「ジュネーヴ条約」の版間の差分

提供: miniwiki
移動先:案内検索
(1版 をインポートしました)
 
1行目: 1行目:
{{Otheruses|1864年に締結された戦時傷病者保護に関する条約|1929年に締結された捕虜の待遇に関する条約|俘虜の待遇に関する条約|1949年に全面改正された戦争犠牲者保護全般に関する条約|ジュネーヴ諸条約 (1949年)|その他のジュネーヴ条約}}
 
{{条約
 
|題名 = 赤十字条約
 
|画像 = Original Geneva Conventions.jpg
 
|画像サイズ =
 
|画像キャプション = 条約原本
 
|通称 = ジュネーヴ条約
 
|正式名称 =
 
|起草 =
 
|署名 = 1864年8月22日([[ジュネーヴ]])
 
|効力発生 =1886年6月5日
 
|寄託者 =
 
|番号 = 明治19年11月16日勅令
 
|言語 =
 
|内容 =
 
|関連 =
 
|ウィキソース = :en:First Geneva Convention (1864)
 
|リンク = [{{NDLDC|2944249/1}} 官報]<br />[{{NDLDC|787968/385}} 法令全書]<br />{{PDFlink|[http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/treaty/pdfs/B-S38-P2-349.pdf 外務省]}}
 
}}
 
{{条約
 
|題名 = 戦地軍隊ニ於ケル傷者及病者ノ状態改善ニ関スル条約
 
|画像 =
 
|画像サイズ =
 
|画像キャプション =
 
|通称 = ジュネーヴ条約、赤十字条約
 
|正式名称 =
 
|起草 =
 
|署名 = 1906年7月6日([[ジュネーヴ]])
 
|効力発生 = 1908年10月23日
 
|寄託者 = [[スイス|スイス連邦]]政府
 
|番号 = 明治41年条約第1号
 
|言語 =
 
|内容 =
 
|関連 =
 
|ウィキソース =
 
|リンク = [{{NDLDC|2950834/1}} 官報]<br />[{{NDLDC|788058/495}} 法令全書]<br />外務省({{PDFlink|[http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/treaty/pdfs/B-S38-P2-359_1.pdf 前文-署名]}} {{PDFlink|[http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/treaty/pdfs/B-S38-P2-359_2.pdf 署名-締約国一覧表]}})
 
}}
 
{{条約
 
|題名 = 戦地軍隊ニ於ケル傷者及病者ノ状態改善ニ関スル千九百二十九年七月二十七日ノ「ジュネーヴ」条約
 
|画像 =
 
|画像サイズ =
 
|画像キャプション =
 
|通称 = 赤十字条約
 
|正式名称 =
 
|起草 =
 
|署名 = 1929年7月27日([[ジュネーヴ]])
 
|効力発生 = 1931年6月19日
 
|寄託者 = [[スイス|スイス連邦]]政府
 
|番号 = 昭和10年条約第1号(日本について効力発生:1935年6月18日)
 
|言語 =
 
|内容 =
 
|関連 =
 
|ウィキソース =
 
|リンク = [{{NDLDC|2958931/1}} 官報]<br />外務省({{PDFlink|[http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/treaty/pdfs/B-S38-P2-403_1.pdf 前文-第4条]}} {{PDFlink|[http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/treaty/pdfs/B-S38-P2-403_2.pdf 第5-28条]}} {{PDFlink|[http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/treaty/pdfs/B-S38-P2-403_3.pdf 第28条-締約国一覧表]}})
 
}}
 
'''ジュネーヴ条約'''(ジュネーヴじょうやく、{{Lang-fr-short|Convention de Genève}}, {{Lang-de-short|Genfer Konvention}}, {{Lang-en-short|Geneva Convention}})とは、[[戦時国際法]]としての傷病者及び[[捕虜]]の待遇改善のための国際条約である。'''戦地軍隊における傷病者の状態の改善に関する条約'''、または'''赤十字条約'''とも呼ぶ。
 
  
広義には、同条約を含めた、戦争犠牲者保護に関する4条約([[ジュネーヴ諸条約 (1949年)|ジュネーヴ諸条約]])のことをいう。
+
'''ジュネーヴ条約'''(ジュネーヴじょうやく、{{Lang-fr-short|Convention de Genève}}, {{Lang-de-short|Genfer Konvention}}, {{Lang-en-short|Geneva Convention}})
  
== 概要 ==
+
武力紛争の際の傷病者,捕虜,文民の保護に関して規定した国際条約。赤十字条約とも呼ばれる。古くは,1864年の「戦地軍隊における傷者および病者の状態の改善に関する条約」およびその改正,追加条約を意味していたが,現在では第2次世界大戦後集大成され,1949年8月 12日にジュネーブの会議で採択された「戦地にある軍隊の傷者および病者の状態の改善に関する条約」 (第1条約) ,「海上にある軍隊の傷者,病者および難船者の状態の改善に関する条約」 (第2条約) ,「捕虜の待遇に関する条約」 (第3条約) ,「戦時における文民の保護に関する条約」 (第4条約) の4つの条約を総称する。これらの4条約は「戦争犠牲者保護条約」 Geneva Conventions for the Protection of War Victimsとも総称される。 50年 10月 21日に発効し,現在,世界のほとんどすべての国が加入している。日本は 53年4月に加入し,10月からその適用を受けることになった。この4条約は 429ヵ条の条文を有し,締約国間の宣言された戦争の場合だけでなく,すべての武力紛争の場合にも,また内乱の場合にも適用される。
[[1864年]]に[[赤十字国際委員会]](ICRC)が「戦争時の[[捕虜]]に対する扱いを[[人道]]的にする必要がある」として提唱し、[[スイス]]の[[ジュネーヴ]]で「傷病者の状態改善に関する第1回赤十字条約」(1864年8月22日のジュネーヴ条約)が締結された。
 
 
 
以後、以下のように改正されている。
 
# 傷病者の状態改善に関する第1回赤十字条約(1864年)
 
# 傷病者の状態改善に関する第2回赤十字条約(1906年)
 
# 傷病者の状態改善に関する第3回赤十字条約(1929年)
 
また、関連する追加条約として以下が締結されている<ref name="日本大百科全書">{{Cite web | url = https://kotobank.jp/word/%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%83%96%E6%9D%A1%E7%B4%84-78100 | title = ジュネーブ条約 | author = [[宮崎繁樹]] | work = [[日本大百科全書]](ニッポニカ) | publisher = [[コトバンク]] | accessdate = 2017-09-29 }}</ref>。
 
* ジュネーヴ条約の原則を海戦に応用する条約(1899年、1907年改正)
 
* [[俘虜の待遇に関する条約]](1929年)
 
これらは[[第二次世界大戦]]後の1949年に全面改正され、[[ジュネーヴ諸条約 (1949年)|ジュネーヴ諸条約]](ジュネーヴ4条約、戦争犠牲者保護条約)として整理された。旧条約との関係は以下の通りである<ref name="日本大百科全書" />。
 
* ジュネーヴ条約(赤十字条約) → 戦地にある軍隊の傷者及び病者の状態の改善に関する1949年8月12日のジュネーヴ条約(第1条約)
 
* ジュネーヴ条約の原則を海戦に応用する条約 → 海上にある軍隊の傷者、病者及び難船者の状態の改善に関する1949年8月12日のジュネーヴ条約(第2条約)
 
* 俘虜の待遇に関する条約 → 捕虜の待遇に関する1949年8月12日のジュネーヴ条約(第3条約)
 
* 戦時における文民の保護に関する1949年8月12日のジュネーヴ条約(第4条約、新設)
 
 
 
== 日本との関係 ==
 
日本は1886年(明治19年)6月5日に最初のジュネーヴ条約に加入している<ref name="日本大百科全書" />。
 
  
 
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
 
{{Reflist}}
 
{{Reflist}}
 
== 参考文献 ==
 
*赤十字国際委員会編/[[榎本重治]]・[[足立純夫]]訳『ジュネーブ条約解説』(1)~(4)([[朝雲新聞社]] 1973~1976年)
 
  
 
== 関連項目 ==
 
== 関連項目 ==
87行目: 11行目:
 
*[[赤十字社]]
 
*[[赤十字社]]
  
{{law-stub}}
+
{{テンプレート:20180815sk}}
 
{{DEFAULTSORT:しゆねうしようやく}}
 
{{DEFAULTSORT:しゆねうしようやく}}
 
[[Category:ジュネーヴ諸条約|*]]
 
[[Category:ジュネーヴ諸条約|*]]

2018/10/4/ (木) 22:46時点における最新版

ジュネーヴ条約(ジュネーヴじょうやく、: Convention de Genève, : Genfer Konvention, : Geneva Convention

武力紛争の際の傷病者,捕虜,文民の保護に関して規定した国際条約。赤十字条約とも呼ばれる。古くは,1864年の「戦地軍隊における傷者および病者の状態の改善に関する条約」およびその改正,追加条約を意味していたが,現在では第2次世界大戦後集大成され,1949年8月 12日にジュネーブの会議で採択された「戦地にある軍隊の傷者および病者の状態の改善に関する条約」 (第1条約) ,「海上にある軍隊の傷者,病者および難船者の状態の改善に関する条約」 (第2条約) ,「捕虜の待遇に関する条約」 (第3条約) ,「戦時における文民の保護に関する条約」 (第4条約) の4つの条約を総称する。これらの4条約は「戦争犠牲者保護条約」 Geneva Conventions for the Protection of War Victimsとも総称される。 50年 10月 21日に発効し,現在,世界のほとんどすべての国が加入している。日本は 53年4月に加入し,10月からその適用を受けることになった。この4条約は 429ヵ条の条文を有し,締約国間の宣言された戦争の場合だけでなく,すべての武力紛争の場合にも,また内乱の場合にも適用される。

脚注

関連項目



楽天市場検索: