リンゴ

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リンゴ(林檎、学名Malus pumila

バラ科の落葉高木。アジア中西部やインドの原産といわれ,日本には鎌倉時代に中国を経て渡来した。これはワリンゴまたはジリンゴと呼ばれるもので,今日,果樹として栽培されている系統は,主として幕末以後明治期に渡来したセイヨウリンゴの改良種である。セイヨウリンゴも種としては同一種できわめて古い時代に原産地からヨーロッパへ移入され,改良を重ねられた品種群である。樹高 6m,葉は卵形,鋭尖頭で帯白緑色をし,若葉には軟毛がある。春に,白色で径 3cmほどの美しい5弁花をつける。食用にする部分は花托の肥厚したもので,真の果実は芯の部分に相当する。リンゴは古くから広く栽培されてきたもので,2000年も前にすでに 22種の変種が数えられたといい,ヨーロッパやアメリカで改良が重ねられた結果今日では 1000をもって数えるほどの品種がある。