高鍋町
提供: miniwiki
高鍋町(たかなべちょう)は、宮崎県の中央にある町で、児湯郡に属する。
江戸時代に秋月氏の治める高鍋藩の城下町として栄え、全寮制の藩校・明倫堂で人材育成に力を注いだ教育の藩であった。古くは「財部」と呼び、江戸時代に「高鍋」と改称された。
近代以降も児湯地方の中心として発展し続け、県内一面積の小さい自治体ながら、県や国の出先機関、高校、大学などさまざまな施設が集中している。
Contents
地理
宮崎平野の北部に位置し、中央を小丸川が流れ、日向灘に注ぐ。沖積平野と、洪積台地のみであり、全体的に平坦。
隣接する自治体
地名
- 蚊口浦
- 北高鍋
- 高鍋町
- 南高鍋
- 上江(旧上江村)
- 持田(旧上江村)
歴史
町政
国政・県政
国政
衆議院小選挙区選挙では宮崎2区(延岡・日向・西都・児湯郡・西臼杵郡・東臼杵郡)に属する。近年選出の議員は以下のとおり。
- 2017年10月 (第48回衆議院議員総選挙)
宮崎県議会
"「宮崎県議会」"
本町と都農町、川南町、新富町、木城町で選挙区(西米良村を除く児湯郡)をなす。定数は3人。近年選出の議員は以下のとおり。
- 2007年4月
- 坂口博美(自民)
- 図師博規(無所属)
- 松村悟郎(自民)
公共機関
県の行政機関
- 高鍋県税・総務事務所
- 児湯福祉事務所
- 高鍋保健所
- 児湯農林振興局
- 宮崎県高鍋総合庁舎
- 高鍋土木事務所
- 高鍋警察署
国の行政機関
- 法務省福岡法務局宮崎地方法務局高鍋出張所
- 国税庁熊本国税局高鍋税務署
- 厚生労働省宮崎労働局高鍋公共職業安定所
- 農林水産省九州農政局宮崎農政事務所高鍋統計・情報センター
- 国土交通省九州地方整備局宮崎河川国道事務所高鍋出張所(河川)
- 高鍋パスポートセンター
経済
産業
主な企業
姉妹都市・提携都市
地域
健康
- 平均年齢
人口
高鍋町(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
教育
小学校
中学校
高等学校
学校教育以外の施設
- 宮崎県立農業大学校(農業者研修教育施設)
交通
鉄道
バス
- 宮崎交通 - 高鍋町と周辺市町村を結ぶ一般路線を運行する。町内に高鍋バスセンターがある。
- 高鍋町内巡回バス - 町内各地を運行する。
- 南九州観光バス - 高速バス「サンマリンライナー」を運行
- 美登観光バス - 高速バス「みとシティライナー」を運行
道路
- 高速道路
- E10 東九州自動車道 : (27) 高鍋インターチェンジ
- 一般国道
- 都道府県道
観光
名所
旧跡
文化施設
スポーツ・レジャー施設
- 高鍋町営野球場
- 高鍋町総合体育館
- 高鍋町テニス場
- 高鍋町弓道場
- 高鍋町健康づくりセンター
- 高鍋町勤労者体育センター
- 高鍋町スポーツセンター
- 高鍋温泉 めいりんの湯
- 小丸河畔運動公園
祭事・催事
- 神社夏祭礼(7月)(各神社で毎週末に実施)
- 荒神さん夏祭り - 勇壮な太鼓屋台(神輿)が町内を練り歩き、四つ角で屋台の倒しあいが行なわれる。威勢のいい太鼓のリズムと担ぎ手の熱気と迫力は、高鍋町の夏の風物詩である。
- 高鍋城灯篭まつり(2005年度開催より名称変更・以前は「舞鶴城灯篭祭り」) - 11月の第3土曜前後に、高鍋町の舞鶴公園一帯で実施されるイベント。高鍋藩由来の「明倫堂」の教えに「灯りをともす」をコンセプトに、園内・県内で唯一残る水を張った城掘沿いに設置された約3000基の石灯籠や有志ボランティアで作られた竹灯篭などに灯りが入ると幻想的な世界が広がる。物産展や屋台、ステージイベントなども行なわれている。
- 高鍋まちなか元気市(高鍋まちなか商業活性化協議会・東児湯五町連携協議会が中心となり、2011年12月より毎月行われている物産イベントである。イベント会場には焼き台が設置されており、高鍋の地場産品や高鍋天然牡蠣等をその場で焼いて食べる事ができる。)
特産品
- お茶
- 高鍋天然牡蠣
- キャベツ
高鍋町出身の有名人
- 今井美樹(歌手)
- 谷道夫(ボーカルグループ「デュークエイセス」リーダー)
- 石井十次(日本最初の孤児院の創設者)
- 小沢治三郎(太平洋戦争時の海軍軍人・最後の連合艦隊司令長官)
- 安田尚義(歴史学者・歌人)
- 黒木武弘(元厚生事務次官、元社会福祉・医療事業団理事長)
- 鈴木馬左也(第3代住友総理事)
- 三好退蔵(大審院長・初代検事総長・初代司法次官)
- 秋月左都夫(外交官、読売新聞社社長)
- 緑魔子(女優)
- 大林正士(獣医学者、北海道大学名誉教授)
- 金城興福(元関脇力士)
- 水木大介(演歌歌手)
- 萱嶋高(旧陸軍中将・宮崎市長)
- 岩下克樹(テレビ宮崎アナウンサー)
- 石井秀隣 (宮崎県美術連盟会長、元高鍋高校教師、元高鍋町美術館館長)
- 咲妃みゆ(元宝塚歌劇団雪組トップ娘役)
- 上條勝久(元建設大学校長、元参議院議員)
- 河野扶(洋画家)
- やす(お笑い芸人・ずん)
- 岩村兼善(海軍主計少将、貴族院勅選議員)
- GADORO(ラッパー)
高鍋町にゆかりのある有名人
- 上杉鷹山(日向高鍋藩主・秋月種美の次男で、第9代米沢藩主) 正室の子であり、江戸生まれの江戸育ちである。
- 源重之(平安時代の日向の国司。彼の詠んだ歌碑(琴弾の松)が町内にある。)
- 中山悟志(サッカー選手、高鍋東中学校出身) 宮崎市出身
- 武藤重勝(詩人、図書館情報学者) 日本統治下の台湾出身
- 平原美夫(高鍋高校野球部創設者、画家)
高鍋町が舞台またはロケ地となった作品
脚注
- ↑ 広報たかなべ(平成29年3月17日号). 高鍋町
外部リンク
典拠レコード: