台湾海峡
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台湾海峡 | |
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各種表記 | |
繁体字: | 臺灣海峽 |
簡体字: | 台湾海峡 |
拼音: | Táiwān Hăixiā |
注音符号: | ㄊㄞˊ ㄨㄢ ㄏㄞˇ ㄒ|ㄚˊ |
発音: | タイワン ハイシャア |
台湾海峡(たいわんかいきょう)は中華人民共和国福建省と中華民国(台湾)を隔てる海峡。
概要
最も狭いところで幅131km。台湾海峡中には澎湖諸島、金門島、馬祖島(いずれも台湾側が実効支配)がある。東シナ海と南シナ海を結ぶ主要航路でもある。1950年代以降、概ね台湾海峡を挟み、大陸側と台湾側が政治的・軍事的に対立してきたが、近年は緩和している。台湾にとって実質的な海の軍事境界線であると共に台湾を中国から守る最大の防衛境界線でもある。
自然
台湾海峡の自然条件には4つの特色がある。
- 1.海峡両岸の差異がはっきりしている。
- 西岸の福建省は大部分が岩石海岸で、海岸は曲折しており天然の良港が多い。また、沿海には大小合わせて300以上の島々がある。
- 一方東岸の台湾は砂質海岸である。平らでまっすぐ伸びた海岸には、浅瀬が広く分布していて、沿岸に砂丘とラグーンが多い。
- 2.海底地形はすこぶる不規則である。
- 海峡の水深は深くなく、半分の水域の深度は50m以内である。西側は比較的浅く、中部と北部とは比較的深く、東南部が最深となる。
- 海底はいくつかの地域で海面より上に現れ、澎湖諸島のような島や浅瀬を形成している。
- 海峡の南北両端にはそれぞれ1本の水道があり、深海に通じている。
- 3.大陸性気候である。
- 海峡は大陸の影響をはっきり受けていて、年間の温度差は約12℃である。
- 海峡は台湾山脈の雨陰地帯にあるので、年降水量は1000mm前後となる。
- 4.海洋環境は季節に応じて変化する
- 海峡内の各水文要素は、海流・波浪・表層水温・塩分濃度など、全て季節にともなって明瞭に変化する。
関連項目
参考文献
- 衛傑文・楊関坭・他編『現代中国地誌』古今書院、1988年。 ISBN 4-7722-1104-7