カプロン酸エチル

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カプロン酸エチル
カプロン酸エチルの構造式
IUPAC名ヘキサン酸エチル
分子式C8H16O2
分子量144.2
CAS登録番号[123-66-0]
形状無色液体
密度0.87 g/cm3, 液体 (15 ℃)
融点−67 °C
沸点168 °C

カプロン酸エチル(カプロンさんエチル、ethyl caproate)とは、分子式 C8H16O2示性式 C5H11COOC2H5 で表されるエステルIUPAC命名法では、ヘキサン酸エチル (ethyl hexanoate) となる。CAS登録番号は 123-66-0。消防法による第4類危険物 第2石油類に該当する[1]

分子量 144.2、沸点 168 ℃、比重 0.87 のリンゴ様の果実臭のする無色の液体である。

日本酒の芳香成分の一つで、吟醸酒には数100 ppb–数 ppm 程度含まれている。日本酒の高品質化のため、大量のカプロン酸エチルを生産する清酒酵母の開発が進んでいる。

脚注

  1. 法規情報 (東京化成工業株式会社)

関連項目