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}}
 
'''エスクード'''({{lang-pt|Escudo}})は[[ポルトガル]]の旧通貨。ポルトガル語で「[[盾]]」の意を持つ。
 
  
[[ISO 4217]]コードはPTE。[[通貨の補助単位|補助単位]]は100分の1のセンターボ。[[通貨記号]]は[[シフラン]](Cifrão, <math>\mathrm{S}\!\!\!\Vert</math>)で、[[ドル記号]]に類似するが縦線は2本。価格を表す際は''エスクードス''<math>\mathrm{S}\!\!\!\Vert</math>''センターボス''といった表記がされた(例:''25''<math>\mathrm{S}\!\!\!\Vert</math>''00''は25エスクードス、''100''<math>\mathrm{S}\!\!\!\Vert</math>''50''は100エスクードス50センターボス)。
+
'''エスクード'''({{lang-pt|Escudo}}
  
ポルトガルは1999年1月1日に[[ユーロ]]を導入、2002年2月28日にエスクードの流通を停止した。
+
ポルトガルの旧通貨単位。1エスクードは100センターボに相当した。2002年、EU(欧州連合)の単一通貨ユーロが導入され廃止。
 
 
== 歴史 ==
 
[[1910年10月5日革命]]を経た1911年3月22日、それまで使用されていた[[ポルトガル・レアル|レアル]]にかわりエスクードが導入された。当時の兌換レートは1エスクード=1000レイス(ポルトガル・レアルの複数形)。また為替レートは4エスクードス50センターボス=1[[スターリング・ポンド|UKポンド]]に設定された。
 
 
 
しかし、1914年以降に進んだエスクードの下落を受けて、1928年に為替レートを108エスクードス25センターボス=1UKポンド、1931年に110エスクードス=1UKポンドへ再設定。1940年には、27エスクードス50センターボス=1[[アメリカ合衆国ドル]]の為替レートが新たに設定され、同年に25エスクードス=1アメリカ合衆国ドル、1949年に28エスクードス75センターボス=1アメリカ合衆国ドルへ再設定された。これら一部の商取引などで使用されていた補助単位センターボだが、20世紀の間に進んだ[[インフレーション]]に伴い、実用の機会は徐々に減少。50センターボス、2エスクード50センターボス硬貨に姿を残していたものの、最終的には1990年代に流通が絶えた。
 
 
 
のちにポルトガルは[[ユーロ圏]]へ加盟。200エスクードス48.2センターボス=1[[ユーロ]]のレートでユーロを導入した。
 
 
 
== 植民地 ==
 
エスクードはポルトガル本国、[[アゾレス諸島]]、[[マデイラ諸島]]で使用されたほか、アフリカ旧植民地においてもポルトガルで発行された通貨が流通していた。一部においては地方硬貨や、[[ポルトガル銀行]]券よりも[[大西洋銀行]]券が多く流通し、[[アンゴラ・エスクード]]、[[カーボベルデ・エスクード]]、[[モザンビーク・エスクード]]、[[ポルトガル領ギニア・エスクード]]、[[サントメ・プリンシペ・エスクード]]として植民地から独立するまで使用された。このうち[[カーボベルデ]]だけは現在もエスクードを通貨としている。
 
 
 
アフリカ以外の旧植民地においては、[[マカオ]]が植民地時代から今日に至るまで[[マカオ・パタカ|パタカ]]が使用されていた。[[東ティモール]]がポルトガル植民地であった間、当初は[[ポルトガル領ティモール・パタカ|パタカ]]、のちに[[ポルトガル領ティモール・エスクード|エスクード]]が使用された。[[ポルトガル領インド]]がインドに併合される以前、[[ポルトガル領インド・エスクード|エスクード]]を通貨としていた。
 
 
 
== 硬貨 ==
 
エスクード導入後、1912年から1916年の間に10、20、50センターボス、1エスクード銀貨が始めに発行された。その後は1917年から1922年の間に1、2センターボス銅貨、4センターボス白銅貨を発行。1920年に5センターボ銅貨、10、20センターボス白銅貨を導入。1924年に10、20センターボス銅貨、アルミニウム青銅製の50センターボス、1エスクード硬貨が発行され、アルミニウム青銅貨は1927年に白銅貨へ替わった。
 
 
 
[[画像:200 escudos 1543-1993 Tanegashima.png|thumb|130px|left|[[種子島]]をモチーフにした200エスクードス硬貨(1993年)]]
 
1932年に2エスクード50センターボス、5、10エスクードス銀貨が導入され、2エスクード50センターボス銀貨と5エスクードス銀貨は1951年まで、10エスクードス銀貨は1955年まで鋳造された。1963年に2エスクード50センターボス、5エスクードス白銅貨が導入され、1969年にアルミニウム製の10センターボス硬貨、20、50センターボス、1エスクード銅貨が発行された。1971年と1977年に10、25白銅貨が導入。1986年に新たな硬貨を鋳造、1989年と1991年に1、5、10エスクードス洋白貨、20、50エスクードス白銅貨、100、200エスクードス[[バイメタル貨]]が導入され、これら硬貨がユーロ導入のときまで流通した。ユーロ導入における各硬貨の交換レートは、1エスクードが0.50セント、5エスクードスが2.49セント、10エスクードスが4.99セント、20エスクードスが9.98セント、50エスクードスが24.94セント、100エスクードスが49.88セント、200エスクードスが99.76セントで、硬貨の交換は2002年12月31日をもって終了した。
 
 
 
硬貨の別名は、50センターボス硬貨をコロア(coroa, 王冠)と呼び、50センターボス硬貨が廃止された後年も、その名残から2エスクード50センターボス硬貨をシンココロアス(cinco coroas, 5つの王冠)。また、エスクード以前の旧通貨レアルを総じてレイスと呼んでいたことから、2500レイスにあたる2エスクード50センターボス硬貨をドイスイキニェントス(dois e quinhentos, 2500)と呼んだ。
 
 
 
== 紙幣 ==
 
 
 
造幣局により1917年から1925年にかけて5、10、20センターボス紙幣が発行された一方、[[ポルトガル銀行]]により1913年と1922年に50センターボス、1、2エスクード50センターボス、5、10、20、50、100、500、1000エスクードス紙幣が導入された。以降、新たな紙幣は1942年に5000エスクードス紙幣、1989年に10,000エスクードス紙幣を導入。廃止された紙幣は1920年に50センターボス、1エスクード紙幣、1925年と1926年に2エスクード50センターボス、5、10エスクードス紙幣の造幣を停止。1989年に100エスクードス紙幣は硬貨へ替えられ、その造幣を停止した。
 
 
 
各紙幣の肖像はポルトガルの歴史的著名人や王政時代の国王が描かれていた。最後に発行されたシリーズの紙幣には[[大航海時代]]の人物が選ばれ、ジョアン・デ・バーロス、[[ペドロ・アルヴァレス・カブラル]]、[[バルトロメウ・ディアス]]、[[ヴァスコ・ダ・ガマ]]、[[エンリケ航海王子]]の肖像が描かれていた。
 
 
 
ユーロ導入における各紙幣の交換レートは、500エスクードスが2.49ユーロ、1000エスクードスが4.99ユーロ、2000エスクードスが9.98ユーロ、5000エスクードスが24.94ユーロ、10,000エスクードスが49.88ユーロで、2022年2月28日まで交換が可能である。
 
 
 
== 関連項目 ==
 
*[[ポルトガルのユーロ硬貨]]
 
 
 
== 外部リンク ==
 
{{commonscat|Money of Portugal|ポルトガルの通貨}}
 
*[http://news.bbc.co.uk/hi/english/static/in_depth/business/2001/euro_cash/spent_currencies/escudo.stm Spent currencies] - [[BBCニュース・オンライン]]{{en icon}}
 
*[http://www.ecb.europa.eu/euro/exchange/html/index.pt.html Troca das anteriores notas e moedas nacionais] - [[欧州中央銀行]]
 
  
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[[Category:ポルトガルの経済]]
 
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[[Category:各国の通貨]]
 
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エスクードポルトガル語: Escudo

ポルトガルの旧通貨単位。1エスクードは100センターボに相当した。2002年、EU(欧州連合)の単一通貨ユーロが導入され廃止。



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