その他
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その他(そのた、そのほか)は、特定の事柄以外のものを一つにまとめて指す語。
多くのヨーロッパの言語やその影響を受けた言語では、ラテン語の et cetera(エト・ケーテラ、エト・セトラ)の略字である etc. が使われることが多い。
統計の際、どの分類項目にも属さない事項をまとめて「その他」とすることがあり、この項目はバスケット項目と呼ばれる[1]。
解釈
歴史上の事典や目録で「その他」(miscellaneous)というカテゴリーに分類されたものを吟味することにより、編纂当時の体系におさまらなかったものが何かが分かるため、知識体系の歴史を知る手がかりになるとピーター・バークは示唆した[2]。
法令用語では「その他の」の後には前に列挙されたものを包括する概念を述べ、「その他」の後には単に列挙に並列する概念を述べるとされるが、前者の場合でも「の」の重複を避けるために「その他の」を使わない場合もある[3]。
テレビ朝日の視聴率調査で「その他」に分類されていた衛星放送の伸びにより「その他」の視聴率が上昇したと2010年5月テレビ朝日定例記者会見で報告された[4]。
脚注
- ↑ 第7回統計基準部会配布資料 内閣府統計委員会 統計基準部会での指摘事項と対応一覧(前回部会 回答分まで) 平成 21 年
- ↑ ピーター・バーク『知識の社会史―知と情報はいかにして商品化したか』p161
- ↑ 『法令用語辞典第9次改訂版』学陽書房 2009年
- ↑ 早河洋社長 定例記者会見(5月25日)の要旨 テレビ朝日2010年5月26日