ランドサット

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ランドサット (Landsat)

land satelliteの略。地下資源の探査への利用を目的に NASAが開発した世界初の本格的陸域リモートセンシング衛星シリーズ。 1972年7月 23日に1号が打上げられ,現在は5号が EOSA社により運用されている。2号打上げまでは ERTS (アーツ) と呼ばれていた。 LANDSATは,いずれも太陽同期準回帰の極軌道衛星で,高度は1~3号が 915km,4・5号が 705kmである。搭載されているセンサは,1~3号はリターンビームビジコンカメラ RBVと多重スペクトル走査放射計 MSS,4・5号はセマティックマッパ TMと MSSである。その性能は,RBVが可視から近赤外の3バンドの観測波長域で解像度 40m,MSSも同様の4バンドで解像度約 80m,TMは可視から近赤外6バンド,熱赤外1バンドで,解像度はそれぞれ 30mと 120mである。これらのセンサにより,土壌の性質,植物の種類や分布,氷雪の分布,水や地表温度の分布等を観測する。また,LANDSAT6号は 93年 10月に打上げられたが,軌道投入に失敗,7号を 98年末に打上げ予定。




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