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| − | {{脚注の不足|date=2015年6月}}
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| − | '''天領'''（てんりょう）は、[[江戸時代]]における[[江戸幕府]]の直轄地の俗称で、このほか'''幕府直轄領'''、'''徳川幕府領'''、'''徳川支配地'''、'''幕府領'''、'''幕領'''など様々な呼称があり、必ずしも絶対的な単一の歴史用語ではない<ref name=mr>村上直, 「天領の成立と代官の位置について」, 法政史学48号, 1996年</ref>。幕府直轄領は元禄以降、全国で約400万石あった。その領地は日本全国に散らばっており、江戸時代を通じて何らかの形で幕府直轄地が存在した国は51ヶ国と1地域(蝦夷地)に及び<ref>和泉清司, 『徳川幕府領の形成と展開』, 同成社, 2011年.</ref>、年貢収取の対象となる田畑以外に[[交通]]・[[商業]]の要衝と[[港湾]]、主要な[[鉱山]]、城郭や御殿の建築用材の産出地としての山林地帯が編入され江戸幕府の主要な財源であった<ref name=mr>村上直, 「天領の成立と代官の位置について」, 法政史学48号, 1996年</ref>。
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| − | 幕府直轄地が「天領」と呼ばれるようになったのは[[明治時代]]である。[[大政奉還]]後に幕府直轄地が[[明治政府]]に返還された際に、「天朝の御料(御領)」などの略語として「天領」と呼ばれたのがはじまり。その後、この呼称が江戸時代にもさかのぼって使われるようになった。よって、[[江戸時代]]に使われていた呼称ではない。江戸幕府での正式名は'''御料・御領'''（ごりょう）であり、その他、江戸時代の幕府法令には'''[[御料所]]'''（ごりょうしょ、ごりょうじょ）、'''代官所'''、'''支配所'''（しはいしょ、しはいじょ）とある<ref name="mr" />。江戸時代の地方書では大名領や旗本領を私領としたのに対して'''公領・公料'''、また'''公儀御料所'''（こうぎごりょうしょ）とある<ref name="mr" />。
| + | '''天領'''（てんりょう） |
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| − | 大政奉還後の慶応4年（[[1868年|1868年、同年明治元年）]]には徳川支配地を天領と呼んだ布告があるが、同時期の別の布告では「これまで徳川支配地を天領と称し居候は言語道断の儀に候、総て天朝の御料に復し、真の天領に相成候間」とある<ref name="mr" />。
| + | [[江戸幕府]]の直轄領（幕府領，幕領）の俗称。御料所ともいう。[[江戸時代]]の全国の土地は，[[皇室領]]，寺社領，大名領，旗本知行所（[[知行所]]），幕府直轄領に分かれていた。そのうち幕府直轄領は約 400万石を占め，全体の 15.8%に相当した。田畑だけでなく全国の主要な鉱山，港湾，交通・商業の重要地点が編入されており，鉱山では佐渡や生野などが代表的な例である（[[生野銀山]]，[[佐渡鉱山]]）。全国 68ヵ国中 47ヵ国に置かれ，幕府の主要な財源となった。江戸幕府の場合は豊臣氏の太閤[[蔵入地]]ほど多くはなかった。他の大名領に比較して年貢率も低いのが特色で，[[勘定奉行]]の指揮下にある[[郡代]]や[[代官]]が支配した。 |
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| − | 幕府の直轄地についての呼称については、従来は「天領」と表記していたが、この「天領」という呼称が明治以降の俗称であるという点から、近年では「幕領」と呼ぶ傾向になっており、全国の歴史教科書なども「幕領」への表記の変更が進められている<ref>東京書籍、帝国書院など</ref>。
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| − | == 概要 ==
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| − | [[豊臣氏|豊臣]]政権時代の[[徳川氏]]の[[蔵入地]]が基である<ref name=mr/>。[[関ヶ原の戦い]]、[[大坂の役]]などでの没収地を加えて、[[17世紀]]末には約400万石となった。その[[年貢]]収入は幕府の[[財政]]基盤となった。
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| − | [[長崎]]、[[大坂]]など重要な[[都市]]や、[[佐渡金山]]などの[[鉱山]]、[[湯の花]]から[[明礬]]を生産していた[[明礬温泉]]も天領とされた。'''[[佐渡国|佐渡]]'''、'''[[甲斐国|甲斐]]'''、'''[[飛騨国|飛騨]]'''、'''[[隠岐国|隠岐]]'''は一国まるごと天領となった。
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| − | [[画像:Takayama_jinya.jpg|thumb|right|200px|高山陣屋表門]]
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| − | 幕府直轄の各領地には[[代官処]]がつくられ、[[郡代]]や[[代官]]・[[遠国奉行]]が支配した。また[[預地]]として近隣の[[大名]]に支配を委託したものもあった。観光地として有名な[[岐阜県]][[高山市]]の[[高山陣屋]]は、[[江戸幕府]]が飛騨国を直轄領として管理するために設置した代官所・郡代役所である。
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| − | [[1799年]]（[[寛政]]11年）には東[[蝦夷地]]（北海道太平洋岸および千島）が、[[1807年]]（[[文化 (元号)|文化]]4年）には[[和人地]]および西蝦夷地（北海道日本海岸や樺太（後に北蝦夷地として分立）およびオホーツク海岸）が天領とされたが、[[1821年]]（[[文政]]4年）には[[松前藩]]領に復した。[[1855年]]（[[安政]]2年）になると、和人地の一部と蝦夷地全土が[[松前藩]]領から再び天領とされているが、[[1859年]]（安政6年）の6藩分領以降に東北諸藩の領地となった地域もあった。
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| − | [[江戸時代]]末期に[[老中]]首座となった[[水野忠邦]]は、[[天保の改革]]の一環として[[上知令]]（[[江戸城]][[大坂城]]の十里四方を天領とする）を発令したため、天領の石高は増えたが、周辺に領地を持つ[[大名]]から大きく非難された。 | |
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| − | == 天領の規模の変遷 ==
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| − | 豊臣政権末期には、全国検地高1850万石余の内、12.2%に相当する222万3641石余が豊臣氏の蔵入地であった。一方徳川氏の関東入国当時の蔵入地の実態は明らかではないが、所領伊豆・相模・武蔵・上総・下総・上野の六か国240万石余のうち、100～120万石が直轄化されていたと推定されている。[[関ヶ原の戦い]]ののち、豊臣氏の蔵入地の接収を含む没収高622万石余が論功行賞の加増・加転に、さらに徳川一門や譜代大名の創出、直轄領の拡大に当てられているが、江戸幕府の直轄地も、初期においては豊臣氏のそれと大差なかったものと考えられ、江戸幕府成立時点で230～240万石が幕府直轄領であったと考えられる。
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| − | 上方・関東の天領の石高・年貢高に関しては、[[向山誠斎]]著『癸卯日記 四』所収の「御取箇辻書付」により享保元年（1716年）から天保12年(1841年)までの年度別の変遷が古くより知られていたが、さらに大河内家記録「御取箇辻書付」<ref>藤田覚, 「江戸時代前期の幕領石高・年貢量に関する新史料」, 『史学雑誌』, 104 (10), pp. 1777-1786 (1995年).</ref>の発見により、17世紀中頃からの天領の石高の変遷が明らかになった。それによれば、天領の石高が初めて300万石を超えたのが[[徳川家綱]]政権下の万治3年(1660年)だが、[[寛文印知]]の前後には300万石を切り、延宝3年(1675年)に至って再び300万石台を回復し、以降300万石を下回ることはない。[[徳川綱吉]]政権下になると[[改易#江戸時代の大名家の改易|大名改易]]による天領石高の増加が著しく、元禄5年(1692年)に初めて400万石を突破し、宝永6年(1709年)以降400万石を下回ることはない。[[徳川吉宗]]政権下では無嗣断絶による公収が相次ぎ、享保16年(1731年)には450万石に達し、延享元年(1744年)には江戸時代を通じて最大の463万4076石余となった。その後徳川[[御三卿]]が相次ぎ分立することにより、延享4年(1747年)以降天領の石高は減少する。宝暦13年(1763年)から寛政5年(1793年)まで430万石台を維持した後、寛政7年(1795年)～寛政10年(1798年)には再び450万石台に戻るが、その後徐々に石高は減少し、天保9年(1838年)には410万石台に落ちる。天保以降では文久年間の石高の数字が残っており、幕末まで410万石台を維持したと考えられる。
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| − | なお個々の年度の石高は史料によって異なり、例えば元禄7年(1694年)の天領総石高は、『癸卯日記』所収の「御取箇辻書付」では395万5560万石余とあるのに対し、『近藤重蔵遺書』所収の「御蔵入高並御物成元払積書」では418万1000石余と20万石以上の差がある。また天保9年(1838年)の天領総石高は『癸卯日記』所収の「御取箇辻書付」では419万4210石余とあるのに対し、『天保九年戌年御代官並御預所御物成納払御勘定帳』では419万1968石6斗5升8合9勺9才、天保12年(1841年)の天領総石高は『癸卯日記』所収の「御取箇辻書付」では416万7613石余とあるのに対し、同じ向山誠斎の著作である『丙午雑記』所収の「天保十二丑地方勘定下組帳」では412万2044石3斗0升8合9勺8才と、微妙に数字が異なる。
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| − | 以下に『大河内家記録』と『癸卯日記』所収の「御取箇辻書付」による天領の石高・年貢高の変遷の詳細を示す。譜代の大名や旗本への加増・改易・減封や臨時の役知の支払いは天領を切り崩して行われるため、天領の所領・石高は年度毎に必ず変動する。<ref name=Ono>大野瑞男, 『江戸幕府財政史論』, 吉川弘文館, 1996年.</ref>。
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| − | {|class="sortable wikitable" style="text-align:right;font-size:90%;line-height:1.4em;"
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| − | |+「御取箇辻書付」による天領総石高・年貢高の変遷<br />(慶安4年[1651年]～天保13年[1842年])
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| − | |-style="white-space:nowrap"
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| − | ! colspan="2" |年号 / 西暦
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| − | !石高 (石余)
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| − | !年貢高 (石余)
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| − | !内米 (石余)
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| − | !内金 (両余)
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| − | |-style="border-top:hidden; line-height:0.5em;"
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| − | ! class="unsortable" style="font-size:80%; border-right:hidden;" | !! !! !! !! !!
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| − | |-
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| − | |align=left|慶安4年<ref group="注1" name="Kamikata">慶安4年(1651年)～承応2年(1653年)分は「関東分御勘定帳無之」とあり、上方分のみの集計かつ年貢の米納・金納の内訳不明。</ref>||1651||''1,590,910''||''665,280''||||
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| − | |-
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| − | |align=left|承応元年<ref group="注1" name="Kamikata"/>||1652||''1,602,290''||''598,320''||||
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| − | |-
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| − | |align=left|承応2年<ref group="注1" name="Kamikata"/>||1653||''1,610,910''||''608,760''||||
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| − | |-
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| − | |align=left|承応3年<ref group="注1" name="Fumei">承応3年(1654年)、明暦元年(1655年)分は「御勘定帳無之」とあり、石高・年貢高不明。</ref>||1654||||||||
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| − | |-
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| − | |align=left|明暦元年<ref group="注1" name="Fumei"/>||1655||||||||
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| − | |-
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| − | |align=left|明暦2年<ref group="注1" name="Kanto">明暦2年(1656年)、寛文元年(1661年)、延享元年(1673年)、延享2年(1674年)分は「上方御勘定帳無之」とあり、関東分のみの集計。</ref>||1656||''1,224,900''||''427,120''||''275,200''||''60,769''
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| − | |-
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| − | |align=left|明暦3年||1657||2,925,470||1,119,530||966,030||61,390
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| − | |-
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| − | |align=left|万治元年||1658||2,916,540||1,033,550||887,970||58,220
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| − | |-
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| − | |align=left|万治2年||1659||2,918,600||1,114,270||966,950||58,920
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| − | |-
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| − | |align=left|万治3年||1660||3,064,770||979,050||837,210||56,730
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| − | |-
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| − | |align=left|寛文元年<ref group="注1" name="Kanto"/>||1661||''1,132,750''||''422,390''||''274,940''||''58,980''
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| − | |-
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| − | |align=left|寛文2年||1662||2,734,390||1,099,600||957,270||56,940
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| − | |-
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| − | |align=left|寛文3年||1663||2,663,100||880,760||764,490||46,505
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| − | |-
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| − | |align=left|寛文4年||1664||2,793,360||1,073,170||918,900||54,205
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| − | |-
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| − | |align=left|寛文5年||1665||2,829,950||1,053,970||897,760||54,960
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| − | |-
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| − | |align=left|寛文6年||1666||2,872,220||1,033,310||892,330||48,810
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| − | |-
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| − | |align=left|寛文7年||1667||2,900,950||1,042,360||895,670||51,089
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| − | |-
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| − | |align=left|寛文8年||1668||2,852,630||1,010,610||904,180||36,820
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| − | |-
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| − | |align=left|寛文9年||1669||2,925,450||965,900||815,300||53,140
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| − | |-
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| − | |align=left|寛文10年||1670||2,994,660||1,057,460||902,170||53,120
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| − | |-
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| − | |align=left|寛文11年||1671||2,974,750||1,130,750||971,390||54,720
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| − | |-
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| − | |align=left|寛文12年||1672||2,882,950||1,031,520||854,790||61,050
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| − | |-
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| − | |align=left|延享元年<ref group="注1" name="Kanto"/>||1673||''1,406,560''||''465,940''||''297,000''||''58,760''
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| − | |-
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| − | |align=left|延享2年<ref group="注1" name="Kanto"/>||1674||''1,432,720''||''427,730''||''264,370''||''56,070''
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| − | |-
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| − | |align=left|延享3年||1675||3,136,270||1,074,890||876,800||69,520
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| − | |-
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| − | |align=left|延享4年||1676||3,106,250||1,110,620||831,190||73,910
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| − | |-
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| − | |align=left|延享5年||1677||3,096,630||1,196,460||969,520||80,940
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| − | |-
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| − | |align=left|延享6年||1678||3,130,160||1,200,400||985,590||77,380
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| − | |-
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| − | |align=left|延享7年||1679||3,007,200||1,121,840||948,550||68,900
| |
| − | |-
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| − | |align=left|延享8年||1680||3,262,250||942,590||740,440||79,110
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| − | |-
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| − | |align=left|天和元年||1681||3,401,270||1,026,270||851,750||69,390
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| − | |-
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| − | |align=left|天和2年||1682||3,640,200||1,269,880||1,013,720||92,300
| |
| − | |-
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| − | |align=left|天和3年||1683||3,210,560||1,116,150||839,110||100,340
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| − | |-
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| − | |align=left|貞享元年||1684||3,433,770||1,177,310||910,960||97,710
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| − | |-
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| − | |align=left|貞享2年||1685||3,414,130||1,094,570||869,500||93,630
| |
| − | |-
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| − | |align=left|貞享3年||1686||3,554,930||1,218,940||961,189||97,380
| |
| − | |-
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| − | |align=left|貞享4年||1687||3,731,400||1,179,030||942,230||89,200
| |
| − | |-
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| − | |align=left|元禄元年||1688||3,813,000||1,242,320||981,830||96,940
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| − | |-
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| − | |align=left|元禄2年||1689||3,972,910||1,348,270||1,061,690||107,350
| |
| − | |-
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| − | |align=left|元禄3年||1690||3,880,000||1,385,820||1,101,120||106,130
| |
| − | |-
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| − | |align=left|元禄4年||1691||3,971,300||1,353,580||1,078,510||102,390
| |
| − | |-
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| − | |align=left|元禄5年||1692||4,013,840||1,402,120||1,114,410||107,809
| |
| − | |-
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| − | |align=left|元禄6年||1693||4,034,490||1,307,740||1,034,370||101,710
| |
| − | |-
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| − | |align=left|元禄7年||1694||3,955,560||1,315,480||1,058,510||96,610
| |
| − | |-
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| − | |align=left|元禄8年||1695||3,887,180||1,276,370||1,000,470||102,990
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| − | |-
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| − | |align=left|元禄9年<ref group="注1" name="Fumei2"/>||1696||4,136,900||1,314,830||||
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| − | |align=left style="white-space:nowrap"|元禄10年<ref group="注1" name="Fumei2"/>||1697||4,346,500||1,386,400||||
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| − | |align=left|元禄11年<ref group="注1" name="Fumei2"/>||1698||3,889,400||1,240,430||||
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| − | | align=left|元禄12年<ref group="注1" name="Fumei2">元禄9年(1696年)～正徳元年(1711年)分は「内訳無之」とあり年貢の米納・金納の内訳不明。</ref>||1699||3,889,100||1,100,880||||
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| − | | align=left|元禄13年<ref group="注1" name="Fumei2"/>||1700||3,762,800||1,138,400||||
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| − | | align=left|元禄14年<ref group="注1" name="Fumei2"/>||1701||3,849,300||1,114,590||||
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| − | |-
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| − | | align=left|元禄15年<ref group="注1" name="Fumei2"/>||1702||3,841,900||1,199,490||||
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| − | | align=left|元禄16年<ref group="注1" name="Fumei2"/>||1703||3,882,500||1,262,280||||
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| − | | align=left|宝永元年<ref group="注1" name="Fumei2"/>||1704||3,750,300||1,178,380||||
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| − | |-
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| − | | align=left|宝永2年<ref group="注1" name="Fumei2"/>||1705||4,021,900||1,299,660||||
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| − | |-
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| − | | align=left|宝永3年<ref group="注1" name="Fumei2"/>||1706||4,001,100||1,350,830||||
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| − | |-
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| − | | align=left|宝永4年<ref group="注1" name="Fumei2"/>||1707||4,047,500||1,270,490||||
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| − | |-
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| − | | align=left|宝永5年<ref group="注1" name="Fumei2"/>||1708||3,972,900||1,251,930||||
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| − | | align=left|宝永6年<ref group="注1" name="Fumei2"/>||1709||4,017,800||1,275,140||||
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| − | | align=left|宝永7年<ref group="注1" name="Fumei2"/>||1710||4,150,700||1,317,380||||
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| − | | align=left|正徳元年<ref group="注1" name="Fumei2"/>||1711||4,144,200||1,299,740||||
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| − | |-
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| − | | align=left|正徳2年||1712||4,167,600||1,265,970||1,022,620||97,340
| |
| − | |-
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| − | | align=left|正徳3年||1713||4,117,600||1,390,500||1,131,215||103,709
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| − | | align=left|正徳4年||1714||4,126,000||1,316,060||1,057,963||103,226
| |
| − | |-
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| − | | align=left|正徳5年||1715||4,127,000||1,457,700||1,151,622||112,406
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| − | |-
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| − | | align=left|享保元年<ref group="注1" name="Okochi"/>||1716||4,088,530||1,389,570||''1,074,035''||115,176
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|享保2年||1717||4,098,371||1,365,060||1,080,090||102,494
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|享保3年<ref group="注1" name="Okochi"/>||1718||4,044,570||1,435,542||''1,127,181''||111,765
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|享保4年||1719||4,050,850||1,393,529||1,092,581||109,236
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|享保5年||1720||4,057,180||1,395,682||1,098,490||107,949
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|享保6年||1721||4,066,500||1,305,650||1,027,061||100,722
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|享保7年<ref group="注1" name="Okochi"/>||1722||4,043,320||1,414,290||''1,115,508''||108,478
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|享保8年<ref group="注1" name="Okochi"/>||1723||4,112,390||1,303,930||''1,050,289''||91,534
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|享保9年||1724||4,278,370||1,488,360||1,190,997||107,910
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|享保10年||1725||4,360,670||1,466,215||1,166,544||108,849
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|享保11年||1726||4,310,100||1,500,691||1,204,965||107,182
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|享保12年||1727||4,414,850||1,621,980||1,374,545||110,750
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left style="white-space:nowrap"|享保13年<ref group="注1" name="Okochi"/>||1728||4,409,753||1,465,486||''1,181,659''||101,501
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|享保14年||1729||4,446,688||1,608,354||1,292,703||114,346
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|享保15年||1730||4,481,056||1,551,345||1,233,428||115,654
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|享保16年||1731||4,530,908||1,365,049||1,090,557||100,769
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|享保17年||1732||4,521,401||1,392,391||1,062,635||119,558
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|享保18年||1733||4,541,744||1,461,986||1,153,187||113,489
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|享保19年||1734||4,541,816||1,343,519||1,061,441||101,655
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|享保20年||1735||4,539,331||1,462,706||1,137,432||119,238
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|元文元年||1736||4,565,359||1,334,481||1,018,661||115,445
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|元文2年||1737||4,567,151||1,670,819||1,314,779||128,643
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|元文3年||1738||4,580,554||1,533,133||1,181,529||127,282
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|元文4年||1739||4,583,446||1,668,584||1,313,907||127,838
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|元文5年||1740||4,581,523||1,492,492||1,153,881||122,431
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|寛保元年||1741||4,586,472||1,570,388||1,228,550||123,445
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|寛保2年||1742||4,614,502||1,419,558||1,140,592||98,989
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|寛保3年||1743||4,624,664||1,636,409||1,298,149||122,666
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|延享元年||1744||4,634,076||1,801,855||1,462,749||123,262
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|延享2年||1745||4,628,935||1,676,322||1,335,114||124,001
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|延享3年||1746||4,634,065||1,766,214||1,422,876||124,602
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|延享4年||1747||4,415,820||1,551,214||1,237,156||117,334
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|寛延元年||1748||4,411,241||1,590,491||1,270,661||117,702
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|寛延2年||1749||4,397,089||1,673,573||1,353,984||117,411
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|寛延3年||1750||4,390,109||1,693,726||1,380,425||115,691
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|宝暦元年||1751||4,394,525||1,704,664||1,389,211||115,471
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|宝暦2年||1752||4,409,637||1,715,630||1,398,975||115,947
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|宝暦3年||1753||4,413,541||1,680,002||1,365,578||115,165
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|宝暦4年||1754||4,407,515||1,650,387||1,336,747||114,783
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|宝暦5年||1755||4,412,347||1,642,551||1,336,213||113,371
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|宝暦6年<ref group="注1" name=Okochi>大河内家記録「御取箇辻書付」では、享保元年(1716年)分が米107万4003石余、享保3年(1718年)分が米112万7189石余、享保7年(1722年)分が米111万5514石余、享保8年(1723年)分が米105万0911石余、享保13年(1728年)分が米118万1658石余、宝暦6年(1756年)分が米133万0262両余、天明7年(1787年)分が年貢高此取146万8770石余となっている。</ref>||1756||4,406,064||1,649,384||''1,331,264''||116,328
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|宝暦7年||1757||4,420,503||1,552,846||1,262,896||105,630
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|宝暦8年||1758||4,426,889||1,649,532||1,332,456||116,202
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|宝暦9年||1759||4,471,712||1,701,560||1,383,755||116,464
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|宝暦10年||1760||4,461,631||1,685,345||1,369,539||115,682
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|宝暦11年||1761||4,465,654||1,680,127||1,359,958||117,523
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|宝暦12年||1762||4,458,083||1,674,699||1,354,852||117,320
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|宝暦13年||1763||4,375,836||1,643,963||1,334,204||113,262
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|明和元年||1764||4,376,432||1,636,386||1,324,862||113,954
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|明和2年||1765||4,387,292||1,594,040||1,284,248||113,332
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|明和3年||1766||4,387,045||1,538,971||1,241,641||108,724
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|明和4年||1767||4,394,756||1,589,767||1,287,527||114,163
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|明和5年||1768||4,378,684||1,547,248||1,229,794||116,619
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|明和6年||1769||4,378,574||1,594,461||1,275,740||117,153
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|明和7年||1770||4,371,923||1,467,010||1,131,973||123,549
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|明和8年||1771||4,375,647||1,353,282||1,021,543||123,363
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|安永元年||1772||4,375,961||1,525,624||1,193,539||123,281
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|安永2年||1773||4,378,819||1,508,026||1,175,311||123,413
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|安永3年||1774||4,379,699||1,530,615||1,208,170||119,349
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|安永4年||1775||4,387,091||1,520,866||1,199,900||117,450
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|安永5年||1776||4,387,201||1,569,988||1,250,265||117,405
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|安永6年||1777||4,392,791||1,556,681||1,237,367||116,793
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|安永7年||1778||4,372,435||1,517,858||1,190,441||118,462
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|安永8年||1779||4,373,996||1,525,452||1,194,575||119,859
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|安永9年||1780||4,371,639||1,427,789||1,124,839||108,691
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|天明元年<ref group="注1" name= "Okochi2">大河内家記録「年々御取箇辻書付」では天明元年(1830年)分が年貢高此取156万5836石余、天明4年(1784年)分が高436万0520石余、寛政元年(1789年)分が年貢高此取156万5836石余、寛政2年(1790年)分が年貢高此取142万3687石余となっている。</ref>||1781||4,348,278||''1,465,836''||1,147,934||114,663
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|天明2年||1782||4,332,441||1,460,933||1,138,370||116,529
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|天明3年||1783||4,350,709||1,219,484||968,418||95,865
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|天明4年<ref group="注1" name="Okochi2"/>||1784||''4,360,521''||1,492,139||1,172,935||116,465
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|天明5年||1785||4,330,634||1,403,708||1,093,200||114,412
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|天明6年||1786||4,341,213||1,081,485||851,493||83,945
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|天明7年<ref group="注1" name="Okochi"/>||1787||4,361,544||''1,444,933''||1,164,205||112,291
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|天明8年||1788||4,384,334||1,433,377||1,162,389||108,395
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left style="white-space:nowrap"|寛政元年<ref group="注1" name="Okochi2"/>||1789||4,384,279||''1,410,414''||1,118,088||107,612
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|寛政2年<ref group="注1" name="Okochi2"/>||1790||4,380,524||''1,442,995''||1,159,230||105,731
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|寛政3年||1791||4,382,813||1,356,289||1,088,669||99,550
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|寛政4年||1792||4,393,572||1,470,399||1,187,978||105,196
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|寛政5年||1793||4,393,000||1,476,278||1,199,720||103,481
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|寛政6年||1794||4,403,622||1,471,301||1,190,091||105,320
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|寛政7年||1795||4,504,516||1,545,767||1,257,316||107,963
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|寛政8年||1796||4,507,226||1,559,023||1,269,573||108,164
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|寛政9年||1797||4,501,193||1,561,828||1,274,532||107,273
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|寛政10年||1798||4,504,565||1,544,821||1,256,977||107,609
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|寛政11年||1799||4,499,020||1,501,108||1,212,107||107,801
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|寛政12年||1800||4,493,395||1,552,740||1,265,727||107,103
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|享和元年||1801||4,474,977||1,558,351||1,273,466||106,658
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|享和2年||1802||4,488,636||1,443,666||1,170,456||102,311
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|享和3年||1803||4,485,711||1,562,872||1,272,120||107,627
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|文化元年||1804||4,487,780||1,536,203||1,266,228||107,990
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|文化2年||1805||4,487,885||1,546,915||1,277,485||107,771
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|文化3年||1806||4,482,740||1,519,075||1,250,456||107,447
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|文化4年||1807||4,453,870||1,425,102||1,163,522||107,211
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|文化5年<ref group="注1">文化5年(1808年)分は神宮文庫「勘定出納大略」では米185万1226石余となっている。</ref>||1808||4,459,079||1,391,881||''1,151,226''||96,261
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|文化6年||1809||4,457,080||1,501,989||1,230,897||108,436
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|文化7年||1810||4,455,394||1,527,031||1,256,777||99,994
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|文化8年||1811||4,478,873||1,532,910||1,241,483||108,476
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|文化9年||1812||4,434,556||1,520,969||1,240,486||102,731
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|文化10年||1813||4,437,458||1,501,877||1,221,763||103,459
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|文化11年||1814||4,442,669||1,535,799||1,249,917||105,053
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|文化12年||1815||4,423,929||1,501,023||1,214,791||105,240
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|文化13年||1816||4,423,274||1,483,067||1,196,505||105,212
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|文化14年||1817||4,412,452||1,518,991||1,231,283||105,629
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|文政元年||1818||4,334,570||1,519,374||1,233,374||104,982
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|文政2年||1819||4,352,548||1,537,207||1,250,568||105,133
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|文政3年||1820||4,333,634||1,490,752||1,205,297||104,672
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|文政4年||1821||4,326,489||1,433,694||1,148,678||104,968
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|文政5年||1822||4,320,482||1,496,240||1,208,342||105,244
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|文政6年||1823||4,333,886||1,403,384||1,117,660||105,592
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|文政7年||1824||4,223,923||1,427,619||1,158,677||98,889
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|文政8年||1825||4,223,068||1,317,840||1,065,745||94,194
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|文政9年||1826||4,229,389||1,428,537||1,163,502||97,406
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|文政10年||1827||4,218,089||1,434,498||1,166,669||98,523
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|文政11年||1828||4,194,554||1,339,578||1,077,787||96,223
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|文政12年||1829||4,201,033||1,399,289||1,133,201||97,797
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|天保元年||1830||4,182,691||1,378,578||1,113,204||97,715
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|天保2年||1831||4,201,301||1,429,328||1,162,448||97,980
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|天保3年||1832||4,204,038||1,396,390||1,120,504||101,292
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|天保4年||1833||4,205,910||1,258,230||1,005,367||96,023
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|天保5年||1834||4,202,806||1,427,193||1,150,709||101,648
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|天保6年||1835||4,205,570||1,304,313||1,036,653||98,054
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|天保7年||1836||4,202,493||1,039,970||807,068||931,161
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|天保8年||1837||4,229,581||1,392,915||1,122,234||100,023
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|天保9年||1838||4,194,210||1,305,746||1,046,104||97,412
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|天保10年||1839||4,192,837||1,407,218||1,140,499||99,311
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|天保11年||1840||4,166,475||1,382,698||1,138,359||97,735
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left|天保12年||1841||4,167,613||1,434,342||1,168,412||97,737
| |
| − | |-
| |
| − | | align=left style="white-space:nowrap"|天保13年<ref group="注1">天保13年(1842年)の分は[[勝海舟]]編『吹塵録』所収「天保十三年全国石高内訳」により、年貢高は不明。</ref>||1842||''4,191,123''||||||
| |
| − | |}
| |
| − | ;注釈
| |
| − | {{reflist|group=注1}}
| |
| − | | |
| − | 日本全国の総石高に占める天領の割合は、慶長10年(1605年)にける日本全国の総石高2217万1689石余に対して推定230～240万石であり、10.4～10.8%となる。また元禄10年代(1697年～1703年)の全国の石高(元禄国絵図・郷帳高)2578万6929石余に対して約400万石であり、15.5%となる。<ref name=Ono/>さらに天保期における日本の天保年間の総石高(天保国絵図・郷帳高)は3055万8917石余と算出されているが、勝海舟編『吹塵録』所収「天保十三年全国石高内訳」によると、1842年（[[天保]]13年）の天領は総石高の13.7%に当たる420万石弱を占めた。
| |
| − | {|class="wikitable" style="text-align:right"
| |
| − | |+全国類別石高（天保13年）
| |
| − | !類別
| |
| − | !石高
| |
| − | !style="white-space:nowrap"|割合 (%)
| |
| − | |-
| |
| − | |style="text-align:left"|'''禁裏仙洞御料''' - [[天皇]]・[[太上天皇|上皇]]・[[女院]]御料地||4万0247石余||0.1
| |
| − | |-
| |
| − | |style="text-align:left"|'''御料所高''' - 幕府直轄領(天領)||419万1123石余||13.7
| |
| − | |-
| |
| − | |style="text-align:left"|'''万石以上総高''' - [[藩|大名領分]]||2249万9497石余||73.6
| |
| − | |-
| |
| − | |style="text-align:left"|'''寺社御朱印地''' - [[寺社領|寺社名義領]]||29万4491石余||1.0
| |
| − | |-
| |
| − | |style="text-align:left"|'''高家並交替寄合''' - [[高家 (江戸時代)|高家]]・[[交代寄合]]（老中支配の旗本）領||17万9482石余||0.6
| |
| − | |-
| |
| − | |style="text-align:left; white-space:nowrap"|'''公家衆家領寺社除之分''' - [[公家]]領・[[宮家]]領・寺社除地<ref group="注2">寺社名義の所領のうち幕府による年貢取立の対象になっていない土地。</ref>、<br />'''万石以下拝領高並込高之分''' - [[旗本]]（若年寄支配の旗本）知行所・込高地<ref group="注2">転封などの際に、知行高は変らないのにもかかわらず新旧所領の年貢率の違いによって領主が実質的減収となってしまう場合、特別に加増された石高。</ref>||335万4077石余||11.0
| |
| − | |- style="background:lightgrey;"
| |
| − | |style="text-align:left; white-space:nowrap"|'''六拾余州並琉球国共''' - 日本全国・[[琉球国]]領地総計||style="white-space:nowrap"|3055万8917石余||100.0
| |
| − | |-
| |
| − | |}
| |
| − | ;注釈
| |
| − | {{reflist|group=注2}}
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| − | | |
| − | == 天領の内訳の変遷 ==
| |
| − | 徳川の関東入国直後には、直轄領は関東総奉行や代官頭によって支配されていたが、慶長年間に関東総奉行や代官頭が消滅後は、その配下の[[代官]]・手代衆が昇格して天領支配を担当するようになった。天領の管轄は当初江戸(関東)と京都・大坂(上方)に二分されていたが、寛永19年(1642年)に勘定頭が設置されると、司法・行政区域が統一され、地方の支配組織は老中→勘定奉行→[[郡代]]・代官への系統へと整備されるようになった。また江戸時代の当初から遠隔地の都市・港・鉱山には[[遠国奉行]]が置かれていたが、こらも[[老中]]支配下に統合された。
| |
| − | | |
| − | これとは別に大名に支配を委ねた大名[[預地]]があった。豊臣政権の太閤蔵入地が形を変えたもので、徳川綱吉による幕府支配機構の整備と強化のもと、貞享4年(1687年)に廃止されたが、元禄4年(1691年)には復活した。さらに正徳2年(1712年)には財政立て直しのために再び[[新井白石]]により大名預地は廃止されて代官の直支配となったが、年貢収納率の低下を招いたため、享保7年(1722年)に再び徳川吉宗により大名預地は復活した。
| |
| − | | |
| − | 天領は当初関東と上方の二分に分けられていたが、享保2年(1717年)以降、関東・海道・北国・東国・畿内・中国・西国の七筋に区分されるようになった。<ref name=mr/>
| |
| − | | |
| − | 18世紀以降の天領の石高における内訳の変遷は以下の通りである<ref>村上直, 「江戸幕府直轄領の地域的分布について」, 『法制史学』, (25) pp. 1-17 （1973年）.</ref><ref>村上直, 「江戸後期、幕府直轄領の地域分布について」, 『法制史学』, (34), pp. 60-74 （1982年）.</ref>。
| |
| − | {|class="wikitable" style="text-align:right;font-size:small"
| |
| − | |+天領石高内訳変遷
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| − | !style="white-space:nowrap"|内訳
| |
| − | !style="white-space:nowrap"|元禄15年<br>（1702年）
| |
| − | !style="white-space:nowrap"|享保15年<br>（1730年）
| |
| − | !style="white-space:nowrap"|宝暦7年<br>（1757年）
| |
| − | !style="white-space:nowrap"|天保9年<br>（1838年）
| |
| − | !style="white-space:nowrap"|文久3年<br>（1863年）
| |
| − | |-
| |
| − | |align=left style="white-space:nowrap"|郡代・代官支配地||3,867,435.700||3,602,380||3,896,000||3,284,478.26665||3,173,924.14438
| |
| − | |-
| |
| − | |align=left| 関東筋||1,199,833.906||1,076,451||1,149,400||932,014.13504||882,192.33367
| |
| − | |-
| |
| − | |align=left| 畿内筋||662,924.000||668,647||414,300||463,696.31026||521,454.30627
| |
| − | |-
| |
| − | |align=left| 海道筋||497,333.000||738,747||715,300||719,794.80472||691,916.20596
| |
| − | |-
| |
| − | |align=left| 北国筋||555,300.000||267,118||734,400||355,058.24664||240,506.50338
| |
| − | |-
| |
| − | |align=left| 奥羽筋||455,394.794||319,988||380,000||375,375.91618||378,040.55971
| |
| − | |-
| |
| − | |align=left| 中国筋||252,050.000||407,564||365,000||284,327.64181||286,813.23685
| |
| − | |-
| |
| − | |align=left| 西国筋||244,600.000||123,865||137,600||154,211.21200||173,000.99854
| |
| − | |-
| |
| − | |align=left style="white-space:nowrap"|遠国奉行支配地||138,188.000||139,651||9,100||144,196.73099||149,406.53199
| |
| − | |-
| |
| − | |align=left| 浦賀（相模国）奉行||||770||700||6,517.38299||3,456.14331
| |
| − | |-
| |
| − | |align=left| 神奈川（武蔵国）奉行||||||||||6,187.78250
| |
| − | |-
| |
| − | |align=left| 伏見奉行||4,320.000||4,494||5,000||5,166.68200||5,174.96700
| |
| − | |-
| |
| − | |align=left| 佐渡奉行||130,433.000||130,952||||132,512.66600||132,572.37700
| |
| − | |-
| |
| − | |align=left| 新潟（越後国）奉行||||||||||2,015.26218
| |
| − | |-
| |
| − | |align=left| 長崎奉行||3,435.000||3,435||3,400||||
| |
| − | |- style="background:lightgrey;"
| |
| − | |align=left style="white-space:nowrap"|代官・遠国奉行支配地合計||4,005,623.700||3,742,031||3,905,100||3,428,674.99764||3,323,330.67637
| |
| − | |-
| |
| − | |align=left|大名預所||||739,025||577,800||763,366.31504||752,411.43166
| |
| − | |-
| |
| − | |align=left| 関東筋||||||12,700||||44,551.89540
| |
| − | |-
| |
| − | |align=left| 畿内筋||||42,272||255,800||106,465.51481||83,296.10637
| |
| − | |-
| |
| − | |align=left| 海道筋||||59,909||30,400||70,710.78082||70,710.78082
| |
| − | |-
| |
| − | |align=left| 北国筋||||397,955||123,700||254,358.19707||256,785.96562
| |
| − | |-
| |
| − | |align=left| 奥羽筋||||180,207||103,500||170,964.18122||166,818.83083
| |
| − | |-
| |
| − | |align=left| 中国筋||||34,273||23,300||111,829.02950||103,141.17024
| |
| − | |-
| |
| − | |align=left| 西国筋||||24,409||28,400||49,038.61162||27,106.68238
| |
| − | |- style="background:lightgrey;"
| |
| − | |align=left|総石高||||4,481,056||4,482,900||4,192,041.31268||4,075,742.10803
| |
| − | |-
| |
| − | |}
| |
| − | | |
| − | == 関連用語 ==
| |
| − | * [[藩|領分（藩）]]<!--（約2250万石）--> - 石高1万石以上の[[大名]]が知行する領地（大名領）。
| |
| − | * [[知行所]] - 石高1万石未満の[[旗本]]が知行する領地（旗本領）で、大名の「〜藩」とは区別して「〜領」と呼んだ。
| |
| − | * [[皇室財産|禁裏御料]]<!--（約10万石）--> - [[天皇]]・[[太上天皇|上皇 (院)]]・[[女院]]の財政基盤となった御料地。
| |
| − | * 公家衆家領 - [[公家]]・[[宮家]]の財政基盤となった料所。
| |
| − | * [[朱印地・黒印地|朱印地]]<!--（約40万石）--> - 由緒ある[[寺院]]や[[神社]]に幕府が特例の朱印状をもって付与した所領で、表向きには公領扱いのため領内で幕府の代官が年貢を取り立てることもあった。
| |
| − | * 寺社除地 - 寺社名義の所領のうち寺社が占有的に支配することを得た私領で、幕府への年貢も免除され収益は全て寺社のものとなった。
| |
| − | <!-- * [[人名 (江戸時代)|人名地]] - 人名（にんみょう: 人名株により幕府より自治権を認められた者）による自治地域。--><!-- 混乱回避（場違い／本項目の記事内容とは無関連）-->
| |
| − | | |
| − | == 幕末の天領 ==
| |
| − | {{節スタブ}}
| |
| − | 地方区分は現代のもの。人名は代官を務めた[[旗本]]。
| |
| − | | |
| − | === 蝦夷地 ===
| |
| − | いずれも[[箱館奉行#箱館奉行・松前奉行|箱館奉行]]の「御預所」。[[戊辰戦争]]（[[箱館戦争]]）後の[[令制国]]および[[郡]]をカッコ内に記す。
| |
| − | * 東[[蝦夷地]]（[[千島国]]）
| |
| − | ** [[仙台藩]]警固地 - 択捉場所シヤナ（[[紗那郡]]）
| |
| − | * 東蝦夷地（[[根室国]]）
| |
| − | ** 仙台藩警固地 - 根室場所付島々（[[花咲郡]]の島嶼部）
| |
| − | * 東蝦夷地（[[釧路国]]）
| |
| − | ** 仙台藩警固地 - 釧路場所（[[足寄郡]]、[[白糠郡]]、[[釧路郡]]、[[阿寒郡]]、[[網尻郡]]、[[川上郡]]）
| |
| − | * 東蝦夷地（[[日高国]]）
| |
| − | ** 仙台藩警固地 - 幌泉場所（[[幌泉郡]]）、様似場所（[[様似郡]]）、浦河場所（[[浦河郡]]）、三石場所（[[三石郡]]）、静内場所（[[静内郡]]）、新冠場所（[[新冠郡]]）、沙流場所（[[沙流郡]]）
| |
| − | * 東蝦夷地（[[胆振国]]）
| |
| − | ** 仙台藩警固地 - 勇払場所（[[勇払郡]]、[[千歳郡]]）
| |
| − | ** [[盛岡藩|南部藩]]警固地 - 室蘭場所（[[室蘭郡]]西部）、有珠場所（[[有珠郡]]）、虻田場所フレナイ（南西部を除く[[虻田郡]]）
| |
| − | * [[和人地]]（胆振国）
| |
| − | ** 南部藩警固地（[[南部陣屋#出張陣屋|ヲシャマンベ陣屋]]） - 山越内場所（[[山越郡]]）
| |
| − | * [[北蝦夷地]]（樺太）
| |
| − | ** [[久保田藩|秋田藩]]警固地（[[好仁村|白主]]陣屋・[[久春古丹]]陣屋） - 樺太場所（[[真岡郡]]、[[本斗郡]]、[[留多加郡]]、[[大泊郡]]、[[豊原郡]]、[[長浜郡]]のうち[[長浜村 (樺太)|長浜村]]と[[知床村|内知床村]]）、樺太直捌場所（[[野田郡|野田寒郡]]、[[泊居郡]]、長浜郡のうち外知床村、[[富内郡]]、[[栄浜郡]]、[[元泊郡]]、[[新問郡]]、[[敷香郡]]（ただし、[[安房勝山藩]]が藩士や領民を遣わし漁場を開いていた）、[[散江郡]]）
| |
| − | ** 石狩出張所 - 石狩御直場所（[[久春内郡]]）
| |
| − | * 西蝦夷地（[[北見国]]）
| |
| − | ** [[会津藩]]警固地 - 網走場所（[[網走郡]]）
| |
| − | ** 秋田藩警固地（宗谷陣屋） - 宗谷場所サンナイ（宗谷岬周辺の柵内、[[宗谷郡]]の一部）
| |
| − | * 西蝦夷地（[[石狩国]]）
| |
| − | ** 石狩役所（[[庄内藩]]警固） - 厚田場所（[[厚田郡]]）、石狩十三場所（[[石狩郡]]、[[札幌郡]]、[[夕張郡]]、[[樺戸郡]]、[[空知郡]]、[[雨竜郡]]、[[上川郡 (石狩国)|上川郡]]）
| |
| − | * 和人地（[[後志国]]）
| |
| − | ** 石狩役所（[[庄内藩]]警固） - 小樽内場所（[[小樽郡]]）、高島場所（[[高島郡 (北海道)|高島郡]]）、忍路場所（[[忍路郡]]）、余市場所（[[余市郡]]）、古平場所（[[古平郡]]）、美国場所（[[美国郡]]）、積丹場所（[[積丹郡]]）
| |
| − | ** 庄内藩警固地 - 古宇場所（[[古宇郡]]）、岩内場所（[[岩内郡]]）、磯谷場所（[[磯谷郡]]）、歌棄場所（[[歌棄郡]]）
| |
| − | ** [[弘前藩|津軽藩]]警固地 - 瀬田内場所（[[瀬棚郡]]）、太櫓場所（[[太櫓郡]]）、奥尻場所（[[奥尻郡]]）、久遠場所など（[[久遠郡]]）
| |
| − | * 和人地（[[渡島国]]）
| |
| − | ** 南部藩警固地（[[南部陣屋#出張陣屋|砂原陣屋]]） - 後の[[茅部郡]]（旧箱館六ヶ場所）、後の[[亀田郡]]東部
| |
| − | ** [[松前藩]]警固地（[[戸切地陣屋]]） - 後の[[上磯郡]]、後の亀田郡のうち[[亀田半島]]以西
| |
| − | ** 津軽藩警固地 - 後の[[爾志郡]]のうち[[乙部町|乙部村]]以北
| |
| − | | |
| − | === 奥羽地方 ===
| |
| − | 戊辰戦争（[[戊辰戦争#東北戦争|東北戦争]]）後の令制国をカッコ内に記す。
| |
| − | * [[陸奥国]]（[[岩代国]]）
| |
| − | ** 桑折代官所 - [[伊達郡]]62村、[[信夫郡]]43村
| |
| − | * 陸奥国（[[磐城国]]）
| |
| − | ** 塙代官所 - [[白河郡]]30村、[[白川郡]]36村、[[石川郡 (福島県)|石川郡]]49村、[[田村郡]]15村
| |
| − | ** 小名浜代官所 - [[楢葉郡]]19村、[[磐前郡]]38村
| |
| − | ** 桑折代官所 - [[宇多郡]]1村
| |
| − | * [[出羽国]]（[[羽前国]]）
| |
| − | ** 長岡代官所 - [[村山郡]]113村
| |
| − | | |
| − | === 関東地方 ===
| |
| − | * [[常陸国]]
| |
| − | ** 安藤伝蔵 - [[茨城郡]]19村、[[鹿島郡 (茨城県)|鹿島郡]]9村、[[新治郡]]17村、[[筑波郡]]38村、[[真壁郡]]102村
| |
| − | ** 北条平次郎 - 茨城郡5村、新治郡2村
| |
| − | ** 福田所左衛門 - 茨城郡1村、新治郡2村、[[信太郡]]1村、真壁郡2村
| |
| − | ** 多田銃三郎 - [[多賀郡]]10村
| |
| − | ** 小川達太郎 - 鹿島郡13村、[[行方郡 (茨城県)|行方郡]]3村、新治郡1村、[[河内郡 (茨城県)|河内郡]]48村、信太郡16村
| |
| − | ** 大竹左馬太郎 - 鹿島郡1村、行方郡1村
| |
| − | ** 林金五郎 - 鹿島郡1村
| |
| − | ** 河津伊豆守 - 河内郡8村、信太郡1村
| |
| − | ** 真岡代官所（山内源七郎） - 真壁郡9村
| |
| − | * [[上野国]]
| |
| − | ** [[関東在方掛]]（岩鼻陣屋） - [[群馬郡]]64村、[[勢多郡]]50村、[[利根郡]]17村、[[碓氷郡]]36村、[[吾妻郡]]41村、[[甘楽郡]]85村、[[佐位郡]]17村、[[多胡郡]]25村、[[緑野郡]]44村、[[那波郡]]7村、[[新田郡]]66村、[[山田郡 (群馬県)|山田郡]]43村、[[邑楽郡]]50村
| |
| − | * [[下野国]]
| |
| − | ** 真岡代官所（山内源七郎） - [[都賀郡]]54村、[[安蘇郡]]2村、[[足利郡]]3村、[[河内郡]]46村、[[芳賀郡]]75村、[[那須郡]]59村、[[塩谷郡]]13村
| |
| − | * [[下総国]]
| |
| − | ** [[小笠原甫三郎]] - [[葛飾郡]]29村、[[相馬郡 (下総国)|相馬郡]]17村
| |
| − | ** 佐々井半十郎 - 相馬郡7村
| |
| − | ** 関東在方掛（布佐陣屋） - 葛飾郡222村、[[猿島郡]]23村、[[結城郡]]27村、[[豊田郡 (茨城県)|豊田郡]]31村、[[岡田郡]]31村、[[千葉郡]]49村、[[印旛郡]]99村、[[下埴生郡|埴生郡]]27村、[[香取郡]]125村、[[匝瑳郡]]26村、[[海上郡]]19村、相馬郡49村
| |
| − | * [[上総国]]
| |
| − | ** 関東在方掛（布佐陣屋） - [[天羽郡]]1村、[[周淮郡]]31村、[[望陀郡]]24村、[[市原郡]]27村、[[夷隅郡]]11村、[[上埴生郡|埴生郡]]2村、[[長柄郡]]31村、[[山辺郡 (千葉県)|山辺郡]]51村、[[武射郡]]42村
| |
| − | * [[安房国]]
| |
| − | ** 関東在方掛（布佐陣屋） - [[長狭郡]]1村、[[朝夷郡]]19村、[[平郡]]10村、[[安房郡]]32村
| |
| − | * [[武蔵国]]
| |
| − | ** 松村忠四郎 - [[豊島郡 (武蔵国)|豊島郡]]52村、[[荏原郡]]72村、[[足立郡]]7村、[[多摩郡]]83村、[[久良岐郡]]11村、[[橘樹郡]]78村、[[都筑郡]]38村、[[埼玉郡]]14村、[[比企郡]]14村、[[高麗郡]]55村、[[入間郡]]67村、[[大里郡]]4村、[[新座郡]]19村、[[幡羅郡]]3村
| |
| − | ** 佐々井半十郎 - 豊島郡14村、足立郡114村、[[葛飾郡]]202村、埼玉郡38村
| |
| − | ** 大竹左馬太郎 - 豊島郡17村、足立郡176村、葛飾郡6村、埼玉郡90村
| |
| − | ** 大河内金兵衛 - 足立郡1村
| |
| − | ** 福田所左衛門 - 足立郡2村、埼玉郡1村、大里郡2村
| |
| − | ** 小笠原甫三郎 - 葛飾郡70村、埼玉郡11村
| |
| − | ** [[韮山代官所]]（[[江川太郎左衛門]]） - 多摩郡159村、久良岐郡5村、比企郡4村、入間郡3村、[[榛沢郡]]1村、[[横見郡]]1村
| |
| − | ** [[古賀一平]] - 橘樹郡2村、都筑郡1村
| |
| − | ** 荒井清兵衛 - 埼玉郡1村
| |
| − | ** 平岡忠次郎 - 埼玉郡1村
| |
| − | ** 木村飛騨守 - 埼玉郡21村、比企郡15村、[[男衾郡]]25村、入間郡5村、榛沢郡23村、[[児玉郡]]5村、[[秩父郡]]23村、[[那珂郡 (埼玉県)|那珂郡]]2村、横見郡12村、大里郡2村、[[賀美郡]]8村、[[幡羅郡]]9村
| |
| − | ** 大岡忠四郎 - 榛沢郡1村
| |
| − | ** 中山誠一郎 - 榛沢郡1村
| |
| − | ** 伊奈半左衛門 - 榛沢郡1村、児玉郡2村
| |
| − | ** 川田玄蕃 - 児玉郡1村
| |
| − | ** 大音竜太郎 - 賀美郡1村
| |
| − | ** [[神奈川奉行]] - 久良岐郡1村
| |
| − | ** 神奈川奉行預所 - 久良岐郡11村、橘樹郡13村
| |
| − | * [[相模国]]
| |
| − | ** 韮山代官所（江川太郎左衛門） - [[三浦郡]]65村、[[鎌倉郡]]43村、[[高座郡]]37村、[[大住郡]]3村、[[愛甲郡]]3村、[[津久井郡]]15村
| |
| − | ** 松村忠四郎 - 鎌倉郡4村
| |
| − | ** [[浦賀奉行]]預所 - 三浦郡10村、鎌倉郡1村
| |
| − | | |
| − | === 北陸・甲信地方 ===
| |
| − | * [[越後国]]
| |
| − | ** 川浦代官所 - [[頸城郡]]79村
| |
| − | ** 出雲崎代官所 - 頸城郡135村、[[魚沼郡]]106村、[[三島郡 (新潟県)|三島郡]]36村
| |
| − | ** 脇野町代官所 - 魚沼郡11村、三島郡6村
| |
| − | ** 水原代官所 - [[蒲原郡]]299村、[[岩船郡]]3村、三島郡2村
| |
| − | ** [[米沢藩]]預所 - 岩船郡91村
| |
| − | ** [[会津藩]]預所 - 魚沼郡81村
| |
| − | ** [[高田藩]]預所 - 頸城郡234村
| |
| − | ** [[新発田藩]]預所 - 蒲原郡65村
| |
| − | ** [[三日市藩]]預所 - 蒲原郡1村
| |
| − | ** [[桑名藩]]預所 - [[古志郡]]17村、魚沼郡20村、[[刈羽郡]]31村、蒲原郡144村
| |
| − | * [[佐渡国]]
| |
| − | ** [[佐渡奉行]] - [[加茂郡 (新潟県)|加茂郡]]100村、[[羽茂郡]]61村、[[雑太郡]]100村
| |
| − | * [[能登国]]
| |
| − | ** [[加賀藩]]預所 - [[羽咋郡]]15村、[[鹿島郡]]23村、[[鳳至郡]]22村、[[珠洲郡]]1村
| |
| − | * [[加賀国]]
| |
| − | ** [[飛騨郡代]] - [[能美郡]]18村（白山麓18か村）
| |
| − | * [[越前国]]
| |
| − | ** 飛騨郡代（本保代官所） - [[丹生郡]]62村、[[大野郡 (福井県)|大野郡]]22村、[[坂井郡]]5村
| |
| − | ** [[福井藩]]預所 - [[南条郡]]13村、[[今立郡]]40村、丹生郡14村、大野郡13村、坂井郡84村
| |
| − | ** [[鯖江藩]]預所 - 今立郡1村
| |
| − | ** [[越前勝山藩|勝山藩]]預所 - 大野郡4村
| |
| − | * [[甲斐国]]
| |
| − | ** 甲府代官所 - [[山梨郡]]72村、[[巨摩郡]]150村
| |
| − | ** 市川代官所 - 山梨郡10村、[[八代郡 (甲斐国)|八代郡]]90村、巨摩郡165村
| |
| − | ** 石和代官所 - 山梨郡26村、八代郡52村、[[都留郡]]107村
| |
| − | * [[信濃国]]
| |
| − | ** [[中野陣屋|中野代官所]] - [[水内郡]]31村、[[高井郡]]106村
| |
| − | ** [[中之条陣屋|中之条代官所]] - [[埴科郡]]14村、[[更級郡]]1村、[[小県郡]]12村、佐久郡24村
| |
| − | ** [[御影陣屋|御影代官所]] - 佐久郡85村
| |
| − | ** [[飯島陣屋|飯島代官所]] - [[筑摩郡]]6村、[[伊那郡]]41村
| |
| − | ** [[松本藩]]預所 - 筑摩郡104村、伊那郡46村
| |
| − | ** [[松代藩]]預所 - 水内郡46村、高井郡12村
| |
| − | ** [[岩村田藩]]預所 - 佐久郡1村
| |
| − | ** 千村平右衛門預所 - 伊那郡11村
| |
| − | | |
| − | === 東海地方 ===
| |
| − | * [[伊豆国]]
| |
| − | ** 韮山代官所 - [[君沢郡]]12村、[[田方郡]]15村、[[賀茂郡]]31村
| |
| − | * [[駿河国]]
| |
| − | ** 駿府代官所 - [[駿東郡]]16村、[[富士郡]]27村、[[庵原郡]]37村、[[有渡郡]]49村、[[安倍郡]]115村、[[志太郡]]37村、[[益津郡]]3村
| |
| − | * [[遠江国]]
| |
| − | ** 中泉代官所 - [[榛原郡]]41村、[[城東郡]]6村、[[佐野郡]]7村、[[周智郡]]35村、[[磐田郡]]1村、[[山名郡]]23村、[[豊田郡 (静岡県)|豊田郡]]127村、[[長上郡]]20村、[[敷知郡]]11村、[[麁玉郡]]1村、[[浜名郡]]2村
| |
| − | * [[三河国]]
| |
| − | ** 中泉代官所 - [[碧海郡]]4村、[[額田郡]]21村、[[加茂郡 (三河国)|加茂郡]]16村、[[設楽郡]]96村、[[宝飯郡]]12村、[[渥美郡]]15村、[[八名郡]]16村
| |
| − | * [[飛騨国]]
| |
| − | ** 飛騨郡代 - [[益田郡]]101村、[[大野郡]]136村、[[吉城郡]]179村
| |
| − | * [[美濃国]]
| |
| − | ** [[美濃郡代]] - [[厚見郡]]1村、[[各務郡]]12村、[[羽栗郡]]14村、[[中島郡 (岐阜県)|中島郡]]13村、[[海西郡 (岐阜県)|海西郡]]11村、[[石津郡]]17村、[[多芸郡]]14村、[[安八郡]]14村、[[本巣郡]]2村、[[席田郡 (岐阜県)|席田郡]]1村、[[方県郡]]13村、[[山県郡 (岐阜県)|山県郡]]43村、[[武儀郡]]10村、[[郡上郡]]18村、[[加茂郡]]35村、[[可児郡]]27村、[[土岐郡]]17村、[[恵那郡]]3村
| |
| − | ** [[大垣藩]]預所 - 厚見郡12村、石津郡5村、多芸郡11村、[[不破郡]]20村、安八郡16村、[[池田郡]]1村、[[大野郡]]6村、本巣郡23村、席田郡1村、方県郡6村
| |
| − | | |
| − | === 畿内近国 ===
| |
| − | * [[伊勢国]]
| |
| − | ** 美濃郡代 - [[桑名郡]]44村
| |
| − | ** [[四日市陣屋|四日市代官所]] - [[三重郡]]25村
| |
| − | ** [[山田奉行]] - [[度会郡]]14村
| |
| − | * [[大和国]]
| |
| − | ** 五条代官所 - [[葛上郡]]29村、[[宇智郡]]35村、[[宇陀郡]]35村、[[吉野郡]]226村
| |
| − | ** [[奈良奉行]] - [[添上郡]]25村、[[平群郡]]43村、葛上郡28村、[[葛下郡]]27村、[[式上郡]]20村、[[式下郡]]23村、[[忍海郡]]8村、宇陀郡74村、[[高市郡]]17村、[[十市郡]]19村、[[山辺郡]]28村
| |
| − | * [[近江国]]
| |
| − | ** 大津代官所・信楽代官所 - [[滋賀郡]]56村、[[栗太郡]]33村、[[野洲郡]]45村、[[甲賀郡]]31村、[[蒲生郡]]91村、[[神崎郡 (滋賀県)|神崎郡]]59村、[[愛知郡 (滋賀県)|愛知郡]]38村、[[坂田郡]]12村、[[浅井郡]]48村、[[伊香郡]]26村、[[高島郡 (滋賀県)|高島郡]]30村
| |
| − | ** [[彦根藩]]預所 - 蒲生郡7村、神崎郡1村、愛知郡21村、坂田郡5村、浅井郡24村、伊香郡13村
| |
| − | * [[山城国]]
| |
| − | ** 小堀数馬 - [[愛宕郡]]11村、[[葛野郡]]15村、[[乙訓郡]]16村、[[紀伊郡]]11村、[[宇治郡]]7村、[[久世郡]]7村、[[綴喜郡]]3村、[[相楽郡]]11村
| |
| − | ** 角倉伊織 - 愛宕郡10村
| |
| − | ** [[伏見奉行]] - 紀伊郡9村
| |
| − | ** 多羅尾織之助 - 久世郡1村、綴喜郡1村
| |
| − | * [[摂津国]]
| |
| − | ** [[大坂町奉行]] - [[東成郡]]34村、[[西成郡]]117村、[[住吉郡]]17村、[[豊島郡 (大阪府)|豊島郡]]37村、[[八部郡]]39村、[[菟原郡]]24村、[[武庫郡]]10村、[[川辺郡]]93村、[[有馬郡]]9村
| |
| − | ** [[高槻藩]]預所 - [[島下郡]]14村、[[島上郡]]17村、[[能勢郡]]18村
| |
| − | * [[河内国]]
| |
| − | ** 小堀数馬 - [[錦部郡]]4村、[[石川郡 (大阪府)|石川郡]]1村、[[河内郡 (大阪府)|河内郡]]8村、[[讃良郡]]8村、[[若江郡]]17村
| |
| − | ** 内海多次郎 - 石川郡5村、[[古市郡]]2村、讃良郡1村、[[丹南郡]]10村、[[丹北郡]]1村
| |
| − | ** 木村惣左衛門 - 石川郡10村
| |
| − | ** 石原清一郎 - 石川郡1村
| |
| − | ** 多羅尾民部 - 古市郡1村、[[安宿部郡]]1村、讃良郡1村、[[茨田郡]]16村、[[交野郡]]1村、若江郡3村、[[渋川郡]]7村、[[志紀郡]]1村、丹南郡7村、丹北郡2村
| |
| − | ** 多羅尾織之助 - [[大県郡]]2村、讃良郡1村、茨田郡21村、若江郡8村、渋川郡7村、志紀郡1村
| |
| − | ** 多羅尾久右衛門 - 讃良郡2村、茨田郡6村、交野郡1村、渋川郡1村、丹北郡4村
| |
| − | ** 斎藤六蔵 - 茨田郡4村
| |
| − | ** 多羅尾主税 - 讃良郡16村、茨田郡11村、丹北郡3村
| |
| − | ** 石原清左衛門 - 茨田郡1村
| |
| − | ** 山崎彦九郎 - 若江郡1村
| |
| − | ** [[宇都宮藩]]預所 - 志紀郡1村、丹北郡3村
| |
| − | ** 高槻藩預所 - 茨田郡6村
| |
| − | * [[和泉国]]
| |
| − | ** 大坂町奉行 - [[大鳥郡]]1村、[[南郡]]1村
| |
| − | ** 内海多次郎 - 大鳥郡17村、南郡3村
| |
| − | ** 屋代増之助 - 大鳥郡1村、南郡3村
| |
| − | ** 木村周蔵 - 大鳥郡1村
| |
| − | ** 増田作右衛門 - 大鳥郡3村
| |
| − | ** 松永善之助 - [[和泉郡]]1村
| |
| − | ** [[岸和田藩]]預所 - 大鳥郡1村、南郡4村、[[日根郡]]5村
| |
| − | * [[丹波国]]
| |
| − | ** 小堀数馬 - [[船井郡]]6村、[[氷上郡]]7村
| |
| − | ** 柴田七九郎 - 氷上郡3村
| |
| − | * [[丹後国]]
| |
| − | ** [[久美浜代官所]] - [[熊野郡]]53村、[[中郡]]10村、[[竹野郡 (京都府)|竹野郡]]48村、[[与謝郡]]10村、[[加佐郡]]4村
| |
| − | * [[但馬国]]
| |
| − | * [[播磨国]]
| |
| − | ** 大坂町奉行 - [[美嚢郡]]28村、[[印南郡]]1村、[[加東郡]]31村、[[多可郡]]61村、[[加西郡]]42村、[[神東郡]]2村、[[飾西郡]]1村、[[揖西郡]]1村、[[宍粟郡]]42村
| |
| − | ** [[龍野藩]]預所 - [[揖東郡]]9村、[[赤穂郡]]24村、[[佐用郡]]17村
| |
| − | | |
| − | === 山陽・山陰地方 ===
| |
| − | * [[美作国]]
| |
| − | ** [[倉敷代官所]] - [[東北条郡]]8村、[[勝北郡]]13村、[[西北条郡]]9村
| |
| − | ** [[生野代官所]] - [[吉野郡 (岡山県)|吉野郡]]19村、勝北郡41村
| |
| − | ** 龍野藩預所 - 勝北郡3村、[[勝南郡]]31村、[[久米北条郡]]22村、[[久米南条郡]]29村
| |
| − | ** [[津山藩]]預所 - [[東北条郡]]7村、[[大庭郡]]27村、[[西西条郡]]32村
| |
| − | * [[備中国]]
| |
| − | ** 倉敷代官所 - [[都宇郡]]15村、[[窪屋郡]]7村、[[小田郡]]21村、[[阿賀郡]]19村、[[後月郡]]1村、[[浅口郡]]10村、[[賀陽郡]]12村、[[哲多郡]]11村、[[川上郡 (岡山県)|川上郡]]6村
| |
| − | ** [[大森代官所]] - 後月郡2村、川上郡13村
| |
| − | * [[備後国]]
| |
| − | ** 倉敷代官所 - [[甲奴郡]]12村、[[神石郡]]1村
| |
| − | * [[石見国]]
| |
| − | ** 大森代官所 - [[安濃郡 (島根県)|安濃郡]]30村、[[邇摩郡]]46村、[[那賀郡 (島根県)|那賀郡]]14村、[[邑智郡]]54村、[[美濃郡]]1村、[[鹿足郡]]5村
| |
| − | * [[隠岐国]]
| |
| − | ** [[松江藩]]預所 - [[海士郡]]8村、[[知夫郡]]5村、[[穏地郡]]16村、[[周吉郡]]32村
| |
| − | | |
| − | === 四国地方 ===
| |
| − | * [[讃岐国]]
| |
| − | ** 倉敷代官所 - [[那珂郡 (香川県)|那珂郡]]5村、[[小豆郡]]3村、[[直島]]、[[男木島]]、[[女木島]]
| |
| − | * [[伊予国]]
| |
| − | ** [[土佐藩|高知藩]]預所 - [[宇摩郡]]23村、[[新居郡]]6村、[[桑村郡]]4村、[[越智郡]]8村、[[風早郡]]3村
| |
| − | | |
| − | === 九州地方 ===
| |
| − | * [[豊前国]]
| |
| − | ** [[西国筋郡代]]（四日市代官所） - [[宇佐郡]]65村（[[企救郡]]110村は[[小倉藩]] → [[長州藩]] → 政府直轄地 → [[日田県]]と変遷）
| |
| − | * [[豊後国]]
| |
| − | ** 西国筋郡代 - [[玖珠郡]]33村、[[日田郡]]56村
| |
| − | ** [[熊本藩]]預所 - [[国東郡]]14村、[[速見郡]]36村、[[大分郡]]9村、[[直入郡]]12村
| |
| − | ** [[佐伯藩]]預所 - [[海部郡 (豊後国)|海部郡]]10村
| |
| − | * [[筑後国]]
| |
| − | ** [[柳河藩]]預所 - [[三池郡]]12村（日田県 → [[長崎県]]に編入）
| |
| − | * [[肥前国]]
| |
| − | ** [[長崎奉行]]- [[松浦郡]]5村、[[彼杵郡]]6村、[[高来郡]]5村
| |
| − | * [[肥後国]]
| |
| − | ** 西国筋郡代 - [[八代郡]]5村
| |
| − | ** 西国筋郡代（天草代官所） - [[天草郡]]89村
| |
| − | * [[日向国]]
| |
| − | ** 西国筋郡代（富高代官所） - [[臼杵郡]]5村、[[那珂郡 (日向国)|那珂郡]]15村、[[児湯郡]]24村、[[宮崎郡]]2村、[[諸県郡]]4村
| |
| − | **[[飫肥藩]]預所 - [[宮崎郡]]2村、[[北那珂郡]]7村、[[南那珂郡]]5村
| |
| − | | |
| − | == 脚注 ==
| |
| − | {{Reflist}}
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| − | | |
| − | == 参考文献 ==
| |
| − | * 安藤博, 『[[徳川幕府県治要略]]』, 赤城書店, 1915年.
| |
| − | * 小野清, 『徳川制度史料』, 六合館, 1927年.
| |
| − | * [[村上直 (歴史学者)|村上直]], 『天領』, 人物往来社, 1965年.
| |
| − | * 村上直, 荒川秀俊, 『江戸幕府代官史料』, 吉川弘文館、1975年.
| |
| − | * [[藤野保]], 『日本封建制と幕藩体制』, 塙書房, 1983年.
| |
| − | * 藤野保編, 『論集幕藩体制史』 第四巻 「天領と支配形態」, 雄山閣出版, 1994年.
| |
| − | * 大野瑞男, 『江戸幕府財政史論』, 吉川弘文社, 1996年.
| |
| − | * 大野瑞男編, 『江戸幕府財政史料集成』 (上巻, 下巻), 吉川弘文館, 2008年.
| |
| − | * 和泉清司, 『徳川幕府領の形成と展開』, 同成社, 2011年.
| |
| − | * [http://www.rekihaku.ac.jp/up-cgi/login.pl?p=param/kyud/db_param 旧高旧領取調帳データベース]
| |
| − | * [https://www.tokyo-shoseki.co.jp/question/j/syakai.html 東京書籍]
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| − | | |
| − | == 関連項目 ==
| |
| − | * [[関東御領]]
| |
| − | * [[御料所]]
| |
| − | * [[蔵入地]]
| |
| − | * [[遠国奉行]]
| |
| − | * [[兵庫城]]
| |
| − | * [[山陰・坪谷村一揆]]
| |
| − | * [[クラウン・エステート]]
| |
| | | | |
| | + | {{テンプレート:20180815sk}} |
| | {{DEFAULTSORT:てんりよう}} | | {{DEFAULTSORT:てんりよう}} |
| | [[Category:江戸幕府]] | | [[Category:江戸幕府]] |