中生代
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ちゅうせいだい、仏: Mésozoïque、英: Mesozoic era
地質時代の年代区分の一つで,古生代と新生代の間にあたる。約 2億5217万年前から約 6600万年前までの期間で,古いほうから三畳紀,ジュラ紀,白亜紀と 3区分される。ヨーロッパ中西部と南部に,各紀の地層が模式的に分布する。中生代はアンモナイトと爬虫類の全盛時代で,特に恐竜類がジュラ紀,白亜紀に代表的であった。二枚貝類も発展し,始祖鳥や原始的哺乳類が出現した。植物では裸子植物のソテツ類,針葉樹類,イチョウ類が繁栄,被子植物も出現した。古生代に繁茂した鱗木(レピドデンドロン),封印木(シギラリア)の類はまったく産出しない。中生代は多くの地方で温暖ないし高温気候であった。中生代の終わりから新生代の初めにかけてのアルプス造山運動によってアルプス,ヒマラヤ山脈,アンデス山脈,ロッキー山脈などがつくられた。日本列島などの弧状列島もこの時代に隆起した。