コロンビア映画

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コロンビア映画(コロンビア・ピクチャーズ・インダストリーズ、Columbia Pictures Industries, Inc.)は、アメリカ映画スタジオの一つ。映画会社。「コロビア映画」と表記することもある。

概要

設立

ユニバーサル社の社員だったジョー・ブラントとコーン兄弟(ジャック・コーンとハリー・コーン)が1920年に設立したCBC Film Sales Corporationが前身で、1924年に社名を「コロンビア」とする。

1982年には、アメリカの飲料大手のコカ・コーラに買収され、翌1983年には、新しい製作部門「トライスター・ピクチャーズ」を設立した。

ソニー傘下へ

1989年には日本の家電大手のソニーが、豊富なコンテンツを入手することを目的に48億ドルで買収したが、当時の日本のバブル景気を背景にした「外国資産の買いあさり」と日米経済摩擦の時期と重なったため、この買収を巡りアメリカ国内で激しいジャパンバッシング(日本叩き)が起きた。

買収当初はヒット作に乏しく、巨額の赤字を計上したためにソニーによる買収が失敗だと評されたが、1990年代後半からエンターテインメント大作のヒットを複数出すなど復調傾向を見せ、近年ではシリーズ物を中心にアメリカ市場で常に上位のシェアを占めている(因みに2006年度のアメリカ国内の興行成績は、ソニーが18.6%のシェアを確保して第1位)。

現在は、ソニーの在アメリカ子会社であるソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント(SPE)の一部である。最高責任者は、SPE共同会長 兼 モーション・ピクチャー・グループ会長のエイミー・パスカル

日本映画との関わり

2017年現在、米国ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント(以下「SPE」)傘下であるコロンビア映画が日本映画配給に携わった例はない[注 1]。しかし、2017年の『斉木楠雄のΨ難』以降、SPEの日本支社であるソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(以下「SPEJ」)が製作・配給する日本映画で、コロンビア映画のオープニングロゴ(後述)が使用されており、日本における両社の区別が曖昧になっている。なお、コロンビア映画とSPEJは同じソニーグループで、どちらもSPEの子会社にあたり、間接的には関係しているものの、直接的な関係性についての詳細は不明である。

オープニングロゴ

  • オープニングは"COLUMBIA"のロゴとトーチをかざす女性。自由の女神に似ているが「コロンビアレディ」と称される別人である。
  • 途中から一部仕様が変更されており、オープニング導入部でソニーのロゴが個別に追加された[注 2]ほか、クレジットも"a SONY PICTURES ENTERTAINMENT company"から"a Sony Company"に変更され、ソニーグループであることが強調されている。
  • 子会社のトライスターではコロンビアレディの代わりにペガサスが描かれている。

主な映画

1930年代

1940年代

1950年代

1960年代

1970年代

1980年代

1990年代

2000年代

2010年〜

脚注

  1. 呪怨シリーズなど、日本映画からアメリカ映画へのリメイクは存在する。
  2. ただし、ほかの配給会社のロゴが先に示された場合、導入部のロゴが省略されることもある。

関連項目

  • RCAレコード - 「RCA/Columbia Pictures International Video」というビデオソフト事業の合弁会社があった。コロンビア映画がソニーに買収されたため合弁を解消した。日本法人のアール・シー・エー・コロンビア・ピクチャーズ・ビデオ株式会社は、コロンビア映画の配給部門などと統合、株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントとなっている。

外部リンク