「スカラー (物理学)」の版間の差分

提供: miniwiki
移動先:案内検索
ja>侵入者ウィリアム
(Shadowikipedian (会話) による ID:68616671 の版を取り消し)
 
(1版 をインポートしました)
 
(相違点なし)

2018/9/26/ (水) 02:14時点における最新版

物理学ではスカラー: scalar)とは、大きさのみを持つのことをいう。大きさと向きを持つベクトルに対比する概念である。ハミルトンは、「1つのスケール上に含まれるマイナス無限大からプラス無限大までの、すべての数値」と表現した[1]

例えば物体空間内を運動するときの速度が大きさと方向を含むベクトルであるのに対し、その絶対値(大きさ)である速さは方向を持たないスカラーである。他にも質量長さエネルギー電荷温度などはスカラー量である。一方でベクトル量の代表的なものは電界運動量などである。

より狭義にはスカラーは座標系に依存しないことが要求される。

脚注

  1. ダニエル・フライシュ; 河辺哲次訳 『物理のためのベクトルとテンソル』 岩波書店、2013年、4頁。ISBN 978-4-00-005965-7 

関連項目