ラジオ日本ジャイアンツナイター

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ラジオ日本ジャイアンツナイター
ジャンル プロ野球中継(巨人戦)
放送方式 生放送
放送期間 1959年 -
放送時間 火曜 - 日曜 17:55 - 試合終了
放送局 RFラジオ日本
ネットワーク ぎふチャン
ラジオ関西(共に火曜 - 金曜のみ)
公式サイト 公式サイト
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ラジオ日本ジャイアンツナイター』(ラジオにっぽんジャイアンツナイター、Radio Nippon Giants Nighter)は、アール・エフ・ラジオ日本(RFラジオ日本)が放送しているプロ野球ナイトゲーム中継番組である。文字通り、読売ジャイアンツ(巨人)の試合を専門としている。

本項では、巨人戦専門となる前の同局のプロ野球中継についても記述していく。ネット局であるぎふチャンの「ゴールデンナイター」、ラジオ関西の「ラジオ関西ジャイアンツナイター」は各ページも参照されたし。

概要

1958年12月、ニュース・スポーツ・音楽を編成の三本柱とした開局したラジオ関東(当時)が、翌1959年シーズンより在京局に先駆けて完全中継を行って以来の同局の看板番組。第1回は同年5月2日平和台野球場で開催された西鉄ライオンズ大毎オリオンズ。この年は巨人戦48試合を中心にしたセ・リーグ55試合、パ・リーグ48試合、その他オールスター2試合の合計105試合を送った[1]

1977年10月に同局が読売新聞ニュースを放送する見返りとして、読売ジャイアンツ主催ゲームを独占中継する事となり、1979年シーズンより番組タイトルを従来の「ラジオ関東バッチリナイター( - かんとう - 、Radio Kanto Bacchiri Nighter)」から「ラジオ関東ジャイアンツナイター」へ改称。巨人軍を徹底的に追い掛ける番組となった。2005年までは「絶対巨人主義!!」をキーワードに、ニッポン放送文化放送が独占中継権を持つヤクルト主催ゲームを除く巨人戦のほぼ全試合を完全中継した。2006年以降はビジターの試合中継数は減少している。なお、祝日にデーゲームを生放送する場合でもタイトルの変更はせず、「ジャイアンツナイター」のまま放送する。

クライマックスシリーズに関しては巨人が出場するステージのみ放送するが、シーズンと同様の放映権の制約があるうえ、巨人が関与していてもビジター扱いとなるステージは中継しないこともある。また、巨人主催の場合でも、デーゲーム開催の場合はシーズン中と同様競馬中継を優先する(体育の日の祝日デーゲームの場合も、競馬が開催される場合は競馬中継を特番として放送する)。

2009・10年はライブチャット配信サイト「スティッカムJAPAN」で、2011年はUstreamにラジオ日本のIDを立ててジャイアンツナイターをインターネットラジオで放送した[注 1](デーゲーム試合開催時は、サイト上でライブ配信を行い、ラジオでの放送は中央競馬実況中継と重なるため録音での放送となる)。

2006年8月には、ラジオ業界初の試みとして、アメリカグアムのFM局FM104での生中継を実施した。

2009年シーズンより基本的に土曜・日曜の巨人ビジターゲームは中継せずレインコート番組を放送するようになった(2011年以後は金曜日から始まる3連戦が巨人ビジターとなる場合は対戦相手に関わらず金曜日も放送されず、レインコート番組を編成。2015年度は火-木曜に巨人ビジターカードが組まれる場合であっても放送されない試合が増えていた)。また土・日曜の巨人主催デーゲームはぎふチャンへ裏送り生中継を開始した。さらに甲子園球場大阪ドームなどの関西地区の試合もラジオ日本制作となった。ただし、2014年まではラジオ日本の実況+ラジオ関西と契約した解説者の組み合わせとなることはあった。

また2015年度以降、土・日・祝日に巨人主管のデーゲームがある場合のRF自社製作による録音ナイターと、GBS向けの事前の裏送り生中継は実施しないようになった。したがって巨人主管のデーゲームが行われる場合は、放送不可となるビジターの試合日とほぼ準じる形でレインコート番組を組むことになる。このため、[注 2]関東地区において巨人戦の放送を聞くことができない場合が発生するようになった(この場合、対戦相手の球団の本拠地に当たる地域のラジオ局で中継していれば、有料会員制「radikoプレミアム」で聴取できる)。

なお、RFでは2016年・2017年はTBSラジオおよびJRN加盟各局で放送する巨人戦中継の制作に協力し、RFの自社制作による巨人のホームゲーム中継の一部をJRN加盟各局に送出した。またTBS以外のJRN加盟各局が制作する巨人のビジターゲーム中継の一部を同時ネットした。このため、当番組で放送する巨人戦の試合数は、この2年間は一時的に増加した(後述[2][3]

しかし、2017年限りでTBSラジオがナイター中継放送から撤退したため、提携も終了。2018年は中継体制が2015年以前に近い形に戻ることになった。

2018年のビジターゲーム放送

セ・リーグについては中日戦のみ、CBCラジオとのネットを継続し、それ以外のカードは放映権の関係上元から放送できないヤクルト戦を含め、放送を行わない。パ・リーグとの交流戦については、ビジターゲームの設定がある3チームのうち、ソフトバンク戦のみRKB毎日放送からのネット受けを行う。ビジターゲームのネットを継続した2局はJRN単独加盟局である。

テーマソング

過去に「ロレーヌ行進曲」という楽曲が使用されていた。この曲は直前番組「ナイター見どころ聴きどころ」のテーマソングとしても使われ、こちらは当時の岐阜放送へもそのままネットされていた。現在使用している曲は、前テーマ後テーマとも、ラジオ日本ジャイアンツナイターオリジナルテーマソングである。

放送時間

  • 毎日17:55-試合終了
一時期は「日本一(放送開始時間が)早いナイター中継」と題し、事前番組を17:20から放送開始していた事もあった。
2004年シーズンまではBSデジタルラジオ「BS日テレラジオ445」でも巨人主催のホームゲームのみだが放送されていた。

中継終了時にエンディングBGMがある。このBGMはぎふチャンやラジオ関西(共に飛び降り時を除く)、RF制作の中継をネットする局(2018年以降 -)にも流れる。21:30までに試合終了した場合はクッションプログラム「ジャイアンツ・タイムズGiants Times)」を放送。また21:30以後も試合が続いた場合、日曜日以外は以後の番組の時間スライドはせず休止、ないしは時間短縮となる。[注 3][注 4]


ゲーム別放送状況(2018年)
放送局 火~金 土・日 備考
巨人主催 巨人ビジター カード無し 巨人主催 巨人ビジター カード無し
ナイトゲーム デーゲーム ナイトゲーム デーゲーム ナイトゲーム デーゲーム
対ヤクルト 対中日・ソフトバンク 他球団
ラジオ日本 ※1 R ※2 R R R R RFは月曜日に巨人戦がある場合(交流戦・祝日など)にナイター中継を行う場合がある。
デーゲームについては2015年度以降土日は生中継、録音ナイターとも放送をしない。
地方球場での巨人主催試合の場合、放送せずRとする場合がある
また巨人戦が基から組まれておらず、かつロッテ戦の試合が予定されている場合はRFのみ「マリーンズナイター」を放送する日もある
ぎふチャン R M ぎふチャンはRFが巨人戦を放送する場合でも独自にRとする場合がある[4]
ラジオ関西 ×
凡例
◎=RFは試合終了まで、GBS・CRKは最大延長21:30まで生放送(ビジターはカードにより現地局制作、またはRの場合あり)
R=レインコート番組(後述)を放送
M=GBSローカルのレインコート番組「GO!GO!ミュージックナイター」を放送
※1=火〜金曜日で祝日の場合はデーゲームでも中継する事がある(生中継の場合、ナイター枠の時間帯はRとなる)
※2=原則としてR
×=レインコート番組を含めて放送無し

制作担当局

※2016年・2017年のもの

地域(球団)/曜日 火・水・木 土・日
基本系列 JRN
北海道 HBC
宮城 TBC[* 1][* 2]
関東[* 3]西[* 4] RF[* 5]
東海 CBC[* 6]
関西[* 4] MBS ABC[* 7] MBS[* 2] ABC/MBS[* 2]
広島 RCC[* 8][* 7]
福岡 RKB[* 7]
  1. 月・水・木・金の場合、TBCは自社放送分をNRNネットとするため裏送りとなる。
  2. 2.0 2.1 2.2 土・日の当該ビジターゲームのナイターはLF-MBSライン予備兼用となり、LF(ニッポン放送)も加えた変則ネットになることがある。
  3. ヤクルト主催試合の放送はできない(日本シリーズおよび本拠地球場開催のオールスターゲームを除く。ヤクルトのビジターゲームは放送可能)。
  4. 4.0 4.1 TBSは巨人、在阪2局は阪神の試合を優先するため、DeNAとパ・リーグが主管に関係する試合はセ・パ交流戦を除いて裏送り供給となる試合が多い。
  5. RFについては、原則として巨人主管試合のみで年間20試合程度をJRN向けに制作(その逆で、RF/GBS/CRK向け<GBSは月曜を除く毎日、CRKは火-金曜のみ>にJRN各局が制作した巨人戦、及び巨人戦中止時の予備カードを放送する)。TBSは土・日に自社での放送を行わないが、相手球団の地元局への中継供給は行う。日本ハム・ソフトバンク主催試合が関東で開催された際は、要員の都合によりHBC・RKBに代わってTBSが担当することがある。また楽天主催試合が関東で開催され、かつTBCがNRN向けを自社で放送する曜日はTBSが担当することがある。2016年度より一部試合をRF製作によりJRN系列各局向けに放送する試合(TBS向けは火-金曜のみ)、及びTBS製作、ないしはJRN系列地方各局製作のものをRF・GBS・CRK(GBSは月曜以外の毎日。CRKは火-金曜のみ)に放送する試合がある。
  6. 中日主管試合はGBS向けには放送しない。またCBCラジオが中日戦以外のJRNナイターをRF・CRKに放送する場合も同様にGBSに放送しない。このため、「巨人対中日」戦(巨人主管)である場合はGBSへの配慮としてJRNナイターとしてはTBSが制作したものをCBC他各局に配信、RFは別制作でGBSとCRKに配給する。ただし、2017年度から、GBSでは土・日のナイターは定時放送では行わないことになったため、RF製作のナイターでの「巨人対中日」戦をCBCがネット受けする試合もある
  7. 7.0 7.1 7.2 過去にABC、RCC、RKB製作(または技術協力)でRF向け裏送りがあった
  8. 水 - 金の場合、RCCは自社放送分をNRNネットとするため裏送りとなる。

レインコート番組

以前は放送予定カードが雨天中止となった場合、ラジオ日本で放送できる範囲内の試合(ヤクルト主催試合以外。かつてはヤクルト・横浜主催試合以外が対象だった)であれば予備カードの補充が行われ、予備カードが全部中止となった場合に「ナイタースタジオ特集」を放送していたが、2007年 - 2014年は他に試合予定があっても予備カードはシーズン終盤の極わずかな例外以外原則設定していなかった。

荒天等による中継予定カードの中止時、TBSナイター中継撤退後も個別に提携関係を続けるJRN系列局から予備試合がネットできる場合は予備試合を設定するが、そうでない場合、あるいは元々巨人戦の開催予定がない日、巨人戦ビジターゲームの放送をしない・できない試合、および土曜・日曜の巨人ビジターゲーム等に「ナイタースタジオ特集」を放送する[5]


曜日・局別レインコート番組放送一覧(2018年)
曜日 RFラジオ日本 ぎふチャンラジオ ラジオ関西 備考(注参照)
基から放送がない日 ナイター中継中止の日 基から放送がない日 ナイター中継中止の日 基から放送がない日 ナイター中継中止の日
(定時番組) [注 5],[注 6]
17:55-21:00 60TRY部 17:55 - 21:00 ジャイアンツナイター・麻布台スタジアム
当番組実況アナウンサーの持ち回り
17:57 - 18:00 インフォメーション
18:00 - 21:00 Nine oh! for you
21:00-21:30 ミュージックスペース
17:57 - 21:00 ジャイアンツナイター・麻布台スタジアム
21:00-21:30 ミュージックスペース
18:00-21:00 KOBE JAZZ-PHONIC RADIO
21:00-21:30 名曲 街のうた
17:59-21:00 ジャイアンツナイター・麻布台スタジアム
21:00-21:30 アフターナイターミュージック
[注 7],[注 8]
18:00-21:00 名曲ラジオ 三浦紘朗です
21:00-21:30 名曲 街のうた
18:00-21:00 特別番組(週替わり)
21:00-21:30 名曲 街のうた
18:00-21:00 アナログ・コネクション
21:00-21:30 播州一のラジチューバー[注 9]
17:55 - 20:00 タブレット純 音楽の黄金時代
20:00 - 21:00 山本さゆりのミュージックパーク
17:55 - 20:00 タブレット純 音楽の黄金時代
20:00 - 21:00 山本さゆりのミュージックパーク
または17:55 - 21:00 GO! GO! ミュージックナイター
(18:55 - 19:00はNEWSぎふチャンのため中断)
(定時番組) [注 6],[注 8]
17:55 - 18:55 宮治惇一のラジオ名盤アワー
18:55-19:00 ラジオ日本ニュース・天気予報
19:00-20:00 THE BEATLES 10
20:00 - 21:00 クリス松村の「いい音楽あります。」
17:55 - 18:55 宮治惇一の名盤アワー
18:55-19:00 NEWSぎふチャン・天気予報
19:00-20:00 THE BEATLES 10
20:00 - 21:00 クリス松村の「いい音楽あります。」
または17:55 - 21:00 GO! GO! ミュージックナイター
(18:55 - 19:00はNEWSぎふチャンのため中断)

過去

1970-80年代

  • 1979年 「広川太一郎の歌謡ジャイアンツナイター」(「全国的に歌謡曲」「ザ・ビッグショー」「トニーのおしゃべり歌謡曲」)[6]
  • 1980年 「独占!!オールスタースペシャル」(「パーソナリティースペシャル」「バラエティースペシャル」「アグネス・チャンのYou&Me」)[7]
  • その後「ジャイアンツ(ミュージック)スタジアム」(「レッツゴー・ジャイアンツ」<プロ野球情報や他休場の試合経過 第1部=ここだけは生放送だった>と洋楽・邦楽番組1時間ずつ、のちにプロ野球情報、メジャーリーグ紀行、V9ポップファイル<巨人軍9連覇時代のポップス音楽を放送するもの>や、音楽番組(第二部)・過去の名選手の紹介(第三部))を組んだこともあった。
    1987年ごろから、月曜日のナイター開催が縮小されたため、月曜日のナイターは巨人戦開催日を中心とした不定期放送となる。その後ラジオ関西は月曜日は定時番組編成を優先するため、巨人戦の有無にかかわらずナイターの放送を廃止した[8]

2005・06年度

  • 「ギャオス内藤のGIANTS RADIO」。
    2005年のみ、CRKでの日曜日の放送を定時番組「長野祐也の政界キーパーソンに聞く」の枠確保(当時17:55-18:25)のため、18:25からの飛び乗りに変更(デーゲーム録音中継でも例外なし)。
    2006年から、CRKでの週末の放送については定時番組編成を強化する観点から、土曜日は廃止(巨人戦ナイターの有無に関係なく中継なし)、日曜日は不定期化(巨人対阪神のナイター試合<東京ドーム・甲子園の別を問わず>に限り19:00-21:20まで、かつ延長なしで放送)。

2007年度

  • 第1部:だからプロ。ジャイアンツプライド(17:55-19:30 出演・ギャオス内藤)
  • 第2部:時代と曲のアンソロジー 魔球の時間(19:30-21:30)
    ラジオ日本以外のネット局は21:00で終了。
    CRKについては、この年より日曜日も巨人戦の有無に関係なく放送廃止となったため、週末のナイター放送から撤退した。

2008年度

全時間を「The Golden 50s」という統一したテーマをつけた。RFラジオ日本開局50年記念という位置づけでこの表題にした。

  • 第1部「ジャイアンツプライド」(17:55-20:00)
    • 「ジャイアンツ・トゥディー」(19:00まで)と、「50の巨人伝説」(19:00から)の2本立てで、前半はその日のプロ野球の結果・経過、巨人の話題などを送る。後半は巨人軍の歴史に残る名勝負・名選手にスポットを当てる。
  • 第2部「とびだせ50曲」(20:00-21:00)
    • 毎回あるジャンル・テーマに沿って50にちなんだ音楽の数々(ある歌手のベスト50曲、あるジャンルのベスト50曲、50代歌手など)を放送する。

2009年度

ナイターオフシーズンで放送していた「マガジン」番組を編成。

  • 火曜日~金曜日
    • 第1部「ギャオス内藤のオトナのスポーツマガジン」(17:55-19:00)
      • ギャオス内藤をメインパーソナリティにその日のプロ野球・スポーツの結果・経過、巨人の話題等。
    • 第2部「くず哲也のオトナのスポーツマガジン」(19:00-21:00(ラジオ日本のみ19:00-21:30))
      • くず哲也をメインパーソナリティーにスポーツの話題から鉄道趣味「鉄の時間」、日本語に関する話題「国語の時間」、流行の話題「ナウい・イマい・トレンディ」、ミニラジオドラマ等。
  • 土曜日
    • 「サタデースポーツマガジン」(17:55-21:00)
      • その日のプロ野球・スポーツの結果・経過、翌日の中央競馬予想、巨人の話題等。パーソナリティーはジャイアンツナイターのラジオ日本実況陣から任意の二人。
  • 日曜日
    • 「前田幸長のサンデースポーツマガジン」(17:55-21:00)
      • 前田幸長をメインパーソナリティにその日のプロ野球・スポーツの結果・経過、プロ野球の話題、リスナーからのプロ野球に関する質疑応答等。

2010年度・2011年度

この年から変革された事項

  • ラジオ関東時代より続いていた2部制(一時は3部制)が完全に撤廃される。
(但し6月放送分から内部的に2部制復活)
  • 長年第1部ナイターナビゲーターを続けてきたギャオス内藤が降板する。
  • ラジオ関西のみ、中継カードの無い場合はローカル番組を編成する(2010年は火曜日・木曜日に限り実施。火曜日・木曜日については、巨人戦デーゲームの録音放送となった場合や、「ラジオ日本マリーンズナイター」となる場合も同様の措置だが、水曜日・金曜日は2011年も含め、デーゲーム録音放送や「マリーンズナイター」もネット受けする)。但し当初放送される予定の試合が中止の場合は従来通りラジオ日本からの番組をネットする。
  • ラジオ日本で21:00~21:30に放送されるクッションプログラムは、中継予定試合中止時のみ「ジャイアンツ・タイムズ」を放送。それ以外の場合は「ザ・流行歌」を放送。
  • 応援ラジオ・どんまい!」(平日、17:55-21:00)
    • 放送作家の東海林桂(2010年度のみ出演)をメインパーソナリティーに据え、不特定のラジオ日本実況アナウンサーが務める『ナイターナビゲーター』を進行役にスポーツの話題から鉄道趣味「鉄道くらぶ・臨時運行」(東海林はラジオ日本・土曜日21:30の「鉄道くらぶ」のパーソナリティーでもある)、音楽特集等。
    • 6月から17:55~19:30をナイターナビゲーターのみ出演でスポーツの話題を取り上げる「どんまい!スポーツ」、19:30~21:00を東海林とナイターナビゲーターで文化的な話題と音楽特集を取り上げる「どんまい!エンタメ」の二部構成にリニューアルした。但し番組タイトルは全編通して「応援ラジオ・どんまい!」としている。
    • 2011年度は「スポーツ」「エンタメ」の二部構成を維持するが、「どんまい!エンタメ」のパーソナリティーはくず哲也中川ちひろに変更。
ラジオ関西のみの予備番組(ナイター放送予定がない日)
(2010年度)
※水・金曜日はラジオ日本の番組をネット
(2011年度)
  • 火・木曜17:55-19:00 時間です!林編集長(第2部)
  • 火曜日19:00-21:40 夜のピンチヒッター
  • 木曜日19:00-21:40 ジャズライブinソネ
  • 水曜・金曜17:55-21:00 まるスポ!(ウェンズデー・フライデー)(ラジオ日本・ぎふチャンの放送カードがない日のみ。左記2局が巨人戦以外を含めたナイターの試合を放送する場合はナイターor雨天予備番組を放送)
  • 同21:00-21:40 名曲CDスペシャル(同上)(洋楽特集番組)
以下はラジオ関西では定時番組のため放送せず
  • 「応援ラジオ・どんまい!サタデー」(2010年土曜のみ、17:55-21:00)
    • その日のプロ野球・スポーツの結果・経過、翌日の中央競馬予想、巨人の話題、ゲストを迎えてのトーク等。パーソナリティーは内藤博之もしくはラジオ日本実況アナウンサー。東海林氏は出演しない
  • 「デンリク3G」(2010年日曜のみ、17:55-21:00・ぎふチャンは17:55-20:55)
  • 山本さゆりのミュージックパーク」(2011年度土曜・日曜17:55-21:00)
    • シンガーソングライター・洋楽評論家の山本さゆりが往年のポップスヒット曲を選曲して紹介する音楽番組

2012年度

  • 火-金曜[9]
    • 17:55-19:30 鈴木淑子のお気に召すまま(ナイターが元から放送される予定がない日のみ)
    • 19:30-21:30 くず哲也のどんまい!!(ナイターが雨天中止である場合は17:55-21:00)
    ※ラジオ関西は巨人が関与しない試合のネット受けは金曜のみ[注 10]とし、火-木曜は当初から試合がないか(あるいは中継の予定が組まれていないか。この場合は金曜も該当)、あるいは巨人が関与しない試合と、巨人戦であってもデーゲームの録音中継をRF/GBSが中継する日である場合は自社制作の別の予備番組の放送となった。
ラジオ関西のみの予備番組(ナイター放送予定がない日)
  • 火・水・木曜17:55-19:00 時間です!林編集長(第2部)
  • 火曜日19:00-21:40 夜のピンチヒッター
  • 水曜日19:00-21:40 ジャズライブinソネ
  • 木曜日19:00-21:40 木村三恵のアイドルパラダイス
  • 金曜日17:55-21:00 まるスポ!フライデー(ラジオ日本・ぎふチャンの放送カードがない日のみ。左記2局が巨人戦以外を含めたナイターの試合を放送する場合はナイターor雨天予備番組を放送)
  • 同21:00-21:40 名曲CDスペシャル(同上)
以下はラジオ関西では定時番組のため放送せず

2013年度

  • 火-金曜17:55-21:00 僕も私もジャイアンツナイター[10]
    • パーソナリティーは火曜がくず哲也、水-金曜はラジオ日本アナウンサーが持ち回りで担当。
    ※ラジオ関西はこの年から金曜日も含めて巨人が関与しない試合を一切ネット受けしなくなった(また従来通り、ヤクルト戦、および週末にかかる試合や一部の交流戦におけるビジターでの放送できない試合についてもネットしない)。そのため、上記番組も試合中止でない限り放送されなくなった。なお、ナイターが元から放送されない日の独自の予備番組は2012年度に同じ。
以下はラジオ関西では定時番組のため放送せず

2014年度

※ナイターが元から放送されない日のラジオ関西独自の予備番組は2012年度に同じ。
以下はラジオ関西では定時番組のため放送せず

2015・16年度

2017年度

  • RFは基からナイターがない場合は2018年に同じ。
  • GBSはRFが基からナイターがないときはRFの番組をそのまま放送。RFが中日対巨人戦、もしくは巨人戦以外のカードを放送した場合、放送予定試合が中止になった場合、また土日のナイター中継を廃止したため土日にRFがナイターを放送する場合は差し替えて「GO!GO!ミュージックナイター」を自社放送。(土日の差し替えを除いて2016年も同様。)
  • CRKはRFが基からナイターがない、または巨人戦以外のナイターを放送する場合、以下を自社放送。(2016年も同様。)
    • 火曜日 KOBE JAZZ-PHONIC RADIO
    • 水曜日 木村美恵のアイドルパラダイス
    • 木曜日 名曲ラジオ三浦紘朗です
    • 金曜日 夜のピンチヒッター
  • GBS・CRKともに地方球場主催試合を中心に巨人ホームの一部試合も差し替えて自社番組が放送されることもあった(差し替え試合はGBS・CRKで異なる。2016年も同様。)。

リスナー参加企画

  • 当番組ではラジオ関西・ぎふチャンと共同で「ジャイアンツ月間MVP」を2004年度まで制定した。この制度はそれぞれの月の読売ジャイアンツの選手で最も活躍した選手を解説者の意見とリスナーの投票を基に決定したものである。但し解説者の意見も選考の重要なファクターとなるため、必ずしもリスナーの最多得票選手が選出されるとは限らない。
  • 月間MVPに選ばれた選手に投票されたリスナーには賞金や選手のサイン入りグッズなどがプレゼントされた。
  • 2005年度は交流戦特別企画として、パ・リーグ参加6チームの主催試合(即ちビジター)でそれぞれのホームタウンの名産品をプレゼントする企画を行っている。
  • 2011年は原辰徳監修の焼酎をプレゼントする企画が行われている。これは事前に申し込みをしたリスナーに対し、巨人軍の選手がその試合にホームランを打った本数分の人数に贈呈するもの(当選はホームランが出た都度発表される)。ただしホームランがなかった場合でも1人に必ず贈呈する

出演者

解説者

実況アナウンサー・リポーター

  • 内藤博之(2017年までは実況も担当していたが、2018年は基本的にベンチリポートならびにスタジオ担当のみ)
  • 細渕武揚
  • 矢田雄二郎
  • 木村季康(2017年までは実況のみの担当であったが、2018年からはベンチリポートも担当。中央競馬の実況の担当がメインのため、平日のみの出演)
  • 石黒新平(2010年を最後にいったん離れていたが、2016年より当番組に復帰)
  • 斎藤一平(本番組は2018年6月7日より、『マリーンズナイター』を含めると2017年8月より登場。当面はベンチリポートのみ担当。木村同様に中央競馬の実況の担当がメインのため、平日のみの出演)
  • 真鍋杏奈(2018年4月14日初登場。ベンチリポートのみ担当、主に週末中心)
木村・石黒・斎藤・真鍋は局アナではなく契約スタッフでの出演
上記の中から若干名は2014年の火曜日-金曜日の雨天中止時の予備番組「ジャイアンツナイター・麻布台スタジアム」を持ち回りで担当する(2013年度は火曜日を除き「僕も私もジャイアンツナイター」も担当)
以下はナイターナビゲーターのみ(全員局アナではなく契約スタッフでの出演)

※なお、ナゴヤドームでの試合の出演者については、CBCドラゴンズナイターの項を参照のこと。

過去の出演者

※「〜バッチリナイター」時代の出演者も含む。

過去の解説者

  • 青田昇(日本テレビ・テレビ東京兼)(1981年 - 1997年)
  • 飯島滋弥
  • 宇野光雄
  • 児玉利一
  • 千葉茂
  • 南村侑広(日本テレビ兼)
  • 宮田征典
  • 浅野啓司(テレビ朝日兼)(1985年 - 1989年)
  • 有本義明(TBSラジオ兼)
  • 江藤省三(NHK-BS1兼)(1997年 - 2002年)
  • 江夏豊(日本テレビ・朝日放送兼)(1985年 - 1992年)
  • 大沢啓二
  • 鹿取義隆BS-TBSTBSチャンネル兼)(2004年 - 2017年途中) ※現・読売ジャイアンツゼネラル・マネージャー (GM)
  • 河村保彦(1973 - 1977年。ラジオ関東のナゴヤ球場への乗り込み自社制作時に担当)
  • 国松彰(1980年、1989年 - 1997年。2013年5月28日の「巨人対ソフトバンク」と同年10月17日の「クライマックスシリーズ 巨人対広島」では「亀屋万年堂会長」の肩書きで単発復帰)
  • 黒江透修(日本テレビ兼)(1979年 - 1980年)
  • 小林聖始(日本テレビ・広島テレビ兼)(1989年 - 2004年)
  • 駒沢悟(出演当時スポーツ報知記者。現:スポーツジャーナリスト)
  • 杉山悟
  • 高田繁(日本テレビ兼)(1993年 - 1995年。2002年 - 2004年)
  • 高橋一三(1997年 - 2001年。2006年 - 2008年)
  • 高橋直樹(日本テレビ兼)(1987年 - 1992年)
  • 高橋慶彦(テレビ東京・テレビ大阪兼)(1993年 - 1994年)
  • 土井正三(日本テレビ兼)(1989年 - 1990年。1994年 - 1995年)
  • 中畑清(日本テレビ兼)(1990年 - 1992年。1995年 - 2011年。2016年に解説者に復帰し複数の局でゲスト解説を担当するが、現時点で当番組への出演はなし)
  • 中村稔(1984年 - 1988年。1993年 - 1996年)
  • 新浦壽夫(日本テレビ・福岡放送兼)(1993年 - 2001年)
  • 野村謙二郎(日本テレビ・広島テレビ兼)(2006年-2009年。2015年にもゲスト解説者として出演)
  • 平田翼(野球記者。2003年まで「ジャイアンツ・ウォッチャー」の肩書で出演。2004年は前座番組キャスターをギャオス内藤とともに担当)
  • 広岡達朗(1967年 - 1969年。1972年 - 1973年。1980年 - 1981年。1998年 - 2007年)
  • 堀内恒夫(日本テレビ兼)(1986年 - 1992年)
  • 堀本律雄(文化放送兼)
  • 松本匡史(日本テレビ兼)(1988年)
  • 森脇浩司(2010年)
  • 屋鋪要(NNN24(現日テレNEWS24)兼)(2000年 - 2003年)
  • 山根和夫(1991年 - 1996年)
  • 山根俊英
  • 山本功児(2006年 - 2007年)
  • 吉村禎章(日本テレビ兼)(2013年 - 2017年)
以下はラジオ関西からの派遣ならびにネット受けの際に登場(同局からの解説者の派遣は2014年度を最後に実施されなくなった)。

ゲスト解説者

過去の実況アナウンサー・リポーター

ラジオ関西制作の中継に登場(2008年度を以て制作撤退)。
RFの坪内、芦川、ラジオ関西の牛尾、桐山、清水の各アナウンサーは局アナではなく契約スタッフでの出演

球場内企画

2007年度〜2008年度の東京ドームでの巨人ホームゲーム63試合において、ラジオ日本と巨人軍の提携企画「GFM」を行う。単なる試合解説だけでなく、巨人ファンを称する各界著名人をゲスト解説者として迎え、巨人軍応援実況を展開する。会場では先着順2000人に無料レンタルを行う。(市販のラジオでも受信可能)また2008年は新しく「G-PO」会員を対象としたレンタルも行われていたが、2009年度以降は実施無し。

また東京ドーム右中間の柱に番組宣伝広告を設置。もしここに直撃するホームランが出た場合にはそれを予想したリスナー50組100人を東京ドームに招待するクイズキャンペーンが行われる。

2014年は随時「東京ドームFM」と題し、年数試合の予定で場内限定FM放送を開局して巨人ファンの著名人による試合解説を行う[12]他、ミニFMとは別に、ビジター側に当たる3塁側の客席を利用して、巨人OB、および試合日により対戦相手側チームのOBによる試合解説を聞くことができる音声ナビゲーション付の「レジェンズシート」[13]のサービスも行っている。

JRN・NRNとの関係

開局当初は基本的に自主制作であったが、当時は在京ラジオ局がプロ野球中継を全曜日放送ではなかった事もあり、中部日本放送(CBC)・東海ラジオ放送(SF)・毎日放送(MBS)・朝日放送(ABC)・ラジオ関西(CR)・中国放送(RCC)など球団所在地の放送局と裏送りを含む暫定的なネットワークを組んで、関東地区以外の試合中継に対応していた。

1965年5月にJRNNRNが相次いで結成されると、これらネットワークとは無関係だったラジオ関東は取り残される結果となり、関東地区以外の試合を中継する場合にも現地に乗り込んで制作を行う事になった。しかし、ネットワークは岐阜放送と近畿放送(現在のKBS京都)しかなかった。またラジオ関東自体も出力30kWであるがゆえに、神奈川・東京以外では聴取が難しく、聴取率も在京局に差をつけられ、営業面でも苦戦していた[14]

大洋戦放送権本格獲得

1967年(昭和42年)から、それまで散発的だった大洋ホエールズ(現:横浜DeNAベイスターズ)主催ゲームの中継を本格的に開始。

これは前年シーズンオフ、TBSとフジテレビが広島東洋カープ主催の対読売ジャイアンツ戦から日本テレビを締め出そうとした事で[注 11]、TBS・フジと日テレの間で紛争が起こり、日テレと読売新聞が報復措置として巨人主催ゲームのラジオ放送からTBSラジオ=JRN・ニッポン放送&文化放送=NRNを締め出してラジオ関東・NHKラジオ第一放送・日本短波放送のみに放送権を与え、またその報復としてTBSが大洋ホエールズ主催ゲームからラジオ関東を締め出そうとした問題が発端となっている。
この問題には日本広告主協会の理事長(当時)だった服部礼次郎(当時精工舎専務)らが仲介に入ったが解決まで時間を要し、中部日本放送(現:CBCラジオ)も4月第2節に予定していた「中日 vs 巨人」のラジオ関東への裏送りを「日本テレビと提携している局に中継を認めるわけにはいかない」拒否する事態となり、ラジオ関東は急遽パ・リーグの「近鉄 vs 南海」を編成した。また、中国放送も開幕前に初の広島戦の年間全試合中継を告知していたのが[15]、日本テレビから「巨人 vs 広島」開幕3連戦の放送を拒否される事態となった[16]
結局、4月25日にTBSとフジテレビが譲歩して日本テレビが広島対巨人戦を2試合並列放送を認める事で合意し[注 12]、読売新聞が巨人主催試合のラジオ放送からのJRN・NRNの締め出しを撤回した見返りとして、大洋主催ゲームの優先放送権をラジオ・テレビ共に保有していたTBSが見返りとしてラジオ関東の締め出しを撤回したものだった[17][18]。またCBCもラジオ関東への裏送りの拒否を撤回して再開した。

その後、巨人戦についてはヤクルト・大洋・巨人主催の全てが自社制作で中継できる体制が1977年まで続いた。特に予備カードはラジオ関東の本社が神奈川県にある事から、大洋主催ゲームとなることが多かった。関東地区以外での試合についてはCBC・MBS・RKB・RCC等が裏送りした他、RFの乗り込み自社制作もあった。また、関西地区では前述の通りKBSがネット受けした他、大阪放送(ラジオ大阪・OBC)も日曜日の関東圏開催のビジターの南海ホークス戦を『ホークス日曜ナイター』として裏送りを含むネット受けで放送したことがあった[注 13]。この2局はNRNに発足と同時に加盟していたが、放送区域が被るABC・MBSとの兼ね合いでNRNナイターのネットに参加していなかった。

バッチリナイターからジャイアンツナイターへ

1974年(昭和49年)3月にTBS(東京放送。会社としては、現:東京放送ホールディングス)の株を放出して以来、在京ラジオ局との繋がりを持たなかった読売新聞社は有事の際の報道手段のひとつとして中波ラジオ局を持つ事が必要であると判断。1977年(昭和52年)、在京の各ラジオ局に対し、「読売新聞ニュース」を自社および系列局で放送する事を条件に読売ジャイアンツ主催試合の中継を認める事を提案した。

しかし、当時のTBSは筆頭株主であった毎日新聞社が経営悪化に伴い株式を大量に放出した事で、漸く新聞資本から脱却できた時期であった。

また、ニッポン放送は総帥・鹿内信隆(当時会長)を通じフジサンケイグループの中核会社として位置していた。

さらにJRN・NRNともに地方系列局は地元新聞社の資本が入っている局が多かった。これらの理由から、当初この提案に乗り気だった文化放送を含めた在京局各社は、結局許諾不可能としてこの提案を拒否した。

TBS・文化放送・ニッポン放送がそれぞれ拒否をし、系列局への呼びかけを続けたため、手をこまねいている隙間を縫って、ラジオ関東がこの提案を受諾。開局以来放送された「毎日新聞ニュース」は1978年(昭和53年)1月1日より「読売新聞ニュース」に切り替わり、ラジオ関東バッチリナイターは「ジャイアンツナイター」と改題。読売ジャイアンツ戦完全独占という新しい展開がスタートした。 読売ジャイアンツ主催試合を中継できなくなったJRN・NRNはこれに対抗。ラジオ関東の完全締め出しを図り、系列局に対しラジオ関東とは「ネットを受けない、送らない、送らせない」三原則を呼びかけた[19]。なお、このルールはいずれか一つでも違反があった場合はJRNならびにNRNから除名・追放を行うという厳しいものであった。さらに横浜大洋ホエールズTBSラジオヤクルトスワローズは文化放送とニッポン放送、中日ドラゴンズは中部日本放送(CBC)と東海ラジオ、阪神タイガースは朝日放送(ABC)、広島東洋カープ中国放送(RCC)がそれぞれ優先契約を締結した事で[19]、逆にラジオ関東は他のセ・リーグ球団主催試合が中継できなくなることとなり、該当日はパ・リーグの試合(主に日本ハムロッテ阪急主催)や雨傘番組を放送した[20]

なお、兵庫県のラジオ関西は、これまで在阪局に押さえられていた読売ジャイアンツ絡みの試合を中継する事で、営業強化が図れると判断。NRNの申し入れを無視して新たに「ジャイアンツナイター」のネット受け入れを行い、前述のルール通りNRNから除名処分を受け、TBSラジオも『全国こども電話相談室』の関西地区ネット局をラジオ関西(JRN非加盟ながら特例でネット受けし、制作にも関与)からJRN幹事社である毎日放送に変更した。

また、これまでラジオ関東からナイターをネット受けしていた近畿放送は、これを機にNRNナイターのネットに切り替えた。

NHKラジオ第1放送と日本短波放送(現:ラジオNIKKEI)は局の性格上、「読売新聞ニュース」非放送による中継排除の対象とならなかったため、巨人主催試合の中継が継続できた。このため、NHKはRCCラジオが巨人主催広島戦を放送出来なくなったことによる広島県の事情を考慮して、同カード13試合の放送権を獲得して放送した[21]

TBSとの連携へ

しかし、読売ジャイアンツ主催試合の中継が出来ない事で在京ラジオ局は軒並み営業成績が落ち込み、地方聴取者からの不満も集中した。このため読売新聞社と在京ラジオ各局は再交渉に及び、TBSは巨人主催ゲームの中継をラジオ関東から購入することを提案、これに読売新聞社・ラジオ関東が受諾[19]。TBSラジオおよびJRNは翌1979年(昭和54年)から読売ジャイアンツ主催試合の中継を再開した。

この時の条件は、TBSラジオがラジオ関東が制作する巨人主催ゲームの中継を購入し、かつ中日・阪神・広島主催ゲームの中継をTBSを窓口としてラジオ関東に販売することになった[22]。また関西地区のJRNナイターネット局はラジオ関西に配慮してMBSとABCに振り分ける(この振り分けは以前から行われていた)といった物であった[22]

中でも、巨人主催カードでは、1979年~1981年の3年間はRF主導の共同制作という形式(事実上RFの「TBS用裏送り」またはTBSの「RF用裏送り」と同じ)を取ったため、RFのアナウンサーと解説者がTBSの中継に出演し、時にはTBSアナとRF解説者、RFアナとTBS解説者という組合せとなる場合もあった[22]1982年(昭和57年)からは、放送権はRFから購入する形でTBSが自社制作を行った(1993-1994年は放映権を読売新聞から直接購入になったが、1995年以降RFからの購入に戻っている)。

甲子園球場など、阪神主催試合をラジオ関東→ラジオ日本が中継する場合、解説・実況はABCラジオとTBSラジオがほぼ交互で担当、この状態は1992年(平成4年)まで続いた[注 14]。なお、ABCラジオはJRN/NRNクロスネットであるが、ABC主管による裏送りであった場合は曜日にかかわらずJRN扱い(本番用は月・金[注 15]がNRN、他がJRN扱い)での放送であった。

また、広島の主催試合も、場合によって解説者・実況アナウンサーの両方もしくは一方はRCCからの出演となることもなり(RCCからの出演がない場合はRFが派遣。実況と広島ベンチリポートの両方またはいずれかをCRが派遣する場合もあり)、中日主催はCBCからの裏送りという形となった[注 16]

TBSラジオの二重製作による巨人対阪神戦の月・金曜ABC向け、火~木・土・日曜MBS向けの裏送りはRFから認められなかったため、該当日のABC・MBSはNRNナイター本番カードまたは関西本拠パ・リーグ球団(阪急・南海・近鉄)主催ゲームの自社製作中継を放送した。

ニッポン放送はTBSラジオのこの抜け駆けを許さず、ヤクルトスワローズ・横浜大洋ホエールズ主催試合の独占中継権を獲得。文化放送とNRN系列局には放送を認めたが、TBSラジオとラジオ関東には放送を認めなかった[22]

また、この時よりNRN・JRNクロスネット局でのNRNナイター放送日が原則水曜日金曜日と固定された[注 17](なお、これらの影響やスポンサー確保の観点から北日本放送和歌山放送山口放送がJRNに、北陸放送[注 18]南海放送[注 19]がNRNに加盟することとなった)。 RF独占時代、巨人対広島戦や広島戦非開催・デーゲーム時の巨人主催ゲームを放送できなかったRCCは、巨人主催の際はJRN、ヤクルト・大洋主催の際はNRN(土・日曜は年度によりQR-NRNの場合とLF裏-ABCラインの場合あり)に担当曜日に関係なくラインを変更することによって、広島ビジター戦の全試合中継や、広島戦非開催・デーゲーム時の巨人戦優先中継ができるようになった。

その後、日本テレビの働きかけや前述の「三原則」の緩和により日本テレビ系列の兼営局を中心に、月曜日に限り「ジャイアンツナイター」のネットを行う局が増え、札幌テレビ放送(現:STVラジオ)では土曜日日曜日のNRNナイターを「ジャイアンツナイター」に差し替えて放送するようになった。北日本放送・西日本放送や九州朝日放送も一部の曜日で「ジャイアンツナイター」を放送した。また、RCCもナイターオフの消化試合の巨人対広島戦に限って「ジャイアンツナイター」をネットしたことがある。

NRNへの開放

やがて、佐川急便疑惑に関する一連の報道でTBSと読売新聞社の関係が悪化。1992年7月に読売新聞社は1993年より巨人主催ゲームのラジオ中継をオープンにすると発表[23]。これにより、NRNも1993年から読売ジャイアンツ主催試合が中継できるようになり、TBSラジオの優位は崩壊。TBSラジオでの読売新聞ニュースは再び打ち切られた。

この頃から関西地区での「ジャイアンツナイター」はABCに代わってラジオ関西が制作協力を行うようになり、TBSラジオは1994年(平成6年)からヤクルトスワローズ・横浜ベイスターズ主催試合をどちらかが読売ジャイアンツと対戦を行っている裏カードに限りニッポン放送から放映権を購入する形でJRN全国ネットでの放送ができるようになった[23]。またRFラジオ日本も1995年にこちらは裏カードの巨人戦の有無に関係なく巨人戦以外のカードが試合数を限定して開放され、当該球団主催ゲームのニッポン放送との並列で放送をしたことがあった。

しかし、CBCは東海ラジオ(NRN単独加盟)との関係上ヤクルトスワローズ対中日ドラゴンズ戦のネットが認められず、予備カード(主にABC・MBS・RCC制作による阪神と広島の対戦や、パ・リーグ公式戦の愛知県・岐阜県開催時のCBC自社制作中継)または雨傘番組に差替えを余儀なくされた[注 20]

またRFラジオ日本制作のヤクルト主催ゲームも、対阪神タイガース戦をラジオ関西へ、対中日ドラゴンズ戦を岐阜放送へネットすることは認められず、該当時はCBCと同様に予備カード(ラジオ関西制作またはRF裏送りのオリックス・近鉄・ダイエー主催ゲーム、RF裏送りの日本ハム・ロッテ・西武主催ゲーム)または雨傘番組で穴埋めした。

一方、クロスネットのABC・MBS・RCCはヤクルトスワローズ対阪神タイガース/広島東洋カープ戦ではJRN受けの曜日でもNRNにラインを切り替え、またはニッポン放送(RCCの土曜日・日曜日のナイターは文化放送の場合もあり)協力による自社制作で放送した。横浜ベイスターズ主催ゲームのTBSラジオ・JRNの制作・放送についても同様の扱いだったが、こちらは中日戦ビジターゲームの中継本数を東海ラジオと均等にしたい中日新聞の意向もあり、特例で1995年からニッポン放送が対中日戦のCBCへの別制作・裏送りを実施していた。

なお、地元球団のビジターカードでない場合は、TBS・RF制作のヤクルト・横浜主催ゲームの中継がCBC・GBS(対阪神・広島)・MBS・ABC・CRK(以上対中日・広島)・RCC(以上対中日・阪神)でも放送できた。

横浜売却問題以後のRFとNRN

2002年(平成14年)1月、TBSが横浜ベイスターズのオーナー企業となったのを機に、TBS・RF共に横浜ベイスターズ主催の対読売ジャイアンツ戦も中継できるようになった。また、CBC・ABC(月・金除く)・MBS(月・金のみ)・RCC(水~金除く)向け横浜主催の各地ビジターチーム戦の中継もTBSラジオ制作(またはTBSラジオの技術協力による自社制作)での放送が復活した。これは、2011年末にTBSからディー・エヌ・エーに親会社が移動して発足した、横浜DeNAベイスターズ主催試合でもこの中継体制に変わりはない。

一方でニッポン放送は、東京ヤクルトスワローズ(2006年にヤクルトスワローズから改称)主催試合の独占中継権を未だ手放しておらず、2002年からTBSラジオとJRN単独加盟局(CBC、RKB毎日放送琉球放送)では東京ヤクルトスワローズの主催試合が再び放送できなくなった一方、RFラジオ日本は2003年まで認められた後撤退した[注 21]

また大阪のABCラジオ、MBSラジオではJRNナイター放送日(月曜と金曜はMBS、他の曜日はABC)でも長年ニッポン放送技術協力の形でヤクルト対阪神戦の実況を行っている(かつては阪神戦以外のヤクルト戦もLF制作で裏送り放送していたが現在は縮小されている模様。またNRN独占中継時の横浜戦も同様の体制をとっていた)。

2018年現在、ヤクルト主催試合はNRNのみが放送権を有しているため、JRN単独加盟局、ラジオ日本、エフエムナックファイブ(NACK5)[注 22]、2015年開局のコミュニティFM局であるRakuten.FM TOHOKUはヤクルト主催試合を放送できない。NHKは巨人主催試合はどのカードも放送できるが、ヤクルト・DeNA主催試合は対巨人戦以外のカードが中心で、対巨人戦は年度により散発的に放送する程度であり、ヤクルト主催のクライマックスシリーズは中継しない。ラジオNIKKEIは2018年現在、野球中継を行っていない。

JRN単独局発の裏出し制作

先述のとおり1992年まで、TBSラジオ・ABCラジオ(ABCはNRNとのクロスネットであるが、JRN扱いとして)からの裏送りによる阪神戦主催試合の放送が数例あった。中日ドラゴンズ主催試合については以降もCBCが裏送り出しで制作を行い、出演者はCBCの解説者、アナウンサーが務めていた。ただし、ベンチ裏のリポーターについては、ラジオ日本に所属する実況アナウンサーが務めた(2015年度は中日ドラゴンズ主催試合の中継が無かった)[注 23]

また、2006年以降のセ・パ交流戦においての福岡ソフトバンクホークス対読売ジャイアンツ戦でも、RKBが配信または制作協力を行っている(行われなかった年もある)。

TBS・RF提携復活とTBSナイター放送撤退以降

2016年、TBSラジオとラジオ日本の提携が24年ぶりに復活し、RFが年間19試合の巨人主催試合をTBSを含むJRN系列各局に向けて放送し、またTBS(TBSはDeNA主催試合を担当)及びJRN系列の対戦相手各地の各地方局(HBC、TBC、CBC、RCC、RKB。ABCとMBSが並列加盟している大阪府はTBSへの配信と同様に火~木曜はABCが、金曜はMBSが担当。RCC・TBCの水~金曜は裏送り)からも巨人ビジター・年間30試合程度を中心に随時ネット受け中継を行うとしている。これにより、RFで放送される巨人戦の放送カードは年間80試合以上を占めるという[2][3][24]

予備補充もJRN各局から行うが、GBSについてはCBCとの同一番組のネットを避けるため、予備カードはネットしない(巨人主催の中日戦については、GBSへの配慮から、GBSもナイター中継を行う日において、CBCは基本的にTBS製作のものをネットするか、裏送りによるCBC乗り込みのみとしており、RF製作としてのJRNナイターの放送を行わないことでGBSが放送できない状況を回避していた)。CRKはABC・MBSとサービスエリアが重複するが、こちらはCBC・GBSとは異なり重複放送となる[注 24]

RF側が制作担当の場合、実況アナ・巨人側のベンチリポーターはRFのアナウンサーが、対戦相手のベンチレポーターはその球団の地元にあるJRN系列局のアナウンサーが担当するのを基本とした。またJRNから巨人ビジター戦をネットした場合はRFからはリポーターは出さなかった[注 25]

尚、JRNナイター枠から外れる土日については、JRN側の局はローカル中継もしくはJRN各局の個別ネットの扱いとなるが、RFへのネットは行わなれず、巨人主催試合についてもTBSがJRN各局への裏送りもしくは自社制作への協力を行う[注 26]

巨人主催の対中日戦については、上記のとおりGBSとCBCのサービスエリアの重複での干渉を避けるという点を踏まえ、RF製作のものをJRNナイターの扱いとせず、従来通りGBS・CRKとの3局ネットとして、JRNナイターはTBSの制作とした[注 27]

2017年には一部の日程でRFの巨人主催ゲームやJRN系列局制作の巨人ビジターゲームをRFで本番、TBS-JRNで第1予備として、本番カードにTBSまたは系列局制作の裏カードを組み込む例が発生しているが、TBS-JRNでの本番カードが屋外開催の中日が関与する試合(CBC自社制作の浜松・北陸などでの主催試合を含む)やCBCに放送権のない「ヤクルト vs 中日」の裏カードの場合、当該カードをCBCが放送し、かつGBSがネット受けするRFやJRN系列局の巨人戦をそのまま予備カードとして組み込むため、巨人戦が予備から昇格するとCBCとGBSで同一の中継が放送される可能性が発生した[注 28][注 29][注 30]

なお、ABC/MBSが「巨人 vs 阪神」を放送する場合は、局側の都合で在阪局からの派遣をしない場合を除いてTBS・ニッポン放送文化放送のいずれかの技術協力[注 31]の自社乗り込み放送が基本となるため、RFナイターを流すことは少なかった[注 32]。また、「マリーンズナイター」の予備カードでもJRNナイターが編成されるようになった。

TBSは2018年からナイター放送を完全廃止したが、引き続きCBCやRKBからのビジターカードのネットは継続する他、土・日曜の巨人主催デーゲームではABC・RCCへの制作協力を行う(RCCへはロッテ主催でも実施)。また、GBSへの中日新聞の資本参加などの諸情勢の変化から、中日が関与する試合でもGBSへのネット制限が撤廃され、4月3日 - 5日の「中日 vs 巨人」からGBSへのネットも行われることになった。また、HBCもセ・パ交流戦における巨人戦や日本ハムのゲームが元からない場合などの中継カードとしてRF制作の中継をネット受けする場合がある。なお、GBS・CRK以外のネット局にもエンディングテーマが流れるようになった。また、「マリーンズナイター」で巨人ビジターゲーム(主にABCまたはMBS制作の阪神主催)を予備カードとして編成した場合は本番に昇格した場合でも「マリーンズナイター」としての放送となる。

脚注・出典

注釈

  1. 2012年度は携帯サイトでの配信のみ実施。
  2. 「西武対巨人」(西武主管試合のみ)が日曜日のデーゲームで行われる場合に限り、エフエムナックファイブにて放送される。LFは巨人戦デーゲームがある場合、「ニッポン放送ショウアップナイタースペシャル」として放送される試合がある。
  3. なお、2014年はナイター中継の放送が行われない日については「ジャイアンツタイムズ」を休止し、川合鉄平がディスクジョッキーを務める音楽番組「ラジオDEライブ」を随時放送する。祝日にデーゲームを生放送する場合は、「ナイターロッカールーム」はデーゲームの前に移動し、本来「ナイターロッカールーム」を送る時間帯に「ジャイアンツ・タイムズ」を放送する場合がある。月曜日は定時番組を編成している。月曜日に巨人戦が組まれている場合はジャイアンツナイターとなり定時番組は放送休止となる。(ネット番組であっても振替は無い)。また、野球シーズンオフは2005年度までは日曜日18:00-19:30に「水野雄仁の巨人王国」、19:30-20:00に「まるごとジャイアンツ倶楽部」が放送されていた。2006年度は土曜日18:00-19:30に「サタデー・ジャイアンツ・プライド」、日曜日は18:00-19:30に「水野雄仁サンデー・ジャイアンツ・プライド」が放送された。
  4. 2008年以降は巨人軍主催試合で日曜デーゲームが増加したが、ラジオ日本では競馬中継優先のため撮って出し録音中継となった。なおインターネットラジオとぎふチャンでは生中継される(2009年度より)。よって以下の様に放送される。ラジオ日本:17:55から録音放送(基本的に撮って出しを使うが、放送時間枠を越えて試合が長引いた場合、一部のイニングがナイターナビゲーターのコメントのみになるなどの部分的な編集が行われる。最大延長は21:30までとされているが、2013年時点では21時台前半の「栗本慎一郎の社会と芸術を語る」の放送を優先するため、試合時間に関係なく21:00までに放送が終わるように編集されることが多くなった)岐阜ラジオ:デーゲーム生中継(エキサイトスタジアム)、17:55から「ダッシュ一番歌謡曲」2015年以降は巨人軍主催の週末デーゲーム録音中継が、岐阜ラジオでの生放送も含めて行われなくなった。
  5. 月曜日については原則としてネット各局ともナイター中継/レインコート番組の放送は無しであるが、巨人主催の月曜ナイター(交流戦・祝日など)がある場合、RF単独で中継することがある
  6. 6.0 6.1 GBS・CRKは土・日・月曜は巨人戦中継の有無に関係なくナイター中継の放送は無し。GBSはRFが土日にナイター中継を編成する場合は『GO! GO! ミュージックナイター』を放送。
  7. GBS・CRKは本番カードが巨人戦ナイターの場合のみネット(巨人戦以外が本番カードの場合には左記番組を放送。
    ※但し中継予定試合中止の場合は、全局とも『ジャイアンツナイター・麻布台スタジアム』を放送(RFが巨人戦以外を放送する場合はRFのみに放送し、GBS・CRKは元々設定された番組をそのまま放送する。但しGBSの都合により巨人戦のナイターをRF/CRKで放送している(する予定だった)としても、GBSはそれをネットせず、左記の番組を放送する日がある)
  8. 8.0 8.1 なお水曜日・土曜日・日曜日にGBSがFC岐阜J2リーグ主管試合、あるいは日曜日のナイターレースで競艇SG、ないしはプレミアムGⅠ(SGに準ずる全国発売規模のGⅠ)中継がある場合は、その中継を優先することがある。
  9. 5月以降。4月は名曲 街のうた
  10. ただし、2012年度の金曜日で巨人戦以外のナイターがRFから放送されたケースはなかった。また週末のビジター戦中継を原則行わなくなったため、金曜ナイターで巨人ビジターの試合であっても放送されない試合もあった
  11. この当時、同カードの日本テレビ系列向けは広島テレビ放送(HTV・当時はフジテレビ系列メインの編成で日本テレビ系列とのクロスネット局)と中国放送(RCC・TBS系列)が分担して行っていた。
  12. 実際には1966年同様7試合の並列放送が行われた。
  13. 関西圏の試合はOBCが自社制作していた。
  14. また、TBSラジオでは「読売新聞イブニングトピックス」「読売新聞けいざい気象現況」「読売スポーツ情報」等が放送され、読売新聞ニュースの放送が復活した。
  15. 現在は土・日のナイター、及び一部の阪神ビジター扱いのデーゲームも
  16. よって、CBC、ABC、RCCなどJRN各局が制作する本番をそのままネットすることはなく、RF・GBS・CR(CRK)用の中継は裏送りの別枠製作だけであった。
  17. それまで、1局地域のクロスネット局は原則として火・土・日曜はJRN、木・金曜はNRN固定だったが、水曜は月曜と同様に各局任意だったため、RCCなどテレビがTBS系列の局はJRNを、日本テレビ系列の局はNRNを選択する傾向があった。また年度により月曜と水曜のネットワークを変えていた局もあった。
  18. 北日本放送との棲み分けのため。
  19. テレビでTBSとの結び付きが強かったためJRN単独加盟だった
  20. CBCと東海ラジオは共に中日新聞社の関係会社であるが、東海ラジオはフジテレビ系列の東海テレビを関連会社に持ち、フジサンケイグループとのつながりが深いため。
  21. なお、NRN加盟局でも北海道放送(HBC)は、通常JRNの野球中継のみネットしている関係で東京ヤクルトスワローズ主催試合は放送できないが、STVが中継を行わない場合、ニッポン放送の協力による自社制作でHBCが中継する(これまで2006、2007、2011、2013年に発生)
  22. NACK5は巨人主催試合も放送権料が他球団に比べて高額であることも影響して放送しない場合がある。
  23. 2013年4月24日の巨人対DeNA戦(会場・京セラドーム大阪)ではこれまで技術協力していたラジオ関西に代わって、久々にABCラジオが技術協力したことが中継内で説明がされた他、長良川球場で巨人主管試合が開催された場合に、ぎふチャン ラジオが技術協力をした試合もあった。
  24. ただしABC・MBSは阪神ビジターの試合も基本的に主催球団側地元局の技術協力による自社制作としているため、TBS・RFと同内容で放送されるのは、局側の都合により自社制作をしない試合であるか、阪神戦以外の巨人戦を放送する場合〔阪神戦があらかじめ実施されないか祝日などでデーゲーム開催の日、または放送予定カードが雨天中止となった場合の予備カードからの昇格である場合〕に限られるが、地方球場で行われる試合を中心に、巨人主催の試合であってもGBS・CRKでの放送が行われないケースがある)。また、RF制作の中継でも他球場の途中経過を伝える際、RFの独自効果音からJRNの速報チャイムに変更された(チャイムに続いて、実況アナによる「ラジオ日本 ナイター速報」のタイトルコールが入る)
  25. 系列局が要員の都合で派遣できない時や、ビジター側が関東圏を本拠とするDeNA・ヤクルト・西武・ロッテの場合はTBSのアナウンサーが担当し、TBSからも派遣できない場合はJRNナイターとならない場合と同様にRFのベンチリポーターが1人で両軍のリポートを担当する(例・4月5-7日の「読売ジャイアンツVS阪神タイガース」では、阪神側のレポーターはABCラジオのアナウンサーが担当。5月27-28日の同カードではJRNナイター扱いの27日のみMBSラジオのアナウンサーが担当し、ローカル番組扱いの28日はRFのアナウンサーが1名で両チームを担当。28日はABCはTBSの、MBSはLFの技術協力で乗り込み自社制作を実施、一方でABCはQR-NRN向けに、MBSはLFローカル向けにリポーターを自社向け兼任で派遣した。7月5-7日の同カードではABCがベンチリポート要員を派遣できずABCの乗り込み自社制作中継は3日間ともリポーターなしで行った。TBSのアナウンサーが担当。7月27-28日の「読売ジャイアンツVS広島東洋カープ」では、RCCがNRNライン担当日のためリポーターを派遣の上でLFからネット受けし、かつJRN用のベンチリポート要員を派遣せず、TBSからもアナウンサーが派遣されなかったため、RFのアナウンサー1名が両軍のリポートを兼務した)。また、解説はRFの専属解説者が担当。JRN側が制作担当の場合、2015年以前と同様に地元局が解説者・実況・ホームチームのベンチレポーターを担当し、巨人側のベンチリポーターはTBSのアナウンサーが担当するが、TBSが要員の都合で派遣できない場合は地元局のベンチリポーターが1人で両軍のリポートを兼務する(例:8月2-3日の「中日ドラゴンズVS読売ジャイアンツ」では、リオデジャネイロオリンピックの開催が迫っていたことに加え、全国高校野球選手権大会に伴うABCへの阪神戦ビジターの裏送り対応があったことから、TBSがベンチリポート要員を派遣できず、CBCのアナウンサー1名が両軍のリポートを兼務した)
  26. 一方で祝日等で平日デーゲームとなる場合や土日ナイターでは、TBS(及びJRN・NRNクロスネット局の場合はLF及びQRを含む)が制作体制を取らない場合に、JRN側に個別ネットする場合がある(2016年5月5日の巨人対広島戦でRCCに、2016年9月22日の巨人対中日戦でCBCラジオにネット。どちらもビジター側の局がリポーターを派遣)。この場合でも速報チャイムはJRNの物を使用し、「プロ野球ネットワーク」に実況音源の提供をする。これ以外にもTBSが素材録音を実施しなかった場合は同様の措置を取る他、JNN排他協定の例外措置としてTBSテレビ・JNNにも音源を提供し、『サンデーモーニング』などの番組で使用されている
  27. ヤクルト対中日開催時もCBCがJRNナイターをネットするため、JRNナイターが巨人主催試合となる場合は同様の対応となるが、2015年以前の一部日程同様にJRNナイターの方を巨人戦以外のカード(主にDeNA戦)とする場合もあった。また中日戦以外の巨人主催ゲームやDeNA主催の対巨人戦でも、TBSとRFの一定の自社制作本数確保の都合や、在京局の聴取率調査(レーティング)期間などの特別編成時に同様の対応とすることがあり(2016年は6月14日 - 16日の巨人対楽天戦・17日の巨人対ロッテ戦・24日のDeNA対巨人戦が該当)このうち24日はGBSはネットせず、CBCとの干渉時と同様に『GO! GO! ミュージックナイター』を放送した。さらに関東ローカルの特別企画がある場合はRFとは別にTBSが自社向けとJRN向けの二重制作をすることもあるが、同様の例でTBS制作分が関東ローカル、RF制作分がJRNネットとなる例は発生しなかった(2016年8月23-25日の巨人対広島戦が該当。CBCが放送できないヤクルト対中日戦の裏カードという事情も重なり、RF制作分をJRNナイターとせず、TBSが別途JRN向けを裏送りする)
  28. ただしCBC制作の「中日 vs 巨人」がRF(-CRK)で本番カード、TBS-JRNで予備カードでの場合はGBSは当初から別番組を編成する。このため、巨人主催試合は、中京地区の並列干渉を防ぐ観点で行われている「巨人 vs 中日」や、聴取率調査(スペシャルウィーク)であるとき(この場合、巨人がビジターに出ている場合でも、地元系列局協力によりTBSが乗り込み製作となる場合がある)に別制作になるとき以外は、ほぼRF製作のものをTBSがネット受けする試合が多い。
  29. 7月26・27日(該当日が水・木曜のため大半の系列局は「巨人 vs 広島」を対戦相手の地元のRCCを含めてLFからのNRNネットで放送。25日は大半がJRN受けの火曜日のため「巨人 vs 広島」をTBS-RCC-JRNとRF-GBS-CRKで別制作して放送し、「阪神 vs DeNA」を第1予備としていた)の場合、JRNは「阪神 vs DeNA」(甲子園。ABC-TBS-CBC-HBC)(CBCは「ヤクルト vs 中日」裏カードのため、HBCは26日の「日本ハム vs ロッテ」が帯広でのデーゲーム開催で27日は移動日のため)を本番として「巨人 vs 広島」(RF-GBS-CRK)を第1予備としていたが、前者が中止の時にCBCは予備順位を第2予備の「楽天 vs ソフトバンク」(TBC裏送り-RKB)(曜日の関係上TBCは両日ともKBC(-LF-NRN予備)向けを自社での放送とした)に繰り上げずにそのまま「巨人 vs 広島」を放送するため、特例としてCBCとGBSでの競合が発生することになっていた(実際には両日とも雨天中止とならなかった)。
  30. CBC制作の「中日 vs 巨人」がRF-CRKで本番となり、GBSが別番組を編成した2017年8月22日(火曜日) - 24日(木曜日)は、在京局が聴取率調査期間だったため、JRNではTBSがナゴヤドームに乗り込み「中日 vs 巨人」を自社ローカル向けに別制作を実施し、RFにネットされたCBC制作の中継と裏表となった一方、全国ネット本番カードとしてはTBSが「DeNA vs 広島」を裏送りし、CBC-RF-CRKの「中日 vs 巨人」を第1予備とする変則的な体制となったが、23・24日は1局地域の大半がNRNナイターをネットし、水・木曜JRNナイターネット局のABC・RKB・HBCが地元球団の試合を優先し、RBCiラジオが野球中継を行わないため、本番カードの「DeNA vs 広島」(RCCは22日は裏送りながらJRN本番受けの扱いで放送したが、23・24日はNRN担当曜日のためLFからの裏送りで放送)が素材録音同然となるところだったが、23日は「ソフトバンク vs 西武」の早終了後にRKBが20:56まで放送した(NRNでもLFが「中日 vs 巨人」を3日間とも自社制作したが、1局地域の大半がJRNネットとする22日については、他のNRN単独局ではMBS・KBC・STVが地元球団を優先し、CRTIBSKBSROKが野球中継を編成していないため、本来NRN全国ネット本番の「中日 vs 巨人」のSF制作分が実質的には自社ローカル放送となった)。
  31. 在京局の要員や放送ブースの都合により担当曜日と異なる場合あり。2017年現在文化放送はABC向けのみ担当
  32. RF製作の中継にABC/MBSのアナウンサーがレポーターとして出演した例や例外として2017年8月8日から8月10日の東京ドームでの開催においては、ABCが第99回全国高等学校野球選手権大会の実況に多くのスタッフを送っている都合でベンチレポーターを含め派遣するのを断念した代わりとして、「ABCフレッシュアップベースボール」にも当番組と全く同じ内容を提携再開後初めてネットした(関西ではCRK、火曜日のみWBS並列放送 ベンチレポーターはRFのアナウンサーが一人で担当)。なおABC/MBSは阪神戦など、放送予定のメインカードが雨天中止となった場合、ないしは元から阪神が移動日で試合が予定されていないか、デーゲーム開催で既終了しているときに備えて、RFナイターがJRNに流れる場合にはそれを予備繰り上げ順位の上位に充てているが、提携再開後、上記のケースまでは本番カードが予定通り行われたため、早終了の場合を含め一度も放送されていなかった。

出典

  1. 50年分のありがとう!ラジオ日本50時間スペシャルより
  2. 2.0 2.1 ラジオ日本とTBSラジオが巨人戦中継で制作協力 ラジオ日本の巨人戦中継、80試合以上へ大幅増加 (RFラジオ日本2016年1月28日付プレスリリース)
  3. 3.0 3.1 エキサイトベースボール TBSラジオとラジオ日本がナイター中継で制作協力 TBSラジオ「エキサイトベースボール」の 巨人戦中継数が大幅に増加”. . 2016閲覧.
  4. 特に金曜日は3月30日の巨人開幕カードを放送する以外、1試合も中継を設定しない(参照)ぎふチャンラジオ番組表
  5. 2016年2017年は、原則として放送予定カードが雨天中止となった場合はJRNナイターネットで放送される別の試合を予備カードとして放送していた。但し、中日ドラゴンズ主管試合はGBSが中日新聞社の資本が長年なかったことと(2015年現在は中日新聞が岐阜放送の第5位株主となっている。)、CBCラジオとのサービスエリアが大半で重複することによる干渉を防ぐため、本番カードは基より予備カードから繰り上がった場合でも放送は行わない。またRF・CRKで放送されるJRNナイターがCBCラジオで予め放送される場合も同様にGBSでの放送は行わない(本番カードが雨天中止となり結果的にCBC・GBSが同じ予備カードを放送する場合も同様で、この時はRF・CRKが「ジャイアンツナイター・麻布台スタジアム」を流していてもGBSはネットせず「GO!GO!ミュージックナイター」への差し替えとなっていた)
  6. 出典ラジオ関西1979年10月第1週番組表(ラジオ関西ホームページより)
  7. 出典ラジオ関西1980年4月週間番組表(ラジオ関西ホームページより)
  8. 出典ラジオ関西1987年4月週間番組表(ラジオ関西ホームページより)
  9. TOPICS:今年もジャイアンツ主催試合をすべて放送!「ラジオ日本ジャイアンツナイター」は試合終了まで全部伝えます!|ラジオ日本 AM1422kHz:
  10. 2013年4月ラジオ日本春の新番組情報▽宮川賢3時間生放送▽ベイビーレイズ初ラジオ▽日テレアニメ「GJ部」天使恵(宮本侑芽)▽
  11. ラジオ日本 2014春の番組改編
  12. 「東京ドームFM」第1弾 4月30日ヤクルト戦で、ナイツがラジオDJ!(讀賣ジャイアンツ公式サイト2014年1月30日 同5月7日閲覧)
  13. ジャイアンツレジェンズシート
  14. 山口放送三十年史
  15. 中国新聞、1967年3月26日、全面広告「RCCニュース」。
  16. 中国新聞、1967年4月8日、11ページ「きょうのラジオ」に「急告」として掲載。なお、実際には2試合が雨天中止となり、後述の合意により巨人主催試合の放送拒否が撤回されたため、中継できなかった試合はは1試合にとどまった。
  17. ベースボール・マガジン社『プロ野球70年史』。
  18. 1967年4月26日、朝日新聞朝刊スポーツ面
  19. 19.0 19.1 19.2 東京放送(編集) 『TBS50年史』、2002年、390頁。 
  20. 山口放送三十年史ほか
  21. 鈴木信宏『カープとともに真っ赤に燃えたマイク人生』123 - 126ページ「RCCへ苦情殺到!『なぜカープ戦を放送しない』~契約問題でG戦13試合に影響~」、文芸社、2006年。著者の鈴木は元RCCアナウンサーで、1978年5月2日の巨人主催広島戦の初開催日にRCCに苦情が殺到し、社内で電話対応に追われたことや、NHKが県民のニーズに応えて放送権を獲得した当時の事情を記述している。
  22. 22.0 22.1 22.2 22.3 東京放送(編集) 『TBS50年史』、2002年、391頁。 
  23. 23.0 23.1 東京放送(編集) 『TBS50年史』、2002年、573頁。 
  24. 巨人戦ナイター中継が増加…TBSラジオとラジオ日本が協力

関連項目

外部リンク

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