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{{出典の明記|date=2017年3月}}
 
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'''セルビア語'''(セルビアご、'''{{lang|sr|српски језик}}'''/'''srpski jezik''')は、[[インド・ヨーロッパ語族]][[スラヴ語派]][[南スラヴ語群]]の[[言語]]。
 
  
== 概要 ==
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'''セルビア語'''(セルビアご、'''{{lang|sr|српски језик}}'''/'''srpski jezik''')
[[ユーゴスラビア社会主義連邦共和国]]解体以前は[[クロアチア語]]・[[ボスニア語]]と同一の[[セルビア・クロアチア語|セルボクロアチア語]]とされていた。モンテネグロ方言をセルビア語とは別の[[モンテネグロ語]]だとする意見もある。これらの言語の違いは方言と細かな[[正書法]]程度でしかない。また、[[マケドニア語]]・[[ブルガリア語]]および[[スロベニア語]]とも近い関係にある。
 
  
表記には[[セルビア語キリル・アルファベット|キリル文字]]と[[ガイ式ラテン・アルファベット|ラテン文字]]の両方が用いられる ([[ダイグラフィア]])。ユーゴスラビア連邦解体後の現在においては、[[セルビア]]では主にキリル文字を用いるが、ラテン文字も通常使用されており、両者が完全に併用されている。ただし、キリル文字とラテン文字を同一の文および文章内で混用することは無い。公文書や学校の教科書などではキリル文字表記が主流だが、[[インターネット]]上などでは[[文字化け]]が起きにくいラテン文字表記が多く使用されている。このような事情を勘案して、セルビア語版ウィキペディアではキリル文字とラテン文字の自動変換機能を備えている。
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 旧ユーゴスラビア連邦を構成していた共和国のうち、セルビア、ツルナ・ゴーラ(モンテネグロ)、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナなどの地域で話されている諸言語をさす。連邦時代は「セルビア・クロアチア語srpskohrvatski(セルボ・クロアチア語Serbo-Croatian, Serbo-Croatとも)」などと称され、セルビア人やクロアチア人、ボスニア・ヘルツェゴビナのムスリムなど、1500万人以上の南スラブ諸民族に共通の母語として、また、連邦全体のもっとも有力な公用語として機能していた。
  
なお、キリル文字1文字がラテン文字では2文字に対応するものがあり(下記の表を参照)、[[Unicode]]では相互変換を円滑にするため、キリル文字1文字に対応するラテン文字2文字の組み合わせを1文字のようにみなして文字コードを与えている。
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 連邦崩壊に伴い、クロアチアはその主要民族語を「クロアチア語」という独立の言語として国語に定め、独自の整備を進めている。連邦崩壊後も、民族構成がことに複雑なボスニア・ヘルツェゴビナのように一民族名で国語を代表する形がとりにくい地域もあり、旧名称の「セルビア・クロアチア語」が便宜的に使われることも少なくなかった。しかし現在(2008年)では各国家体制もしだいに整い、国際的認知も進んで、個別の言語文化を醸成してゆく方向に転換しており、それぞれ独立した「クロアチア語」や「セルビア語」という名称が国外でも定着しつつある。この二つの言語以外にも「ボスニア語」や、これよりさらに認知度はまだ低いが「ツルナ・ゴーラ語」という名称もいずれ受け入れられていく可能性がある。言語的に多くの共通特徴をもちながらも、各地で独自の整備なども進んでいる状況にかんがみ、本稿では、連邦時代の公用語であった「セルビア・クロアチア語」と、現在この地域で話されている諸言語とを区別するために、2008年の時点では「セルビア語/クロアチア語」という表記を用いる。
  
話者は主に[[バルカン半島]]に分布し、[[セルビア人]]を中心に[[セルビア]]、[[モンテネグロ]]、[[ボスニア・ヘルツェゴビナ]]、[[クロアチア]]および他の国で話される。話者人口は世界で1千万人おり、セルビア、モンテネグロに700万、ボスニア・ヘルツェゴビナに150万、クロアチアに4万、ほか[[マケドニア共和国]]で3万、[[ルーマニア]]で2万人が話す。また[[オーストラリア]]で5万人がセルビア語を母語とする。<!-- ←セルビア語かセルボ・クロアチア語か不明なのでコメントアウト ← セルビア語です。-->
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 いずれも言語的にはインド・ヨーロッパ語族スラブ語派に属し、スロベニア語、マケドニア語、ブルガリア語とともに南のグループを成す。カトリック圏のクロアチア、およびイスラム圏ではラテン文字を使用するが、正教圏のセルビア、ツルナ・ゴーラではキリル文字が中心で、ラテン文字も併用される。音声面では、音の高低の関わる独特のアクセントが特徴的。各地の口語は母音の違いから、エ、イエ、イの3グループに分かれる。たとえば、クロアチアのザグレブはイエ・グループの、セルビアのベオグラードはエ・グループの、各々中心地である。文法的特徴については大きな相違点はみられない。典型的屈折タイプの言語として、名詞は男・女・中三つの文法性を有し、呼格を含む7個の格と単数か複数かの違いに応じて格変化する。動詞における完了・不完了2種のアスペクトの区別など、スラブ諸語に固有の特徴を有する一方、とくに東南部ではバルカン言語的な特徴もみられる。トルコ支配の長かったセルビア、ボスニア・ヘルツェゴビナなどでは、トルコ語からの借用語が多い。ほかにドイツ語からの借用語も多いが、近年は英語からの借用語も増えている。
 
 
[[セルビア]]、[[モンテネグロ]]、[[ボスニア・ヘルツェゴビナ]]、[[コソボ]]で公用語とされる。
 
 
 
セルビア語がはじめて印刷されたのは[[1494年]]で、これは[[ヨハネス・グーテンベルク|グーテンベルク]]の印刷機発明よりわずか40年後のことである。
 
 
 
[[File:Serbo croatian languages2006.png|thumb|300px|center]]
 
 
 
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== 脚注 ==
 
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== 参考文献 ==
 
 
 
== 関連項目 ==
 
* [[セルビア・クロアチア語]]
 
 
 
==外部リンク==
 
{{Wikipedia|sr}}
 
{{wiktionary}}
 
* [http://www.funkyserbian.com/learnserbian/vocab/ Learn Serbian Language Phrases - セルビア語の言語を学ぶ]
 
* [https://web.archive.org/web/20080915020250/http://www.srpskijezik.edu.yu/ Serbian Language and Culture Workshop] Learn Serbian in Serbia
 
* {{ethnologue|code=srp}}
 
* [http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/staff/challenge/int41.html チャレンジ41か国語~外務省の外国語専門家インタビュー~]
 
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2018/12/22/ (土) 21:49時点における最新版

セルビア語(セルビアご、српски језикsrpski jezik

 旧ユーゴスラビア連邦を構成していた共和国のうち、セルビア、ツルナ・ゴーラ(モンテネグロ)、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナなどの地域で話されている諸言語をさす。連邦時代は「セルビア・クロアチア語srpskohrvatski(セルボ・クロアチア語Serbo-Croatian, Serbo-Croatとも)」などと称され、セルビア人やクロアチア人、ボスニア・ヘルツェゴビナのムスリムなど、1500万人以上の南スラブ諸民族に共通の母語として、また、連邦全体のもっとも有力な公用語として機能していた。

 連邦崩壊に伴い、クロアチアはその主要民族語を「クロアチア語」という独立の言語として国語に定め、独自の整備を進めている。連邦崩壊後も、民族構成がことに複雑なボスニア・ヘルツェゴビナのように一民族名で国語を代表する形がとりにくい地域もあり、旧名称の「セルビア・クロアチア語」が便宜的に使われることも少なくなかった。しかし現在(2008年)では各国家体制もしだいに整い、国際的認知も進んで、個別の言語文化を醸成してゆく方向に転換しており、それぞれ独立した「クロアチア語」や「セルビア語」という名称が国外でも定着しつつある。この二つの言語以外にも「ボスニア語」や、これよりさらに認知度はまだ低いが「ツルナ・ゴーラ語」という名称もいずれ受け入れられていく可能性がある。言語的に多くの共通特徴をもちながらも、各地で独自の整備なども進んでいる状況にかんがみ、本稿では、連邦時代の公用語であった「セルビア・クロアチア語」と、現在この地域で話されている諸言語とを区別するために、2008年の時点では「セルビア語/クロアチア語」という表記を用いる。

 いずれも言語的にはインド・ヨーロッパ語族スラブ語派に属し、スロベニア語、マケドニア語、ブルガリア語とともに南のグループを成す。カトリック圏のクロアチア、およびイスラム圏ではラテン文字を使用するが、正教圏のセルビア、ツルナ・ゴーラではキリル文字が中心で、ラテン文字も併用される。音声面では、音の高低の関わる独特のアクセントが特徴的。各地の口語は母音の違いから、エ、イエ、イの3グループに分かれる。たとえば、クロアチアのザグレブはイエ・グループの、セルビアのベオグラードはエ・グループの、各々中心地である。文法的特徴については大きな相違点はみられない。典型的屈折タイプの言語として、名詞は男・女・中三つの文法性を有し、呼格を含む7個の格と単数か複数かの違いに応じて格変化する。動詞における完了・不完了2種のアスペクトの区別など、スラブ諸語に固有の特徴を有する一方、とくに東南部ではバルカン言語的な特徴もみられる。トルコ支配の長かったセルビア、ボスニア・ヘルツェゴビナなどでは、トルコ語からの借用語が多い。ほかにドイツ語からの借用語も多いが、近年は英語からの借用語も増えている。



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