ニュー・レフト
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ニュー・レフト
new left
新左翼。 1956年のスターリン批判とハンガリー革命を契機として登場した先進資本主義国における左翼新潮流。ハンガリー民衆蜂起に対するソ連軍による血の弾圧は,各国共産党に大きな打撃を与え,公認共産党に代る新たな共産主義勢力を必然的に生み出したが,この新たな左翼勢力をニュー・レフトと呼ぶ。日本には57年に日本トロツキスト連盟が結成され,それが母体となって革命的共産主義者同盟 (革共同) が生れ,58年には日本共産党の学生細胞を中心とした共産主義者同盟 (共産同) が結成された。しかし,ニュー・レフトが世界的に登場するのは,65年のベトナム戦争の激化を契機としてアメリカ,フランス,西ドイツ (当時) ,日本などでベトナム反戦闘争が盛上がり,新たな政治潮流として国際的に浮び上がったときである。しかし 70年を境に,各国のニュー・レフトは党派的対立やテロリズム戦略の過激化から一般の支持を失った。その後特に思想・文化のうえで,いわゆるポストモダニズムへ傾斜する者も多くみられる。