大崎市

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大崎市(おおさきし)は、宮城県北西部の大崎地方に位置する市。

概要

  • 大崎市(おおさきし)は、宮城県北西部の大崎地方に位置する「宮城県第二都市」、中心地の古川は古くから「上品な土地柄の街」として知られている。かつて奥州探題が置かれ奥州(陸奥、出羽)地方を統括していた歴史と伝統ある東北地方の中心地で伊達晴宗と伊達政宗も奥州探題を自称し、伊達政宗が築城し居城とした岩出山城、その後作られた有備館は現存する日本最古の学問所としても有名。現在は東北新幹線(東京最速1時間50分、仙台13分)、東北本線、陸羽東線、東北自動車道、国道4号、国道47号、国道108号、国道346号、国道347号、国道457号などが通る交通の要所として栄える。世界農業遺産に認定された大崎耕土は日本有数の穀倉地帯でササニシキ、ひとめぼれ、ささ結の産地で一ノ蔵酒造、大豆の生産(全国2位)なども知られている。地元の化女沼や蕪栗沼はラムサール条約に登録されており鳴子温泉郷は日本トップクラスの泉質の豊富さから東の横綱に選ばれていて鬼首スキー場など東北有数のリゾート地もあり自然豊かな土地柄で大正デモクラシーの先駆者吉野作造を生誕の地としても知られている。

地理

南は松島町に接し北は秋田県、西は山形県と境を接する。大崎平野において農業が盛んなほか電子機器工場、精密機械工場、住宅建材工場が立地している。中心市街地の古川地区は宮城県北部地域の商業サービス業の拠点であり、市内最北西部の鳴子地区は温泉観光地である。市内東南部の鹿島台地区松山地区は主に東北本線利用で仙台市への通勤圏になっている。そのため大崎市域は中央部から西部の古川都市圏に属する地域と東南部の仙台都市圏に属する地域に分けられ、主要交通機関も異なる。古川〜仙台間は、東北新幹線高速バス自家用車等で通勤・通学する者も多い。かつて奥州探題が置かれ奥州(陸奥国)を統括した歴史と伝統ある東北地方の中心地とされる。伊達晴宗伊達政宗も奥州探題を称し、伊達政宗が築城し居城とした岩出山城とその後作られた有備館は現存する日本最古の学問所がある。現在は中央部や西部に東北新幹線(東京最速1時間50分、仙台13分)・陸羽東線東北自動車道国道4号国道47号国道108号国道347号国道457号など、東部に東北本線国道346号などが通る。

気候

冬は仙台市より寒く、氷点下15度まで冷えることもある。県境・山間部に属する旧鳴子町の一部は豪雪地帯であり、これら山間部地域と古川から鹿島台にかけての平野部では気候・気温・降雪量に大きな違いがある。以下の出典は[1]

古川の平均気温と降水量
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
平均気温(C 0.0 0.5 3.4 9.3 14.7 18.4 21.8 23.8 19.7 13.6 7.6 2.8 11.3
降水量(mm 35.3 50.6 70.7 102.6 97.9 133.6 161.3 164.5 176.4 97.8 65.0 65.0 1190.0

大崎市古川の極値(1976年12月 - )

  • 最高気温極値36.3℃(1994年8月14日)
  • 最低気温極値-15.9℃(1980年2月17日)


鹿島台の平均気温と降水量
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
平均気温(C 0.0 0.5 3.3 8.7 14.2 17.9 21.3 23.2 19.3 13.3 7.3 2.7 11.0
降水量(mm 24.3 39.0 71.5 105.5 96.5 125.3 158.0 145.9 193.2 104.5 60.5 25.3 1152.6

大崎市鹿島台の極値(1976年12月 - )

  • 最高気温極値35.3℃(2005年8月5日)
  • 最低気温極値-17.9℃(1976年12月30日)

山岳

河川

湖沼

その他

歴史

  • 奈良時代、大崎市古川地区(旧・古川市)に朝廷の役所である名生館官衙がつくられた。この頃古川は多賀城と共に、エミシに対する朝廷側の拠点となっていた。
  • 室町時代、大崎市古川地区の名生城を居城とする大崎氏が、奥州探題として東北地方(奥羽)を支配した。大崎氏は室町幕府管領家(三管領)の筆頭である斯波氏の親戚に当たる。
  • 戦国時代、大崎氏が戦国大名化し、隣国の戦国大名・葛西氏と死闘を繰り広げた。
  • 戦国時代末期、伊達政宗が大崎領に侵攻したが(大崎合戦)、大崎義隆は伊達軍を撃破した。しかし、その後も政宗は大崎氏を圧迫し、大崎氏は「伊達の馬打ち」と呼ばれる伊達氏の準領土となった。軍事指揮権は伊達氏が掌握し、徴税権は大崎氏が保持した。こうして大崎領は伊達領に組み込まれた。
  • 伊達政宗は常陸国佐竹義重会津地方の蘆名氏に勝利し、東北地方(奥羽)の南半分を征服して“奥羽の覇者”となった。しかし政宗は1590年、豊臣秀吉に服属し、奥州仕置によって秀吉は“日本統一”を達成する。このとき大崎氏・葛西氏等は、小田原征伐に参陣しなかったことを理由に秀吉により取り潰された。政宗も秀吉により征服した領地等を没収された。政宗は秀吉の処分に不満を抱き、大崎氏と葛西氏の旧臣を扇動して葛西大崎一揆を起こさせた。しかし政宗の一揆扇動は秀吉の懐刀(ふところがたな)・蒲生氏郷に露見し、政宗は秀吉から葛西大崎一揆の鎮圧を命じられる。政宗は佐沼城から秀吉の家臣・木村吉清を救出すると、葛西大崎一揆を鎮圧した。戦後、政宗はそれまでの領地の多くを秀吉に没収され、その代わりに旧・大崎領と旧・葛西領を与えられた。政宗は旧・古川市の隣に位置する岩出山町に居城・岩出山城を築き、大崎市一帯は伊達領の一部となった。
  • 伊達政宗は豊臣秀吉が死ぬと徳川家康の政権奪取に協力し、慶長5年(1600年)の関ヶ原の戦いを経た。慶長5年12月24日1601年1月28日)より居城・仙台城を築いて仙台藩62万石が成立した。こうして大崎市一帯は仙台藩の一部となった。

旧自治体の歴史は旧自治体のページを参照すること

市名の由来である「大崎」とは大崎市・加美郡・遠田郡一帯の広域地名で、中世関東よりこの一帯に移住した豪族・大崎氏に由来する。大崎氏は室町時代奥州探題に任ぜられ権勢を誇ったが豊臣秀吉奥州仕置1590年頃)により滅亡し、その後大崎地方は伊達氏の所領となった。
  • 2012年(平成24年)
    • 2月4日 - 平成23年度地域づくり総務大臣表彰で「地方自治体表彰」を受賞[3]
    • 10月31日 - 第17回宮城県シニアスポーツ大会が、大崎市スポーツピアまつやまを会場に開催された。
  • 2013年(平成25年)3月23日 - 国道346号鹿島台バイパス開通。
  • 2017年(平成30年)12月:大崎市を中心とする「大崎耕土」(仙台平野の一部)が、国連食糧農業機関が認定する世界農業遺産に、東北地方として初めて認定される。かつて”日本一のブランド米”であったササニシキの、発祥の地である。

人口

大崎市(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より

市政

歴代市長

  • 市長職務執行者 佐々木謙次(初代市長選出までの2006年3月31日 - 4月30日)※旧古川市長
  • 初代 伊藤康志(2006年5月1日 - )

行政目標

市長の伊藤は以下の公約を公表している。病院建設は当選5ヵ月後の2006年9月議会で計画延期を表明した。その後、2008年2月の市議会全員協議会で市民病院本院の改築完成時期を当初予定の4年遅れとなる2013年度、岩出山分院の改築完成時期を当初予定より3年遅れとなる2011年度とする計画を表明した。その後、本院の建設場所を古川穂波地区に変更することを決め[1]、2010年の市長選でも再選された。

  • 大崎市民病院の古川穂波地区への移転新築、在宅介護の充実、地域の治安向上、障害者自立支援
  • 一万人雇用機会の創出(流通団地整備、企業誘致、アグリビジネス振興、観光湯巡り街道)
  • 第二県都づくり(古川中心部の都市機能強化、24時間型保育所整備、近隣市町との政策連携)
  • 行革(行政の効率向上、生産性向上、外部からの専門家登用、市財政健全化)
  • 教育(「おおさき宝塾」の創立、中高一貫教育推進、大学誘致)
  • 古川の都市機能強化、アクセス道路整備、都市改造
  • 観光振興(アジアからの観光客誘致)

人口20万人都市構想

伊藤市長は市長選のマニフェストに「20万人都市への挑戦」として「10年間に人口を20万規模に拡大する」「魅力ある地域づくりを推進しながら、県内外からの人口の誘致を図り、大幅な人口増加を実現する」等を掲げていたが、就任から1年を経た2007年6月現在では定住人口のほか交流人口メールマガジン購読者等の「大崎を応援する人」を加えて20万人都市実現を目指すという路線に変わっている。なお、合併直後の2006年4月1日の人口は139,154人、2007年4月1日には138,402人と減少傾向にある(住民基本台帳人口+外国人登録人口)[5]

合併及び新市成立に至る経緯

「大崎市」という市名は、一般公募で集まった2292種類(応募件数10151件)の中から合併協議会が第1次選考で17点、第2次選考で10点、最終選考で6点(大崎、おおさき、北宮城、古川、ふるかわ、宮城)に絞り込み最終的に委員57人の投票で決定した(決選投票結果は「大崎」45票、「古川」7票、無効1票、欠席4人)。

当初から「最終的には合併協委員の投票で決める」と住民にも知らせていたが、公募の有効件数9737件のうち4010件が「古川」であったため「大崎」(1133件)という名称には古川市で反対運動が起こり、古川市の住民意向調査(18歳以上の市民1万人抽出)では「反対(どちらかといえば反対を含む)」が過半数にこそ達しなかったものの「賛成(どちらかといえば賛成を含む)」を7.89%上回った[6]

それでも1市6町は「将来を見据えた合併は必要」と主張し、合併期日を2005年4月1日として合併協定書に調印した。しかし、古川市議会は合併関連議案を否決(6町議会のうち5町議会は全議案可決、三本木町は廃置分合議案は可決したが議員定数議案のみ否決)。これを受け古川市の佐々木謙次市長(当時)は市民の信を問うため一旦辞任して出直し市長選に再出馬、3度目の当選を果たした。結果、期日を1年遅らせ市民病院建設の前倒し等を条件に古川市議会の逆転賛成多数を得て「大崎市」が実現するという経緯をたどった。

しかし、「新市名を『古川市』に変更する」という佐々木市長が出直し市長選で掲げた公約は6町の反対で断念した。これにより古川市では合併の是非を問う住民投票を求める声が上がったが、市議会で否決された。住民投票に反対した市議13名は合併に賛成、住民投票に賛成した市議11名は合併に反対と完全に一致している。

  • 古川市以外の住民意向調査等の動き
    • 鳴子町の住民意向調査(18歳以上の町民全員)では合併反対が過半数だったが、高橋勇次郎町長は「住民意向調査は参考資料。合併是非は議員が決めるべき」と合併を推進した。合併反対派の町民グループが合併の是非を問う住民投票実施を求める直接請求を行ったが、町議会が否決した。
    • 三本木町では合併の是非を問う住民投票が行われたが、佐藤武一郎町長は「いかなる投票結果になろうと合併を推進する」と表明した。結果、投票率は開票用件の50%以上に満たず開票されなかった。
    • 岩出山町の住民意向調査では、「時代の流れなので合併はやむを得ない」を含めた賛成多数が50%を超えた。しかし、「時代の流れ」以外の合併賛成票は合併反対票を下回っている。岩出山町では、参考として岩出山中学校の生徒にもアンケート調査を行った。
    • 田尻町では、住民意向調査で古川市中心の合併を望む声がわずかに大崎地方東部6町の合併希望を上回った。その前に行われた町職員対象の意向調査では古川市中心希望が圧倒的に多かった[7]

当選に決定的に作用するほどの論点となった公約である「新市名称を古川市に(古川市長選)」と「市民病院を現在地に早期改築(大崎市長選)」の双方を旧古川・大崎の両市長が当選後に撤回したこと、古川市議会での可決の原動力となった市民病院建設の前倒しも実は財政上実現性に乏しいものであったこと、仙台都市圏にも含まれる町(松山、鹿島台)までを市域にした一体性の乏しさなど全国にも類を見ない合併により誕生した大崎市の行方は予断を許さない。実際に大崎市になると合併協議会での試算を覆す財政難がマスコミによって報じられ合併後間もない2006年9月には市民病院の本院と岩出山分院の建設も延期、2008年2月に表明するまで建設(改築)時期未定とされていた。

また期日が遅れたと同時に合併協定調印式の際に調印された内容も変更され、合併協定書の原本はホームページ上では公表されていない。なお、協定書の原本が公開されないのは全国では珍しいケースである(協定書の中身は、ホームページ上で見ることは可能)。

大崎市という名称に反対していた旧古川市民の一部が、合併後しばらくの間、「条例を改正して市名を古川市に変えよう」という運動を展開し、市役所近くに看板も掲げていた。しかし合併反対派だった議員や住民も、既に議論の中身を「大崎市でどのようなまちづくりをすべきか。財政健全化をどう進めるか」という方向に移しており、市名変更の可能性は極めて低いとみられる。

大崎市流地域自治組織

旧市町単位で地域自治組織「まちづくり協議会」が設置されている。地域自治組織とは、「地域のことは地域で考え、地域で解決していくための仕組み」のこと[8][9][10]

立法

市議会

  • 定数:30名
  • 任期:2014年(平成26年)4月30日~2018年(平成30年)4月29日[11]
  • 議長:佐藤清隆(改新クラブ)
  • 副議長:佐藤和好(大崎ニューネット)
会派名 議席数 議員名(◎は代表)
大崎ニューネット 8 ◎氏家善男、只野直悦、木村和彦、佐藤弘樹、青沼智雄、佐藤和好、後藤錦信、佐藤仁一郎
改新クラブ 6 ◎門間忠、中鉢和三郎、八木吉夫、佐藤清隆、大山巖、氷室勝好
大志会 5 ◎富田文志、関武徳、相澤久義、相澤孝弘、山村康治
日本共産党
大崎市議会議員団
4 ◎小沢和悦、鎌内つぎ子、木内知子、遊佐辰雄
清和会 3 ◎加藤善市、大友文司、佐藤勝
公明党 2 ◎山田和明、横山悦子
無会派 2 佐藤仁一、豊島正人

県議会

  • 選挙区:大崎市選挙区
  • 定数:4名
  • 任期:2011年(平成23年)11月13日~2015年(平成27年)11月12日
氏名 会派名
中島源陽 自由民主党・県民会議
菊地恵一 自由民主党・県民会議
佐々木征治 自由民主党・県民会議
岩渕義教 社民党県議団

公共機関

警察

  • 古川警察署(管轄:旧古川市、旧松山町、旧三本木町、旧鹿島台町及び旧田尻町)
    • 合併翌日の2006年4月1日付で、それまで旧小牛田警察署が担当してきた旧田尻町も管轄となった。
  • 鳴子警察署(管轄:旧鳴子町及び旧岩出山町)

※ 大崎市内に「大崎警察署」は存在しないが、古川署と鳴子署の統合が検討されており、実現すれば、古川地区に設置される予定の統合警察署は、「大崎警察署」という名称が仮称として示されている。なお、2016年時点での大崎警察署は、東京都品川区大崎にある警視庁警察署である。

消防

医療

救急指定病院

  • 大崎市民病院 (災害拠点病院)
  • 大崎市民病院岩出山分院
  • 大崎市民病院鹿島台分院
  • 大崎市民病院鳴子温泉分院
  • 医療法人永仁会永仁会病院
  • 古川星陵病院
  • 古川民主病院
  • 徳永整形外科
  • 三浦病院


経済

産業

第一次産業

第二次産業

  • 電子機器工場(アルプス電気古川工場)、精密機械工場(ケミコン宮城)
  • 住宅建材工場(三本木地区・YKK AP
  • 醸造業(松山町地区・一ノ蔵酒造)など

第三次産業

古川地区に集中的に立地。鳴子の温泉、鬼首のスキー場などの観光業が盛んで鳴子温泉は東の横綱になるほど泉質が豊富。

バイオマスタウン構想

農業で出る廃棄物等(稲の藁や籾殻、家畜の糞尿、野菜くずなど)を活用し、バイオマス製品やエネルギーに再利用する取り組みを進めている。三本木や鳴子温泉で栽培される菜の花、田尻の蕪栗沼に生息する葦など、大崎市ならではの資源も利用する。

商工団体

  • 古川商工会議所
  • 大崎商工会
  • 玉造商工会

姉妹都市・提携都市

合併前の市町の国際友好都市・姉妹都市を全て引き継いでいる。ただし、合併後も積極的に交流している所と、合併後まったく交流していない所がある。

海外

姉妹都市

国内

提携都市
その他

郵便

郵便局

  • 田尻郵便局(集配局)
  • 三本木郵便局(集配局)
  • 岩出山郵便局(集配局)
  • 川渡郵便局(集配局)
  • 鳴子郵便局(集配局)
  • 鬼首郵便局(集配局)


  • 松山郵便局
  • 陸前大貫郵便局
  • 本田尻郵便局
  • 敷玉郵便局
  • 古川稲葉郵便局
  • 古川南町郵便局
  • 古川駅前郵便局
  • 古川千手寺町郵便局
  • 西古川駅前郵便局
  • 清滝郵便局
  • 荒谷郵便局
  • 真山郵便局
  • 池月郵便局


簡易郵便局

  • 鹿島台大沢簡易郵便局
  • 蕪栗簡易郵便局
  • 志田簡易郵便局
  • 高倉簡易郵便局
  • 東大崎簡易郵便局
  • 富永簡易郵便局
  • 上野目簡易郵便局
  • 西大崎簡易郵便局
  • 名生定簡易郵便局
  • 東鳴子簡易郵便局
  • 中山平簡易郵便局


教育

大学・短期大学

専修学校

高等学校


中学校

  • 大崎市立古川北中学校
  • 大崎市立古川西中学校
  • 大崎市立松山中学校
  • 大崎市立三本木中学校
  • 大崎市立鹿島台中学校


※岩出山中の校舎は建築家山本理顕の設計による現代建築で、「風の翼」が象徴的である。

小学校

※古川一小と三本木小は、文部科学省が推進する「学力向上フロンティア」指定校(フロンティアスクール)である。

特別支援学校

学校教育以外の施設

職業訓練

その他

  • 日本国際高等学院古川校
  • 日本国際高等学院鹿島台校
  • 大崎市医師会附属高等看護学校
  • 大崎市医師会附属准看護学校

交通

鉄道


鉄道所要時間

  • 東北新幹線:東京 - 古川間は所要時間約2時間強、仙台 - 古川間は約14分である。古川駅には日中1時間に1 - 2本程度停車する。
  • 陸羽東線:小牛田 - 鳴子温泉間は日中1時間に1本程度運行されている。その他、小牛田 - 古川間の列車も1 - 2時間に1本程度運行されている。古川 - 岩出山間は約20分、鳴子温泉までは約45分、古川 - 小牛田間は約15分。鹿島台・田尻方面へは小牛田駅東北本線へ乗り換え。
  • 東北本線:仙台 - 小牛田間は日中1時間に2 - 3本程度、小牛田 - 一ノ関間は日中1時間に1本程度運行されている。仙台から鹿島台までは約35分、小牛田までは約45分、田尻までは約55分。古川・鳴子温泉方面へは小牛田駅で陸羽東線へ乗り換え。

高速バス

路線バス

ミヤコーバスが古川駅前を基点として市内各所や栗原市・加美郡・黒川郡などへ運行している。また鳴子温泉・鹿島台の各地域内において旧町営の路線を引き継いだ市民バスを運行しており、美里町の住民バスも古川駅前・鹿島台駅前まで乗り入れている。

道路

高速道路

一般国道

県道


名所・旧跡・観光スポット

観光・レジャー

鳴子地区は温泉を主とした観光地区で、ホテル・旅館が多く立地する。陸羽東線の駅名を温泉付きに改名するなど、温泉観光には力を入れている。冬はスキー場観光、秋の鳴子峡紅葉観光でも有名である。秋田県と接する鬼首地区は東北有数のスキーリゾートであり、間欠泉が点在する。鳴子地区は大きく5つの温泉地域に分けられ、それぞれ異なる泉質を持つ個性的なエリアとして独立している。

岩出山地区は仙台移転前の伊達氏の居城である岩出山城の城下町として発展し、城下町特有の風情が漂う。有備館など歴史的建造物や遺構が数多く残る。

田尻地区の蕪栗沼(かぶくりぬま)はラムサール条約登録の渡り鳥の飛来地で、野鳥観察が行える。

松山町地区は日本酒(一ノ蔵)の醸造工場がある関係で酒ミュージアムがあり酒造りの工程や道具の展示のほか、酒の歴史や酒酔いのしくみ、酒器などの雑学も学べる。

三本木地区の「ひまわりの丘」は夏季には視界一面がひまわりの花で埋め尽くされる。 更に昭和半ば程まで国内で使用されていた亜炭についての記念館もあり、その古くからの歴史を学ぶことが出来る。

鹿島台地区では江戸期・明治期以来の排水施設(注・但し所在地は松島町である)やわらじ村長」と呼ばれ、水害克服と品井沼干拓事業に尽力した鎌田三之助の功績を称える施設が有り鹿島台地区の水害の脅威と水害克服の歴史を学ぶことが出来る。他にも90余年も続く東北最大級の「鹿島台互市」が4月10日 - 12日11月10日 - 12日までのあいだに行なわれる。

鳴子地区

岩出山地区

三本木地区

松山地区

鹿島台地区

田尻地区

古川地区

文化財

  • 恵比須田遺跡(田尻)
  • 木戸瓦窯跡(国の史跡1976年指定、田尻)
  • 中沢目貝塚(国の史跡、1988年指定、田尻)
  • 祇劫寺(本堂は県指定文化財、田尻大貫字宿上屋敷)
  • 山畑横穴群(国の史跡、1973年指定、三本木)
  • 石雲寺のコウヤマキ(県指定天然記念物、松山千石大欅):北緯38度30分18秒、東経141度2分56秒
  • 茂庭家霊屋(県指定文化財、松山)
  • 須江家住宅(県指定文化財、岩出山)
  • 青塚古墳(市指定史跡、古川)
  • 瑞川寺山門(市指定文化財、古川)
  • 安国寺・木造阿弥陀如来坐像(県指定文化財、古川)
  • 熊野神社・銅造阿弥陀如来像懸仏(県指定文化財、古川)
  • 長久寺のマルミガヤ(県指定天然記念物、古川)
  • 大吉山瓦窯跡(国の史跡、古川)
  • 宮沢遺跡(国の史跡、古川)
  • 名生館官衙遺跡(国の史跡、古川)
  • 松谷家住宅(国の登録有形文化財、古川)

祭事・催事

1月14日のどんと祭(裸参り)、4月下旬の桜まつり、8月の夏祭り、春と秋の互市は市内各地で催される。

祭り

  • 加護坊桜まつり(4月下旬 - 5月上旬、田尻)
  • 大豆坂地蔵尊例大祭(4月24日、三本木)
  • 菜の花まつり(5月、三本木)
  • 藤まつり(5月、古川)
  • 祇園八坂神社例大祭(7月13日 - 15日、古川)
  • 古川まつり8月2日 - 4日、古川)
  • 内川夏まつり 有備館まつり(8月第2土曜日、岩出山)
  • ひまわりまつり(8月、三本木)
  • ザ・祭り IN さんぼんぎ(8月14日、三本木)
  • 加茂神社例大祭(8月22日23日、田尻)
  • 全国こけし祭(9月上旬、鳴子)
  • 政宗公まつり(9月第2土日曜日、岩出山)
  • 米倉鹿嶋神社の献饌行事(県指定無形民俗文化財)(9月9日10日、古川)
  • 熊野神社例祭(9月18日19日、田尻)
  • コスモスまつり(9月下旬、松山)
  • 正一位 斗瑩稲荷神社秋季例大祭(10月9日10日、古川荒谷)
  • 古かわ里の秋まつり(10月第4週土日、古川)

イベント

  • 互市
    • 古川八百屋市(やおやまち)(4月 - 6月の3と7の日)※7月から11月までは毎週日曜日「日曜朝市」を開催
    • 田尻互市(4月4日 - 5日、11月上旬)
    • 鹿島台互市(4月、11月の10 - 12日)
    • 岩出山互市(4月、11月の15・16日)
  • 田尻クロスカントリー大会(2月第1日曜日、田尻)
  • パークゴルフ全国交流大会「さくらカップ」(4月下旬(前夜祭、大会)、田尻)
  • おおさきジャンボ肉まつりinかごぼう(8月第4日曜日、田尻)
  • 政宗公杯モトクロス大会(11月上旬、岩出山)
  • 岩出山バルーンフェスティバル(11月下旬、岩出山)
  • 伯楽星カップ(バレエ大会)

大崎市関連の作品

小説

  • 『漂泊の牙』 熊谷達也著(旧鳴子町などが舞台、第19回新田次郎文学賞(2000年)受賞作)

映画

ドラマ

出身有名人

旧古川市

旧松山町

旧三本木町

旧鹿島台町

旧岩出山町

旧鳴子町

旧田尻町

大崎市ゆかりの著名人

脚注

注釈

出典

参考文献

  • 『図典 日本の市町村章』 小学館辞典編集部、小学館、2007-01-10。ISBN 978-4-09-526311-3。

関連項目

外部リンク