オーストラリア国立大学

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オーストラリア国立大学
The Australian National University (ANU)
校訓 Naturam Primum Cognoscere Rerum
創立 1946年
学校種別 国立大学
運営資金 A$1.13 billion
理事長 Professor The Hon Gareth Evans AO QC
副総長 Professor Brian Schmidt AC
職員 3,753人
学部生 10,052人
大学院生 10,840人
所在地
キャンパス アクトン
所属提携 Group of Eight, APRU, IARU, ASAIHL
ウェブサイト 公式サイト
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オーストラリア国立大学英語: The Australian National University、略称:ANU)は、オーストラリア連邦の首都キャンベラに位置する研究型大学であり、オーストラリアで唯一の国立大学である。"Group of Eight" や環太平洋大学協会(APRU)のメンバーでもある。2016年のQS世界大学ランキングでは総合19位。

歴史

「オーストラリア国立大学一般事項及びにオーストラリアの国家的重要事項に関わるテーマの大学院研究と調査」という命とともに1946年オーストラリア連邦政府によって設立された。1960年、Canberra University Collegeとの合併により、学部が加設された。2つの部門が主にあり、リサーチと大学院教育に重点を置くthe Institute of Advanced Studies(上級教育機関)と、学部生、院生両方がいる一般教育スクール(学部)を持っている。オーストラリア国立大学は又、多くの専門スクールやセンターを持っている。

オーストラリア国立大学はオーストラリア議会議定書により、規約と体制を指示されているオーストラリアで唯一の大学である。全ての他のオーストラリアの大学は、又は地域議会によって設立されている。大学を統治する「オーストラリア国立大学議定書1991」により、15の協議会メンバーによって統治される。

大学の構造

オーストラリア国立大学の大学の現在の構造は、研究と教育を司っている様々なセンター、スクール(facultyが廃止されたため、以下、schoolを「学部」と呼ぶ)、リサーチスクール(研究学院)を擁する7つのカレッジ(学群)からなる。7つの学群は学位コースを行う他、リサーチを行う大学院生も所属している。

人文科学群

3,500人以上の学生がいる。次の3部門からなる。

アジア太平洋学群

学部と院の両方で、オーストラリアで最広域のアジア学を提供する。優先するリサーチエリアは東北アジア南アジア南西太平洋
  • Crawford School of Public Policy
  • 文化歴史言語学部
  • 国際政治戦略学部
  • School of Regulation, Justice & Diplomacy

経済学・商学群

ビジネスと経済学、及びそれに関する分野の教授とリサーチを行っている。

情報科学・工学群

コンピューターサイエンス学と工学の学部を持ち、システムエンジニアリング学科、テレコミュニケーション・エンジニアリング学科に加えて、コンピューターサイエンス・ラボラトリーを持つ。

法学群

1960年設立。国際法一般法(公法)、環境法商法知的財産法に力を入れている。

医学・生物学・環境学群

医学生物化学分子生物学植物学動物学海洋科学物理学心理学、資源学、環境社会学サイエンスコミュニケーションの学部を含む。2004年、オーストラリア国立大学は4年制の上級の科学学位、The Bachelor of Philosophy (Honours) を提供し始めた。このリサーチに重点を置いた学位は、オーストラリア科学学位で最も高名である。
  • 生物化学研究学院:オーストラリアで最高の生物科学リサーチセンターの1つで、農学、自然環境学、健康テクノロジーなど有意義なエリアのリサーチが行われている。
  • 医学部:2001年4月10日に樹立され、2004年2月に学生受入が開始。
  • The John Curtin School of Medical Research:ノーベル賞受賞者 Howard Florey と、John Curtin首相の構想により、1948年に設立。
  • The Fenner School of Environment and Society:学際的・異なった学問分野にまたがる研究 のリーダーとして評価を博している。経済学者、水文学者、歴史学者、環境学者、人類学者と土壌学者などが居て、天然資源や環境問題についての研究が行われている。

物質科学・数学群

ランキング

"Group of Eight" や環太平洋大学協会(APRU)のメンバーでもある。THES(Times Higher Education Supplement)大学ランキング2007では、世界で総合16位、社会科学部門では6位であった。そのキャンベラという立地上、特に社会科学や人文系に非常に強みを持っている。2014年のQS世界ランキングでは、総合25位、政治・国際関係学7位、社会科学は世界13位、人文科学10位と多くの学科がトップ100位に入っている。

オーストラリア国立大学
出版 平均 2004 2005 2006 2007 2008 2009
Times Higher Education[1] 17.3 16 23 16 16 16 17

キャンパス

オーストラリア国立大学のメインキャンパスはキャンベラの郊外、アクトンに位置のほとんどを占有する。1.45km2/350エーカーのキャンパスは低木林地、ブラックマウンテンバーリー・グリフィン湖、ターナー地区、シティーセンターに隣接している。全部で7つのホール、カレッジのうち6はキャンパスにあり、フェナー・ホールはブラッドン地区の近くのノースブーンアベニューに位置する。

ホールとカレッジ:

10,000本以上の木があり、2003年、Silver Greenhouse Challenge Award at the annual Australian Engineering Excellence Awards を受賞。


他のキャンパス:

区域

オーストラリア国立大学のキャンパスは8つの区域に分かれ、キャンパスを北東から南西に流れる、サリバンクリークの西(北西)側に3つ、東(南東)側に5つある。

  • 西側の区域は:
    • Dickson 区域 - 西部:5つの学生寮; John XXIII, Burgmann, Ursula, Burton & Garran and Bruce.
    • Linnaeus 区域 - 中西部:Hancock library
    • Daley 区域 - 北西部:ジムと Willows Oval
  • サリバンクリークの東側の区域は:
    • Kingsley 区域 - 北部:Union court, the Chifley library, Toad Hall, Drill hall gallery, AD Hope building
    • Baldessin 区域 - 北東部:アジア学部、the School of Art と the School of Music
    • Ellery 区域 - 中央部:Law building と HC Coombs building.
    • Liversidge 区域 - 南東部、Acton Peninsula方面:University House, Lennox House と Sir Roland Wilson Building
    • Garran 区域 - 南部:John Curtin School of Medical Research を含む South oval 南部

日本との関係

日本の大学との関係においては、2014年7月、立命館大学との間でアジア研究を専門とする「共同学士課程」設立検討に関する覚書を締結した。共同学士課程の内容としては、異なる2大学が共同で学士課程カリキュラムを一から開発・運営を行い、両校の承認のもとで学士号を授与するというもので、2017年度のスタートを目指すことが決定された。この覚書締結の協議には安倍晋三首相も立ち会っており、日本政府としても支援する構えであることが発表された。

著名な卒業生

著名な現在及び過去のスタッフ

オーストラリア国立大学は多くの賞のスポンサーをしている.

脚注

  1. World university rankings - Times Higher Education Supplement

関連項目

外部リンク

テンプレート:オーストラリア8大学 テンプレート:国際研究型大学連合

座標: 東経149度7分14秒南緯35.27639度 東経149.12056度-35.27639; 149.12056