エドム

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エドム

死海の南南東,アカバ湾にいたる地域。現ヨルダンの南西部。前4千年紀にすでに半農半遊牧の人々が居住していたが,前 1900年以降の中期および後期青銅器時代には,ほとんど居住の跡がない。前 1200年頃よりエジプトの記録に現れるようになり,この頃よりセム系のエドム人が居住した。前 11~10世紀頃イスラエル王国の支配下に入った。アラビアと地中海とを結ぶ地理上の位置にあったことから,ソロモンはエドムを拠点として,アラビア人との交易,資源の開発を行い,富を築いた。