ケベック・シティー
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ケベック・シティー(フランス語: Ville de Québec、英語: Quebec City、発音:/kəˈbɛk/)
モントリオールの北東約 240km,セントローレンス川北岸に位置する。カナダ最古の都市で,町は台地上の北部地区とセントローレンス河岸の低地の南部地区とに分かれる。1月の平均気温-11℃,7月の平均気温 20℃,年降水量 1175mmで,冬の寒さがやや厳しい。
1763年フランス直轄領からイギリス領に移り,ケベック植民地 (旧ケベック) が二分された 1791年ローアーカナダの州都となった。カナダ自治領が成立した 1867年以降ケベック州の州都。長い間カナダの主要港で,また木造船の建造,修理の一大中心地であったが,19世紀後半セントローレンス水路が開かれて上流のモントリオールが最大の港となると,大きな経済的打撃を受けた。その後鉄道,港湾施設,水力発電所が建設されて,造船,パルプ,皮革製品,織物,機械,火薬,食料品などの工業が発展し,さらに州東部の商業,貿易の中心となった。大陸横断鉄道その他幹線鉄道の起点であるほか,国内およびアメリカ主要都市との間にバス路線があり,空路でも結ばれている。
1823~32年に築かれた城壁に囲まれた旧市街にはシャトー・フロンテナク (ホテル) ,ノートルダム・デ・ビクトアール教会 (1688) ,アングリカン聖堂 (1804) ,1647年に建てられたが 1922年に焼失して再建されたローマ・カトリック大聖堂,ローマ・カトリック神学校,旧ラバル大学などがあり,1985年世界遺産の文化遺産に登録された。人口 51万6622(2011)。