モントセラト

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テンプレート:Infobox British territory モントセラト(Montserrat)は、カリブ海小アンティル諸島に位置する火山島で、イギリス海外領土である。モンセラットとも呼ばれる。

公用語は英語で、通貨は小アンティル諸島の地域に共通の東カリブ・ドルである。 活火山であるスーフリエール・ヒルズ(915m)が島で最も高い山である。 首府は島の南西に位置するプリマスだが、1995年から1997年にかけ発生した火山の噴火により壊滅し、現在はブレイズを臨時首都(事実上の首都)としている。また、新首都としてリトルベイが建設中である。

歴史

ファイル:Montserrat eruption.JPG
放棄されたプリマス

地方行政区分

ファイル:Montserrat Relief Map, SRTM-1.jpg
モントセラトの地形図

3つの行政教区に分かれている。

しかし、島南部は排除区(Exclusion Zone)と呼ばれ、64km²もの範囲が噴火の影響で無人化した。そのため現在は、セント・ピーター教区以外は無人となり、機能していない。

地理

火山性の山がちな島で、2つのプレートの衝突する上にあり、この境界に沿って起きる火山活動が、小アンティル諸島を結成していると言われている。最高峰のスーフリエール・ヒルズも活火山として知られ、しばしば噴火をおこして被害を出している。山肌は繁茂している植物群とアイルランドからの初期移住者にちなんで、カリブの「エメラルド島」、または「西のエメラルド」と呼ばれている[2]

経済

農業はバナナなどで、観光も島の経済の有望な産業だが、他のカリブの島々と比べると遅れている。火山噴火の影響で島の経済に大きな被害が出た。

交通

山がちな島なので道路の多くは海岸線に沿ってある。東部にあったW・H・ブランブル空港W. H. Bramble Airport)は1997年の噴火で破壊され、2005年に島の北部にジェラルズ空港(Gerald's Airport、2008年にジョン・A・オズボーン空港に改称)が完成した。

住民

アフリカ系黒人が96%を占め、残りは混血のムラート白人なども少数だがいる。

宗教は英国国教会が38%、メソジスト派が28%で、後は、カトリックなどである。

出身者

脚注

  1. 1.0 1.1 佐藤健寿 『世界不思議地図』 朝日新聞出版、2017年。ISBN 978-4-02-331573-0。
  2. 緑色はアイルランドのナショナルカラーである。

関連項目

外部リンク

座標: 西経62度12分北緯16.75度 西経62.2度16.75; -62.2

テンプレート:イギリスの海外領土