ホルミウム

提供: miniwiki
2016/11/19/ (土) 15:45時点におけるja>渚月による版 (関連項目)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先:案内検索

ホルミウム (: holmium) は原子番号67の元素元素記号Ho希土類元素の一つ(ランタノイドにも属す)。銀白色の金属で、常温、常圧での安定構造は六方最密充填構造 (HCP)。比重は8.80、融点は1461 °C沸点は2600 °C(融点、沸点とも異なる実験値あり)。

空気中で表面が酸化され、高温下で全体が燃えて酸化物になる。水にゆっくりと溶ける。に易溶。ハロゲンと反応する。安定な原子価は3価。希土類金属で最大の磁気モーメントを持つ[1]

用途

希少で高価なこともあり、あまり利用されていないが、YAGレーザーの添加物として利用される。

歴史

1878年マーク・ドラフォンテーヌジャック・ソレのスイス人グループが、1879年にスウェーデン人のペール・テオドール・クレーベが各々独立に発見したが、完全な単体として得られたのは1911年である。なお、命名したのはクレーベであり、ストックホルムのラテン名 holmia が語源。

同位体

脚注

関連項目

テンプレート:ホルミウムの化合物