ニンニク
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ニンニク(蒜、大蒜、葫、忍辱[1]、学名:Allium sativum)
ユリ科の多年草。古代からエジプト,ギリシアで栽培された。鱗茎は数個の小鱗茎に分かれ,白または帯紅色の共通の膜に包まれる。茎は直立し高さ 60cmぐらいとなり,桃色の花をつける。花は不稔性で,小さい珠芽(むかご)がつくこともある。繁殖には小鱗茎を用いる。葉は広線形で扁平,まばらに互生(葉序)する。一般には成熟した鱗茎が生産の目的になるが,葉,茎などを利用することもある。全草に強烈な臭気があり古くから香辛料(ガーリック)として広く用いられるほか,薬用としての用途も広く殺菌・抗菌作用があるといわれ,利尿,健胃,駆虫,風邪,血圧降下,鎮静などに薬効がある。
- ↑ 木村修次・黒澤弘光『大修館現代漢和辞典』大修館出版、1996年12月10日発行(436ページ)