 
== 歴代経営者 ==
 
*創業者  [[川崎正蔵]]
 
*初代   [[松方幸次郎]]
 
*二代   [[鹿島房次郎]]
 
*三代   [[平生釟三郎]]
 
*四代   [[鋳谷正輔]]
 
*五代   [[手塚敏雄]]
 
*六代   [[砂野仁]]
 
*七代   [[四本潔]]
 
*八代   [[梅田善司]]
 
*九代   [[長谷川謙浩]]
 
*十代   [[大庭浩]]
 
*十一代  [[亀井俊郎]]
 
*十二代  [[田﨑雅元]]
 
*十三代  [[大橋忠晴]]
 
*十四代  [[長谷川聡]]
 
*十五代  [[村山滋]]
 
*十六代  [[金花芳則]]
 
 
 
== 事業拠点 ==
 
=== 生産拠点 ===
 
[[File:川崎重工業株式会社 播磨工場P7225952.jpg|thumb|250px|播磨工場]]
 
[[File:Kawasaki Heavy Industries, Ltd Nishi Kobe factory.JPG|thumb|250px|西神戸工場]]
 
 
 
* [[川崎重工業車両カンパニー|兵庫工場]]([[兵庫県]][[神戸市]][[兵庫区]]、[[鉄道車両]]製造)
 
** 敷地面積:864ヘクタール、[[従業員]]数:約1,000人
 
* 坂出工場([[香川県]][[坂出市]]川崎町、コンテナ船・[[LNGタンカー]]製造)
 
* 岐阜工場([[岐阜県]][[各務原市]]川崎町、[[航空機]]製造・修理)
 
** 敷地面積:276ヘクタール、[[従業員]]数:約2,900人(名古屋第一・第二含む)
 
* 名古屋第一工場([[愛知県]][[弥富市]]、航空機部品製造)
 
* 名古屋第二工場(愛知県[[海部郡 (愛知県)|海部郡]][[飛島村]]、航空機部品製造)
 
* 西神工場([[兵庫県]][[神戸市]][[西区 (神戸市)|西区]]、[[ジェットエンジン]]製造)
 
** 敷地面積:220ヘクタール、従業員数:約150人
 
* 神戸工場([[兵庫県]][[神戸市]][[中央区 (神戸市)|中央区]]、[[原動機]]・[[ばら積み貨物船|ばら積船]]・[[潜水艦]]製造・修理・[[圧縮機]])
 
** 敷地面積:68ヘクタール、従業員数:約1,600人
 
** 登記上の本店は神戸工場に置かれている。
 
* 西神戸工場([[兵庫県]][[神戸市]][[西区 (神戸市)|西区]]、油圧機器製造)
 
* 播磨工場([[兵庫県]][[加古郡]][[播磨町]]、鉄構製品・[[プラント]]・[[ボイラ]]・[[シールドマシン]]・[[鉄道車両]]製造)
 
** 敷地面積:328ヘクタール、従業員数:約630人
 
* 明石工場([[兵庫県]][[明石市]]川崎町、[[ジェットエンジン]]・[[ガスタービン]]・[[オートバイ]]・[[産業用ロボット]]製造)
 
** 敷地面積:210ヘクタール、従業員数:約3,200人
 
* 加古川工場(兵庫県[[加古川市]])
 
 
 
== 関係会社 ==
 
以下の一覧は、川崎重工業の平成28年度[[有価証券報告書]]に記載された内容に基づく。有価証券報告書に記載された関係会社は、報告書中の連結[[財務諸表]]の作成において連結対象とした関係会社である。
 
関係会社の事業内容は有価証券報告書に記載された[[セグメント]]の名称と一致させた<ref>[https://www.khi.co.jp/ir/pdf/y_194.pdf 川崎重工業株式会社、平成28年度有価証券報告書]</ref>。
 
 
 
{| class="wikitable" style="text-align:center"
 
|-
 
! 登記国 || 会社名 || 所在地 || 事業 || 議決権の所有割合(%)
 
|-
 
!colspan="6" style="background: #f0f0f0"|主たる連結子会社
 
|-
 
! rowspan="11"|{{JPN}}
 
| [[アルナ輸送機用品|アルナ輸送機用品(株)]] || [[岐阜県]][[養老町]] ||rowspan="2"| 車両事業 || 100
 
|-
 
| [[日本除雪機製作所|(株)日本除雪機製作所]] || [[札幌市]][[手稲区]] || 75.02
 
|-
 
| [[日本飛行機|日本飛行機(株)]] ||rowspan="2"| [[横浜市]][[金沢区]] || 航空宇宙事業 || 100
 
|-
 
| 日飛興産(株) ||| その他の事業 || 100(間接100)
 
|-
 
| [[川重冷熱工業|川重冷熱工業(株)]] || [[滋賀県]][[草津市]] ||rowspan="2"| ガスタービン・機械事業 || 83.53
 
|-
 
| (株)カワサキマシンシステムズ || [[大阪市]][[北区 (大阪市)|北区]] || 100
 
|-
 
| [[アーステクニカ|(株)アーステクニカ]] || [[東京都]][[千代田区]] || プラント・環境事業 || 100
 
|-
 
| [[川崎油工|川崎油工(株)]] ||rowspan="2"| [[兵庫県]][[明石市]] ||rowspan="2"| 精密機械事業 || 100
 
|-
 
| カワサキロボットサービス(株) || 100
 
|-
 
| 川重商事(株) ||rowspan="2"| [[神戸市]][[中央区 (神戸市)|中央区]] ||rowspan="2"| その他の事業 || 70
 
|-
 
| (株)カワサキライフコーポレーション || 100
 
|-
 
! rowspan="7"|{{USA}}
 
| Kawasaki Rail Car, Inc. ||rowspan="2"| [[ニューヨーク州]] || 車両事業 || 100(間接100)
 
|-
 
| Kawasaki Heavy Industries (U.S.A) Inc. || その他の事業 || 100
 
|-
 
| Kawasaki Motors Corp., U.S.A. ||rowspan="3"| [[デラウェア州]] ||rowspan="2"| モーターサイクル&エンジン事業 || 100
 
|-
 
| Kawasaki Motors Finance Corporation ||| 100(間接100)
 
|-
 
| Kawasaki Robotics (U.S.A.) Inc. || 精密機械事業 || 100(間接100)
 
|-
 
| Kawasaki Motors Manufacturing Corp., U.S.A. || [[ネブラスカ州]] || 車両事業、モーターサイクル&エンジン事業 || 100
 
|-
 
| Kawasaki Precision Machinery (U.S.A) Inc. || [[ミシガン州]] || 精密機械事業 || 100
 
|-
 
! {{CAN}}
 
| Canadian Kawasaki Motors Inc. || [[オンタリオ州]] ||rowspan="2"| モーターサイクル&エンジン事業 || 100
 
|-
 
! rowspan="2"|{{BRA}}
 
| Kawasaki Motores do Brasil Ltda. ||rowspan="2"| [[サンパウロ州]] || 100
 
|-
 
| Kawasaki do Brasil Industria e Comercio Ltda ||| その他の事業 || 100
 
|-
 
! rowspan="3"|{{GBR}}
 
| Kawasaki Precision Machinery (U.K.) Ltd. || [[プリマス]] ||rowspan="2"| 精密機械事業 || 100
 
|-
 
| Kawasaki Robotics (UK) Ltd. || [[マンチェスター]] || 100
 
|-
 
| Kawasaki Heavy <br />Industotries (U.K.) Ltd. || [[ロンドン]] || その他の事業 || 100
 
|-
 
! {{NLD}}
 
| Kawasaki Motors Europe N.V. || [[ホーフトドルプ]] || モーターサイクル&エンジン事業 || 100
 
|-
 
! rowspan="9"|{{CHN}}
 
| 武漢川崎船用機械有限公司 || [[湖北省]][[武漢市]] || ガスタービン・機械事業 || 55
 
|-
 
| 川崎摩托(上海)有限公司 ||rowspan="2"| [[上海市]] || モーターサイクル&エンジン事業 || 100
 
|-
 
| 川崎重工管理(上海)有限公司 || モーターサイクル&エンジン事業、その他の事業 || 100
 
|-
 
| 川崎精密機械(蘇州)有限公司 || [[江蘇省]] ||rowspan="8"| 精密機械事業 || 100
 
|-
 
| 川崎精密機械商貿(上海)有限公司 || [[上海市]] || 100
 
|-
 
| 川崎春暉精密機械(浙江)有限公司 || [[浙江省]][[上虞区]] || 54
 
|-
 
| 川崎機器人(天津)有限公司 || [[天津経済技術開発区]] || 100
 
|-
 
| 川崎機器人(昆山)有限公司 || [[江蘇省]][[昆山市]] || 100
 
|-
 
| 川崎(重慶)機器人工程有限公司 || [[重慶市]] || 51
 
|-
 
! rowspan="2"|{{KOR}}
 
| Flutec, Ltd. || [[慶尚南道]] || 50.38
 
|-
 
| Kawasaki Robotics Korea, Ltd. || [[仁川広域市]] || 100
 
|-
 
! {{MYS}}
 
| Kawasaki Gas Turbine Asia Sdn. Bhd. || [[セランゴール州]]  || ガスタービン・機械事業 || 100
 
|-
 
! {{IDN}}
 
| PT. Kawasaki Motor Indonesia || [[ブカシ]] ||rowspan="5"| モーターサイクル&エンジン事業 || 83
 
|-
 
! {{PHL}}
 
| Kawasaki Motors (Phils.) Corporation || [[マニラ首都圏]] || 50
 
|-
 
! {{THA}}
 
| Kawasaki Motors Enterprise (Thailand) Co.,Ltd. || [[バンコク]] || 100
 
|-
 
! {{AUS}}
 
| Kawasaki Motors Pty. Ltd. || [[ニューサウスウェールズ州]] || 100
 
|-
 
! rowspan="3"|{{IND}}
 
| India Kawasaki Motors Pvt. Ltd. || [[マハーラーシュトラ州]] || 100
 
|-
 
| Wipro Kawasaki Precision Machinery Pvt. Ltd. || [[バンガロール]] || 精密機械事業 || 74
 
|-
 
| Kawasaki Heavy Industries (India) Pvt. Ltd. || [[ニューデリー]] || 精密機械事業、その他の事業 || 100(間接0.14)
 
|-
 
| colspan="6" | 以上の他に49個の連結子会社がある。
 
|-
 
!colspan="6" style="background: #f0f0f0"|主たる持分法適用関連会社
 
|-
 
! rowspan="2"|{{JPN}}
 
| [[スチールプランテック|スチールプランテック(株)]] || [[横浜市]][[神奈川区]] || プラント・環境事業 || 24.81
 
|-
 
| (株)メディカロイド || [[神戸市]][[中央区 (神戸市)|中央区]] || 精密機械事業 || 50
 
|-
 
! {{BRA}}
 
| ENSEADA INDUSTRIA NAVAL S.A. || [[バイーア州]] ||rowspan="3"| 船舶海洋事業 || 31.09
 
|-
 
! rowspan="7"|{{CHN}}
 
| 南通中遠川崎船舶工程有限公司 || [[江蘇省]][[南通市]] || 50
 
|-
 
| 大連中遠川崎船舶工程有限公司 || [[遼寧省]][[大連市]] || 34
 
|-
 
| 安徽海螺川崎工程有限公司 ||rowspan="3"| [[安徽省]][[蕪湖市]] ||rowspan="5"| プラント・環境事業 || 49
 
|-
 
| 安徽海螺川崎節能設備製造有限公司 || 49
 
|-
 
| 安徽海螺川崎装備製造有限公司 || 50
 
|-
 
| 上海海螺川崎節能環保工程有限公司 ||rowspan="2"| [[上海市]] || 49(間接49)
 
|-
 
| 上海中遠川崎重工鋼結構有限公司 || 45
 
|-
 
| colspan="6" | 以上の他に8個の持分法適用関連会社がある。
 
|}
 
 
 
== 海外展開 ==
 
;アメリカ進出
 
川崎重工業は日本企業の中でも最も早期に米国に進出している。[[ネブラスカ州]]リンカーン工場は、日本式の[[ジャスト・イン・タイム]]型の生産体制のモデルケースとして広く取り上げられた。また[[1981年]]にリンカーン市にかけあって工場員の[[レイオフ]]を防ぐなど、[[終身雇用]]型の労働管理の象徴とも考えられた<ref>http://prospect.org/article/citizen-kawasaki-race-unions-and-japanese-employer-america</ref>。
 
 
 
;中国への技術移転
 
2011年6月30日に開業した中国の[[北京]]-[[上海]]を結ぶ中国版新幹線「[[和諧号]]」には日本と[[ドイツ]]などの技術が使われており、日本からは川崎重工業、[[日立製作所]]、[[三菱電機]]などの企業連合が技術供与した。だがその後、中国側が「独自開発」を主張し、米国や日本などで技術[[特許]]を申請する方針を打ち出した(川崎重工業は中国で特許を取得していない)。川崎重工業の幹部は同年7月4日 「“特許”の中身が分からないので今は対応のしようがないが、もし契約に違反する内容であれば、法的手段をとる必要がある」と述べた。さらに同幹部は「供与した技術は中国国内での使用に限ることになっている。きちんと契約を守る大人の国になってほしいと思うが、(中国側の動きを)もう少し見守りたい」と述べた<ref>「川重会長 中国版新幹線和諧号に法的手段を示唆」(msn産経ニュース2011.7.4 18:27配信)</ref>。
 
 
 
中国への技術供与には終始慎重だった[[東海旅客鉄道|JR東海]]の社長は、2011年6月29日の会見で、「新幹線技術は国内のメーカーと[[日本国有鉄道|国鉄]]の技術陣の長い期間にわたる汗と涙の結晶」と述べた上で、技術供与した川崎重工業に対して「技術立国に恥じない対応をしてもらいたい」と語り、特許侵害には断固対処するよう求めた<ref>SnkeiBiz 2011.6.29 18:16配信</ref>。
 
 
 
また、海外初の[[産業用ロボット]]生産拠点も川崎重工は中国に設置している<ref>SankeiBiz&nbsp;2012.12.25 8:15配信</ref>。
 
 
 
;[[ブラジル]]の造船事業
 
[[2015年]]第3四半期に221億円の[[損失]]を計上。
 
[[2012年]]ブラジル政府の協力要請を受け、[[超大深水プレサル層]]から相次いで発見された[[油田]]開発に向けて現地の建設大手3社が設立した[[エンセアーダ]]に3割出資して合弁事業に参画したことに伴い、[[ペトロブラス]]から[[ドリルシップ]]船2隻と推進プロペラ装置の製作にあたった<ref>https://www.khi.co.jp/news/detail/post_23.html</ref>。翌年にペトロブラスや建設会社などが絡む大規模な[[賄賂]]・[[汚職]]スキャンダルが発覚。この余波でエンセアーダへのドリルシップ建造工事への入金および川崎重工への支払いも止まったが、2015年11月まで工事中断に合意せず損失処理を行わなかった。急速な[[原油]]安による掘削事業の悪化もあり、エンセアーダへの出資金、貸付金の[[評価損]]28億円とドリルシップ関連の[[売掛金]]、[[仕掛品]]の評価損192億円を計上した<ref>http://toyokeizai.net/articles/-/101571?utm_source=morning-mail&utm_medium=email&utm_campaign=2016-01-22</ref>。
 
 
 
== 不祥事 ==
 
=== 労働災害 ===
 
[[1971年]]に入社(一旦退職し、のち[[1997年]]に再入社)し、[[2000年]]に[[鬱病]]と診断された神戸工場のグループ長(当時55歳)が[[2002年]]、首吊り[[自殺]]した。同社は、1件も受注できない中で450億円の大きな商談を任せ、この男性が失敗したとして、男性を社内で「金食い虫」と糾弾し続けてきた。神戸東[[労働基準監督署]]が自殺と職務との関連性を認めず、[[労働災害]]不認定としたことを受けて、遺族の妻は遺族補償給付金などの不支給処分取り消しを求め[[神戸地方裁判所|神戸地裁]]に提訴。[[2010年]][[9月3日]]、同地裁(裁判長・[[矢尾和子]])は、男性が仕事で大きな重圧を受けていたとして労災を認め、神戸東労働基準監督署の処分を取り消した。判決は「[[残業]]時間からは、直ちに業務が過重だったと認められない」、「業務による心理的負荷が強かった。自殺は、業務に内在する危険が現実化した」と言及<ref>[http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010090300955 「重圧で自殺」と労災認定=遺族補償の不支給取り消す-神戸地裁]</ref>。
 
 
 
=== 子会社での賭博問題 ===
 
同社子会社の[[川重明石エンジニアリング]]で、2009年頃から、社内の[[ゴルフ]][[コンペ]]において、参加者らが賭けを行っていたことが明らかになった。同社の社長ら幹部が関与していた疑いが指摘されている<ref>[http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130108-OYT1T00460.htm 社長ら27人、社内賭けゴルフ…川崎重工子会社] 読売新聞 2013年1月8日</ref>。
 
 
 
=== 陸上自衛隊ヘリ納入を巡る談合 ===
 
[[陸上自衛隊]]の観測用[[ヘリコプター]]([[OH-1]])をベースにした次期多用途ヘリコプターの開発計画(UH-X)を巡る[[カルテル|談合]]疑惑が[[2012年]]に浮上。受注に当たって同社とその関連企業、及び[[防衛省]][[技術研究本部]]が[[富士重工]]を排除しようとしたとして、[[東京地方検察庁]][[特別捜査部]]の家宅捜索を受けた<ref>[http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120906/crm12090601490004-n1.htm 佐官級幹部が漏洩か、川崎重工などに入札情報] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20121206120613/http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120906/crm12090601490004-n1.htm |date=2012年12月6日 }}(MSN産経、2012/9/6閲覧)</ref>(当時の川重担当者は[[起訴猶予]]になった)。
 
 
 
この談合問題については、川崎重工業の株主らが[[2014年]][[6月]]に同社の[[村山滋]]社長ら経営陣を相手取り、談合当時の取締役だった村山社長らが同社に談合による損失を賠償するよう、総額46億2,600万円の支払いを求める[[株主代表訴訟]]を[[神戸地方裁判所]]に起こしている<ref>[http://mainichi.jp/select/news/20140623k0000e040192000c.html 株主代表訴訟:「官製談合で損害」川崎重工業社長らを提訴] 毎日新聞 2014年6月23日</ref>
 
 
 
=== 新幹線N700系電車の台車トラブル ===
 
{{main|新幹線N700系電車#重大インシデント}}
 
 
 
== 脚注 ==
 
<references />
 
== 関連項目 ==
 
{{Commonscat|Kawasaki Heavy Industries}}
 
* [[井関農機]]
 
* [[カワサキワールド]]
 
* [[ヴィッセル神戸]] - ユニフォームスポンサー。ホームゲームで随時「カワサキDay」が開かれ、最も活躍した選手にカワサキ製オートバイが贈られる。
 
* [[ウェーブレース|ウエーブレース64]] - 川崎の全面協力のもとで製作。
 
* [[ゴディエ・ジュヌー]] - 川崎のオートバイを主にカスタマイズして販売しているフランスのオートバイメーカー。
 
* [[阪神甲子園球場]] - 2代目の銀傘(1951年~1982年)を製作した。
 
* [[札幌ドーム]] - ホヴァリングサッカーステージの設計・製作を担当した。その縁で、かつては外野フェンスに広告を掲出していたことがあった。
 
* [[西武ドーム]] - 2015年シーズンより、ライトスタンドの上に広告を掲出している。なお、広告の掲出開始後、[[西武鉄道]]から[[西武40000系電車|40000系電車]]を受注したことが発表された。
 
* [[南海多奈川線]] - 潜水艦などを製造していた泉州工場へのアクセス路線として開通した。
 
  
 
== 外部リンク ==
 
== 外部リンク ==
 
* [https://www.khi.co.jp/ 川崎重工業株式会社 公式サイト] {{ja icon}}
 
* [https://www.khi.co.jp/ 川崎重工業株式会社 公式サイト] {{ja icon}}
* [https://www.youtube.com/user/KawasakiGroupChannel Kawasaki Group Channel - YouTube]
 
* 『[http://www.kagakueizo.org/movie/industrial/59/ 川崎重工業]』 - 1958年製作のPR映画。カラー38分。[[科学映像館]]Webサイトより
 
  
{{川崎重工グループ}}
+
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{{日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアム}}
 
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[[Category:川崎重工業|*]]
 
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2018/10/16/ (火) 21:38時点における最新版

川崎重工業株式会社(かわさきじゅうこうぎょう)

船舶,車両,航空機などの総合機械メーカー。 1878年川崎築地造船所として発足。 96年株式会社に改組して川崎造船所設立。 1919年川崎汽船を設立,28年車両部門を分離して川崎車両,37年航空機部門を分離して川崎航空機工業を設立,39年現社名に変更。 50年製鉄部門を第二会社として分離し川崎製鉄,59年電機部門を分離して川崎電機製造を設立。 66年横山工業,69年川崎航空機工業,川崎車両,72年汽車製造を合併。防衛,鉄道車両,二輪車に加え,新分野として工業用ロボット「川崎ユニメート」を開発製造するほか,環境プラントも急成長している。売上構成比は,船舶 12%,車両6%,航空宇宙 23%,機械・環境・EP15%,産機・鉄構 16%,汎用機 29%。

外部リンク



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