イオニア

提供: miniwiki
2018/10/25/ (木) 14:51時点におけるAdmin (トーク | 投稿記録)による版
移動先:案内検索
イオニア(Ἰωνία)
古代アナトリアの地域
Mount Mycale
場所 アナトリア西部イズミル地方
時代 紀元前7–6世紀(イオニア同盟として)
言語 ギリシア語イオニア方言
最大の都市 デロス
ペルシアサトラップ Yauna
ローマの属州 アシア属州
ファイル:Turkey ancient region map ionia.JPG
黄色く塗られているところがイオニア地方。上方の海は黒海、それ以外の海は地中海、右方の陸地はアナトリア(トルコ)。イオニアの少し上のTROADは神話で名高いトロイアであり、トロイアを舞台にしたイリアスイオニア方言で書かれている。
イオニア地方を表した15世紀の地図

イオニア(古代ギリシア語Ιωνία

アナトリア(小アジア)西岸中央部とその周辺の諸島をさす古代ギリシアの地方名。前1200年以前からヒッタイト王国と接触,ギリシア人からはアシアス(アジア)と呼ばれた。おそらくアカイア王国の崩壊でアッチカ方面からイオニア系ギリシア人が東遷,その名を地名として残した。前8世紀からエフェソスミレトス,キオス,サモスなど 12主要都市が興り,宗教的な汎イオニア連盟が成立し,オリエントとの交流で学芸が栄えた。前700年以降,黒海からスペイン沿海地方に植民し,そのためリュディアと争い制圧され,次いでアケメネス朝ペルシアの支配下に入った。前499年頃反乱して失敗したが,これがペルシア戦争の原因となった。前5世紀にはアテネ,スパルタに服し,前387年ペルシアに提供された。アレクサンドロス3世治下では名目上独立を保ったが,前2世紀ローマの属州アシアとなり,ビザンチン帝国治下でも,エフェソス,ミレトス,スミルナ,キオスなどは世界的都市として繁栄した。




楽天市場検索: