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ja>曾禰越後守
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|Mappa= Map of comune of Genoa (metropolitan city of Genoa, region Liguria, Italy).svg
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|Didascalia mappa= ジェノヴァ県におけるコムーネの領域
 
 
}}
 
}}
'''ジェノヴァ'''({{lang-it-short|'''Genova'''}}{{IPA audio link|It-Genova.ogg}})は、[[イタリア|イタリア共和国]]北西部にある都市で、その周辺地域を含む人口約58万人の[[基礎自治体]]([[コムーネ]])。[[リグーリア州]]の州都であり、[[ジェノヴァ県]]の県都である。
+
'''ジェノヴァ'''({{lang-it-short|'''Genova'''}}
  
[[リグリア海]]に面した港湾都市で、中世には[[海洋国家]]([[ジェノヴァ共和国]])として栄え、商工業・金融業の中心地としての長い歴史を持つ。現代においても[[ミラノ]][[トリノ]]など[[北イタリア]]の産業都市を背後に持つ[[ジェノヴァ港]]はイタリア最大の貿易港であり、[[地中海]]有数のコンテナ取扱高を誇っている。コムーネ人口は全国6位(2011年現在)。
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[[イタリア]]北西部,[[リグリア海]]に面する港湾都市。英語ではジェノア Genoa,古代名ゲヌア Genua。[[リグリア州]]の州都で,ジェノバ県の県都を兼ねる。ジェノバ湾奥,狭い海岸平野と,リグリアアペニン山脈 ([[アペニン山脈]] ) に続く丘陵を占める。[[リグリア人]]が建設。すでに前5世紀には商港として栄え,ローマ時代は北部の中心都市となったが,ローマの衰退とともに衰微した。しかし,10世紀に勢力を盛り返し,11世紀から自由都市としてスペイン,アフリカ沿岸,東方にも進出。強い経済力を誇り,[[ベネチア]]と地中海貿易の覇を競ったが,15世紀に再び衰退,1796年フランスに占領され,1815年ピエモンテ領となり,のちにイタリア王国に統合された。現在では地中海の中心的港の一つで,イタリア北部工業地帯,[[ポー川]]流域の穀倉地帯,アルプスを越えてスイス,オーストリア,ドイツ南部をも後背地にもつ。造船,製鉄,兵器製造,薬品,繊維,石油化学などの工業が立地。工業製品のほかオリーブ油,ワイン,マカロニ,チーズ,果物,米などを輸出し,石炭,石油,鉄などを輸入する。鉄工業も盛ん。旧市街では狭い街路や階段が特色ある景観をつくり,交通機関としてケーブルカーやエレベータも利用される。中世ロマネスク様式のサン・ロレンツォ大聖堂など歴史的建造物も多い。
  
== 名称 ==
+
16~17世紀ジェノバでは貴族たちの邸宅群パラッツィ・デイ・ロッリ (ロッリの館) が建設されるに伴い,ストラーデ・ヌオーベ (新しい道) が整備された。これらは 2006年[[世界遺産]]の文化遺産に登録された。人口 60万7906(2011推計)。
標準イタリア語以外の言語では以下の名称を持つ。
 
*[[リグリア語]]ジェノヴァ方言{{enlink|Genoese dialect||a=on}}: {{lang|roa|Zena}}(ゼーナ)
 
*{{lang-en|Genoa}} (ジェノア)
 
*{{lang-fr|Gênes}} (ジェーヌ)
 
 
 
日本語文献では英語名称より「'''[[ジェノア]]'''」と記されることもある。ジェノヴァのプロサッカークラブは、イギリス人が設立した経緯から「[[ジェノアCFC|ジェノア]]」({{lang|en|Genoa Cricket and Football Club}})を正式名称で用いる。
 
 
 
== 地理 ==
 
=== 位置・広がり ===
 
ジェノヴァ県内では西部に位置するコムーネである。ジェノヴァ市街は、[[ミラノ]]から南南西へ約120km、[[トリノ]]から南東へ約124km、[[ニース]]から北北東へ約156km、[[フィレンツェ]]から西北西へ約197km、首都[[ローマ]]から西北へ約399kmの距離にある。
 
 
 
[[File:Genova mappa.png|thumb|350px|none|ジェノヴァ県]]
 
==== 隣接コムーネ ====
 
隣接するコムーネは以下の通り。
 
{| style="font-size:85%"
 
|
 
*[[アレンツァーノ]]
 
*[[バルガーリ]]
 
*[[ボリアスコ]]
 
*[[ボージオ]] (AL)
 
*[[カンポモローネ]]
 
*[[チェラーネジ]]
 
*[[ダヴァーニャ]]
 
*[[マゾーネ]]
 
*[[メーレ]]
 
*[[ミニャーネゴ]]
 
*[[モントッジョ]]
 
*[[サントルチェーゼ]]
 
*[[サッセッロ]] (SV)
 
*[[セッラ・リッコ]]
 
*[[ソーリ]]
 
*[[ティリエート]]
 
*[[ウルベ]] (SV)
 
|}
 
== 歴史 ==
 
=== 古代・中世 ===
 
ジェノヴァの古名 {{lang|it|Janua}} または {{lang|it|Jenua}} は [[ケルト語]]の''入り口''の意、他の説によると先住民族の王だったと思われる[[ヤヌス]](イタリア語では{{lang|it|Giano}})から来たとも。
 
 
 
[[紀元前6世紀]]頃から人類が居住していたとされる。[[ローマ]]時代には以前より天然の良港という環境を生かし{{要出典|date=2010年10月}}、海運業や軍港として発展した。
 
 
 
==== ジェノヴァ共和国 ====
 
{{Seealso|ジェノヴァ共和国}}
 
[[1100年]]頃より[[自治都市]]となり、その後は[[ジェノヴァ共和国]]として発展する。[[ヴェネツィア]]、[[ピサ]]、[[アマルフィ]]などの他の海洋都市国家と競いながら、軍事力、経済力の影響力を増した。特に商船、軍艦による通商・金融の分野でヨーロッパ全土に権威をふるい、[[黒海]]貿易を独占するなどした。[[コルシカ島]]、[[カッファ]]などの[[クリミア半島]]南岸諸都市、[[コンスタンティノポリス]]の[[金角湾]]北部、[[イスラーム]]統治下の[[イベリア半島]]諸都市などに[[植民地]]あるいは商館を築くなど、[[地中海]]の覇権をヴェネツィアや[[オスマン帝国]]と争った。[[16世紀]]には金融業で財を成した貴族が多く現れ、繁栄がピークに達した。[[アンドレア・ドーリア]]海軍提督の頃はスペイン王に協力し、多くの貴族が金融で富を築く。その頃は {{lang|it|la Superba}}、すなわち「華麗な都市」との異名があった。
 
 
 
=== フランス革命戦争からイタリア統一まで ===
 
[[1797年]]、[[ナポレオン・ボナパルト]]率いる[[フランス]]軍に侵攻され、その[[傀儡国家]]である[[リグリア共和国]]となり、[[1805年]]にはフランスに併合、ナポレオン失脚後の[[ウィーン会議]]後も共和国であったため回復させてもらえず、[[ウィーン議定書]]により[[サルデーニャ王国]]へ編入され、ジェノヴァは独立を失った。その後[[リソルジメント]]でサルデーニャ王国がイタリア半島統一を成し、イタリアの有力な都市の一つとして発展した。
 
 
 
=== 第二次世界大戦後 ===
 
[[第二次世界大戦]]後は郊外の新港を中心に発展したが、旧港を中心とした旧市街が未整備のまま一部残され、[[インナーシティ]]問題が拡大した。その後[[1992年]]に[[万国博覧会]](特別博)「国際船と海の博覧会」を開催。都市内部再開発事業などで、古くからの港湾都市としての歴史を生かした新しい町作りに取り組んでいる。
 
 
 
[[2001年]]には[[G8]]の開催地となり、[[グローバリゼーション]]への抗議行動で話題を呼んだ。[[2006年]]には[[ジェノヴァのレ・ストラーデ・ヌオーヴェとパラッツィ・デイ・ロッリ制度|レ・ストラーデ・ヌオーヴェとパラッツィ・デイ・ロッリ]]が[[世界遺産]]に登録された。
 
 
 
== 観光 ==
 
[[ファイル:Genova-Piazza De Ferrari-angolo.jpg|thumb|200px|フェッラーリ広場]]
 
[[ファイル:Genova-Cimitero di Staglieno-Angelo di Monteverde-DSCF9031.JPG|right|thumb|180px|Angelo di Monteverde([[:it:Cimitero monumentale di Staglieno|スタリェーノ墓地]])]]
 
歴史のある町並みが市内中心地に大きな規模で残っており、貴族の邸宅から庶民の町まで、中世自治都市の栄華を伝える雰囲気がある。また旧港を中心とした地域は、[[1992年]]に開催された[[ジェノヴァ国際博覧会]]の際に[[建築家]][[レンゾ・ピアノ]]の再開発プロジェクトにより、文化観光地域に生まれ変わっている。
 
* 王宮({{interlang|it|Palazzo Reale (Genova)|Palazzo Reale}})
 
* [[ジェノヴァのレ・ストラーデ・ヌオーヴェとパラッツィ・デイ・ロッリ制度|ガリバルディ通り]]({{interlang|it|Via Garibaldi (Genova)|Via Garibaldi}})
 
* ドーリア・トゥルシ宮殿({{lang|it|Palazzo Doria Tursi}}):現在はジェノヴァ市の市庁舎となっている。ジェノヴァ出身の[[ヴイオリニスト|バイオリニスト]]、[[ニコロ・パガニーニ]]愛用の[[ヴァイオリン|バイオリン]]が保管されている。
 
* [[ドゥカーレ宮殿]]({{interlang|it|Palazzo Ducale (Genova)|Palazzo Ducale}})
 
* サン・ロレンツォ大聖堂({{lang|it|Cattedrale di S. Lorenzo}})
 
* [[赤の宮殿]]({{interlang|it|Palazzo Rosso}}):外壁が赤みがかった石でデザインされている。内部は美術館となっている。
 
* [[白の宮殿]]({{interlang|it|Palazzo Bianco}}):内部は美術館となっている。
 
* コロンブスの家({{lang|it|La Casa di Colombo}}):[[探検家]][[クリストファー・コロンブス]]が青年期を過ごした家。
 
* [[キヨッソーネ東洋美術館]]({{lang|it|Museo D'Arte Orientale Edoardo Chiossone}})
 
* ポルト・アンティーコ(旧港、{{lang|it|Il Porto Antico}})
 
* 海の博物館({{interlang|it|Galata - Museo del Mare}})
 
* [[ジェノヴァ水族館]]({{interlang|it|Acquario di Genova}}):欧州有数の水族館。建物は半分地下に建設された。
 
* [[スタリェーノ墓地]]({{interlang|it|Cimitero monumentale di Staglieno}}):墓域と森を合わせ約33万平方メートルの敷地に墓石が200万以上ある。敷地内は往時の貴族、裕福層、庶民層、[[キリスト教]]、[[ユダヤ教]]、イギリス風庭園など階層別、宗教別に区切られ、中心部には[[パンテオン]](神殿)がある。[[大理石]]のすぐれた彫像が多い。
 
 
 
== 教育 ==
 
*[[ジェノヴァ大学]]
 
 
 
== 交通 ==
 
=== 空港 ===
 
* [[ジェノヴァ・クリストーフォロ・コロンボ空港]]({{interlang|it|Aeroporto di Genova-Cristoforo Colombo}}) : 西郊外にある小規模の[[国際空港]]。[[探検家]][[クリストファー・コロンブス]]にちなんで名付けられた。[[イギリス]]([[ロンドン]])、[[ドイツ]]([[ミュンヘン]])、[[オランダ]]([[アムステルダム]])、[[ベルギー]]([[ブリュッセル]])などと、イタリア国内各都市からのフライトがある。[[IATA空港コード]]はGOA。
 
 
 
=== 港湾 ===
 
*[[ジェノヴァ港]]
 
 
 
== スポーツ ==
 
* [[サンプドリア]] - サッカークラブ
 
* [[ジェノアCFC]] - サッカークラブ
 
 
 
== ジェノヴァを舞台とする作品 ==
 
* [[母をたずねて三千里]] - 主人公のマルコ少年は、[[1882年]]のジェノヴァから、[[アルゼンチン]]の[[ブエノスアイレス]]に出稼ぎに行った母親を捜しに旅に出た。中世の栄華から衰退していくジェノヴァの市民の生活が表現されている。
 
 
 
== 姉妹都市 ==
 
* {{flagicon|USA}} [[ボルチモア]]、[[アメリカ合衆国]]
 
* {{flagicon|USA}} [[コロンバス (オハイオ州)|コロンバス]]、[[アメリカ合衆国]]
 
* {{flagicon|FRA}} [[マルセイユ]]、[[フランス]]
 
* {{flagicon|GRE}} [[キオス]]、[[ギリシャ]]
 
* {{flagicon|ESP}} [[ウエルバ]]、[[スペイン]]
 
* {{flagicon|UKR}} [[オデッサ]]、[[ウクライナ]]
 
* {{flagicon|CRO}} [[リエカ]]、[[クロアチア]]
 
 
 
== 人物 ==
 
=== 著名な出身者 ===
 
{{see also|Category:ジェノヴァ出身の人物}}
 
* [[ハドリアヌス5世 (ローマ教皇)|ハドリアヌス5世]]<!--(1210年 - 1276年)--> - 13世紀の聖職者、ローマ教皇(在位:1276年)<!--ダンテ『神曲』に登場-->
 
* [[フランソワ・グリマルディ]]<!--(13世紀 - 1309年)--> - 13世紀の都市貴族。のちに[[モナコ]]の君主となるグリマルディ家の始祖。
 
* [[レオン・バッティスタ・アルベルティ]]<!--(1404年 - 1472年)--> - 15世紀、初期ルネサンスの人文主義者、建築家・数学者・芸術理論家。<!--「万能の人」の最初の典型-->
 
* [[インノケンティウス8世 (ローマ教皇)|インノケンティウス8世]]<!--(1432年 - 1492年)--> - 15世紀の聖職者、ローマ教皇(在位:1484年 - 1492年)
 
* [[ジョン・カボット]]<!--(1450年 - 1498年)--> - 15世紀の航海者・探検家。「北アメリカ大陸の発見者」。
 
* [[クリストファー・コロンブス]]<!--(1451年 - 1506年)--> - 15世紀の航海者・探検家。「新大陸の発見者」。
 
* [[アンドレア・ドーリア]]<!--(1466年 - 1560年)--> - 15-16世紀の軍人・傭兵隊長、海軍提督。
 
* [[アンブロジオ・スピノラ]]<!--(1569年 - 1630年)--> - 16-17世紀のスペインの将軍。
 
* [[ニコロ・パガニーニ]]<!--(1782年 - 1840年)--> - 18-19世紀のヴァイオリニスト、作曲家。
 
* [[フェリーチェ・ロマーニ]]<!--(1788年 - 1865年)--> - 18-19世紀のオペラ台本作家、詩人。
 
* [[ジュゼッペ・マッツィーニ]]<!--(1805年 - 1872年)--> - 19世紀の革命家・政治家、「イタリア統一の三傑」の一人。
 
* [[ベネディクトゥス15世 (ローマ教皇)|ベネディクトゥス15世]]<!--(1854年 - 1922年)--> - 19-20世紀の聖職者、ローマ教皇(在位:1914年 - 1922年)
 
* [[ジュリオ・ガボッティ]]<!--(1882年 - 1939年)--> - 20世紀の軍人、航空黎明期のパイロット。
 
* [[パルミーロ・トリアッティ]]<!--(1893年 - 1964年)--> - 20世紀の政治家、イタリア共産党指導者。
 
* [[エウジェーニオ・モンターレ]]<!--(1896年 - 1981年)--> - 20世紀の詩人・小説家。<!-- ノーベル賞 -->
 
* [[ピエトロ・ジェルミ]]<!--(1914年 - 1974年)--> - 20世紀の映画監督、脚本家、俳優。<!-- カンヌ国際映画祭グランプリ 他 -->
 
* [[ヴィットリオ・ガスマン]]<!--(1922年 - 2000年)--> - 20世紀の俳優。<!-- カンヌ国際映画祭 男優賞 -->
 
* [[リカルド・ジャコーニ]]<!--(1931年生)--> - 宇宙物理学者。<!-- ノーベル賞 -->
 
* [[レンゾ・ピアノ]]<!--(1937年生)--> - 建築家。<!-- ポンピドゥーセンターの設計など -->
 
* [[安岡力也]]<!--(1947年生)--> - 日本の歌手・俳優。父はイタリア人。
 
 
 
== 脚注 ==
 
{{Reflist}}
 
 
 
== 関連項目 ==
 
* [[ジーンズ]] - ジェノヴァ産の布を使用した。ジェノヴァのフランス語名 ''Gênes'' が英語読みで「ジーンズ」と読まれ、のちに ''jeans'' と綴りかえられた。
 
  
 
== 外部リンク ==
 
== 外部リンク ==
{{Commons&cat|Genova|Genoa}}
 
 
; 公式  
 
; 公式  
 
* [http://www.japanitalytravel.com/banner/genova/top.html ジェノヴァ市公式サイト] {{ja icon}}
 
* [http://www.japanitalytravel.com/banner/genova/top.html ジェノヴァ市公式サイト] {{ja icon}}
 
 
; 観光  
 
; 観光  
 
* [http://www.turismo.comune.genova.it/spip.php?lang=it ジェノヴァ観光局] {{it icon}}{{en icon}}
 
* [http://www.turismo.comune.genova.it/spip.php?lang=it ジェノヴァ観光局] {{it icon}}{{en icon}}
 
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==脚注==
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<references/>
 
{{ジェノヴァ県}}
 
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2018/9/9/ (日) 19:45時点における最新版


ジェノヴァ: Genova

イタリア北西部,リグリア海に面する港湾都市。英語ではジェノア Genoa,古代名ゲヌア Genua。リグリア州の州都で,ジェノバ県の県都を兼ねる。ジェノバ湾奥,狭い海岸平野と,リグリアアペニン山脈 (アペニン山脈 ) に続く丘陵を占める。リグリア人が建設。すでに前5世紀には商港として栄え,ローマ時代は北部の中心都市となったが,ローマの衰退とともに衰微した。しかし,10世紀に勢力を盛り返し,11世紀から自由都市としてスペイン,アフリカ沿岸,東方にも進出。強い経済力を誇り,ベネチアと地中海貿易の覇を競ったが,15世紀に再び衰退,1796年フランスに占領され,1815年ピエモンテ領となり,のちにイタリア王国に統合された。現在では地中海の中心的港の一つで,イタリア北部工業地帯,ポー川流域の穀倉地帯,アルプスを越えてスイス,オーストリア,ドイツ南部をも後背地にもつ。造船,製鉄,兵器製造,薬品,繊維,石油化学などの工業が立地。工業製品のほかオリーブ油,ワイン,マカロニ,チーズ,果物,米などを輸出し,石炭,石油,鉄などを輸入する。鉄工業も盛ん。旧市街では狭い街路や階段が特色ある景観をつくり,交通機関としてケーブルカーやエレベータも利用される。中世ロマネスク様式のサン・ロレンツォ大聖堂など歴史的建造物も多い。

16~17世紀ジェノバでは貴族たちの邸宅群パラッツィ・デイ・ロッリ (ロッリの館) が建設されるに伴い,ストラーデ・ヌオーベ (新しい道) が整備された。これらは 2006年世界遺産の文化遺産に登録された。人口 60万7906(2011推計)。

外部リンク

公式
観光

脚注




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