「ジョン・ハンコック・センター」の版間の差分

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{{基礎情報 超高層ビル
 
| ビルディング名称= ジョン・ハンコック・センター
 
| 画像            = [[File:Hancock tower 2006.jpg|200px|center|ジョン・ハンコック・センター]]
 
| 建設期間        = [[1965年]] - [[1969年]]
 
| 使用目的        = 複合用途
 
| 設計            = [[スキッドモア・オーウィングズ・アンド・メリル|SOM]]
 
| 所在地          = {{Flagicon|USA}}[[イリノイ州]][[シカゴ|シカゴ市]]北ミシガン街875号
 
| 屋上            = 343.5m
 
| 最上階          = 328.6m
 
| アンテナ_尖塔  = 457.2m
 
| 階数            = 100階
 
| 床面積          = 260,126
 
| エレベーター数  = 50
 
| skyscraperpage_id    = 17
 
}}
 
'''ジョン・ハンコック・センター'''({{lang-en|John Hancock Center}})は、[[アメリカ合衆国]][[イリノイ州]][[シカゴ|シカゴ市]]にある[[超高層ビル]]である。建築設計会社、[[スキッドモア・オーウィングズ・アンド・メリル]]の構造技術者、[[ファズラー・ラーマン・カーン]] (Fazlur Rahman Khan、[[1929年]][[ダッカ]]生まれの[[バングラデシュ]]系アメリカ人) により設計された。[[シカゴ]]でも[[ウィリス・タワー]](旧シアーズ・タワー)と並ぶ、代表的な高層建築物となっている。
 
  
== ビルの概要 ==
 
所在地は市の繁華街、ミシガンアヴェニュー875N。100階建ての超高層ビルは[[1969年]]の完成当時、シカゴ一の高さで、[[ニューヨーク]]の[[エンパイア・ステート・ビル]]に次ぐ世界二位の高さだった。2009年現在ではウィリス・タワー、[[トランプ・インターナショナル・ホテル・アンド・タワー (シカゴ)|トランプ・インターナショナル・ホテル・アンド・タワー]]、[[AONセンター]]に次ぎシカゴ四位で、全米五位の高層ビルである。ビルの用途は[[オフィス]]と[[商業]]([[レストラン]]など)、ほか700戸ほどの[[マンション|コンドミニアム]]がある複合用途で、これらのコンドミニアムの中には世界一階数の高いところにある邸宅も含まれている。ビルの名は、[[アメリカ独立戦争]]の指導者[[ジョン・ハンコック]]にちなんでいる。
 
 
ビルの95階にはシカゴでも有数の高級レストラン「The Signature Room on the 95th Floor」があり、客は[[ミシガン湖]]を眺めながらの食事ができる。94階には一般向け展望フロアがある。ハンコックセンターからの眺めやその展望施設は、都心の反対側の金融街にあるウィリス・タワーと双璧をなす。展望フロアにはシカゴ市に関する展示や各方向に見えるものを解説した地図などがあり、展望フロアの一部は金網で保護された屋外になっており観客は地上314mの風を感じることができる。44階にあるスカイロビーには、アメリカで一番高い階にある屋内プールがある。
 
 
== 構造・設計 ==
 
ジョン・ハンコック・センターは、縦横やX字型の分厚いフレームがむき出しになった独特の外観が特徴である。これは建物を支える構造体を隠さずそのままデザインとして外に出す構造表現主義建築の一例であり、外観を見ればこの超高層ビルの重さを支えるチューブ構造や鋼鉄フレームの存在を感じることができる。
 
 
ビルの外側に配したフレームで筒状の構造体をつくり、全体を吊るして支えるチューブ構造は、風や[[地震]]の揺れからビルを守り、ビルの軽量化や100階以上への超高層化を可能とする技術的アイデアであり、その後完成した[[ワールドトレードセンター (ニューヨーク)|ワールドトレードセンター]]やAONセンターもこの構造を採用している。特にこのビルでは縦方向や横方向のほか、さらにX字型のフレームで補強をしている。これは超高層ビルの構造をより丈夫にし、ビル内部の柱を極力なくしてオフィスに柱が立ち並ぶ事態を避けるための工夫である(柱を減らしてオフィスに賃貸できる面積を増やしたことで経済性も高まった)。
 
 
頑丈そうなフレームが壁面を覆う独特の外観はジョン・ハンコック・センターを建築史上でも記念碑的な存在としている。こうした構造表現主義的・[[ハイテク建築]]的手法は、1980年代以降[[香港上海銀行・香港本店ビル]]などを手がけた[[ノーマン・フォスター]]らが多用しているが、構造エンジニアでもあったファズラー・カーンがその先駆的役割を果たした。
 
 
内装は[[1995年]]に一新され、ロビーに[[トラバーチン]]や模様入り[[大理石]]が張られるなどした。ビル外側の楕円状の公開空地は、季節の草花や3.7m(12フィート)の滝がある市民の憩いの場になっている。ビル上方は夜になると白く[[ライトアップ]]されシカゴ全域から見ることができ、さらに祝日ごとにライトアップの色が変わる。
 
 
== その他 ==
 
[[Image:Chicago - skyline2.JPG|thumb|250px|ビル展望台から見たミシガン湖]]
 
* [[2002年]][[3月9日]]、時速100km(風速約28m/s)の強風で引きちぎれた窓掃除用のスイング・ステージの一部が43階から落下し、下の自動車を押しつぶして2台にいた3人が死亡した。残る部分は強風で揺れてビル外壁に何度もぶつかり、外壁材や窓ガラスを粉々にして地面に落下させるなどの被害が出た。
 
*[[1997年]][[12月18日]]、[[サタデー・ナイト・ライブ]]のレギュラーだったコメディアン・映画俳優の[[クリス・ファーレイ]]は、ジョン・ハンコック・センターにあった自宅内にてドラッグの[[オーバードース]]で死亡した。
 
* [[2006年]][[12月10日]]、ジョン・ハンコック・センターはサンフランシスコの不動産業者Shorenstein Properties LLC から[[ゴールドマン・サックス]]に3億8500万ドルで売却された。この業者は1998年に2億2000万ドルでビルを買っていた。
 
* 毎年2月最終日曜日には、恒例の行事として、ミシガンアヴェニューから94階の展望台まで階段を駆け上がるレース『Hustle up the Hancock』が開催される。レースはアメリカ肺協会[[シカゴ大都市圏]]支部に対するチャリティーとして行われる。これまでの記録は、道路から94階まで走って9分39秒である。
 
* このビルの展望台から見える夜景はシカゴ一美しいと言われている。
 
 
== 外部リンク ==
 
{{Commons|Category:John Hancock Center}}
 
* [http://www.hancock-observatory.com/ Web site of the "Hancock Observatory"(英語版)]
 
 
{{Skyscrapers}}
 
{{DEFAULTSORT:しよんはんこつくせんたあ}}
 
{{Skyscraper-stub}}
 
{{US-stub}}
 
[[Category:シカゴの超高層ビル]]
 
[[Category:高さ350m以上の超高層ビル]]
 
[[Category:1969年竣工の建築物]]
 

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