尼崎市

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尼崎市(あまがさきし)は、兵庫県南東部に位置するである。中核市に指定されている。

概要

兵庫県の南東端に位置し、大阪府を除いた近畿地方自治体の中で唯一、大阪市と面している。また市外局番も大阪市と同じ「06」である(後述)。

兵庫県下第4位の規模の人口を有しており、中核市の指定を受ける以前の1948年から保健所政令市に指定されている。

ヘリコプターや大阪国際空港から飛び立つ飛行機などの騒音が問題視されている。主に市南部に工業地域、中南部には商業地域、そして市中部から北部にかけて住宅地が広がる形で発展している。鉄道では20分以内で大阪市神戸市の都心へ到達することが出来るが、旧尼崎藩領や旧旗本領の元農村地域を中心に構成された工業都市であるため、拠点性があり、中部以南は大阪のベッドタウンとしての要素は薄い。大阪市への通勤率は20.9%(平成22年国勢調査)である。また、南部の海岸部はかつて阪神工業地帯の中心部であったが、埋立地の部分が多く、海抜ゼロメートル以下の地域が少なくない。 近年は、JR西日本や阪神沿線を中心とした市中南部の再開発事業にも力を入れており、これらの地域でも高層マンション群や巨大商業施設が多くみられるようになった。JR尼崎駅北側では大規模な再開発地域(アミング潮江あまがさき緑遊新都心)が整備されている。

政策

ファイル:Amagasaki charming 01.jpg
まちかどチャーミング賞

都市美化と景観への取り組み

かつては阪神工業地帯の中核を担う工業都市として「工都」と号し、立ち並ぶ煙突が町の誇りとされる一方、公害の都市として有名であった。近年では、工業用排水・生活排水による汚染が著しかった市の中心部を流れる庄下川が、魚の住める状態にまで改善されたとして、2000年度の建設大臣賞「蘇る水100選」を受賞するなど、美化事業に力を入れている。
2010年まで行われた、NGO主催の「持続可能な地域社会をつくる日本の環境首都コンテスト」には2001年開催の第1回より毎年参加しており、特に2004年開催の第4回においては総合で4位、人口規模別で1位、地球温暖化防止部門の人口規模別で1位[1]となるなど、総合ランキングでトップ10の常連として名を連ねた。2013年には国により環境モデル都市に選定されている。
また、尼崎市では1986年(昭和61年)から、景観に対する優れた取り組みを表彰する「まちかどチャーミング賞」を実施している。歴史的建造物の保存のみならず、新規建造物も対象としており、2016年(平成28年)まで計9回行われた[2]

尼崎21世紀の森構想

尼崎市内の国道43号以南の約1,000ha を対象区域とし、21世紀を時間軸とした長期的な取り組みで行なう一大プロジェクトとして、兵庫県は、水と緑豊かな自然環境の創出による環境共生型のまちづくりをめざして、平成14年3月に「尼崎21世紀の森」構想を策定した。市民をはじめあらゆる主体の参画と協働により尼崎21世紀の森づくりを進めるために、平成14年8月に「尼崎21世紀の森づくり協議会」が設置されている[3]ほか、パイロットプロジェクトとして尼崎の森中央緑地(わんがんの森)の整備が進められている。また、構想区域内にある尼崎運河は、国土交通省が支援する「運河の魅力再発見プロジェクト」の第1次認定を受けている。

インターネット監視

尼崎市は、在日韓国・朝鮮人被差別部落にかかわる人権啓発と差別防止のため、2010年よりインターネットのモニタリング制度を始めた。これは、尼崎市に関連する差別的な書き込みを、市人権課の職員がパソコン5台を使って監視するシステムで、万一該当発言を確認した場合には、プロバイダーに連絡して削除の要請を行う、というものである。運用開始後一か月強で25件の差別的な書き込みを発見したが、個人名特定には繋がっておらず削除が必要と判断されるケースはなかったとされる。[4]

中核市移行

尼崎市は2007年(平成19年)5月21日、正式に中核市への移行を表明し、同5月23日に白井市長を本部長とする第1回中核市推進本部会議を開催した。
過去、人口要件は満たしていたものの、市域面積が約50km2と要件(人口50万人に達していない都市は面積100km2以上)に満たなかったが、第28次地方制度調査会で「面積要件については廃止することが適当」とされ、2006年(平成18年)6月7日に地方自治法の改正・施行により正式に中核市都市候補となった。のちに2008年(平成20年)10月16日付けの官報により政令公布がなされ、2009年(平成21年)4月1日に中核市となった。
隣接する西宮市は2008年4月1日に中核市に移行しており、兵庫県下では姫路市と合わせ3市が中核市である。中核市への移行で県から多くの権限が委譲されたことに伴い、2014年(平成26年)には兵庫県の出先機関である阪神南県民局(尼崎市・西宮市・芦屋市を管轄)が規模を縮小した阪神南県民センターに改組された。

地理

ファイル:Amagasaki city center area Aerial photograph.1985.jpg
尼崎市中心部周辺の空中写真。1985年撮影の18枚を合成作成。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成。

南は大阪湾に面し、西は西宮市、北は伊丹市、北東は豊中市、東は大阪市西淀川区及び淀川区)に接しており、市域は大阪平野に含まれる。

隣接する自治体・行政区

河川

歴史

尼崎は、猪名川神崎川の河口に12世紀頃形成された砂州が陸地化した土地である(地名にも「長洲(ながす)」や「杭瀬(くいせ)」という地名があることからもそれは伺える)。中世には、神崎淀川と大阪湾を結ぶ港町・一大遊興地として栄えていた。

年表

行政区画の変遷

地域

人口

かつては神戸市に次いで県下2位であったが、人口減により姫路市および西宮市に抜かれた。ただし人口密度は兵庫県内の市町村で最も高く、日本国内においても30位以内に入る。

1971年度の554,155人から減少を続けていたが、徐々に減少傾向は緩やかになり、2008年は37年ぶりに人口増加に転じた。

平成22年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、1.95%減の453,608人であり、増減率は県下41市町中18位、49行政区域中24位。

尼崎市(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より

地区・町名一覧
市内は旧町村域をもとにした6地区に分けられている。

中央地区
おおむね旧尼崎町域、かつては市役所があり、本庁地区とも称した。阪神尼崎駅を中心とした南中部。

  • 開明町
  • 神田北通
  • 神田中通:
  • 神田南通
  • 北城内
  • 北竹谷町
  • 北大物町
  • 北初島町
  • 玄番北之町
  • 玄番南之町
  • 汐町
  • 昭和通
  • 昭和南通
  • 竹谷町
  • 大物町(1丁目の一部を除く)
  • 建家町
  • 築地
  • 寺町
  • 中在家町
  • 西海岸町
  • 西桜木町
  • 西高洲町
  • 西大物町
  • 西難波町
  • 西本町
  • 西本町北通
  • 西松島町
  • 西御園町
  • 西向島町
  • 東海岸町
  • 東桜木町
  • 東高洲町
  • 東大物町(1丁目の一部を除く)
  • 東難波町
  • 東初島町
  • 東浜町
  • 東本町
  • 東松島町
  • 東御園町
  • 東向島西之町
  • 東向島東之町
  • 扶桑町
  • 船出(東海岸町地先より分離)
  • 御園町
  • 南城内
  • 南竹谷町
  • 南初島町
  • 宮内町
  • 蓬川荘園

小田地区
おおむね旧小田村域。JR尼崎駅を中心とした南東部。

  • 今福
  • 梶ケ島
  • 神崎町
  • 金楽寺町
  • 杭瀬北新町
  • 杭瀬寺島
  • 杭瀬本町
  • 杭瀬南新町
  • 久々知
  • 久々知西町
  • 潮江
  • 下坂部(4丁目の一部を除く)
  • 常光寺
  • 善法寺町
  • 高田町
  • 大物町(1丁目の一部)
  • 次屋
  • 長洲中通
  • 長洲西通
  • 長洲東通
  • 長洲本通
  • 西川
  • 西長洲町
  • 額田町
  • 東大物町(1丁目の一部)
  • 名神町(3丁目)
  • 弥生ケ丘町

大庄地区
おおむね旧大庄村域。武庫川駅などを含む南西部。

立花地区
おおむね旧立花村域。立花駅を中心とした北中部。現在の市役所は立花地区に所在。阪急塚口駅は北側が含まれる(南側は園田地区)。

  • 大西町
  • 尾浜町
  • 上ノ島町
  • 栗山町
  • 三反田町
  • 立花町
  • 塚口町
  • 塚口本町
  • 富松町
  • 七松町
  • 西立花町(1丁目全域と2・3丁目の一部)
  • 東七松町
  • 水堂町(4丁目の一部を除く)
  • 南塚口町(5・6丁目の一部と7・8丁目全域)
  • 南七松町
  • 南武庫之荘(2・3丁目)
  • 武庫之荘東(2丁目)
  • 武庫之荘本町(3丁目の一部)
  • 名神町(1・2丁目)

武庫地区
おおむね旧武庫村域。武庫之荘駅を中心とした北西部。

  • 常松
  • 常吉
  • 西昆陽
  • 水堂町(4丁目の一部)
  • 南武庫之荘(2・3丁目を除く)
  • 武庫町
  • 武庫の里
  • 武庫之荘
  • 武庫之荘西
  • 武庫之荘東(1丁目)
  • 武庫之荘本町(3丁目の一部を除く)
  • 武庫元町
  • 武庫豊町

園田地区
おおむね旧園田村域。園田駅から塚口駅にかけて広がる北東部。

姉妹都市・提携都市

市のシンボル

市章・市旗
市制施行の翌年である1917年(大正6年)4月26日の市会において、尼崎藩の槍印を基に工業都市の「工」と片仮名の「アマ」を組み合わせた初代の市章が制定された[8]。隣接する大阪市の市章(澪標)とデザイン面の類似性が指摘されることがある。1936年(昭和11年)に小田村と新設合併した際、小田村の「小」を現すため左右に2つの点が加えられて現在の形となった。
市旗は白地に市章をマルーンで染め抜いたものが使用されている。

市歌

初代の市歌は1926年(大正15年)に歌詞を一般公募して制定された[9]。作詞・福武周夫、作曲・小部卯八。
現行の2代目市歌は小田村との新設合併後、1940年(昭和15年)の皇紀2600年記念事業の一環で作詞を土井晩翠、作曲を東京音楽学校に依頼して制定され、タイヘイレコードSP盤(M1730)を製造した[10]。大時代的な歌詞だが、戦後もしばらく歌詞の一部を省略して小学校の運動会などの行事において演奏されていた[9]
この他、1969年(昭和44年)に市政広報番組の主題歌として作成された「きょうちくとうの願い」、1986年(昭和61年)に市制70周年を記念して作成された「ああ尼崎市民家族」[11]、地元の女性デュオあまゆーずが制作した2015年(平成27年)発表の市制100周年記念PRソング「あまがすき」[12]などの愛唱歌が存在する。

木・花など
市の木はハナミズキ、市の花はキョウチクトウ、市の草花はベゴニアが選定されている。市の花は1952年(昭和27年)選定で、市の木と草花は1991年(平成3年)に選定された[13]。市の鳥は選定されていない。

行政

市長

稲村和美(2010年12月12日 - 現任(現在2期目))

歴代市長

※尼崎市ホームページより引用

  • 官選
  1. 櫻井忠剛(旧・尼崎町長、1916年8月11日〜1922年5月18日)
  2. 上村盛治(1922年6月20日〜1928年1月22日)
  3. 櫻井忠剛(1928年2月2日〜1934年10月15日)
  4. 有吉實(1935年6月11日〜1936年3月31日)
  5. 有吉實(1936年6月3日〜1943年3月17日)
  6. 八木林作(1943年7月12日〜1946年11月20日)
  • 公選
  1. 六島誠之助(1947年4月6日〜1951年4月4日)
  2. 阪本勝(1951年4月25日〜1954年11月13日)
  3. 薄井一哉(1954年12月14日〜1966年12月11日)
  4. 篠田隆義(1966年12月12日〜1978年12月11日)
  5. 野草平十郎(1978年12月12日〜1990年12月11日)
  6. 二代目・六島誠之助[注釈 1](1990年12月12日〜1994年12月11日)
  7. 宮田良雄(1994年12月12日〜2002年12月11日)
  8. 白井文(2002年12月12日〜2010年12月11日)
  9. 稲村和美(2010年12月12日〜)
  • 市長職代理者
  1. 櫻井忠剛(市長臨時代理者、1916年4月1日〜1916年8月10日)
  2. 古城林(市長職務管掌地方事務官、1936年4月1日〜1936年6月2日)
  3. 寺畑春雄(市長職務代行者市事務吏員、1954年11月14日〜1954年12月13日)

警察

市内に兵庫県警尼崎北尼崎東尼崎南の3警察署が置かれている。このうち、尼崎南署は2006年4月1日に、尼崎中央署と尼崎西署が統合したもので、中心市街地に近い中央署庁舎を南署とし、旧西署は南警察署西分庁舎に格下げとなった。

消防

尼崎市消防局が管理する。中・東・西・北の4消防署と、中署に三和分署、東署に常光寺出張所、西署に武庫分署と大庄出張所、北署に園田分署と塚口出張所がある。

水道

尼崎市水道局が管理する。市役所近くに別の庁舎を設けている。

ゴミ

環境部の管理で、市湾岸部に2つの清掃工場(クリーンセンター)を設置し、処理を行っている。

2002年より家庭系ごみでは指定袋制を採用している。指定ゴミ袋制度の4つの根拠は次のようなものである。

  • 中身の見える袋に統一して、分別の徹底を図る。
  • ごみ減量・リサイクルのシンボルと位置づけ、その促進を図る。
  • 家庭系ごみと事業系ごみの区分の明確化を図る。
  • 収集・処理作業中の事故防止。

ゴムや皮革類・プラスチック類を含む「燃やすごみ」、主に食品系の缶を含む「びん・缶・ペットボトル」、「紙類・衣類」、小型家電・刃物類・ガラス類・スプレー缶などを含む「金属製小型ごみ」、みぞのどろ、し尿などの区分があり、地区ごとに設定された指定日に戸別収集が行われる。動物の死体や、大型家電などリサイクルシステムのないごみの収集は、別途の申し込みと処理にあたっての処理券の購入が必要である。クリーンセンターへの持ち込みも可能。

国の機関

兵庫県の機関

議会

市議会

  • 定数:42名
  • 任期:2017年平成29年)6月27日 - 2021年平成33年)6月26日
  • 議長:波多正文(はた せいぶん、あまがさき志誠の会、8期)
  • 副議長:北村章治(きたむら しょうじ、市民グリーンクラブ、4期)
会派名 議席数 議員名(◎は幹事長)
公明党 12 ◎開康生、安田雄策(団長)、土岐良二眞田泰秀杉山公克真鍋修司前迫直美福島さとり中尾健一、藤野勝利、蛭子秀一、東浦小夜子
あまがさき志誠の会 8 岸田光広波多正文北村保子、上松圭三、◎丸岡鉄也林久博佐野剛志小西逸雄
維新の会 7 楠村信二久保高章、◎光本圭佑別府建一安浪順一、西藤彰子、辻信行
日本共産党議員団 6 徳田稔(団長)、真崎一子、◎松澤千鶴小村潤広瀬若菜川﨑敏美
緑のかけはし 4 酒井一都築徳昭、◎須田和山﨑憲一
市民グリーンクラブ 4 宮城亜輻、北村章治、綿瀬和人、◎明見孝一郎
無所属 1 武原正二

※ 2018年(平成30年)6月20日現在。

兵庫県議会(尼崎市選挙区)

氏名 会派名 当選回数
下地光次 公明党・県民会議 3
丸尾牧 無所属 3
谷井いさお 公明党・県民会議 3
庄本えつこ 日本共産党 1
黒川治 自由民主党 4
徳安淳子 維新の会 3
大谷かんすけ 自由民主党 3

衆議院

選挙区 議員名 党派名 当選回数 備考
兵庫県第8区(尼崎市) 中野洋昌 公明党 3 選挙区

裁判所

交通

市内は鉄道網・道路網ともに充実しており、港湾も有するほか、近隣には空港も立地している。

鉄道

中心となる駅:阪神尼崎駅およびJR尼崎駅

市役所など官公庁街は立花駅が近く、商工会議所などのある繁華街は阪神尼崎駅を中心に広がっている。

JR尼崎駅神戸明石姫路宝塚篠山福知山方面からと大阪京都米原敦賀京橋四條畷木津方面からの列車が交わり接続する(=ジャンクション)駅としての役割を担っており、阪神尼崎駅も2009年春の阪神なんば線開業により大阪のキタ阪神梅田駅)とミナミ大阪難波駅)に接続され、大阪難波駅からは近鉄奈良線へ乗り入れ奈良方面にもつながっている(大阪難波での乗り換えにより名古屋伊勢志摩方面へも行ける)。関西私鉄で梅田難波の2大ターミナル両方に乗り入れる鉄道は阪神が初めてである。

この他、市の北部を山陽新幹線が通り抜けている(駅はない)。直通する東海道新幹線を含め新大阪駅が最寄駅となる。

道路

ファイル:Root 2 amagasaki 01.jpg
国道2号線
(十間交差点の歩道橋より大阪方面を望む)

バス

  • 阪神バス2006年6月14日阪神電鉄より分離して開業。2009年4月1日阪神電鉄直営バスを統合。阪神国道(国道2号)、尼宝線(県道42号)を中心に運行。
    • かつては尼崎市営バスが市内を運行していたが、2016年3月19日に廃止され、廃止時の残存路線は阪神バスに譲渡された(譲渡路線は翌3月20日より阪神バス尼崎市内線として運行)。
  • 尼崎交通事業振興阪急塚口駅阪神尼崎駅発着の一部路線を運行。
  • 阪急バス:阪神電車 - 阪急電車間の連絡路線や、尼崎市内から川西能勢口伊丹方面を運行する主に縦断路線。西昆陽地区の国道171号上にも路線がある。
  • 伊丹市営バス:伊丹市域より阪急塚口駅またはJR猪名寺駅に乗り入れる路線を運行。

※阪神バス尼崎市内線・尼崎交通事業振興・伊丹市営バスは乗降方式が「前乗り後降り・料金先払い」[注釈 4]、阪急バス・阪神バス(尼崎市内線を除く)は「後乗り前降り・後払い」である。市内の停留所は同じ箇所でも事業者で異なる場合も見られたが、2009年に一部停留所の名称統一を行うなど改善を行った。

港湾

空港

隣接する伊丹市豊中市大阪国際空港を擁する。尼崎市は空港地元自治体連合の大阪国際空港周辺都市対策協議会(10市協)の一員である。

ただし、市内からの交通アクセスは、阪急伊丹線やJR宝塚線で阪急伊丹駅JR伊丹駅まで移動して空港行の伊丹市営バスに乗車するか、阪急電車で大阪市内の十三を経て蛍池まで行き大阪モノレールで空港に入る大回りを強いられるなど、全般に不便である。一時期、JR尼崎・阪神尼崎と空港を結ぶリムジンバスもあったが廃止された。なお、関西国際空港へはJR尼崎駅・阪神尼崎駅から直通のリムジンバスがある。

寺社・旧跡・文化遺産

文化施設・観光スポット・スポーツ施設

博物館・史料館

ホール・宿泊施設

図書館

上記2館のほか、市内の各公民館・地区会館等に図書室が設置されている。

公園・緑地

運河

複合スポーツ施設

公営競技場

近代建築

企業

金融

指定金融機関:三井住友銀行

尼崎市に本社を置く企業

尼崎市に事業所を置く企業

尼崎市に縁のある企業

外郭団体など

  • 尼崎市土地開発公社
  • 尼崎市文化振興財団
  • 尼崎市社会福祉協議会
  • 尼崎人権啓発協会
  • 尼崎市社会福祉事業団
  • 尼崎健康医療財団
  • 尼崎口腔衛生センター
  • 尼崎環境財団
  • 尼崎市シルバー人材センター
  • 尼崎中高年事業株式会社
  • 尼崎地域産業活性化機構
  • 近畿高エネルギー加工技術研究所
  • 株式会社エーリック
  • 尼崎都市開発株式会社
  • アミング開発株式会社
  • 尼崎緑化公園協会
  • 尼崎市スポーツ振興事業団
  • 尼崎交通事業振興株式会社
  • あまがさき観光局

マスメディア

教育

2004年に尼崎計算教育特区(そろばん特区)の認定を受けた。

大学

ファイル:KUIS-Amagasaki.JPG
関西国際大学尼崎キャンパス

短期大学

高等学校

中学・高等併設学校

中学校

小学校

特別支援学校

医療

文化

  • 近松門左衛門人形浄瑠璃)の町として様々な活動を行っている(近松が摂津国、現在の尼崎市にあった広済寺の再興に際し寄進したゆかりをもつ)
  • 近松賞:近松門左衛門を記念して尼崎市が主催している公募脚本
  • 尼いも(尼崎市で栽培される農作物)
  • ゆるキャラ
    • あまっこ - もとは尼崎市交通局(市バス)のキャラクターであったが、交通局廃止に伴い尼崎市シティープロモーションマスコットになった[17]
    • ちっちゃいおっさん - 市は非公認だが、大阪弁をしゃべるゆるキャラとして人気上昇。様々なメディアに出演する。

人物

難波七姓

室町時代川辺郡南部の尼崎を拠点として西摂津を支配した赤松氏が配下とした武士団を「難波七姓」と称した。7家の数え方は文献により若干相違があるが、概ね小寺氏広岡氏奥島氏高岡氏加島氏木島氏大江氏上村氏行本氏等のことをいう。江戸時代を通して同地域に勢力を保つ尼崎市の旧家である。

出身人物(芸能・文化人など)

出身人物(スポーツ関係)

ゆかりの人物

市外局番

兵庫県に属するが、市全域が大阪市周辺と同じ、市外局番「06」になっていて、通話料金も大阪府扱いである。ただし、西日本電信電話の事業区域では兵庫県扱いになっている。

この理由は、大阪市との経済的な結びつきが強い尼崎市が、1954年昭和29年)に市外局番が適用された際に、尼崎市も大阪市内と同じ通話料金で利用できるようにとの配慮で、尼崎市が日本電信電話公社に、工事費の一部として約2億円の電信電話債券を引き受け、大阪市と同じ市外局番になったという経緯がある。当時は市外局番が同じ場所へ通話をする際の料金(市内通話)が、市外局番が違う場所の半分で済んでいたことから、尼崎市は大きな恩恵を受けた[19]

また、かつて大阪市までしか通っていなかった電話を、どうしても尼崎まで通してほしいということで、有限責任尼崎紡績会社(現在のユニチカ)が1890年に自費で尼崎市まで電話線をひいたという逸話もある[20]

ナンバープレート

  • 尼崎市は、神戸ナンバー(兵庫運輸支局)を割り当てられている。割り当て地域は以下の通り。
    • 神戸市・尼崎市・明石市・西宮市・洲本市・芦屋市・伊丹市・西脇市・宝塚市・三木市・川西市・小野市・三田市・篠山市・丹波市・南あわじ市・淡路市・加東市・川辺郡・多可郡

脚注

注釈

  1. 先代市長の六島誠之助の子息
  2. 武庫川駅は武庫川にかかる橋脚上に在る国内でも大変珍しい駅であると同時に、武庫川の中間に西宮市との境界がある。東側駅舎と本線ホームは尼崎市側、西側駅舎と武庫川線ホームは西宮市側にある。
  3. 大物駅と尼崎駅の間は本線との重複区間。
  4. 東京都営バス横浜市営バスなど首都圏の均一運賃地域で主流の方式。関西では他に南海バスの堺シャトルや奈良交通の奈良市内の一部などで見られるが、均一運賃を取り入れている大阪シティバス神戸市バス(後者は区間制運賃の路線もあり)は「後乗り前降り・後払い」である。
  5. 現本社は神戸市にあるが実質的な本社・工場。創業も尼崎市。
  6. 現在もセレッソの下部組織が練習に使っている
  7. 元は近鉄系のエーエム・ピーエム・近鉄→カッパ・クリエイト系。2011年4月ファミリーマートと経営統合し、法人格解消。以後am/pmの店舗は順次ファミリーマートへ転換。
  8. 市立尼崎東高校市立尼崎産業高校を統合

出典

  1. 第4回の結果概要 - 環境首都コンテスト全国ネットワーク
  2. まちかどチャーミング賞 - 尼崎市
  3. 尼崎21世紀の森づくりの記録
  4. モニタリング制度:インターネット上の差別的な書き込み監視 尼崎市、県内初 /兵庫毎日新聞、2010年6月26日
  5. apedia 尼崎市章
  6. 図典 日本の市町村章 p158
  7. 7.0 7.1 尼崎市と西宮市の間で市域の一部を交換をしたことがあると聞いている。いつごろ、どういう理由で、どの土地を交換したのか? レファレンス協同データベース、2013年7月20日(2016年3月5日閲覧)。
  8. 尼崎市章
  9. 9.0 9.1 尼崎100周年記念新聞』1面「歴史の音符♪」。
  10. 特集:尼崎の歌 ザ・ベストテン 第6位〜第10位 - 『南部再生』第30号、尼崎南部再生研究室、2008年。
  11. 「きょうちくとうの願い」という曲の楽譜を探している。国立国会図書館・レファレンス協同データベース)
  12. あまがさき100年会議(資料①) プレ記念期間の取組みについて、尼崎市、2015年12月25日、2頁。
  13. 市の木、市の花、市の草花
  14. 尼崎市尼崎市尼崎市
  15. 尼崎市尼崎市
  16. 梅香小学校の敷地活用の方向性について”. 尼崎市 (2018年2月23日). . 2018閲覧.
  17. 尼崎市シティープロモーションマスコット あまっこ”. 尼崎市 (2018年5月10日). . 2018閲覧.
  18. 「尼崎市市制 100 周年PR大使」委嘱式の実施について (PDF, 尼崎市2016年6月15日)
  19. “大阪じゃないのに…尼崎の市外局番「06」の理由 巨額費用で編入”. 朝日新聞社. withnews. (2015年10月12日). http://withnews.jp/article/f0151012001qq000000000000000G0010201qq000012605A . 2015閲覧. 
  20. 序章 わが国綿業の近代化と尼崎紡績の創立(~明治45年) (PDF)”. ユニチカ百年史. ユニチカ (1991年6月1日). . 2012閲覧.

関連項目

外部リンク

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