和気郡

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岡山県和気郡の位置(緑:和気町 薄黄:後に他郡に編入された区域 薄緑・水色:後に他郡から編入された区域)

和気郡(わけぐん)は、岡山県備前国)の

人口13,947人、面積144.21km²、人口密度96.7人/km²。(2018年4月1日、推計人口

以下の1町を含む。

郡域

1878年明治11年)に行政区画として発足した当時の郡域は、下記の区域にあたる。

歴史

721年養老5年)に赤坂郡より東部(吉井西岸地域)・邑久郡より北部・北東部それぞれ割譲し設置された藤原郡東野郡藤野郡)が、788年延暦7年)に吉井川を境に西側を磐梨郡、東側を和気郡として分割して設置された。

当地は奈良・平安時代に活躍した和気清麻呂を輩出した地域であり、隣接する磐梨郡とともに豪族和気氏の勢力下にあった。

和名抄には坂長郷、藤野郷、益原郷、新田郷、香登郷の5郷が記載されている。なお和気郷は、和名抄では磐梨郡に所属している。郡衙の位置は藤野郷と推定されており、和気町藤野にある推定地には和気氏政庁跡の碑が建てられ、整備されている。

延喜式神名帳に記載される神社として、神根神社がある。

郡制廃止後の地方事務所は和気町に設置された。

近世以降の沿革

坂根村、弓削村、畠田村、新庄村、福田村、香登西村、香登本村、大内村、伊部村、浦伊部村、久々井村、勢力村、千躰村、東片上村、伊里中村、木谷村、八木山村、蕃山村、麻宇那村、友延村、難田村、日生村、寒河村、福浦村、西片上村、三石村、野谷村、金谷村、田倉村、倉吉村、南方村、吉永中村、三股村、吉永北方村、葛籠村、小板屋村、山津田村、神根本村、門出村、南谷村、大藤村、大股村、八塔寺村、滝谷村、東畑村、下畑村、脇谷村、樫村、吉田村、大中山村、清水村、藤野村、下原村、野吉村、日室村、稲坪村、入田村、奥吉原村、小中山村、森村、尺所村、曽根村、和気村、益原村、天瀬村、河本村、竜ヶ鼻村、矢田村、苦木村、塩田村、奥塩田村、北山方村、南山方村、大岩村、片倉村、上田土村、木倉村、日笠下村、日笠上村、岸野村、室原村、飯掛村、牛中村、井田村、野谷新田、福浦新田、五石新田[1]、閑谷新田村、和意谷新田村、大多府村[2]
  • 穂浪村 ← 難田村、井田村
  • 福満村 ← 田倉村、倉吉村
  • 岩崎村 ← 北方村、葛籠村
  • 今崎村 ← 小板屋村、山津田村
  • 高田村 ← 門出村、南谷村
  • 都留岐村 ← 大藤村、大股村
  • 加賀美村八塔寺村、下畑村
  • 多麻村 ← 滝谷村、東畑村
  • 和意谷村 ← 脇谷村、樫村、和意谷新田村
  • 泉村 ← 下原村、野吉村
  • 衣笠村 ← 稲坪村、入田村、森村
  • 福富村 ← 小中山村、曽根村[枝村南曽根]
  • 岩戸村 ← 天瀬村、河本村
  • 丸山村 ← 大岩村、片倉村
  • 保曽村 ← 岸野村、室原村
  • 笹目村 ← 飯掛村、牛中村


  • 曽根村の残部が和気村に合併。
  • 竜ヶ鼻村が矢田村に、野谷新田が野谷村に、福浦新田が福浦村に、五石新田が三石村にそれぞれ合併。
  • 上田土村が改称して田土村となる。
  • 尺所村の一部(枝村大田原)が分立して大田原村となる。

町村制以降の沿革

  • 明治22年(1889年6月1日 - 町村制の施行により、以下の各村が発足。(18村)
    • 熊山村 ← 弓削村(現・岡山市)、勢力村、千躰村、奥吉原村(現・赤磐市)
    • 鶴山村 ← 新庄村、畠田村、福田村、坂根村(現・備前市)
    • 香登村 ← 香登西村、香登本村、大内村(現・備前市)
    • 伊部村 ← 伊部村、浦伊部村、久々井村(現・備前市)
    • 片上村 ← 西片上村、東片上村(現・備前市)
    • 伊里村蕃山村麻宇那村木谷村閑谷新田村穂浪村伊里中村友延村(現・備前市)
    • 日生村 ← 日生村、大多府村(現・備前市)
    • 福河村 ← 寒河村(現・備前市)、福浦村(現・備前市、兵庫県赤穂市)
    • 三石村 ← 三石村、八木山村、野谷村(現・備前市)
    • 英保村 ← 福満村、金谷村、南方村、吉永中村、三股村、岩崎村(現・備前市)
    • 神根村 ← 神根本村、今崎村、高田村、和意谷村(現・備前市)
    • 三国村 ← 加賀美村、多麻村、都留岐村、笹目村(現・備前市)
    • 藤野村 ← 吉田村、藤野村、泉村、大田原村(現・和気町)
    • 本荘村 ← 大中山村、清水村、衣笠村、福富村、日室村、尺所村(現・和気町)
    • 和気村 ← 益原村、和気村(現・和気町)
    • 日笠村 ← 日笠下村、日笠上村、木倉村、保曽村(現・和気町)
    • 山田村 ← 矢田村、岩戸村、田土村、丸山村、南山方村(現・和気町)
    • 塩田村 ← 塩田村、奥塩田村、北山方村、苦木村(現・和気町)
  • 明治33年(1900年4月1日 - 郡制を施行。
  • 明治34年(1901年2月6日(2町16村)
    • 片上村が町制施行して片上町となる。
    • 和気村が町制施行して和気町となる。
  • 明治39年(1906年3月28日(4町14村)
    • 日生村が町制施行して日生町となる。
    • 三石村が町制施行して三石町となる。
  • 明治45年(1912年)4月1日 - 伊部村が町制施行して伊部町となる。(5町13村)
  • 大正12年(1923年)4月1日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
  • 大正15年(1926年7月1日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
  • 昭和2年(1927年10月1日 - 香登村が町制施行して香登町となる。(6町12村)
  • 昭和23年(1948年
  • 昭和25年(1950年)4月1日 - 本荘村が町制施行して本荘町となる。(8町10村)
  • 昭和26年(1951年
    • 4月1日 - 伊部町・片上町が合併して備前町が発足。(7町10村)
    • 11月3日 - 伊里村が町制施行して伊里町となる。(8町9村)
  • 昭和28年(1953年
  • 昭和29年(1954年3月1日 - 吉永町・神根村・三国村が合併し、改めて吉永町が発足。(7町4村)
  • 昭和30年(1955年3月31日(6町)
    • 鶴山村・香登町・備前町・伊里町が邑久郡鶴山村と合併し、改めて備前町が発足。
    • 日生町・福河村が合併し、改めて日生町が発足。
    • 山田村・塩田村が赤磐郡佐伯村と合併して佐伯町が発足。
  • 昭和38年(1963年9月1日 - 日生町の一部(福浦のうち現・日生町寺山を除く)が兵庫県赤穂市に編入(越境合併)。
  • 昭和46年(1971年)4月1日 - 備前町・三石町が合併して備前市が発足し、郡より離脱。(4町)
  • 平成17年(2005年3月22日 - 日生町・吉永町が備前市と合併し、改めて備前市が発足、郡より離脱。(2町)
  • 平成18年(2006年)3月1日 - 和気町・佐伯町が合併し、改めて和気町が発足。(1町)

変遷表

脚注

  1. 記載は五石谷。
  2. 無高のため記載なし。

参考文献

関連項目

先代:
東野郡
行政区の変遷
788年 -
次代:
(現存)

テンプレート:吉備四国の郡