古座駅

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古座駅(こざえき)は、和歌山県東牟婁郡串本町西向にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)紀勢本線(きのくに線)のである。事務管コードは▲622051[1]

串本町との合併まで当駅は古座町に属しており、同町の代表駅であった。特急「くろしお」が停車する。従前は一部の特急が通過する駅であったが、2011年3月12日のダイヤ改正により、全ての特急が停車することとなった。

歴史

駅構造

島式ホーム1面2線を有する、列車交換が可能な地上駅である。駅舎は線路東側にあるが跨線橋は無く、ホームと駅舎はホーム東寄りのスロープと構内踏切で接続している。近隣の駅と比較すると構内は若干広く、駅舎の脇には側線が2本あるほか、バラストを貯蔵した区画もある。なお、駅舎の海抜は約4.9mである。

新宮駅が管理する簡易委託駅である。

のりば

のりば 路線 行先
1 W きのくに線 串本和歌山方面[4]
2 紀伊勝浦新宮方面[4]
  • 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。

駅舎

駅舎には回廊がある。また、駅舎には「古座観光協会」が入居している[5]

同協会では古座川(駅東側で南流)を川下りするレンタルカヌーの営業を行っており、駅舎内に関連の接客施設(受付・売店・更衣室など)のほか、隣接地に艇庫(カヌー用の倉庫)も併設し、当駅をサービスの拠点として利用している[6]

利用状況

近年の1日平均乗車人員は以下の通り[7]

年度 1日平均
乗車人員
1998年 449
1999年 390
2000年 311
2001年 290
2002年 281
2003年 273
2004年 266
2005年 252
2006年 251
2007年 253
2008年 244
2009年 239
2010年 232
2011年 214
2012年 229
2013年 234
2014年 208
2015年 181
2016年 162

駅周辺

古座川の河口付近に位置する。河口には西岸の西向、東岸の古座と大きな集落が二つ固まって存在しているが、この駅は西向のうちの岩淵(後述)に立地している。西向は串本町と合併する前に存在していた古座町の中心部で、駅周辺には串本町役場古座分庁舎(旧古座町役場)をはじめとする各施設もある。

なお、古座町の中心部が大字古座でないのは、「古座」という町名が、1956年3月にその前からあった古座町と西向町および田原村が合併し古座町が誕生した際、古座川などの影響で知名度の最も高かった古座から採ったに過ぎないからである。その大字古座へは、駅近くを走る国道42号を東に行き、古座川を古座大橋で渡ると少しの距離である。

駅周囲の岩淵は古来より製材業が盛んで、現在でも数軒ではあるが、駅周辺で製材工場の稼動が見られる。駅から古座川を渡り東岸を遡ると、古座川町の中心集落たる高池へはすぐで、同町の役場も至近である。

路線バス

古座川町ふるさとバス

  • 本川線
    • 古座川病院 - 古座駅 - 中湊 - 役場前 - ぼたん荘 - 明神橋 - 明神学校前 - 一枚岩 - 三尾川橋 - 佐田桜公園 - 五郎橋 - 下露 - 松根
  • 小川線
    • 古座川病院 - 古座駅 - 中湊 - 役場前 - ぼたん荘 - 明神橋 - 明神学校前 - 明神橋 - 中崎 - 滝の拝 - 田川

隣の駅

※特急「くろしお」の隣の停車駅は列車記事を参照のこと。

西日本旅客鉄道
W きのくに線(紀勢本線)
紀伊田原駅 - 古座駅 - 紀伊姫駅

脚注

  1. 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
  2. 2.0 2.1 2.2 2.3 引用エラー: 無効な <ref> タグです。 「sone25」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません
  3. 和歌山県内の特急 「くろしお」号停車駅で、ICOCAがご利用できるようになります! 西日本旅客鉄道 ニュースリリース 2016年8月9日
  4. 4.0 4.1 方面表記は、公式サイトの時刻表に準拠している(外部リンク参照)。
  5. アクセス - 古座観光協会(2013年12月28日閲覧) ※同協会が当駅に入居していることについての出典として(入居時期についての出典ではない)。
  6. レンタルカヌーについて - 古座観光協会(2013年12月28日閲覧) ※「持ち物」セクションにカヌー利用者向けの案内として駅施設を、末尾の地図に艇庫の位置を掲載。
  7. 『和歌山県統計年鑑』及び『和歌山県公共交通機関等資料集』

関連項目

外部リンク