三浦氏

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みうらうじ

平安時代以来,相模国三浦郡を本拠とした豪族。桓武平氏の一支族と伝えられる。

鎌倉幕府の御家人として栄えたが,一族和田義盛が和田合戦 (1213) で滅びたのち,泰村のとき宝治1 (47) 年執権北条時頼と戦って敗れ,壊滅的打撃を受けた (宝治合戦 )

のちその支族佐原義連の子孫が三浦郡に勢力を得たが,永正 13 (1516) 年北条早雲に滅ぼされた。

陸奥の戦国大名蘆名氏はこの一族である。江戸時代美作勝山藩主三浦氏は泰村の弟家村の子孫で,正次のとき桓武平氏から清和源氏に改め,寛永7 (1630) 年下総矢作1万石を与えられたことに始る。明治になり子爵。