「三井住友海上火災保険」の版間の差分

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|英文社名 = Mitsui Sumitomo Insurance Co., Ltd.
 
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|市場情報 = {{上場情報 | 東証1部 | 8725 | | 2008年3月26日}}{{上場情報 | 大証1部 | 8725 | | 2008年3月26日}}{{上場情報 | 名証1部 | 8725 | | 2008年3月26日}}
 
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|略称 = 三井住友海上
 
|略称 = 三井住友海上
 
|本社所在地 = [[東京都]][[千代田区]][[神田駿河台]]3-9<br/>[[三井住友海上駿河台ビル]]
 
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|国籍 = {{JPN}}
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|設立 = [[1918年]]([[大正]]7年)[[10月21日]]<br/>(大正海上火災保険株式会社)
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|業種 = 保険業
 
|業種 = 保険業
 
|統一金融機関コード = 9855
 
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|事業内容 = 個人・法人向けの損害保険
 
|事業内容 = 個人・法人向けの損害保険
|代表者 = 柄沢康喜([[取締役]][[会長]]・会長[[執行役員]])<br>原典之([[取締役]][[社長]]・社長[[執行役員]])
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|資本金 = 1,395億9,552万3,495円
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|発行済株式総数 = 14億0,440万2,464株
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|決算期 = 3月31日
|売上高 = 連結:1兆7,799億22百万円<br/>単独:1兆5,071億57百万円<br/>(正味収入保険料、[[2016年]][[3月]]期)
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|会計監査人 =  
|純利益 = 連結:1,357億15百万円<br/>単独:1,139億70百万円<br/>(2016年3月期)
 
|純資産 = 連結:1兆6,410億61百万円<br/>単独:1兆5,274億81百万円<br/>(2016年3月31日現在)
 
|総資産 = 連結:8兆2,869万70百万円<br/>単独:6兆7,865億90百万円<br/>(2016年3月31日現在)
 
|従業員数 = 連結:22,438人 単独:14,691人<br/>(2016年3月31日現在)
 
|決算期 = [[3月31日]]
 
|会計監査人 = [[有限責任あずさ監査法人]]
 
|主要株主 = [[MS&ADインシュアランスグループホールディングス|MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社]] 100%
 
|主要子会社 =
 
|関係する人物 = [[ 山下亀三郎]] <br/> [[渋沢栄一]]
 
 
|外部リンク = http://www.ms-ins.com/
 
|外部リンク = http://www.ms-ins.com/
 
|特記事項 =
 
|特記事項 =
 
|郵便番号 = 104-8252
 
|郵便番号 = 104-8252
 
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'''三井住友海上火災保険株式会社'''(みついすみともかいじょうかさいほけん、{{Llang|言語記事名=英語|en|Mitsui Sumitomo Insurance Company, Limited}}<ref>「概要」『[http://www.ms-ins.com/company/outline/ 会社概要/会社情報/三井住友海上]』三井住友海上火災保険、2009年3月31日。</ref>)は、[[日本]]の[[損害保険]]会社である。[[MS&ADインシュアランスグループホールディングス|MS&ADインシュアランスグループ]]傘下の[[完全子会社]]。
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'''三井住友海上火災保険株式会社'''(みついすみともかいじょうかさいほけん、{{Llang|言語記事名=英語|en|Mitsui Sumitomo Insurance Company, Limited}}
  
略称は'''三井住友海上'''('''みついすみともかいじょう''')。証券界では'''[[三住海上]]'''(さんすみかいじょう)が上場銘柄としての略称として使われていた<ref group="注釈">「三井住友」は[[三井住友フィナンシャルグループ]]の略称として使われている。</ref>。この略称は、[[2008年]][[4月]]に設立された持株会社の三井住友海上グループホールディングスが東証の上場銘柄の略称として引き継いでいたが、同社は[[2010年]](平成22年)4月に'''MS&ADインシュアランスグループホールディングス'''に商号変更された。
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[[損害保険]]会社。2001年[[三井海上火災保険]][[住友海上火災保険]]が合併して発足。
  
== 概要 ==
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2008年,持株会社として三井住友海上グループホールディングスを設立し,傘下に入る。
業界3位を争う<ref group="注釈">損害保険業界は長年、業界首位が旧東京海上(現[[東京海上日動火災保険|東京海上日動]])、2位は旧安田火災(現[[損害保険ジャパン日本興亜|損保ジャパン日本興亜]])で、大正海上→三井海上と住友海上が3位争いを繰り広げるという構図が続いていた。</ref>三井海上火災保険・住友海上火災保険は、それぞれの[[メインバンク]]である[[さくら銀行]]<ref group="注釈">旧[[三井銀行]]と旧[[太陽神戸銀行]]の合併行で[[三井グループ]]に属した。</ref>と[[住友銀行]]が合併したことから、三井住友海上火災保険株式会社を[[存続会社]]として合併した。本社は東京都中央区[[新川 (東京都中央区)|新川]]の旧住友海上本社に設置し、[[2013年]]10月に[[神田駿河台]]の旧三井海上本社ビルを改築するとともにビル1棟を新築し、旧住友海上本社と旧三井海上本社に分かれている本社機能を統合して本社所在地も同地に移転した。
 
 
 
合併後は2007年度決算で保険料収入1兆4928億円で、[[東京海上ホールディングス]]の2兆1486億円に続き、1兆3866億円の[[損害保険ジャパン]]と業界の2位を争っていた。2010年4月に[[MS&ADインシュアランスグループホールディングス|MS&ADインシュアランスグループ]]として、[[あいおい損害保険]]及び[[ニッセイ同和損害保険]]と経営統合した。[[2014年]]9月の損保ジャパンと日本興亜損保の合併により、現在は単体では業界3位となっている。
 
 
 
合併後の社長は、旧住友海上出身者の植村裕之、旧大正海上出身者の[[江頭敏明]]、旧住友海上出身者の柄澤康喜、旧大正海上出身者の原典之、と[[たすきがけ人事]]となっている。[[2012年]]6月時点で、江頭がMS&ADの社長と当社の代表権のある会長を兼務、柄澤が当社の社長とMS&ADの代表権のある執行役員を兼任している。
 
 
 
2013年10月から、[[あいおいニッセイ同和損害保険]]や[[三井住友海上あいおい生命保険]]との間で機能別再編が行われている。機能別再編により、当社は国内外を問わずグローバルな保険・金融サービス事業を担う事業会社となる<ref name="pr130927">[http://www.ms-ins.com/news/fy2013/news_0927_1a.html 三井住友海上火災保険株式会社、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社および三井住友海上あいおい生命保険株式会社の機能別再編について] - 4社連名によるリリース(配信元:三井住友海上火災保険) 2013年9月27日(2014年12月30日閲覧)</ref>。
 
 
 
三井と住友の企業が合併した場合の慣例として、日本社名は「三井住友」で英社名は「Sumitomo Mitsui」が慣例であるが、三井住友海上の場合は英社名もMitsuiから始まる。
 
 
 
== 沿革 ==
 
* [[1893年]]([[明治]]26年) 関西の銅業、貿易関係の有志により大阪保険株式会社設立。
 
* [[1899年]](明治32年) 大阪保険株式会社、大阪火災保険株式会社に商号変更。
 
* [[1907年]](明治40年) 大阪火災保険株式会社、大阪火災海上運送株式会社に商号変更。
 
* [[1916年]]([[大正]]5年) 大阪火災海上運送株式会社、[[大阪商船]]グループの傘下に入り大阪海上火災保険株式会社に商号変更。
 
* [[1917年]](大正6年) [[山下汽船]]の[[山下亀三郎]]の提唱で、扶桑海上保険株式会社設立。
 
* [[1918年]](大正7年)10月 [[三井物産]]を中心として、三井海上の前身'''大正海上火災保険株式会社'''設立。
 
* [[1940年]]([[昭和]]15年) 扶桑海上保険株式会社、[[住友財閥]]の傘下に入り住友海上火災保険株式会社に商号変更。
 
* [[1941年]](昭和16年)11月 大正海上火災保険株式会社が新日本火災保険株式会社を合併。
 
* [[1942年]](昭和17年) 大阪海上火災保険株式会社が摂津海上火災保険株式会社を合併。
 
* [[1944年]](昭和19年)3月 大阪海上火災保険株式会社と当時の住友海上火災保険株式会社が新設合併し、大阪住友海上火災保険株式会社設立。
 
* 1944年(昭和19年)6月 大正海上火災保険株式会社が三井火災保険株式会社を合併。
 
* [[1954年]](昭和29年)7月 大阪住友海上火災保険株式会社、住友海上火災保険株式会社に商号変更。
 
* [[1991年]]([[平成]]3年)4月 大正海上火災保険株式会社が、'''三井海上火災保険株式会社'''に商号変更。
 
* [[1996年]](平成8年)8月 三井海上が三井みらい生命保険株式会社を、住友海上が住友海上ゆうゆう生命保険株式会社をそれぞれ設立。
 
* [[2001年]](平成13年)9月 [[シティグループ]]の子会社と三井住友海上が合弁で、変額個人年金保険専業会社「シティ・インシュアランス・サービス株式会社」設立。
 
* 2001年(平成13年)10月 三井海上火災保険株式会社を存続会社として、住友海上火災保険株式会社を合併し、商号を'''三井住友海上火災保険株式会社'''に変更。同時に傘下の生命保険会社も合併により[[三井住友海上きらめき生命保険]]に商号変更。
 
* [[2002年]](平成14年)7月 シティ・インシュアランス・サービス株式会社が商号を「三井住友海上シティインシュアランス生命保険株式会社」に変更、生命保険業の認可を取得し、営業開始。
 
* [[2003年]](平成15年)11月1日 [[三井生命保険#三井グループ関連の保険会社|三井ライフ損害保険]]の全保険契約を、三井住友海上に包括移転。
 
* [[2005年]](平成17年)10月 三井住友海上シティインシュアランス生命保険を三井住友海上メットライフ生命保険に商号変更。
 
* [[2006年]](平成18年) [[金融庁]]が保険契約締結・保険募集・保証証券に関する業務の2週間停止を命令<ref name="fsa20060621">金融庁「三井住友海上火災保険株式会社に対する行政処分について」『[http://www.fsa.go.jp/news/newsj/17/hoken/20060621-1.html 三井住友海上火災保険株式会…:金融庁]』金融庁、[[2006年]][[6月21日]]。</ref>。
 
* 2006年(平成18年) 金融庁が国外子会社設置認可申請・国外支店等設置届出・国外合弁会社設立届出に関する業務の3ヶ月間停止を命令<ref name="fsa20060621"/>。
 
* 2006年(平成18年) 金融庁が新規商品認可申請、既存商品改訂届出、他社代理・代行認可申請等に関する業務の1年間停止を命令<ref name="fsa20060621"/>、[[2007年]]2月23日付処分解除。
 
* 2006年(平成18年) 金融庁が第三分野商品の保険契約締結・保険募集に関する業務の無期限停止を命令<ref name="fsa20060621"/>、2007年2月23日付処分解除。
 
* [[2008年]](平成20年)
 
** 4月 株式移転により[[持株会社]]三井住友海上グループホールディングスを設立。当社は三井住友海上グループホールディングスの完全子会社となる。
 
** 7月 三井住友海上メットライフ生命保険の当社保有分を三井住友海上グループホールディングスへ譲渡(三井住友海上メットライフ生命保険は2011年4月に[[三井住友海上プライマリー生命保険]]へ商号変更する)。
 
* [[2010年]](平成22年)4月 三井住友海上グループホールディングスが[[あいおい損害保険]]、[[ニッセイ同和損害保険]]と経営統合に伴い、[[MS&ADインシュアランスグループホールディングス]]へ商号変更し、当社と三井住友海上きらめき生命保険のシンボルマークを「MS&AD」に変更。
 
* [[2011年]](平成23年)1月1日 この日で会社を解散した[[住友生命保険#主要関連企業|スミセイ損害保険]]の全保険契約を、三井住友海上に包括移転。スミセイ損害保険で契約した保険の事故受付等一切の業務を引き受ける。
 
* [[2012年]](平成24年)10月31日 MS&ADインシュアランスグループ内の[[資産運用]]事業再編の一環として、[[トヨタファイナンシャルサービス]]が保有していた[[トヨタアセットマネジメント]]の全株式を取得<ref>[http://www.ms-ins.com/news/fy2012/news_1002_1a.html 資産運用事業統合に関する合意について] - 5社連名によるリリース(配信元:三井住友海上火災保険) 2012年10月2日(2013年2月23日閲覧)</ref>。
 
* [[2014年]](平成26年)
 
** 4月1日 グループ内の機能別再編<ref name="pr130927" />の一環として、
 
*** あいおいニッセイ同和損害保険から船舶保険並びに航空・宇宙保険を移行し、あいおいニッセイ同和損害保険が保有する契約は同日以降に満期を迎えるタイミングで切替・移行する。
 
*** 第三分野長期契約のうち、一部を除く新規契約を三井住友海上あいおい生命保険へ移行し、三井住友海上あいおい生命保険の代理店委託受託により、三井住友海上の代理店で販売される。
 
** 10月1日 グループ内の機能別再編<ref name="pr130927" />の一環として
 
*** あいおいニッセイ同和損害保険から貨物・運送保険を移行し、あいおいニッセイ同和損害保険が保有する契約は同日以降に満期を迎えるタイミングで切替・移行する。
 
*** 整備工場・中古車販売・自動車関連・二輪販売を主たる業務とする副業代理店などモーターチャネル代理店のうち、あいおいニッセイ同和損害保険が主要取引先となっている代理店をあいおいニッセイ同和損害保険へ移行し、移行対象の代理店経由で三井住友海上が保有する契約は同日以降に迎えるタイミングであいおいニッセイ同和損害保険へ切替・移行する。
 
* [[2015年]](平成27年)
 
** 6月 定時株主総会で、 [[慶應義塾大学]][[教授]]の[[宮島司]]と、元[[国連開発計画]]駐日代表兼総裁特別顧問の[[弓削昭子]]が社外取締役に就く。
 
** 9月24日 24時間単位型自動車運転者保険<ref>本保険はあいおいニッセイ同和損害保険との共同開発で、同社では「ワンデーサポーター」の商品名で販売される</ref>「1DAY保険」の[[セブン-イレブン]]での販売を開始([[コンビニエンスストア]]での自動車保険の販売は初の試み)<ref>{{Cite press release|title=~車を借りるときに手軽に入れる自動車保険~1日分の自動車保険「1DAY保険」をセブン‐イレブン全店で販売|publisher=三井住友海上火災保険、セブン-イレブン・ジャパン(2社連名)|date=2015-09-24|format=PDF|url=http://www.ms-ins.com/news/fy2015/pdf/0924_1.pdf|accessdate=2015-10-21}}</ref>。
 
 
 
== 主力商品 ==
 
* GKシリーズ
 
** GK クルマの保険([[自動車保険]])
 
*** GK 見守るクルマの保険(「GK クルマの保険」に「事故発生の通知等に関する特約」をセットにしたもの)
 
*** GK クルマの保険・ドライバー保険(自動車運転者[[損害賠償]]責任保険)
 
** GK すまいの保険([[火災保険]])
 
*** GK すまいの保険 グランド(家庭用火災保険)
 
** GK ケガの保険(傷害保険)
 
* はじめての自動車保険(新規加入時専用自動車保険)
 
* 1day保険(24時間単位型自動車運転者保険)
 
** 1dayレジャー保険(24時間単位型総合生活補償保険)
 
* ネットde保険([[インターネット]]専用保険)
 
** ネットde保険 @さいくる(「GK ケガの保険(交通傷害型)」をベースにした傷害保険)
 
** ネットde保険 @とらべる(特定手続用[[海外旅行]]保険)
 
** ネットde保険 @ごるふ(ゴルファー保険)
 
 
 
== CMキャラクター ==
 
2002年9月よりMOST、MOSTファーストクラス、ViV終身のコマーシャルに[[黒木瞳]]、[[2007年]]10月から企業イメージCMに[[竹野内豊]]、2015年10月から若年者層向け自動車保険「はじめての自動車保険」・「1DAY保険」のTVCMに[[川口春奈]]と[[菅谷哲也]]<ref>{{Cite press release|title=若年者層向け自動車保険の新テレビCMを放映開始 ~それゆけ!新米ドライバー!川口春奈さんとてっちゃんの恋の予感に注目!~|publisher=三井住友海上火災保険株式会社|date=2015-10-01|format=PDF|url=http://www.ms-ins.com/news/fy2015/pdf/1001_2.pdf|accessdate=2015-10-21}}</ref>、[[2016年]]3月から[[濱田岳]]を企業イメージCM、[[2018年]]3月から[[大泉洋]]<ref>{{Cite press release|title=~三井住友海上の時空保険探査部に大泉洋さんが着任?!~新企業広告シリーズ 第1弾TVCM「時空保険探査部 登場篇」の放映開始|publisher=三井住友海上火災保険株式会社|date=2018-03-15|format=PDF|url=http://www.ms-ins.com/news/fy2017/pdf/0315_1.pdf|accessdate=2018-07-15}}</ref>を企業イメージCMにそれぞれ起用した。提供[[スポンサー]]である「[[日経スペシャル ガイアの夜明け|ガイアの夜明け]]」、「[[ネプリーグ]]」、「[[がっちりマンデー!!]]」の番組[[ウェブサイト]]で放映中のCMが見られる。[[堀北真希]]は[[2017年]]2月の芸能界引退までに契約が終了した。
 
 
 
住友海上火災時代の2000年頃に[[松村和子]]のデビュー曲である「帰ってこいよ」を替え歌にしたCMが放送された。
 
 
 
== スポーツ ==
 
旧三井海上が[[1991年]]に創設した陸上競技部は[[土佐礼子]]、[[渋井陽子]]、[[大平美樹]]、[[橋本歩]]などの選手が所属し、実業団駅伝で最多の7回優勝している。
 
 
 
旧住友海上創設の[[三井住友海上女子柔道部|女子柔道部]]は、[[2004年アテネオリンピック]]と[[2008年北京オリンピック]]で金メダルの[[上野雅恵]]、アテネオリンピック銀メダルの[[横澤由貴]]、北京オリンピック銅メダルの[[中村美里]]が所属している。
 
 
 
[[サッカー日本代表]]オフィシャル協賛スポンサーである。
 
 
 
== 不祥事 ==
 
=== 保険金不払い ===
 
2005年9月27日、損保16社による[[保険金不払い事件|保険金の不当な不払い]]が公表され、当社も含まれていた。2005年11月25日、新たに不当な不払いを行っていた事が判明した10社を合わせた26社の内の1社となり、他の25社と共に[[金融庁]]から業務改善命令を受けた<ref>金融庁「損害保険会社26社に対する行政処分について」『[http://www.fsa.go.jp/news/newsj/17/hoken/f-20051125-5.html 損害保険会社26社に対する行…:金融庁]』金融庁、2005年11月25日。</ref>。
 
 
 
2006年6月21日、当社が販売する[[第三分野保険]]で保険金の不適切な不払いが927件分確認された。終身医療保険の不適切な不払いが305件あり、悪質と見た金融庁から業務停止命令を受け、商品の販売など業務の遂行に様々な制限を受けた<ref name="fsa20060621"/>。金融庁は抜本的改善が図られたとして2007年2月23日付で全ての処分を解除した。
 
 
 
2006年9月に、金融庁からの不払い再調査命令に対する調査結果を発表。46,819件、およそ33億900万円分が不当不払いに該当していた。しかしその後、損保各社から第三分野保険での大量不払いが発覚したほか、2×4住宅に対する火災保険料の取りすぎ行為も発覚し、同年11月17日に金融庁が損保26社に対して不払い実態の再々調査を命令し、同社にも調査命令が下された。
 
 
 
2006年12月10日に、2×4工法の建築物に対する[[火災保険|火災保険料]]を取りすぎていた問題が発覚した。
 
 
 
2007年3月20日、同社は他の損保大手5社に先駆けて不払いの調査結果を発表。不払いの合計は5万1,486件、金額にして54億3,300万円となり、昨年9月時点での調査結果と比較して4,770件、21億2,400万円分が増加したことになった。火災保険料取りすぎ行為の中間調査結果も同時に発表。8,855件、およそ8億円分を余計に取っていたとの結果となった<ref>三井住友海上火災保険『{{PDFlink|[http://www.ms-ins.com/news/h19/pdf/0320_1.pdf 業務改善計画の実施状況について]}}』2007年3月20日、4頁。</ref><ref group="注釈">火災保険の過徴収は、4ページ目後半「II. 火災保険における建物構造級別の判定誤りと割引適用漏れ等一斉点検の状況について」以下を参照(件数および金額の各数値は、1の内容と2の内容の合計値である)</ref>。
 
 
 
=== 顧客情報の漏洩 ===
 
; ファイル共有ソフトの利用
 
: [[2006年]]1月17日、業務委託先社員の[[パーソナルコンピュータ|パソコン]]が[[コンピュータウイルス]]に感染し、顧客情報590人分を主とした内部情報が、ファイル共有ソフト[[Winny]]上に流出してしまった。
 
; ファックスの誤送信
 
: 子会社の三井住友海上メットライフ生命保険にて、個人年金保険の顧客情報を無関係の一般家庭にファックス送信したことが明らかになった<ref name="security20090812">「顧客リストを謝って一般宅へファックス送信 - 三井住友海上メットライフ生命」『[http://www.security-next.com/011041.html 顧客リストを謝って一般宅へファックス送信 - 三井住友海上メットライフ生命:Security NEXT]』ニュースガイア、[[2009年]][[8月24日]]。</ref><ref group="注釈">「謝って」との表記は原文ママ。</ref>。[[2009年]]8月12日、同社は契約者や被保険者など117人の氏名、保険金の額、申込番号、代理店名が記載されたリストを代理店にファックス送信したが、その際にファックス番号を誤ったため一般の住宅に送信されてしまった<ref name="security20090812" />。誤送されたリストは、同社が翌日回収した<ref name="security20090812" />。誤送信の理由は、廃止された支店にまでリストを送信してしまったところ、その支店のかつてのファックス番号と同一の番号が既に別の個人に割り当てられており、そちらに送信されたためだとされる<ref name="security20090812" />。
 
 
 
=== 不正な契約手続き ===
 
三井住友海上火災保険では、代理店での契約手続きで不正行為が頻発していた。同社に対する金融庁の検査や、同社からの報告によって、これらの問題が明るみとなり、2006年6月に金融庁より公表された<ref name="fsa20060621"/>。それによると、代理店が保険料の立替を行っていた事例が少なくとも120件も見つかっており、[[保険業法]]第300条第1項第5号に違反すると指摘された<ref name="fsa20060621"/>。同発表によれば、代理店が保険の契約者に対して重要事項の説明をしていない事例が6件見つかり、こちらも保険業法第300条第1項第1号に違反するとされた<ref name="fsa20060621"/>。さらに、顧客と同姓の印鑑を悪用し、無断で保険の継続契約を締結する手口も明らかになった<ref name="fsa20060621"/>。金融庁の同発表によれば、顧客の意思を確認せずに勝手に継続契約を締結した事例が、判明しただけで36件も確認され、同様に保険業法第307条第1項第3号に違反すると指摘された<ref name="fsa20060621"/>。これらの事実に対して、金融庁は「法令等遵守の意識が乏しく」<ref name="fsa20060621"/>「代理店に対する管理態勢が極めて不適切」<ref name="fsa20060621"/>と指摘し、同社を厳しく批判した。
 
 
 
=== 国外拠点の管理の不備 ===
 
イギリスに設立された子会社にて出納に関する内部統制の不備が発覚しており、2006年6月に金融庁より公表された<ref name="fsa20060621"/>同子会社の代表取締役は、契約書がないまま支出を行ったり、取締役会の承認が必須とされる場合も承認を得ない支出を行ったり、さらに虚偽の理由に基づく支出をしていたことが明らかとなった。しかし、金融庁がこの問題を指摘するまで、三井住友海上火災保険は調査も処分もしておらず、子会社代表取締役に対する口頭注意にとどめていた。金融庁は「海外拠点に対する管理・監督機能は、極めて不十分」<ref name="fsa20060621"/>と指摘し、三井住友海上火災保険では「経営陣による内部統制は機能していない」<ref name="fsa20060621"/>と結論づけた。
 
 
 
=== 経営トップの引責辞任と復帰 ===
 
2006年5月1日に行われた[[取締役会]]で、合併前の旧[[三井海上]]社長で当時会長の井口武雄と、合併前の旧[[住友海上]]社長で当時社長の植村裕之が6月末にそれぞれ退職し、後任に旧[[住友海上]]出身で当時副社長の秦喜秋が会長、旧大正海上出身で常務執行役員から[[CEO]]兼務の常務執行役員に就任している[[江頭敏明]]が社長と最高顧問、にそれぞれ就任し<ref>植村裕之『{{PDFlink|[http://www.ms-ins.com/news/h18/20060501_1.pdf 役員の異動に関するお知らせ]}}』2006年5月1日、1頁。</ref>、[[たすきがけ人事]]になる<ref>[[2010年]](平成22年)[[4月1日]]付の人事で、持株の社長に専念するため、旧[[大正海上]]出身の江頭社長が代表権のある会長となり、後任に、旧[[住友海上]]出身の[[柄澤康喜]]専務が昇格し、柄澤専務と同じ旧住友海上出身の秦会長が取締役に退く。ここでもやはりたすきがけとなっている。</ref>。6月21日に、医療保険を中心とした第三分野保険の悪質な不払いにより金融庁から業務停止命令が言い渡され、井口と植村は最高顧問への就任を辞退して事実上、引責辞任した<ref>[http://job.yomiuri.co.jp/news/jo_ne_06062202.cfm 読売新聞 2006年6月22日 - 三井住友海上、医療保険を無期限停止…金融庁処分]</ref>。
 
 
 
2007年8月23日に、最高顧問を辞退し会社から去った井口と植村が7月23日付けで「常任顧問」として復帰していたことが判明した。「経営には関与していない」「人事委員会で了承を得ている」という理由で両人の復帰を公表していなかった。 両人の復帰により責任の所在が曖昧となり、[[報酬]]が支払われ専用室を与えるなどの対応が批判された。
 
 
 
== 関連会社 ==
 
* [[三井住友アセットマネジメント]]
 
* MSK安心ステーション
 
* 三井住友海上エイジェンシー・サービス
 
* MSKマリンサービス
 
* 三井住友海上キャピタル
 
* 三井住友海上ケアネット
 
* エーシー企画
 
* MSK保険センター
 
 
 
== 関連項目 ==
 
* [[保険]]
 
* [[損害保険]]
 
* [[生命保険]]
 
* [[2002 FIFAワールドカップ]]
 
* [[アンセム]]
 
* [[あいおいニッセイ同和損害保険]]
 
* [[三井住友海上福祉財団]]
 
* [https://www.facebook.com/pages/Ms%E3%83%A9%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%96/1476284735973170 MSラガークラブ](旧・三井住友海上ラグビー部。2015年現在、[[関東社会人リーグ (ラグビー)|関東社会人リーグ]]2部に所属)
 
 
 
== 注釈 ==
 
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== 脚注 ==
 
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2010年4月,三井住友海上グループホールディングスが,[[あいおい損害保険]]とニッセイ同和損害保険([[あいおいニッセイ同和損害保険]])と経営統合し,同時に社名を MS&amp;ADインシュアランスグループホールディングスに変更した。
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== 外部リンク ==
 
== 外部リンク ==
 
* [http://www.ms-ins.com/ 三井住友海上火災保険株式会社]
 
* [http://www.ms-ins.com/ 三井住友海上火災保険株式会社]
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[[Category:大阪府発祥の企業]]
 
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[[Category:千代田区の企業]]
 
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[[Category:日本の陸上競技チーム]]
 

2018/8/16/ (木) 23:44時点における最新版

三井住友海上火災保険株式会社(みついすみともかいじょうかさいほけん、英語Mitsui Sumitomo Insurance Company, Limited

損害保険会社。2001年三井海上火災保険住友海上火災保険が合併して発足。

2008年,持株会社として三井住友海上グループホールディングスを設立し,傘下に入る。

2010年4月,三井住友海上グループホールディングスが,あいおい損害保険とニッセイ同和損害保険(あいおいニッセイ同和損害保険)と経営統合し,同時に社名を MS&ADインシュアランスグループホールディングスに変更した。

外部リンク





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