「ケベック州」の版間の差分

提供: miniwiki
移動先:案内検索
(1版 をインポートしました)
(内容を「 '''ケベック州'''({{lang-fr-short|Le Québec}} {{IPA-fr|kebɛk||FR-Québec.ogg}} <small>ケベク</small>、{{lang-en-short|Quebec}} {{IPA-en|kwɨˈbɛk||En-Quebec....」で置換)
(タグ: Replaced)
1行目: 1行目:
{{基礎情報 カナダの州
 
| 公式名称 = {{lang-fr-short|Le Québec}}<br>{{lang-en-short|Québec}}
 
| 州旗 = Flag of Quebec.svg
 
| 州章 = Armoiries du Québec.svg
 
| モットー = <small>''{{lang|fr|"Je me souviens"}}<br />[[ジュ・ム・スヴィアン|ジュ・ム・スヴィアン (私は忘れない)]]''</small>
 
| 地図 = Carte du Québec au sein du Canada.svg
 
| 州花 = イリス・ベルシコロル<br />([[:w:Iris versicolor|Blue Flag Iris]])
 
| 州木 = イエローバーチ<br />([[:w:Yellow Birch|Yellow Birch]])
 
| 州鳥 = [[シロフクロウ]]
 
| 州都 = [[ケベック・シティー]]
 
| 最大都市 = [[モントリオール]]
 
| 公用語 = [[フランス語]]([[ケベック・フランス語]])
 
| 面積順位 = 2
 
| 面積大きさ = 1 E11
 
| 総面積 = 1,542,056
 
| 陸地面積 = 1,183,128
 
| 水域面積 = 176,928
 
| 水面積率 = 11.5
 
| 最高標高 = 1,652
 
| 人口統計年 = 2011
 
| 人口順位 = 2
 
| 人口大きさ = 1 E6
 
| 人口値 = 7,903,001
 
| 人口密度 = 5.79
 
| GDP統計年 = 2013
 
| GDP順位 = 2
 
| 州のGDP = 3628億4600万<ref name=GDP2013>{{cite web|url=http://www.statcan.gc.ca/tables-tableaux/sum-som/l01/cst01/econ15-eng.htm|title=Gross domestic product, expenditure-based, by province and territory (2013)|publisher=Statistics Canada|date=November 5, 2014|accessdate=August 13, 2015}}</ref>
 
| 州1人当たりGDP = 4万4,499
 
| 加入順 = 1
 
| 加入日 = [[1867年]][[7月1日]]
 
| 時間帯 =
 
【西経63度以西】(大部分)<br />[[東部標準時]](EST、[[UTC-5]])<br />[[東部夏時間]](EDT、[[UTC-4]])<br />
 
【西経63度以東】<br />[[大西洋標準時]](AST、[[UTC-4]])<br />[[夏時間]]は採用していない。
 
| 郵便 = QC
 
| ISO 3166-2 = CA-QC
 
| 郵便番号 = [[:w:List of G Postal Codes of Canada|G]]&nbsp;[[:w:List of H Postal Codes of Canada|H]]&nbsp;[[:w:List of J Postal Codes of Canada|J]]
 
| Website = www.gouv.qc.ca
 
| 副総督 = {{仮リンク|J・ミシェル・ドヨン|en|J. Michel Doyon}}
 
| 州首相 = {{仮リンク|フィリップ・クイヤール|en|Philippe Couillard}}(PLQ)
 
| 下院議席数 = 78
 
| 上院議席数 = 24
 
}}
 
  
'''ケベック州'''({{lang-fr-short|Le Québec}} {{IPA-fr|kebɛk||FR-Québec.ogg}} <small>ケベク</small>、{{lang-en-short|Quebec}} {{IPA-en|kwɨˈbɛk||En-Quebec.ogg}}、{{IPA-en|kɨˈbɛk|}} <small>クェベック、ケベック</small>)は、[[カナダ]]東部の[[カナダの州|州]]の1つである。公式の綴りは[[フランス語]]([[公用語]])、[[英語]]ともに[[アキュート・アクセント]]の付いた{{lang|fr|'''Québec'''}}である。略語'''QC'''、Que.またはPQ<small>({{lang|fr|Province du Québec}}の略)</small>。カナダ国内では唯一、フランス語のみを公用語に定めている。
+
'''ケベック州'''({{lang-fr-short|Le Québec}} {{IPA-fr|kebɛk||FR-Québec.ogg}} <small>ケベク</small>、{{lang-en-short|Quebec}} {{IPA-en|kwɨˈbɛk||En-Quebec.ogg}}、{{IPA-en|kɨˈbɛk|}} <small>クェベック、ケベック</small>
  
総面積1,542,056平方キロ<ref>{{cite web |url=http://www40.statcan.ca/l01/cst01/phys01.htm |title=Land and freshwater area, by province and territory |date=2005-02-01 |accessdate=2010-05-26 |work=Statistics Canada}}</ref>、人口829万4656人(2016年推計)<ref name=StatCan2016Q1Est>{{cite web|url=http://www5.statcan.gc.ca/cansim/a26?lang=eng&retrLang=eng&id=0510005&paSer=&pattern=&stByVal=1&p1=1&p2=31&tabMode=dataTable&csid=|title=Population by year of Canada of Canada and territories|publisher=Statistics Canada|date=September 26, 2014|accessdate=March 20, 2016}}</ref>。[[スペイン]]・[[ポルトガル]]・[[フランス・メトロポリテーヌ|フランス本土]]・[[オーストリア]]・[[イタリア]]を足し合わせた面積に相当し、[[インド]]の約半分、[[日本列島]]([[北海道]]、[[本州]]、[[四国]]、[[九州]]および周辺の島々)の約4倍である。人口は[[ポルトガル]]や[[東京都区部|東京23区]]よりやや少なく、[[ニューヨーク市]]や[[グレーター・ロンドン|大ロンドン]]、[[オーストリア]]の総人口に相当する。[[カナダの州|カナダの州・準州]]の中では、面積は[[ヌナブト準州]]に次いで第2位、人口は[[オンタリオ州]]に次いで第2位である。州都は[[ケベック・シティー|ケベック市]]だが、州最大の都市は[[モントリオール]]。モントリオール市は[[フランス語圏]]の都市としては[[パリ]]・[[キンシャサ]]に次ぐ規模の都市であり、北米大陸でも重要な地位を占めている。また、ケベック州の人口の約半分が[[w:Greater Montreal|モントリオール大都市圏]]に集中している。
+
フランス語では Qu<img border="0" title="" src="http://media.japan.eb.com/bolj2/letter/a4/a478_16.gif">bec。カナダ,東部の州。州都はケベック。最大の都市は,モントリオール。南は北緯 45°線およびアパラチア山系の稜線でアメリカ合衆国と,西はカナダのオンタリオ州,東は大西洋岸諸州と接する。 16世紀にセントローレンス川沿いにフランス人が入植し,ニューフランス植民地を建設したが,1763年イギリスに割譲され,ケベック植民地 (旧ケベック) は 91年[[ローアーカナダ]][[アッパーカナダ]]に分割された。 1867年カナダ自治領成立時にはローアーカナダがケベック州として参加。したがって現在の州名と州域は,67年に確定した。住民の 80%はフランス語を話すフランス系の人々であるが,経済的実権は少数のイギリス系住民に握られているため,現在も社会的緊張が続いており,カナダからの分離独立を唱える人も多い。北部はカナダ楯状地に属して氷食を受けた岩がちの地帯で,タイガからツンドラ・氷雪地帯となっており,部分的に鉱業,林業,漁業が行われているほかは,人口が希薄である。中央部のセントローレンス川流域の低地は,都市が集中し,農業,工業が行われ,人口のほとんどはここに分布する。南部は,丘陵地の多いアパラチア山系である。気候は概してきびしく,南部の1月平均気温は-9℃,7月は 20℃であるが,日較差が 17℃になることもある。根雪期間は,モントリオール付近で 12~13週,セントローレンス湾北岸では 23週になる。鉄や銅などの鉱業,水力発電,林業が経済の柱で,1940年代に酪農を中心とする農業生産を製紙やパルプなどの工業生産が上回った。面積 154万 680km<sup>2</sup>。人口 689万 5963 (1991) 。
 
 
{{bar box
 
|title=母語話者(ケベック州) 2011
 
|titlebar=#ddd
 
|float=right
 
|bars=
 
{{bar percent|[[フランス語]]|Purple|78.1}}
 
{{bar percent|[[英語]]|red|7.7}}
 
{{bar percent|[[アラビア語]]|yellow|2.1}}
 
{{bar percent|[[スペイン語]]|pink|1.8}}
 
{{bar percent|[[イタリア語]]|green|1.6}}
 
}}
 
{{bar box
 
|title=人種構成(ケベック州) 2006
 
|titlebar=#ddd
 
|float=right
 
|bars=
 
{{bar percent|[[白人]]|blue|89.7}}
 
{{bar percent|[[黒人]]|Purple|2.5}}
 
{{bar percent|[[アラブ人|アラブ系]]|brown|1.5}}
 
{{bar percent|[[先住民]]|orange|1.5}}
 
{{bar percent|[[ラテンアメリカ|ラテンアメリカ系]]|black|1.2}}
 
{{bar percent|[[中国人|中国系]]|pink|1.1}}
 
{{bar percent|[[南アジア|南アジア系]]|yellow|1.0}}
 
{{bar percent|その他の[[有色人種]]|green|1.6}}
 
}}
 
== 歴史 ==
 
{{Main|w:History of Quebec}}
 
=== 先コロンブス期 ===
 
クリストフ・コロン([[クリストファー・コロンブス]])が[[アメリカ大陸]]に到達するまでは、この地域には[[アルゴンキン族|アルゴンキン]]族、([[クリー]]族(Cree)、[[ミックマック]]族(Micmacs)含む)、及び[[イロコイ族|イロコワ]]族、([[モホーク]]族(Mohawks)含む)などの狩猟インディヘナが居住していた。また北部には[[イヌイット]]族も居住していた。
 
 
 
=== フランス人の入植 ===
 
[[1492年]]に[[スペイン]]の[[カトリック両王]]の命を受けた[[ジェノヴァ]]人の航海者[[クリストファー・コロンブス|コロンブス]]が[[イスパニョーラ島]]へ到達し、[[アメリカ大陸]]を「発見」すると、ヨーロッパ人によるアメリカ大陸の植民地化が進み、ケベックにも[[1534年]]に[[フランス王国|フランス王]][[フランソワ1世 (フランス王)|フランソワ1世]]の命を受けた探険家、[[ジャック・カルティエ]]が到達した。カルティエは[[セントローレンス湾]]周辺を探検し、この地を「[[ヌーベルフランス|ヌーヴェル・フランス]]」(ニュー・フランス)と名付け、フランス王による領有を宣言した。
 
 
 
=== ラ・ヌーヴェル・フランス ===
 
[[1604年]]に[[サミュエル・ド・シャンプラン]]により最初の定住植民地が開拓され、[[1608年]]にはヴィル・ド・ケベック(現在の[[ケベック・シティー]])が建設された。ケベック植民地が創設されたことによりフランス人による開拓が進み、1642年にはヴィル・マリー(後のモントリオール)市が建設された。「[[ヌーヴェル・フランス]]」(北米フランス植民地)は[[ミシシッピ川]]流域にまで及んだ。その後、イギリスとフランスの間での北米の覇権争いが続いた。
 
 
 
=== イギリスの支配 ===
 
[[ファイル:Province of Quebec 1774.gif|right|thumb|1774年のケベック]]
 
{{Main|{{仮リンク|ケベック植民地 (1763年 - 1791年)|en|Province of Quebec (1763–91)|label=ケベック植民地}}}}
 
 
 
[[18世紀]]の[[七年戦争]](特に北米での戦争を「[[フレンチ・インディアン戦争]]」と呼ぶ)により、ケベックが英軍に占領されると、講和条約でイギリス領となった。当時の[[フランス系カナダ人|フランス系]]住民は約6万であった。しかし、英国議会が制定した[[ケベック法]]により、フランス民法典や[[カトリック教会|ローマ・カトリック]]の存続が認められ、フランス色が残った。
 
 
 
このため、カナダは[[英語]]と[[フランス語]]を国の公用語としているが、ケベック州では今日まで[[フランス語]]のみが公用語となっている。
 
 
 
=== 連邦への加盟 ===
 
[[1776年]]に[[イギリス]]から独立した[[アメリカ合衆国|アメリカ]]は、ケベックの反英感情の強さをテコに連邦参加を呼びかけていたが、当時のケベックの住民はアメリカよりはイギリスに付いていた方が得策と考えていた。ケベックは、[[1791年]]に{{仮リンク|植民地統治法 (1791年)|en|Constitutional Act 1791|label=植民地統治法}} (Constitutional Act) によって、[[アッパー・カナダ]](後の[[オンタリオ州]])と[[ローワー・カナダ|ロウアー・カナダ]](後のケベック州)に分割された。[[1867年]]のカナダ[[自治領]](Dominion of Canada)の成立により、ロウアー・カナダ植民地はケベック州となった。もともとかなり貧しい州で、社会的にも遅れていたため、近代化がなかなか進まなかった。経済の重要部門は少数派のイギリス系住民が運営し、州予算は当時から連邦政府に大きく頼っていた。フランス系の大半は農業に従事し、教育や社会福祉は教会が主に携わった。1898年にカナダ議会により[[ルパート・ランド]]-[[ノースウエスト準州]]に属していた[[ジェームズ湾]]沿いの北部ケベックに領土を拡大した。そして、1912年に、[[イヌイット]]が居住する極北の[[ウンガバ半島]]を加えた。1920年代以降の、電力と非鉄金属などの重工業化はイギリス系とアメリカ資本を中心に行われた。1927年に、当時はカナダと同格の事実上の独立国だった[[ニューファンドランド (ドミニオン)|ニューファンドランド]](現在の[[ニューファンドランド・ラブラドール州]])との境界が、英国枢密院司法委員会によって確立されたが、ケベック側は、公式にはこの境界線を認めていない<ref>{{cite web |url=http://www.saic.gouv.qc.ca/centre_de_presse/communiques/2001/saic_com20011031.htm |date=31 October 2001 |title=Le ministre des Ressources naturelles du Québec et le ministre délégué aux Affaires intergouvernementales canadiennes expriment la position du Québec relativement à la modification de la désignation constitutionnelle de Terre-Neuve |author=Louise Accolas and Marie Barrette |work=Secrétariat aux affaires intergouvernementales canadiennes |accessdate=2009-12-24}}</ref><ref>{{cite web |title=Maps of provincial electoral divisions by administrative region |url=http://www.electionsquebec.qc.ca/english/provincial/electoral-map/maps-of-electoral-divisions-by-administrative-region.php |work=Le Directeur général des élections du Québec |accessdate=2009-12-24}}</ref><ref>
 
{{cite web |url=http://www.mrnf.gouv.qc.ca/territoire/portrait/carte-grand-format.htm |date=2002 |work=Ministère des Ressources naturelles et de la Faune |title=Les frontières du Québec |accessdate=2009-12-24}}</ref>。産業化の過程で、商業に従事するイギリス系の人々との経済的格差が広がり、フランス系住民は「二級市民」として劣等意識を持つようになった。1944年にはアルミニウムのような産業を拡張するのを助けるために[[イドロ・ケベック]]が設立された。
 
 
 
=== 静かなる革命 ===
 
しかし、1960年代の州政府による一連の社会改革(公的部門を基にした経済自立戦略)は、英語系住民によるケベック経済の支配構造を変え始め、教会による教育・社会福祉への関与も州政府の役割に取り替えた。これは自由党[[ジャン・ルサージュ]]州首相がはじめた「'''[[静かなる革命]]'''」と呼ばれるもので、[[民族主義]]([[ケベック・ナショナリズム]])と[[社会民主主義]]に動機付けられた。 1965年に、州民の年金と公共保険を扱うための[[:w:Caisse de dépôt et placement du Québec|ケベック州投資信託銀行]]が設立されたが、同社は債券や株式への投資などを行っており、その後の州の経済発展に寄与している。1976年まで職場において、ボスの言語は英語、労働者はフランス語とされ、企業内は英語に限られていた。
 
 
 
=== 現代のケベック ===
 
様々な面で[[アメリカ合衆国]]と緊密なカナダからの分離主義的傾向が永年にわたってくすぶり、[[1970年]]には[[過激派]]「[[ケベック解放戦線]]」 (FLQ) のテロで州副首相が誘拐、殺害される惨事([[オクトーバー・クライシス]])も起こった。政治レベルでの連邦政府への反感も根強いが、独立を巡って[[1980年]]と[[1995年]]に行われた[[住民投票]]では、2回とも否決された。1980年の住民投票では独立反対の割合が約60%。1995年の投票ではモントリオール市民、先住民ならびに[[メティ (カナダ)|メティ]](先住民との混血者)たちの反対票が勝敗を決したものの、反対票の割合は約50.6%と賛成と反対の差が縮まっている。カナダ最高裁は単なる過半数の賛成では条件に満たないとした。この背景には、社会的経済的主導権をフランス系住民が完全に握るべきだという主張と、フランス系住民の出生率低下・移民の増加による民族構成変化への不満がある。単純に見ると、独立運動は労働組合と地方の住民に根強い人気があり、不況になると勢いづき、景気が回復すると下火になる。
 
 
 
また、旧[[英領北アメリカ法]](British North America法)を踏襲した[[1982年憲法]]をケベック州のみが批准しておらず、これも火種のひとつとなっている。<!---一方で、先住民の土地が[[ゴルフ場]]開発で脅かされるとして抗議運動が起こり、[[州兵]]を投入する事件も[[1984年]]頃起こった。 カナダに州兵はいない--->
 
なお、[[1967年]]には[[モントリオール万国博覧会]](EXPO'67)が開催されている。また、[[1976年]]に[[モントリオールオリンピック]]も開催されている。
 
 
 
== 政治 ==
 
[[ファイル:Quebec national assembly.jpg|thumb|220px|[[ケベック州議会]]議事堂。]]
 
州議会では、事実上、独立派の[[ブロック・ケベコワ|ケベック党]](左派)と[[カナダ自由党|自由党]](中道左派)との[[二大政党制]]が成立しており、[[:en:Action démocratique du Québec|民主行動党]](保守)の支持は弱く、カナダでは最も欧州的な[[社会民主主義]]思想が支持されている。しかし、連邦議会選挙になると、自由党の票は[[新民主党]](社民主義)に食われ、その結果独立派の[[ケベック連合]]が議席数で漁夫の利を得ていた。なぜなら新民主党は、ケベック州議会選には参加せず、連邦選挙のみ候補者を立てているからである。
 
 
 
1970年代前半までは自由党と[[:en:Union Nationale (Quebec)|ユニオン・ナショナル]]([[:en:Conservative Party of Quebec|ケベック保守党]])の二大政党制だった。
 
 
 
[[:w:Quebec Liberal Party|ケベック自由党]]は1955年に連邦レベルの自由党から独立した。ケベック州の独立については、緑の党も含めて他のどの連邦政党からも支持されていない。ただし新民主党はケベックの自決権を認めている。1995年に行われた住民投票において、連邦議会の政治指導者層は、イヌイット居住地域の「[[ヌナビク]]分離カード」を使って独立運動を牽制した<ref>{{cite web |url=http://www.ritsumei.ac.jp/acd/cg/law/lex/96-3/nakatani.htm |work=立命館法学 |date=一九九六年三号 |author=F・カニンガム |title=カナダ/ケベックの難問: 三民族型パースペクティブ |coauthors=中谷 義和 & 柳原 克行 (翻訳)|accessdate=2009-12-22}}</ref>。ケベック州議事堂にはカナダの国旗はなく、ケベック州の旗のみが掲げられている。
 
 
 
== 地方行政区分 ==
 
{{Main|ケベック州の地方行政区}}
 
 
 
== 地理 ==
 
{{Main|w:Geography of Quebec}}
 
[[ファイル:Montmorency Falls 01.jpg|thumb|220px|ケベック・シティー郊外の[[モンモレンシー滝]]。]]
 
 
 
南から西にかけて[[オンタリオ州]]と接し、西北部は[[ハドソン湾]]に面する。北部は[[北極海]]に面し、[[ラブラドール半島]]の東北部は[[ニューファンドランド・ラブラドール州]]の[[ラブラドール地方]]となっている。東部は[[大西洋]]に繋がる[[セントローレンス湾]]に面し、[[ノバスコシア州]]や[[アメリカ合衆国]]東北部に接する。最高峰は[[ディバーヴィル山]](1,622m)。南部には平野広がり、アメリカ合衆国との国境を形成している[[オンタリオ湖]]から[[セントローレンス川]]を伝ってセントローレンス湾に水が流れ、大西洋に至る。州人口の大部分は州南部のセントローレンス川流域に居住している。北部はラブラドール半島に属し、[[タイガ]]、[[ツンドラ]]、湖、川が広がる。人口は極僅かで、小さな集落が見られる程度となっている。
 
 
 
また、セントローレンス湾に[[アンティコスティ島]]や、[[マドレーヌ諸島 (カナダ)|マドレーヌ諸島]]を領有している。
 
 
 
=== 主要都市 ===
 
[[ファイル:VuedeMontreal.jpg|thumb|220px|州最大都市[[モントリオール]]中心部の風景。]]
 
<!--括弧内の左は英語表記、右はフランス語表記-->
 
* [[モントリオール]] ({{lang|fr|Montréal}})
 
* [[ケベック・シティー]] ({{lang|fr|Québec}}) (ヴィル・ド・ケベック / {{lang|fr|Ville de Québec}})
 
* [[ロンゲール]] (Longueuil)
 
* [[ラヴァル (ケベック州)|ラヴァル]] (Laval)
 
* [[ガティノー]] (Gatineau)
 
* [[サグネ (ケベック州)|サグネ]] (Saguenay)
 
* [[シェルブルック (ケベック州)|シェルブルック]] (Sherbrooke)
 
* [[トロワリヴィエール|トロワ・リヴィエール]] ({{lang|fr|Trois-Rivières}})
 
* [[レヴィ (ケベック州)|レヴィ]] ({{lang|fr|Lévis}})
 
* [[ドラモンビル]] (Drummondville)
 
* [[ビクトリアビル]] (Victoriaville)
 
 
 
== 経済 ==
 
{{Main|w:Economy of Quebec}}
 
 
 
ケベックの経済はオンタリオ州に次いでカナダでは第2の規模であるが<ref>{{cite web |url=http://www.statcan.gc.ca/tables-tableaux/sum-som/l01/cst01/econ15-eng.htm |title=Gross domestic product, expenditure-based, by province and territory |accessdate=2012年8月4日 |work=Statistics Canada}}</ref>、州民一人当たりのGDPは約40,394カナダドル<ref>[[:en:List_of_Canadian_provinces_and_territories_by_gross_domestic_product#cite_note-2]]</ref>であり、カナダ平均よりも低く大西洋諸州と同様の下位([[:w:List_of_Canadian_provinces_and territories_by_gross_domestic_product|10番目]])に位置している。かつては、オンタリオ州に並ぶカナダ経済の中心地であったが、1976年以降の州政府によるフランス文化促進策以降、金融保険業を中心として数十万人の英語系企業や投資資金がトロントなど他の地域に移転し<ref name="アラン・ドゥブック"/>、カナダにおけるケベック経済の地位は急速に低下した。現在は、ケベック州の経済はそれなりに復興しており、モントリオールを中心にハイテク産業が盛んである。航空宇宙産業の[[ボンバルディア]]、通信事業者の[[ベル・カナダ]]はその代表格である。近年は、政府による積極的な人材育成と企業誘致により、北米におけるソフトウェア情報産業の一大中心地となっている。他にカナダ最大の航空会社と鉄道会社の[[エアカナダ]]と[[カナディアン・ナショナル鉄道]]もケベック州を本社に置いている大企業である。
 
 
 
[[セントローレンス川]]沿いは肥沃な農地となっており、酪農、果実、野菜、フォアグラ、メープルシロップの生産が盛んである。特に[[メープルシロップ]]は世界における生産量の75%を占めている一大産業である。セントローレンス川の北側では林業や製紙業、水力発電が盛んで、[[イドロ・ケベック]]社 (Hydro-Québec) は世界最大の水力発電会社であり、ケベック州の電力の99%が水力発電によるものである。
 
 
 
経済的にはアメリカと非常に強く結びついており、輸出先の7割、輸入元の3割を占めている。ケベックのGDPの約3分の1は輸出から生じている<ref name="Heather Scofield"/>。たとえば[[ブリヂストン]]の工場近代化のため、州政府は2009年に480万カナダドルの助成金を提供したが、その生産物の大部分は米国市場に輸出されている<ref>{{cite news |title=Quebec gives Bridgestone plant $4.8 million |work=The Montreal Gazette |url=http://www.montrealgazette.com/business/Quebec+gives+Bridgestone+plant+million/2220240/story.html |date=November 13, 2009 |accessdate=2009年12月24日}}</ref>。 かつては耐久性がない商品中心だった製造業は、[[北米自由貿易協定]]の発効以後、構造転換を迫られ、多角化を図っている。織物・靴工場は縮小し、パルプ・紙産業の多くが閉鎖された。[[世界金融危機 (2007年-)|世界金融危機]]以後は航空機産業が不調になったが、カナダの安い薬価制度により、[[製薬]]・[[バイオテクノロジー]]部門は好調である<ref name="Heather Scofield">{{cite web |url=https://secure.globeadvisor.com/servlet/ArticleNews/story/gam/20090804/RQUEBEC04ART1740 |title=Few bumps in la belle province's recession ride |author=Heather Scofield |work=GlobeAdvisor.com |publisher=Globe and Mail |date=2009-08-04 |accessdate=2009-12-22}}</ref>。モントリオールは、[[バンクーバー (ブリティッシュコロンビア州)|バンクーバー]]とともに[[ゲームソフト]]企業の集積地になっており、税額控除と人材育成によって映像関係を含めたゲーム産業を誘致している<ref>{{cite web |url=http://japanimate.com/Entry/1229/ |title=カナダに集積するゲーム産業、人材開発で官民協力 |date=2009/12/08 |publisher=日経産業新聞より |work=アニメニュース Japanimate.com |accessdate=2009年12月24日}}</ref>。
 
 
 
1995年に経済学者が、ケベックが独立した場合、通貨切り下げによる莫大な負債と多数の失業者を引き継いで苦しむことになると警告した。カナダという、より大きな経済領域の一部であることは、ケベック州民にとって大きな利点である<ref>{{cite web |title=Parizeau is at it again |date=Nov 18 2009
 
|url=http://www.thestar.com/opinion/editorials/article/727094--parizeau-is-at-it-again |work=Toronto Star |accessdate=2009-12-02}}</ref>。
 
 
 
=== 主な企業 ===
 
ケベック州に本拠地のある企業には以下のようなものがある。
 
* [[カナダ・ナショナル銀行]] (Banque nationale du Canada - 本社:[[モントリオール]])
 
* [[エア・カナダ]] (Air Canada - 本社:[[モントリオール]])
 
* [[ボンバルディエ]] (Bombardier - 本社:[[モントリオール]])
 
* [[VIA鉄道]] (VIA Rail - 本社:[[モントリオール]])
 
* [[:en:Cascades (company)|カスケイド]] (Cascades Inc. - 本社:[[:en:Kingsey Falls, Quebec|キングセイ・フォールズ]])
 
* [[ベル・カナダ]] (Bell Canada - 本社:モントリオール)
 
* [[国際航空運送協会]] (IATA、International Air Transport Association)
 
* [[リオ・ティント・アルキャン]] (Rio Tinto Alcan - 本社:モントリオール)
 
* [[:en:SNC-Lavalin|SNCラバラン]] (SNC-Lavalin - 本社:モントリオール)
 
* [[:en:Desjardins Group|デジャルダン]] (Mouvement des Caisses Desjardins - 本社:[[レヴィ (ケベック州)|レヴィ]] & モントリオール)
 
* [[:en:Quebecor|ケベコール]] (Quebecor - 本社:モントリオール)
 
* [[イドロ・ケベック]] (Hydro-Québec - 本社:モントリオール)
 
* [[:en:Caisse de dépôt et placement du Québec|ケベック州投資信託銀行]] (Caisse de dépôt et placement du Québec - 本社:ケベック・シティー)
 
* [[:en:Metro Inc.|メトロ]] (Metro Inc. - 本社:モントリオール)
 
* [[ローレンシャン銀行]] (Banque Laurentienne du Canada - 本社:モントリオール)
 
* [[:en:Æterna Zentaris|アエテルナ・ゼンタリス]] (Aeterna Zentaris Inc - 本社:ケベック・シティー)
 
* [[:en:Jean Coutu Group|グループ・ジャン・クトゥ]] (Groupe Jean Coutu - 本社:[[ロンゲール]])
 
* [[:en:Cogeco|コジェコ]] (Cogeco - 本社:モントリオール)
 
* [[:fr:Agropur|アグロプール]] (Agropur - 本社:ロンゲール)<!-- 英語版ページの内容が貧弱なため仏語版へのリンクのまま残す -->
 
* [[:en:Saputo Inc.|サプト]] (Saputo Inc. - 本社:モントリオール)
 
* [[:en:Power Corporation of Canada|パワー・コーポレーション]] (Power Corporation of Canada - 本社:モントリオール)
 
* [[:en:Prevost Car|プレヴォ・カー]] (Prevost Car - 本社:[[:en:Sainte-Claire, Quebec|サントクレール]])
 
* [[:en:Domtar|ドムタール]] (Domtar - 本社:モントリオール)
 
 
 
===生活===
 
2007年時点で、ケベック州民の一人当り[[購買力平価|購買力]]はオンタリオ州より18%低く、北米全体では57番目である<ref name="アラン・ドゥブック">{{cite news |url=http://japanquebec.blog76.fc2.com/blog-entry-22.html |work=日本・ケベック情報 |title=ラ・プレスのジャーナリスト、アラン・ドゥブック(Alain Dubuc)氏とのインタビュー |date=2007年8月30日 |author=宮尾尊弘 |location=ラ・プレス社にて |accessdate=2009-12-22}}</ref>。ただし、就労人口の約4割が労働組合に属し、北米で二番目に最低賃金が高く、労働時間も少なく、早めに定年退職する。他のカナダ諸州ではキャリアと実力の差で賃金が優遇されたりするが、ケベックでは労働組合が強いため社歴や序列が重視される。
 
 
 
ケベックでは両親が4歳以下の子供を[[託児所]]に預けるために、以前は1日につき25-30カナダドルを支払っていたが<ref name="Paul Daniel Muller"/>、現在は7カナダドルしか支払っていない<ref>{{cite news |url=http://www.torontosun.com/news/canada/2009/12/02/12003631-sun.html |date=December 2, 2009 |title=Quebec daycare biased: PQ |publisher=THE CANADIAN PRESS |location=QUEBEC |work=Toronto Sun |accessdate=2009-12-02}}</ref>。これは低収入の家族のために1997年に州政府が助成金を大幅に引き上げたためであり<ref name="Paul Daniel Muller">{{cite web |title=Don’t let Quebec’s daycare system serve as a model for all of Canada |first=Paul Daniel |last=Muller |date=13 janvier 2006 |url=http://www.iedm.org/main/show_editorials_fr.php?editorials_id=358 |accessdate=2009年12月24日 |publisher=Institut économique de Montréal |work=The Province (Vancouver)}}</ref>、2009年度だけで約20億ドルを使っている<ref>{{cite news |first=Andrea |last=Mrozek |title=The high cost of early learning |url=http://www.theglobeandmail.com/news/opinions/the-high-cost-of-early-learning/article1376048/ |work=Globe and Mail |date=Nov. 24, 2009 |accessdate=2009-12-02}}</ref>。その保育プログラムのせいもあって、2009年までの10年間で40%貧困率を減らすことに成功した<ref>{{cite web |title=Quebec shows the way on poverty |first=Carol |last=Goar |url=http://www.thestar.com/comment/article/692619 |date=Sep 9 2009 |accessdate=2009-12-02 |work=Toronto Star}}</ref>。ちなみにオンタリオ州では、子供を託児所に預ける費用は1日につき40-60カナダドルかかる<ref>{{cite web |title=Quebec Budget or Policies |work=Ontario Coalition for Better Child Care |date=September 9, 2009 |url=http://www.childcareontario.org/?tag=quebec-budget-or-policies |accessdate=2009-12-02}}</ref>。
 
 
 
隣接している[[オンタリオ州]]、[[ニューブランズウィック州]]とは良好な関係を保っているが、ニューファンドランド・ラブラドール州とは不仲。背景には、[[ラブラドール地方]]にある水力発電会社からイドロ・ケベックへの超格安(1キロワット時あたり約0.25カナダセント)の電力販売にある。これは電力料金が安かった1969年に結ばれた契約に基づくもので、2016年以降は1キロワット時あたり0.20カナダセントまで下がり、2041年まで効力がある<ref name="Nalcor2008">{{cite book |title=Annual Report 2008 |author=Nalcor |location=St. John's |year=2009 |pages=76 |isbn=978-2-550-55046-4 |url=http://www.nalcorenergy.com/assets/nalcor%20annual%20report_final%20version.pdf |format=pdf}}</ref>。この取引によりケベック側は2008年度だけで17億カナダドルの利益を得ている<ref>{{cite news |work=Canwest News Service |url=http://www.canada.com/Newfoundland+challenges+Churchill+Falls+hydro+deal+with+Quebec/2286897/story.html |title=Newfoundland challenges Churchill Falls hydro deal with Quebec |first=Lynn |last=Moore |publisher=Montreal Gazette |date=November 30, 2009 |accessdate=2009-12-01}}</ref>。発電量のほとんどが水力発電で賄われているおかげで、消費者は北米で最も安い電気料金(1キロワット時あたり5.45-7.46カナダセント)しか払っていない。
 
 
 
===州の予算===
 
ケベック州政府が行う[[公共サービス]]はカナダで最も手厚く、カナダの中でも最も欧州大陸・北欧的な福祉国家に近い。その費用はオンタリオ州より150億-170億カナダドル多い<ref>{{cite news |url=http://www.thestar.com/news/canada/article/787823--quebec-to-tackle-deficit-by-raising-taxes |work=Toronto Star |title=Quebec to tackle deficit by raising taxes |date=March 30 2010 |first=Andrew |last=Chung |accessdate=2010-06-15}}</ref>。ケベック州では公共部門の比率が高く、2009年時点で508,663人の公務員、教員、看護士やその他の労働者を抱えている<ref>{{cite news |first=RHÉAL |last=SÉGUIN |url=http://www.theglobeandmail.com/news/national/quebec-offers-public-sector-7-per-cent-over-5-years/article1383579 |work= Globe and Mail |date=Dec. 01, 2009 |accessdate=2009-12-02 |location=QUEBEC |title=Quebec offers public sector 7 per cent over 5 years}}</ref>。その結果、ケベックは州のGDP比に対する州政府債務比率がカナダで最も高い。その総負債は2010年時点でおよそ1601億カナダドル、州GDP比の53%である<ref>{{cite news |title=Quebec to Raise Taxes, Freeze Spending to Cut Deficit |date=March 30, 2010 |work=Bloomberg Businessweek |url=http://www.businessweek.com/news/2010-03-30/quebec-to-raise-taxes-freeze-spending-to-cut-deficit-update2-.html&usg=AFQjCNHlXad8e4FhuoOJFdY6RfAw5d6ypg |accessdate=2010-06-15 |first=Frederic |last=Tomesco}}</ref>。ケベックにおける州税もカナダで最も高い<ref>{{cite web |title=Quebec still gets $8B |work=Ottawa Citizen |date=28 May 2010 |url=http://www.ottawacitizen.com/news/Quebec+still+gets/3080871/story.html |first=David |last=Howard |accessdate=2010-06-30}}</ref>。
 
 
 
州による社会福祉サービスの予算は連邦政府からの[[:w:Equalization payments in Canada|平衡交付金]]に助けられている。カナダでは、地方の財政能力を等しくするため、あまり裕福でない州政府に毎年現金の支払いをするが、このプログラムで最大の受益者は常にケベック州民だった<ref>{{cite web |url=http://faculty.marianopolis.edu/c.belanger/QuebecHistory/events/equalize.htm |title=Equalization Payments - Quebec History |author=Claude Bélanger |date=1999 |work=Marianopolis College |accessdate=2009年10月23日}}</ref>。 2009–2010の会計年度における平衡交付金プログラムの総量はおよそ142億カナダドルで、その約6割の83億5500万カナダドルがケベックに支払われている<ref>{{cite web |url=http://www.fin.gc.ca/fedprov/eqp-eng.asp |work=Department of Finance Canada |title=Equalization Program |date=2009-01-01 |accessdate=2009年10月23日}}</ref>。それでもケベック州蔵相は不十分だと主張し、さらに10億カナダドルの増額を要求した<ref>{{cite news |url=http://www.cbc.ca/canada/montreal/story/2009/01/27/mtl-qc-budget-reaction-0127.html |title=Quebec argues Ottawa shorted province $1B in federal budget |date=January 27, 2009 |work=CBC News |accessdate=2009年10月27日}}</ref>。
 
 
 
== 観光 ==
 
=== リゾート地 ===
 
* [[モントランブラン・リゾート|モン・トランブラン・リゾート]] (Mont Tremblant Resort / Station Mont Tremblant)
 
* [[イースタンタウンシップス]] ([[:en:Eastern Townships|Eastern Townships/Estrie]])
 
 
 
== 交通 ==
 
=== 空港 ===
 
* [[モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港|モントリオール・トルドー国際空港]] ([[国際航空運送協会|IATA]][[空港コード]]:YUL)主要旅客業務として利用。
 
* [[モントリオール・ミラベル国際空港]] (IATA空港コード:YMX)貨物用及びチャーター機のみの利用。
 
* [[ケベック・ジャン・ルサージ国際空港]](IATAk\空港コード:YQB)ケベック・シティーにある空港。
 
===道路===
 
* [[ケベック州高速道路]](Quebec Autoroute):ケベック州内の高規格自動車専用[[高速道路]]網。
 
 
 
== 州民 ==
 
ケベック州は植民地時代においてイギリスよりも先にフランス人の入植が始まったため、州民の圧倒的多数がフランス系であると考えられるが、2006年の国勢調査(複数回答)では66.2%がカナダ人、30.8%は[[フランス人]]と答えている。3番目に多いのが[[アイルランド人]](5.5%)で、これはアイルランド人が[[カトリック教会|カトリック教徒]]であったためにケベック州に順応しやすかったためである。4番目以降は[[イタリア人]](4.0%)、[[イングランド人]](3.3%)、[[インディアン]]諸部族(3.0%)、[[スコットランド人]](2.7%)と続く。他には、白人と先住民(インディアン)の[[混血]]者の[[メティ (カナダ)|メティ]]や北極圏地方には[[イヌイット]]も居住している。
 
 
 
=== 移民 ===
 
{| class="infobox" align=right
 
|colspan="2"|'''出身国別移民受け入れ者数(2012~2016年)'''<ref>[http://www.midi.gouv.qc.ca/fr/recherches-statistiques/stats-immigration-recente.html Statistiques sur l'immigration récente ]. Tableaux sur l'immigration permanente au Québec 2012-2016 </ref>
 
|-
 
! 出身国 || 人数
 
|-
 
|{{flag|France}}||22294
 
|-
 
|{{flag|People's Republic of China}} ||22255
 
|-
 
|{{flag|Algeria}}||16627
 
|-
 
|{{flag|Haiti}} ||15719
 
|-
 
|{{flag|Iran}}||15139
 
|-
 
|{{flag|Morocco}}||12880
 
|-
 
|{{flag|Syria}}||9620
 
|-
 
|{{flag|Cameroon}}||9221
 
|-
 
|{{flag|Colombia}}||8227
 
|-
 
||{{flag|Cote d'Ivoire}}||6673
 
|-
 
|{{flag|Tunisia}} ||6392
 
|-
 
|{{flag|Philippines}} ||6355
 
|-
 
|{{flag|Egypt}}||5880
 
|-
 
|{{flag|Lebanon}}||5024
 
|-
 
|{{flag|Mexico}} ||4940
 
|-
 
|{{flag|India}}||4634
 
|-
 
|{{flag|United States}} ||4512
 
|-
 
|{{flag|Moldova}}||4240
 
|-
 
|{{flag|コンゴ民主共和国}}||3897
 
|-
 
|{{flag|Romania}}||3456
 
|-
 
|{{flag|Senegal}}||3356
 
|-
 
|{{flag|Pakistan}}||3269
 
|-
 
|{{flag|Brazil}}||3166
 
|-
 
|{{flag|Cuba}}||3002
 
|-
 
|{{flag|Ukraine}} ||2791
 
|-
 
|{{flag|Venezuela}}||2338
 
|-
 
|{{flag|モーリシャス}}||2287
 
|-
 
|'''移民受け入れ総数(5年間)''' ||259305
 
|}
 
ケベック州は[[フランス人]]による入植開始以降、初めは主に[[イングランド人]]、[[スコットランド人]]、[[ドイツ人]]、[[アイルランド人]]などが移民の中心であった。その後は[[イタリア人]]、[[ユダヤ人]]、[[ポーランド人]]、[[ポルトガル人]]、[[ギリシャ人]]、[[中国人]]、[[ベトナム人]]、[[レバノン|レバノン人]]など世界各地からより多くの移民を受け入れるようになり、近年では同じくフランス語圏である[[ハイチ]]([[ハイチ系カナダ人]])や、[[マグリブ]]の[[アルジェリア]]、[[モロッコ]]、そして[[コロンビア]]などの[[ラテンアメリカ]]諸国からの移民も多くなっている。
 
 
 
ただし、州政府の言語政策(非英語圏からの移住には英語ではなくフランス語の習得が必須、非英語圏出身者は必ずフランス語での教育を行う学校へ入学する等)により、非フランス語圏からの移民の場合は移住権を獲得した後に本国に帰国したり、英語圏であるカナダの他州やアメリカなどへ再移住する人も少なくない。たとえば、2001年から2010年にケベック州が受け入れた移民数のうち2012年時点でケベック州内に留まっている割合は、全体では75.9%、フランス語圏が大半の[[北アフリカ]]系が82.9%なのに対し、フランス語圏ではない東アジア系は57.3%、南アジア系は59.8%にすぎず、出身地域によりばらつきが見られる。
 
 
 
ケベック州はカナダの他の州と比べ、移住が比較的容易であるため中国人やインド人などは、ケベック州での移民権取得後に、[[オンタリオ州]]や[[ブリティッシュコロンビア州]]など同胞コミュニティが大きい地域へ再移住するケースが多く、中国人は58.4%、インド人は50.6%、パキスタン人は55.4%、イラン人は56.8%しか州内にはとどまっていない。対照的に、モロッコ81.7%、アルジェリア87.2%、コロンビア82.8%、ハイチ91.9%、フィリピン87.6%、ペルー85.0%、モルドバ87.3%からの移民は高い定着率となっている<ref>[http://www.micc.gouv.qc.ca/publications/fr/recherches-statistiques/Presence_2012_immigrants_admis_Qc_2001-2010.pdf Présence en 2012 des immigrants admis au Québec de 2001 à 2010]</ref>。このような政策は非英語圏からの移民を他の北米地域のような英語ではなく、フランス語に定着させることでフランス語話者の割合を保つ目的がある。一方で、英語圏からの移民の場合はその類ではなく、フランス語社会への同化はそう求められない。これは、もともとケベック州に多く在住する英語系住民の権利の保護による。
 
 
 
日系人人口は2016年国勢調査によると6,495人を数え、ブリティッシュコロンビア州、オンタリオ州、[[アルバータ州]]に次ぐ4番目の規模となっている。その大半が戦後カナダ西部から移住した人とその子孫であり、3世、4世の時代となり多くが混血となっている。
 
 
 
=== 言語 ===
 
ケベック州はカナダ、及び米州で最大のフランス語話者を擁する。
 
 
 
[[公用語]]は[[フランス語]]([[ケベック・フランス語]])のみだが、人口の約8%の州民の[[母語]]は[[英語]]([[カナダ英語]]、[[:en:Quebec English|ケベック英語]])である。[[イタリア語]]や[[スペイン語]]、[[アラビア語]]などの移民の言語も話されている。モントリオールとその周辺では英仏二か国語が話され、特にモントリオール西部はほぼ英語圏であり、多くの住民が[[二言語話者|バイリンガル]]もしくは[[トライリンガル]]。それ以外の多くの地域(米国国境と接する[[エストリー地域|イースタンタウンシップス地方]]や[[モンテレジー地域]]では英語も話されている)ではフランス語しか通じない。ケベック独立運動が盛んになり始めた1970年代は英語系住民とフランス語系住民の対立が根強かったが、今では、二言語教育が盛んであり、英語を母語とする住民は[[イマージョン・プログラム]]でフランス語を習得し、一方、フランス語を母語とする住民は、就職に有利な英語をバンクーバーなどカナダの他の州へ留学して学ぶ人も多い。
 
 
 
ただ、言語の問題は微妙な問題であり、loi101というフランス語を守る法律をめぐっては、英仏言語間の根深い問題をはらんでいて独立問題の大きな原因ともなっている。
 
 
 
2006年の国勢調査では、フランス語を母国語とする州民は5,877,660人で、そのうち3,770,910人はフランス語しか話さないが、残り2,105,815人は英語も話すバイリンガルと答えている<ref>{{cite web |url=http://www12.statcan.ca/english/census06/data/topics/RetrieveProductTable.cfm?ALEVEL=3&APATH=3&CATNO=&DETAIL=0&DIM=&DS=99&FL=0&FREE=0&GAL=0&GC=99&GK=NA&GRP=1&IPS=&METH=0&ORDER=1&PID=89201&PTYPE=88971&RL=0&S=1&ShowAll=No&StartRow=1&SUB=701&Temporal=2006&Theme=70&VID=0&VNAMEE=&VNAMEF=&GID=837953 |accessdate=2009-10-31 |title=2006 Census of Population |date=06/12/2008 |work=Statistics Canada}}</ref>。
 
 
 
{| class="infobox" align=right
 
|colspan="2"|'''母語話者別移民受け入れ者数(2008~2012年)'''<ref>[http://www.midi.gouv.qc.ca/fr/recherches-statistiques/stats-immigration-recente.html Statistiques sur l'immigration récente ]. Tableaux sur l'immigration permanente au Québec 2011-2015 </ref>
 
|-
 
! 言語 || 人数
 
|-
 
|[[フランス語]]([[クレオール語]]含む)||65,121
 
|-
 
|[[アラビア語]]||49,510
 
|-
 
|[[スペイン語]]||25,688
 
|-
 
|[[中国語]]([[北京語]]、[[広東語]]他) ||22,781
 
|-
 
|[[ペルシャ語]]([[ダリー語]]含む)||16,329
 
|-
 
|[[英語]] ||9,368
 
|-
 
|[[ベルベル語]] ||7,269
 
|-
 
|[[ロシア語]] ||6,001
 
|-
 
|[[ルーマニア語]] ||5,927
 
|-
 
|[[タガログ語]] ||4,021
 
|-
 
|'''移民受け入れ総数(5年間)''' ||258,057
 
|}
 
 
 
=== 宗教 ===
 
[[ファイル:Montreal NDame1 tango7174.jpg|thumb|220px|[[モントリオール・ノートルダム聖堂]]。]]
 
 
 
ケベック州民の大多数を占める、フランス系カナダ人やフランス人は自らのアイデンティティを守る精神的な支柱として、[[カトリック教会|ローマ・カトリック]]を信仰しているため、ケベック州はカナダで最もカトリックが強力な州となっている。州民の約83%はカトリック信者で、州の[[守護聖人]]は[[洗礼者ヨハネ]]である。しかしながら、現在は世俗化が進んでおり、日常的に教会に通う人は少数派である。
 
 
 
その他には[[プロテスタント]]諸派、[[正教会|東方正教]]、[[イスラム教]]、[[ユダヤ教]]、[[ヒンドゥー教]]、[[シーク教]]、[[ヴードゥー教]]が信仰されており、[[無宗教]]者もいる。
 
 
 
* [[サン・ジョセフ礼拝堂]] - ケベック州最大規模のカトリック教会。
 
* [[サンタンヌ・ド・ボープレ大聖堂]] - ケベック州2番目の大きさをもつカトリック教会。
 
* [[世界の女王マリア大聖堂]] - ケベック州3番目の大きさのカトリックの教会。
 
* [[モントリオール・ノートルダム聖堂|ノートルダム大聖堂]] - 北米で最も大規模なローマ・カトリック聖堂。
 
 
 
=== 教育 ===
 
==== 大学 ====
 
ケベック・シティー
 
* [[ケベック大学]] (Université du Québec)
 
* [[ケベック大学州立行政学院]] (École nationale d'administration publique)
 
* [[ケベック大学州立科学研究所]] (Institut national de la recherche scientifique)
 
* [[ラヴァル大学]] (Université Laval)
 
モントリオール
 
* [[モントリオール大学]] (Université de Montréal)
 
* [[モントリオール理工科大学]] (École Polytechnique de Montréal)
 
* [[モントリオール商科大学]] (École des Hautes Études Commerciales de Montréal)
 
* [[マギル大学]] (McGill University)
 
* [[コンコルディア大学]] (Concordia University)
 
* [[ケベック大学モントリオール校]] (Université du Québec à Montréal)
 
* [[ケベック大学高等工科大学]] (École de technologie supérieure)
 
* [[ケベック大学テレビ通信大学]] (Télé-Université)
 
ガティノー
 
* [[ケベック大学ウタウエ校]] (Université du Québec en Outaouais)
 
サグネー
 
* [[ケベック大学シクチミ校]] (Université du Québec à Chicoutimi)
 
シェルブルック
 
* [[シャーブルック大学|シェルブルック大学]] (Université de Sherbrooke)
 
* [[ビショップス大学]] (Bishop's University)
 
トロワ・リヴィエール
 
* [[ケベック大学トロワ・リヴィエール校]] (Université du Québec à Trois-Rivières)
 
その他
 
* [[ケベック大学アビチビ・テミスカミング校]] (Université du Québec en Abitibi-Témiscamingue)
 
* [[ケベック大学リムスキー校]] (Université du Québec à Rimouski)
 
 
 
== 文化 ==
 
{{Main|w:Culture of Quebec}}
 
[[米州]]、及び[[フランス語圏]]でも最大級のフランス語都市であるモントリオールが文化の中心であり、[[ケベックの文化|ケベック文化]]が栄えている。[[シルク・ドゥ・ソレイユ]]を生み出すなど、ケベック州はカナダにおける文化・芸術の中心地となっている。
 
 
 
=== 食文化 ===
 
{{Main|en:Cuisine of Quebec}}
 
フランス系移民の影響でフランスの食文化を受け継いだ[[ケベック料理]]が主体となっており、カナダで最も食文化が発達している州である。
 
 
 
[[メープルシロップ]]の生産が盛んであり、カナダ全体の生産量のおよそ9割をケベック州が占めている。また、[[プーティン]]というケベック生まれの[[ファストフード]]が今では代表的なカナダ料理となっている。他には[[ベーグル|モントリオール式ベーグル]]や[[スモークミート]]などはユダヤ人移民が生み出したケベックの代表的食文化である。
 
 
 
=== 文学 ===
 
{{Main|en:Quebec literature}}
 
{{節スタブ}}
 
 
 
=== 映画 ===
 
{{Main|en:Cinema of Quebec}}
 
モントリオールでは例年{{仮リンク|モントリオール国際映画祭|en|Montreal World Film Festival}}(WFF)が開かれる。
 
 
 
=== 音楽 ===
 
{{Main|en:Music of Quebec}}
 
[[クラシック音楽]]の分野では[[モントリオール交響楽団]]が有名である。
 
 
 
[[ジャズ]]の分野では世界的ジャズピアニストの[[オスカー・ピーターソン]]がケベック州出身であり、毎年7月上旬開催の[[モントリオール国際ジャズフェスティバル]](MIJF)では約2週間で200万人の聴衆が集まる。
 
 
 
また、[[ポピュラー音楽]]の分野ではフランス語圏であるため他の英語圏の州とは異なる独自の音楽シーンを形成している。世界的に有名な[[セリーヌ・ディオン]]や[[レナード・コーエン]]がケベック州出身である他、[[ロック (音楽)|ロック]]では[[シンプル・プラン (バンド)|シンプル・プラン]]、[[ヘヴィメタル]]においては、[[ヴォイヴォド (バンド)|ヴォイヴォド]]、[[クリプトプシー]]などの世界的に有名な優れたバンドを生み出してきた。
 
 
 
=== 世界遺産 ===
 
ケベック州内には、[[国際連合教育科学文化機関|ユネスコ]]の[[世界遺産]]リストに登録された[[文化遺産 (世界遺産)|文化遺産]]が1件、[[自然遺産 (世界遺産)|自然遺産]]が1件存在する。詳細は、[[ケベック州の世界遺産]]を参照。
 
 
 
<gallery>
 
ファイル:Gates to Quebec City.jpg|[[ケベック歴史地区]](北アメリカ唯一の城塞を有する) - [[1985年]]、[[文化遺産 (世界遺産)|文化遺産]]として登録。
 
ファイル:Miguasha panorama 1.jpg|[[ミグアシャ国立公園]]([[デボン紀]]の重要な地層を含む) - [[1999年]]、[[自然遺産 (世界遺産)|自然遺産]]として登録。
 
</gallery>
 
 
 
=== 祝祭日 ===
 
{| class="wikitable" style=
 
|+ style="font-weight: bold; font-size: 120%" |
 
|-
 
! 日付
 
! 日本語表記
 
! 現地語表記(英語/仏語)
 
! 備考
 
|-
 
| [[1月1日]]
 
| [[元日]]
 
| New Year's Day/Nouvel an
 
|
 
|-
 
| [[6月24日]]
 
| [[ケベックの日]] ([[聖ヨハネの日]])
 
| Quebec National Day/Fête nationale du Québec
 
|
 
|-
 
| [[7月1日]]
 
| [[カナダの日]]
 
| Canada Day/Fête du Canada
 
|
 
|-
 
| [[11月27日]]
 
| 自治記念日
 
| Fête de l'Autonomie
 
|
 
|-
 
| [[5月25日]]
 
| 女王の日
 
| Victoria Day/Fête de la Reine
 
|
 
|-
 
| 9月第一月曜日
 
| [[メーデー|国際労働者の日]]
 
| Labour Day/Fête du travail
 
|
 
|-
 
| 10月第二月曜日
 
| [[感謝祭]]
 
| Thanksgiving Day/Action de grâces
 
|
 
|-
 
| [[12月25日]]
 
| [[クリスマス]]
 
| Christmas/Noël
 
|
 
|-
 
| [[12月26日]]
 
| [[クリスマス]]の翌日
 
| Boxing Day/Lendemain de Noël
 
|
 
|}
 
 
 
== スポーツ ==
 
{{Main|fr:Sport au Québec}}
 
 
 
* [[アイスホッケー]] ([[ナショナルホッケーリーグ|NHL]]) - 近代アイスホッケーのルールはケベック州で誕生し、州民の間では圧倒的な人気スポーツとなっている。
 
** [[モントリオール・カナディアンズ]] (Montreal Canadiens)
 
※ケベック・ノルディクス (1972年 - 1995年) →[[コロラド・アバランチ]] (現在、新たなケベック・ノルディクスの設立が検討されている<ref>{{cite news |url=http://www.theglobeandmail.com/sports/hockey/quebec-nhl-dream-nears-reality/article1593328/ |title=Quebec NHL dream nears reality |first=Rhéal |last=Séguin |work=Globe and Mail |date=Jun. 05, 2010 |accessdate=2010-06-08}}</ref>)
 
* [[カナディアンフットボール]] ([[カナディアン・フットボール・リーグ|CFL]])
 
** [[モントリオール・アルエッツ]] (Montreal Alouettes)
 
* サッカー
 
** [[モントリオール・インパクト]] (Montreal Impact) ([[ユナイテッドサッカーリーグ]]1部に所属していたが、2010年にNorth American Soccer Leagueに移籍。しかし[[:en:Montreal MLS 2012|2012年]]に[[メジャーリーグサッカー|MLS]]へ参加する。)
 
*野球
 
**モントリオール・エクスポズ (1969年 - 2004年) →[[ワシントン・ナショナルズ]]
 
**[[ケベック・キャピタルズ]] (Québec Capitales)(1999 - )([[カナディアン・アメリカン・リーグ]])
 
 
 
=== スポーツイベント ===
 
* [[フォーミュラ1|F1]][[カナダグランプリ|カナダGP]] - 毎年6月に[[モントリオール]]で開催しており、北米で最も[[モータースポーツ]]が盛んな土地である。そのため、[[オートマチック車]]が圧倒的な北米の中では例外的に[[マニュアル車]]の割合が高い。
 
 
 
=== 州の象徴など ===
 
* 公式的な州歌はないが、[[ジル・ヴィニョー]]が1975年作曲した「[[国の人々]]」({{lang-fr-short|''Gens du pays''}})が非公式的ながら州歌とされている。
 
* 州のモットーは、{{lang|fr|"Je me souviens"}}([[ジュ・ム・スヴィアン]]:私は忘れない)。<!--
 
* 州の鳥 -
 
* 州の花 -
 
* 州の木 -
 
== 日本との関係 ==
 
=== 日本の姉妹都市 ===
 
-->
 
 
 
== 著名な出身者 ==
 
{{Main|w:List of Quebecers}}
 
* [[ジュヌヴィエーヴ・ビュジョルド]] - 女優
 
* [[セリーヌ・ディオン]] - 歌手
 
* [[エリック・ガニエ]] - 野球選手
 
* [[マリオ・ルミュー]] - アイスホッケー選手
 
* [[ジョルジュ・サンピエール]] - 総合格闘家
 
* [[ブライアン・マルルーニー]] - 政治家
 
* [[ジャン・クレティエン]] - 政治家
 
* [[ピエール・トルドー]] - 政治家
 
* [[ピーター・カレン]] - 声優
 
* [[パトリス・デジーレ]] - ゲームクリエイター
 
* [[ウィルフリッド・ローリエ]] - 政治家
 
* [[:w:Louis St. Laurent|ルイ・サンローラン]] - 政治家  
 
* [[アンドレ・ギャニオン]] - 作曲家
 
 
 
== その他情報 ==
 
* [[NATOフォネティックコード]]でQはQuebec (ケベック) が使われる。
 
 
 
== 参考文献 ==
 
{{節スタブ}}
 
 
 
== 脚注 ==
 
{{reflist}}
 
 
 
== 関連項目 ==
 
* [[ケベック人]]
 
* [[モントリオール事件]]
 
* [[ケベック独立運動]]
 
* [[ロウワー・カナダ]] (Lower Canada)
 
* [[ブロック・ケベコワ]] (Bloc Québécois)
 
* [[ケベック・フランス語]]
 
* [[ケベック・ナショナリズム]]([[:en:Quebec nationalism]])
 
* [[ヌナビク]]
 
* [[ケベック州政府在パリ事務所]]
 
* [[w:List of cities in Canada|List of cities in Canada]]''
 
* [[w:List of communities in Quebec|List of communities in Quebec]]''
 
 
 
== 外部リンク ==
 
{{Commonscat|Québec}}
 
* [http://www.gouv.qc.ca/ ケベック州政府公式サイト(仏語版、英語版、スペイン語版)]
 
* [http://www.wcs.ne.jp/bonjourquebec/ ケベック州観光局公式サイト] (仏語、英語、独語、伊語、日本語)
 
* [http://www.gouv.qc.ca/portail/quebec/international/japon ケベック州政府在日事務所サイト] (日本語)
 
* [http://www.quebecdusud.org/ 南部ケベック地域観光局公式サイト] (仏語、英語)
 
* [http://www.bonjourquebec.com/qc-en/videos0.html ケベックのイメージ(動画)]
 
* [http://www.agora.qc.ca/ Agora: French language online encyclopaedia from Quebec]
 
 
 
{{カナダの州}}
 
{{OIF}}
 
{{Normdaten}}
 
{{CND-stub}}
 
  
 +
{{テンプレート:20180815sk}}
 
{{デフォルトソート:けへつくしゆう}}
 
{{デフォルトソート:けへつくしゆう}}
 
[[Category:ケベック州|*]]
 
[[Category:ケベック州|*]]
 
[[Category:フランスの歴史的地域]]
 
[[Category:フランスの歴史的地域]]
 
[[Category:フランス語圏]]
 
[[Category:フランス語圏]]

2019/4/27/ (土) 09:04時点における版

ケベック州: Le Québec [kebɛk] ケベク: Quebec [kwɨˈbɛk][kɨˈbɛk] クェベック、ケベック

フランス語では Qu<img border="0" title="" src="a478_16.gif">bec。カナダ,東部の州。州都はケベック。最大の都市は,モントリオール。南は北緯 45°線およびアパラチア山系の稜線でアメリカ合衆国と,西はカナダのオンタリオ州,東は大西洋岸諸州と接する。 16世紀にセントローレンス川沿いにフランス人が入植し,ニューフランス植民地を建設したが,1763年イギリスに割譲され,ケベック植民地 (旧ケベック) は 91年ローアーカナダアッパーカナダに分割された。 1867年カナダ自治領成立時にはローアーカナダがケベック州として参加。したがって現在の州名と州域は,67年に確定した。住民の 80%はフランス語を話すフランス系の人々であるが,経済的実権は少数のイギリス系住民に握られているため,現在も社会的緊張が続いており,カナダからの分離独立を唱える人も多い。北部はカナダ楯状地に属して氷食を受けた岩がちの地帯で,タイガからツンドラ・氷雪地帯となっており,部分的に鉱業,林業,漁業が行われているほかは,人口が希薄である。中央部のセントローレンス川流域の低地は,都市が集中し,農業,工業が行われ,人口のほとんどはここに分布する。南部は,丘陵地の多いアパラチア山系である。気候は概してきびしく,南部の1月平均気温は-9℃,7月は 20℃であるが,日較差が 17℃になることもある。根雪期間は,モントリオール付近で 12~13週,セントローレンス湾北岸では 23週になる。鉄や銅などの鉱業,水力発電,林業が経済の柱で,1940年代に酪農を中心とする農業生産を製紙やパルプなどの工業生産が上回った。面積 154万 680km2。人口 689万 5963 (1991) 。



楽天市場検索: